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第四章
41 愚物の取り扱いと注意事項
「アーデル殿、城門に我が国がこちらに素早く行き来できるこの『石』を嵌め込ませて貰えないだろうか?」
キュリアス殿下がアーデル様に自分の色『赤』の石、転移用魔法石を見せる。
「???あら、こちらの『石』に何か力が込められておりますのね?」
「ああ、王族だけが持つ『転移』の力を込めてある。この『石』と対になる石が我が国にある。この『石』を触ることで、許可された者だけが超短距離で行き来できる物だ」
「ま~~~~!!!なんと!!!それを嵌め込めば、迅速に我が国へ援助戴けるのですね!!」
「左様。だから、どこか「ええ、ええ!!!どこでも嵌め込んでくださいませ!!」
アーデル様は、キュリアス殿下の言葉に諸に食い気味に被せて、許可をする。
一にも二にも国の事を最優先で考えてのことなのだろう。
「あ、そういえば我が国の『愚物共』はどうなりましたか?」
と、さも、今思い出したかのように聞いてくることが、策士だ。
つまり、
「どうにでもしてくれ、と解釈して良いとのことでしょうか?」
「ええ、私たちではどうにも出来ませんでしたが、フィルハート帝国の方が『片付けて』くださるなら、これ以上の喜びはございませんわ。ま~ただ、『最期』は皆で見たいものですけどね」
「承知しました。そのように手配致します。ただお一つお伺いしたい」
「ええ、何なりと」
コテンと小首を傾げるアーデル様だが、本当は何を問われるのか判っているのだろう。
判らない振りをするのも駆け引きの一つなのだろう。
ま、俺たちもよく使う『技』だけどな。
「何故「どうにも出来なかった」のでしょうか?」
この方の周りの精霊の多さを見れば、精霊の力を借りてかる~~~く『制圧』できたはずだ。
なのに、何故行動に起こさない???
ふと、アーデル様の胸元見ると・・・・・・・・
「さすがですね、スイレン様。気付かれましたのね」
「ああ・・・・・・申し訳ないことを聞いてしまった」
「いえ、よいのです。・・・・・・・私は『愚物』に精霊の力を借りるための『動力機関』を破壊されました。『瘴気』によって。しかも、ご丁寧に『逆らわない』という制約付き!それ以降、あの愚物を見るのも嫌で嫌で!それがいけなかったのですね。私が民に目を向けたときには既に遅すぎて・・・・・・・」
「貴方の立場の様な者が、民に添わないのは「愚の骨頂」ですね」
「スイ!!!言い過ぎだ!」
キュリアス殿下は、さすがに俺を後ろに下がらせようとする。が、
「いえ、その通りなので、構いません。何を言われようと全て「わたくし」が対処出来なかった『責任』なのですから」
「力を奪われたのは、アーデル様が『愚物』よりも精霊の力を操ることに長けていたからですね」
「そのようですわね。私は全く判らないのですが」
ハテと今度は本当の意味で、純粋に小首を傾げられる。
まじか~~~~。気付いてなかったんかいっ!!
「は~~~ま、貴方の力を元に戻すのは簡単なので、おい、菖蒲頼むわ」
「はいはい。全く。あんたがしなさいよ!って副作用がでちゃうものね~~~」
「くっ!うっさいわ!さっさとやれ!あと、俺とキュリアス殿下、エリアスはフィルハートに戻る。後は頼む」
「了解よ。さっさと支援物資運んできて頂戴」
「ああ、わかってる。レイン、ヴォルフ、すまないが少々アーダルリアで民のケアと復興の手伝いをしてくれ」
「「了解しました!!!」
「では、一旦戻りますよ、キュリアス殿下」
俺は殿下の首根っこをひっ捕まえて、窓から城下へ飛び降りる。
「だから俺は、フィルハートの第二王子だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
この叫びは、フィルハート勢の大笑いを誘う大絶叫だったらしい。
ちなみに事情を知るアーダルリアの兵も笑っていたらしい。
そして、帰国したら余りのキュリアス殿下への扱いが雑すぎると陛下から苦情と大笑いを戴きました。
キュリアス殿下はプンスコ怒り狂ってましたがね。
あっは☆
追記
「レイン、俺置いて行かれたんだが?」
「エリアスの存在、忘れているんでしょうね?」
「俺の名前出したのにか?」
「・・・それが私が仕える団長です。もうフィルハートに戻れないと思うので、こちらの指揮をお願いしますね」
「了解だ。・・・・・・・な~俺、存在薄いのか?」
「ま、今回はほとんどスイ団長の影に隠れないくらい、影も形もないほど薄いというより存在自体なかったですね~」
「ぐっ!!言うようになったな、レイン」
