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第三章
18 無力だ
「お~~い、レイ!こっちの4人治療してくれ!」
「えっ?あ。ぎゃーーーーーーーーーーーっ!!殿下っ!アルっ!エリアス兄様っ!!」
悲鳴と共にレイフォードは慌てて駆け寄ってきて、そして、
「スイっ!やり過ぎですっ!殿下の手がっ!!!腕がっ!!」
「ん、折れてるだけ?お前なら治せるだろ?」
「『だけ』ではありません!不敬罪にあたっても知りませんよ!!!」
プンスコ怒りながら一番重傷のジオルドの治療に専念しだす。
何故、一番重傷か?
それは一番俺に立ち向かってきては何度もやられていたからだ。
何がそうさせたのかは知らないが、闘志剥き出し、いざ出陣っ!て、感じでさ。
あまりにもその闘志と『力量』が見合わなくて、ちょいっとお仕置き?してやりました。
ら、こんなことになっております。
エリアスなんて、
「ここまでボロボロにされるなんて想像していなかった」
アルバートなんて、
「ああ、これで実力の5%だと?信じられん」
ジルフォードなんて、
「一生勝てる気がしない。力も『夫』としても・・・・・・」
と言う、ジルの肩を二人がポンポンとあやしていました。
「ま~なんだ、今日はこの辺で切り上げて、旨いもん食いに行こうか」
「『今日は?』ってことは、明日もこのような事をするのですか?」
ギョッとした表情をしながらも賢明に治療にあたるレイフォード。一切菖蒲は手を貸していません。
うんうん、回復のスピードが速くなっているな。あと、精度も飛躍的に伸びている。
菖蒲に任せて良かったわ。
じゃなくて、
「当たり前だろう?強くなって向こうの世界に戻るべきだろうが?」
「で、でも!!魔国は今一時も時間なく『瘴気』に蹂躙されている状態なのですよ!?」
正論をぶちかましてくるが、自分たちがどうやってこの世界に辿り着いたかをよく考えてほしいものだ。
「あのな、お前たち6人を青龍一人でここまで運んだんだぞ?本来ならば神獣様全ての力を借りてくるべき所をだ」
「っ!つまり・・・・・・・」
「そうだ。つまり、今青龍には力がない。よってどっちにしろお前たちは帰ることができない。およそ一週間かな?」
「一週間もですかっ!?」
「ああ。だから今のうちに鍛える。あの3人がいるうちにな」
ふふんと踏ん反り返る3人を俺は一瞥するだけで、クナイは投げつけなかった。投げつけたら最後、面倒を見てくれなくなる可能性『大』だからだ。
「それにな・・・・・・・・ん・・・・・・えっと・・・・・なぁ~」
「???どうしたスイ?珍しく良い淀んで?」
「いや、うん・・・・・・・」
自分から言い出すのが引ける内容な為言い淀んでいるのに、竜胆が
「こちらにいる間に今の貴方たちを限界まで鍛え上げることで、翠蓮が他の男に抱かれずに済むということですよ」
「竜胆!!そんなはっきり・・・・」
「私たちの誰かが口を挟まないといつまでもグチグチと言いかけては黙ってを繰り返すだけの翠蓮に反論されたくない」
「ぐっ!!面目ありません」
「だが、それでも翠蓮が他の男に抱かれる確率は低くなるだけで、抱かれないという選択肢はほとんどないと思って貰いたい」
「「えっ・・・・・・そんな・・・・・・・」」
「それだけ貴方たちの力量は国の助けにはならないのだと理解して欲しい」
希望をどん底まで叩きつける手腕は、竜胆の右に出る者はいないだろう。実際口論での闘いでは勝てる気がしない・・・・・・じゃなかった。勝てないのだから。
「だが、鍛え上げることで少しでも翠蓮の力にはなれるんだ。近付くことも許されない『魔国』へも行けるようになる」
「なぜ、そこまで知っているのか?」
「青龍殿がお教えしてくださったからだ。菖蒲にも葵兄さんにもな」
うんうんと頷く二人。当然俺は全てを知っている。
「『転移石』だったか?今の貴方たちの力では到底それすらも設置することは敵わないくらい『魔国』は瘴気に溢れた国のようだな」
「竜胆、そのくらいでいい。フィルハートの者たち皆撃沈しているから」
「あ?なんと軟弱な!!!ま~~いい。翠蓮を汚させるな。俺たちの主を護れ」
「「「「「「っ!!」」」」」」
「竜胆、お前・・・・・・」
「あああああっ!もういいっ!早く汗流して桃季の店行くぞ!!!腹減ってしかたない!!」
「う、うんっ!!そうだなっ!はは、あはははは」
「笑うな、翠蓮!!」
俺を大事に思ってくれている竜胆。ううん、竜胆だけじゃない。菖蒲も葵も。
うん、
「お前ら大好きだっ!」
「「「俺(私)たちもだっ!」」」
ガシッと肩を組み、笑い合う俺たち4人。
ああ、これが青春か!
