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第二章

37.小さく甘える※

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「今、焔はボロボロで、統治する人物がいない」
「うん・・・・・・」
「だから、俺・・・・・・」
「いや、スイ。これは我が国フィルハートがどうにかしよう。あの國を我々の同盟国とどうするか話し合いをする」
「うん」
「結果が出るまでは、我が国が援助を行う。それでいいか?」
「ありがとう、ジオルド!!!」
帰ってきて、初めてのとびきりの笑顔が見れた瞬間だった。



「あ、あのさ・・・・・」
「何、スイ?まだ寒い?」
確かにまだスイの体温は元に戻ってはいなくて、少し冷たい。
私はスイの身体を隙間が出来ないように抱きしめる。が、彼は小さく身じろいで、
「違くて・・・・・その・・・・・・ぁっ!」
小さな喘ぎを漏らした彼は恥ずかしそうに私の胸に顔を埋める。
どうして喘ぎ声が出たのかと、スイの足を見ると、ジルの手がしなやかな綺麗に整った足をゆっくりと撫でているではないか。
「ジルっ!?」
「いや、よく考えてみると、そろそろ欲が現われてもいい頃だろう?術も発動してないんだろうし。な、スイ?」
「そうです。ううう、血で汚れている俺なんか抱きたくないだろうけど・・・」
「それはないっ!」
「そうだぞ。君は考えもなしに自分から手を汚す人ではないだろう?」
「ふ・・・・・・うん・・・・・・」
「私たちが愛している君を、君自身で傷つけないでくれ」
「あ・・・・・・・・・ぅぅ・・・・ぅぇ・・・・・・」
再び泣き出したスイを宥め、抱き上げて寝室に優しく横たえる。
抵抗もなく、すんなりと身体を私たちに預けるスイは、安心したようにスリスリと私たちに寄ってくる。
可愛い仕草に私たちのモノはすでに臨戦態勢に。

「スイ、君を食わせろ」



「あっ!!あああっ!」
プクリと赤く熟れた両の蕾を二人でキツく吸い上げると、トプリと少しの精が吐き出される。
今日はいつもより感度が良すぎているようで、触るだけでもトロトロと流し出す始末。
私はスイのモノを抜き、ジルは中をグチュグチュと虐め、スイは足を閉じることができず、また、両腕を私たちに取られているため、快楽に塗れた瞳を隠せず、イヤイヤと首を振る。
短い髪の毛がパサパサと枕に叩きつける時に見える細くてすっきりとした首筋。
噛みつきたくなるくらい美味そうで。

ガブリッ!!

「っ!!!」
「「!?」」
スイは痛みに声を引きつらせたのに対し、私は同じ事を考えて、同じ行動をしたジルを見ると、弟も驚いた表情で私を見ている。
「やはり双子だな」
「そうだね。本当に感性まで似ているなんて」
クスクスと笑い合うと、それが不満だったらしいスイが私たちに口を寄せ、吸い付いてくる。
そんな所作まで可愛くて、思いっきり二人で奥まで挿れて、突き上げて、獣の様に鳴くようになるまで、しっかりとスイの身体を責めて、快楽付けにして、


「ああああああああああああああああっ!」

意識を沈ませた。
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