「というか、スイ団長が濃すぎるんですよ」
「それもそうか。あれは濃すぎという依然の問題の気もするがな」
キュリアス殿下がアーデル様に自分の色『赤』の石、転移用魔法石を見せる。
「???あら、こちらの『石』に何か力が込められておりますのね?」
「ああ、王族だけが持つ『転移』の力を込めてある。この『石』と対になる石が我が国にある。この『石』を触ることで、許可された者だけが超短距離で行き来できる物だ」
「ま~~~~!!!なんと!!!それを嵌め込めば、迅速に我が国へ援助戴けるのですね!!」
「左様。だから、どこか「ええ、ええ!!!どこでも嵌め込んでくださいませ!!」
アーデル様は、キュリアス殿下の言葉に諸に食い気味に被せて、許可をする。
一にも二にも国の事を最優先で考えてのことなのだろう。
「あ、そういえば我が国の『愚物共』はどうなりましたか?」
と、さも、今思い出したかのように聞いてくることが、策士だ。
つまり、
「どうにでもしてくれ、と解釈して良いとのことでしょうか?」
「ええ、私たちではどうにも出来ませんでしたが、フィルハート帝国の方が『片付けて』くださるなら、これ以上の喜びはございませんわ。ま~ただ、『最期』は皆で見たいものですけどね」
「承知しました。そのように手配致します。ただお一つお伺いしたい」
「ええ、何なりと」
コテンと小首を傾げるアーデル様だが、本当は何を問われるのか判っているのだろう。
判らない振りをするのも駆け引きの一つなのだろう。
ま、俺たちもよく使う『技』だけどな。
「何故「どうにも出来なかった」のでしょうか?」
この方の周りの精霊の多さを見れば、精霊の力を借りてかる~~~く『制圧』できたはずだ。
なのに、何故行動に起こさない???
ふと、アーデル様の胸元見ると・・・・・・・・
「さすがですね、スイレン様。気付かれましたのね」
「ああ・・・・・・申し訳ないことを聞いてしまった」
「いえ、よいのです。・・・・・・・私は『愚物』に精霊の力を借りるための『動力機関』を破壊されました。『瘴気』によって。しかも、ご丁寧に『逆らわない』という制約付き!それ以降、あの愚物を見るのも嫌で嫌で!それがいけなかったのですね。私が民に目を向けたときには既に遅すぎて・・・・・・・」
「貴方の立場の様な者が、民に添わないのは「愚の骨頂」ですね」
「スイ!!!言い過ぎだ!」
キュリアス殿下は、さすがに俺を後ろに下がらせようとする。が、
「いえ、その通りなので、構いません。何を言われようと全て「わたくし」が対処出来なかった『責任』なのですから」
「力を奪われたのは、アーデル様が『愚物』よりも精霊の力を操ることに長けていたからですね」
「そのようですわね。私は全く判らないのですが」
ハテと今度は本当の意味で、純粋に小首を傾げられる。
まじか~~~~。気付いてなかったんかいっ!!
「は~~~ま、貴方の力を元に戻すのは簡単なので、おい、菖蒲頼むわ」
「はいはい。全く。あんたがしなさいよ!って副作用がでちゃうものね~~~」
「くっ!うっさいわ!さっさとやれ!あと、俺とキュリアス殿下、エリアスはフィルハートに戻る。後は頼む」
「了解よ。さっさと支援物資運んできて頂戴」
「ああ、わかってる。レイン、ヴォルフ、すまないが少々アーダルリアで民のケアと復興の手伝いをしてくれ」
「「了解しました!!!」
「では、一旦戻りますよ、キュリアス殿下」
俺は殿下の首根っこをひっ捕まえて、窓から城下へ飛び降りる。
「だから俺は、フィルハートの第二王子だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
この叫びは、フィルハート勢の大笑いを誘う大絶叫だったらしい。
ちなみに事情を知るアーダルリアの兵も笑っていたらしい。
そして、帰国したら余りのキュリアス殿下への扱いが雑すぎると陛下から苦情と大笑いを戴きました。
キュリアス殿下はプンスコ怒り狂ってましたがね。
あっは☆
追記
「レイン、俺置いて行かれたんだが?」
「エリアスの存在、忘れているんでしょうね?」
「俺の名前出したのにか?」
「・・・それが私が仕える団長です。もうフィルハートに戻れないと思うので、こちらの指揮をお願いしますね」
「了解だ。・・・・・・・な~俺、存在薄いのか?」
「ま、今回はほとんどスイ団長の影に隠れないくらい、影も形もないほど薄いというより存在自体なかったですね~」
「ぐっ!!言うようになったな、レイン」
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