不運が招く人間兵器の異世界生活

紫苑

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第四章

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準備を怠ることなく、そして魔国の支援が半分程度終わったころに漸くアーダルリアから使者、いやいやいやいや、何故「教皇」が来ているんだ???
アーダルリアは「王」や「皇帝」が頂点に君臨しているのではなく「教皇」が支配しているんだと教えて貰った。
そう「教皇」が、だ。
神聖帝国だろう?アーダルリア?
頂点が「教皇」であらせられても間違ってはいない。当然と捉えてもおかしくはない。
だが、聞いていた話と違う。
この教皇は「多色」過ぎるのだ。
「白い国」という解釈だったが、どういうことなのか?
いや、この者と共に来た騎士は皆白の甲冑だ。
上から下まで全てがだ。
なのに教皇はキンキラ、否、ギンギラギラリンしていて目がめっちゃ痛い!!!
王宮の賓客を持てなす室の煌びやかさにも勝るほどの輝き。
よくあれだけの物を付けて、目が潰れないなと変なことで感心していると、
「この国は白以外の無粋な色が多いですな」
と、どの口が言うのか教皇は嫌な笑みをたたえながら、フィルハート陛下に物申すのだった。
どのような神経をしているのか疑うわ~~~。じゃなかった、疑う余地もないほど「まとも」ではないのは外見からまるわかりだったわ。
その嫌味に陛下は付き合うようだ。
「ははは、多色は良いことだが貴殿のその多色は目に痛い。自分の姿を鏡で一度見てはいかがか?」
「なっ!これらは全て最高級の宝石類!純粋な色は私に相応しいのだ。陛下に侮辱される謂われはない!」
「ならば、私の国の『色』について口を出さないで戴こう。それ以上言うようならば、強制的に引き取り願う」
「っ!!!くそが・・・・・たかが『帝国風情』が!」
「あ?丸聞こえだが?そんなに我が国と話し合いをしたくないようなら、帰って戴いて結構。こちらとしては貴様と話し合いの場を設けただけでも有り難がってほしいくらいなのだがな」
こちらとしては損はしても得はしない今回の場。
ただアーダルリアがどう動くか、どう発言するか気になったから場を設けただけなのだが。
それにしても態度でかいな、このおっさん。
「では、少しでも黒い髪をした者この部屋から出してくださらんか。私は『黒』が嫌いなのだ」
俺の方をキッと睨むが知らんぷり~。
「貴殿は私たちの伴侶、そして第四騎士団長を侮辱するのか!ならば許さない!即刻この国から立ち去れ!」
ぶち切れジオルド発動。
ここまでキレるジオルド初めてかも?
格好いい~~~~~
「多色が嫌いならば他国に来るべきではない!貴様の国とは違うのだからな!」
ジルフォードは何故か俺の肩を抱き寄せる。
おい、今は会談中だっちゅうの!!!
「そんなヒョロイ身体で騎士団長っ!どんな手を使って・・・・・・まさかたらしこんだのか?」
ピキッと額が鳴るも、それより思ったことを口にしすぎじゃねーか、このおっさん。しかも声のトーン少しは落とせよ。丸聞こえなんだけど?
チラリとジオルドたちを見ると、剣に手を置いて今にでも抜刀しそうな勢いだ。
「ダメダメ駄目だって!まだ、駄目!!!めっ!!!」
「まだ、って終わったらいいのか?」
「いや、内容次第だろう?」
何とかかんとかで宥め賺して話し合いのはずが・・・・・・
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