と、思うが青春にはもはや遅い年齢だと理解した頃にはがっくりと肩を落とす俺たちでした。
「えっ?あ。ぎゃーーーーーーーーーーーっ!!殿下っ!アルっ!エリアス兄様っ!!」
悲鳴と共にレイフォードは慌てて駆け寄ってきて、そして、
「スイっ!やり過ぎですっ!殿下の手がっ!!!腕がっ!!」
「ん、折れてるだけ?お前なら治せるだろ?」
「『だけ』ではありません!不敬罪にあたっても知りませんよ!!!」
プンスコ怒りながら一番重傷のジオルドの治療に専念しだす。
何故、一番重傷か?
それは一番俺に立ち向かってきては何度もやられていたからだ。
何がそうさせたのかは知らないが、闘志剥き出し、いざ出陣っ!て、感じでさ。
あまりにもその闘志と『力量』が見合わなくて、ちょいっとお仕置き?してやりました。
ら、こんなことになっております。
エリアスなんて、
「ここまでボロボロにされるなんて想像していなかった」
アルバートなんて、
「ああ、これで実力の5%だと?信じられん」
ジルフォードなんて、
「一生勝てる気がしない。力も『夫』としても・・・・・・」
と言う、ジルの肩を二人がポンポンとあやしていました。
「ま~なんだ、今日はこの辺で切り上げて、旨いもん食いに行こうか」
「『今日は?』ってことは、明日もこのような事をするのですか?」
ギョッとした表情をしながらも賢明に治療にあたるレイフォード。一切菖蒲は手を貸していません。
うんうん、回復のスピードが速くなっているな。あと、精度も飛躍的に伸びている。
菖蒲に任せて良かったわ。
じゃなくて、
「当たり前だろう?強くなって向こうの世界に戻るべきだろうが?」
「で、でも!!魔国は今一時も時間なく『瘴気』に蹂躙されている状態なのですよ!?」
正論をぶちかましてくるが、自分たちがどうやってこの世界に辿り着いたかをよく考えてほしいものだ。
「あのな、お前たち6人を青龍一人でここまで運んだんだぞ?本来ならば神獣様全ての力を借りてくるべき所をだ」
「っ!つまり・・・・・・・」
「そうだ。つまり、今青龍には力がない。よってどっちにしろお前たちは帰ることができない。およそ一週間かな?」
「一週間もですかっ!?」
「ああ。だから今のうちに鍛える。あの3人がいるうちにな」
ふふんと踏ん反り返る3人を俺は一瞥するだけで、クナイは投げつけなかった。投げつけたら最後、面倒を見てくれなくなる可能性『大』だからだ。
「それにな・・・・・・・・ん・・・・・・えっと・・・・・なぁ~」
「???どうしたスイ?珍しく良い淀んで?」
「いや、うん・・・・・・・」
自分から言い出すのが引ける内容な為言い淀んでいるのに、竜胆が
「こちらにいる間に今の貴方たちを限界まで鍛え上げることで、翠蓮が他の男に抱かれずに済むということですよ」
「竜胆!!そんなはっきり・・・・」
「私たちの誰かが口を挟まないといつまでもグチグチと言いかけては黙ってを繰り返すだけの翠蓮に反論されたくない」
「ぐっ!!面目ありません」
「だが、それでも翠蓮が他の男に抱かれる確率は低くなるだけで、抱かれないという選択肢はほとんどないと思って貰いたい」
「「えっ・・・・・・そんな・・・・・・・」」
「それだけ貴方たちの力量は国の助けにはならないのだと理解して欲しい」
希望をどん底まで叩きつける手腕は、竜胆の右に出る者はいないだろう。実際口論での闘いでは勝てる気がしない・・・・・・じゃなかった。勝てないのだから。
「だが、鍛え上げることで少しでも翠蓮の力にはなれるんだ。近付くことも許されない『魔国』へも行けるようになる」
「なぜ、そこまで知っているのか?」
「青龍殿がお教えしてくださったからだ。菖蒲にも葵兄さんにもな」
うんうんと頷く二人。当然俺は全てを知っている。
「『転移石』だったか?今の貴方たちの力では到底それすらも設置することは敵わないくらい『魔国』は瘴気に溢れた国のようだな」
「竜胆、そのくらいでいい。フィルハートの者たち皆撃沈しているから」
「あ?なんと軟弱な!!!ま~~いい。翠蓮を汚させるな。俺たちの主を護れ」
「「「「「「っ!!」」」」」」
「竜胆、お前・・・・・・」
「あああああっ!もういいっ!早く汗流して桃季の店行くぞ!!!腹減ってしかたない!!」
「う、うんっ!!そうだなっ!はは、あはははは」
「笑うな、翠蓮!!」
俺を大事に思ってくれている竜胆。ううん、竜胆だけじゃない。菖蒲も葵も。
うん、
「お前ら大好きだっ!」
「「「俺(私)たちもだっ!」」」
ガシッと肩を組み、笑い合う俺たち4人。
ああ、これが青春か!
と、思うが青春にはもはや遅い年齢だと理解した頃にはがっくりと肩を落とす俺たちでした。
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