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第三章

21 着付け

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「俺がこのような着衣を身につける日が来ると思わなかった」
「ええ、私もです」
と、アルバートとレイフォードが感慨深げに見下ろす衣服は、浴衣で。
「『焔』の人々が着ていた物と似ていますね」
「それはそうだろう、元々スイの世界の服なのだから」
と、レインとエリアスはお互いの姿を見て可愛らしく頬を染めている。
「直接素肌の上に着るのはいささか心許ないが・・・・・」
「でも、新鮮な感覚だな」
とジオルドとジルフォード。
今はちゃんと着こなしているが、ま~見慣れない服だ。きちんと折りたたまれた浴衣をピロリと開いたときに「「スイこれどうやって着るんだ??」」とまっとうな疑問が俺にぶつかってきました。
ま、当然な質問なのだが、殿下のその・・・・・・・下半身が・・・・・・自分たちは気付いていないのか、気にしていないのか、アルバートもエリアスもだが、ううううう、勃起してて、俺は目のやり場に困りながらなんとか殿下たちの疑問に答えるべく彼らを着付け、アルバートとエリアスは葵と竜胆で、アシュレイ兄弟は菖蒲に教わりながら器用に自分で着付けたのだ。
は~~~あの立派に育ったモノ、どうにかならんかな~~~。
・・・・・・・・・・・はっ!!鰻っ!
鰻食べたら更にっ!!!!!
まだまだ許す気持ちは更々ないけど、今晩の話し合いで無事『話』だけで終わるはずもないとどこかでわかってて。わかっているから、自分の身体は期待に溢れて後肛がキュンと疼き始める。
いつの間にか淫らな身体に開発されてしまっている俺自身。
悔しいやら悲しいやら、でも、愛する人に愛して貰える身体は喜んでいて。
そして、本当に心が満たされて・・・・・・まだ許さないけどな!!
って、思うけどここまで追いかけてきてくれて、綺麗で格好良かった姿は何処にもないほどに窶れてて。
近くで顔を見たら肌も荒れて、手もささくれがあって。
それもこれも全て俺を想って、考えてのことで。
どこかで俺はすでに許しているのだ。
簡単にアレを身体に挿入する想像が出来るほどに。
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