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『ところでさ、デュアンはいつこの本を読める様になったの?これ口語訳にもなってないよ‥』
ハインリッヒが書物を手にするもすぐにテオドールに渡した。一瞬で顔を歪めるテオドール。
『歴史書なんてそれも誰も読めない本に価値があるとは思えないからね。誰も読まないさ。』
ポイっとアルフレッドに手渡す。
『なるほどね、これはかなり古いものだね。っていうかね、これ記録書だよ。それにこうゆうのは反対側から読むんだ。』
驚き、目を丸くする元東国王族兄弟。
『『読めるのぉ?』』
『え?逆に読めないの?私もすぐに全部は読めないよ。でもこんなの少し調べたら読めるでしょ?ね?リデュ?』
『うん。』
なんてことない、元西国王太子とその婚約者。
『さっきは言い忘れたけど、きっとお義母様もこれを読まれたはずよ。だからこの事実はご存知だと思う。』
『何でわかるの?』ハインリッヒが問う。
『うん、この訳した跡あるでしょ?これはきっと1から勉強していたお義父様ね。
そして、これ。これは既に口語訳無しで読める人の書いたもの。同じ時代に2人がこの本を読んだ事になるわ。』
『父上がこれを読めるのか?』
テオドールが信じ難いという表情で本を手に取る。
『テオ!貴方は相変わらずの失礼ね。』
『いやいや、お嬢様。先程までの話を聞いて、私
に同情されないのですか?ハインリは寧ろ愛されていた事実が分かり一件落着風になっておりますが、愛する人との子どもでは無い私に、涙を流されても罰は当たりませんよ!』
『あ、そうだったわね‥‥そういえば、テオドールはお母様とは面識はあるの?』
『そうだったわね、じゃありませんけどね?
まあ、母親とはたまにですが会ってますが?』
はっと手で口を覆うハインリッヒ。
え?知らないの?という表情のアルフレッド。
『え?みんな知ってるの?教えて!』
3人の顔を交互に見る。
相変わらずバツの悪そうなハインリッヒ。
意地悪く笑うテオドール。
不思議そうなアルフレッド。
リデュアンネは簡単に落とせそうなアルフレッドに詰め寄ると
『アル!教えて!ねえ』
得意の首を傾げる天使モード。これに引っかかるのはアルフレッドのみ。
アルフレッドはテオドールとハインリッヒを交互に見て、
『ちょっと!駄目なの?何?リデュにはナイショ?って問題ないよね?』
テオドールは
『私には涙も流せない薄情なお嬢様ですからね』
ハインリッヒは無言で顔を覆いながら
『私は止めたからな』
リデュアンネは
『アル!』
天使モードが通用‥
しない?
『アル~!あっ取引しましょ?テオドールの秘密教えてあげるから!』
『テオの秘密?何?』
興味を示したアルフレッド。
『お嬢様に取引される秘密など有り得ない』
相手にしないテオドール。
ますます顔を歪めるハインリッヒは無言を貫く。
リデュアンネは煮えきらない男たちにご立腹。
『もう、知らないからね!
あのね、アル。テオドールはね、今叶わぬ恋をしているの。』
『『は?』』
驚くテオドールとアルフレッド。
『ここだけの話しじゃなかったの?』
小さくつぶやくハインリッヒ。
『それもね、相手はシスターなの。ほら?いつも通ってる孤児院のある教会の♡テオドールったらものすごく面食いなのよ。その方はね恐らくテオドールより年上!でもねその方は恋愛対象としてテオドールを見ていないわ。あの目はね、恋する女の目じゃないもの♫』
『そりゃそうだよ。リデュ、恋する女の目じゃないのは当たり前だよ。』
『アル!貴方もかなりの辛口ね。テオドールだって恋もするわよ。私もね、テオドールは女に興味が持てない男だと心配していたの。』
『‥』
『ご心配頂いて恐縮ですね。流石はお嬢様。恋する女の目がお分かりになるのですか?』
珍しく感心するテオドールに気をよくしたリデュアンネは、
『まあね、これでもお年頃の女よ?』
『それではそのシスターはどのような目を?』
『そうね、あの方はね、テオドールを嫌ってはいないわ。安心して。でも今の所まだ脈なしって感じ。でもだんだん好意に変わってきてるわ。テオドールが望むなら私が恋のキューピッドになろうか?なんかイケる気がするもの♫』
『そうですか?イケる気がしますか?流石、オリビア帝国皇后陛下。優れた眼力をお持ちだ。』
テオドールもノリノリになってきた。
楽しそうな二人の光景は珍しい。
そんな二人に水を差すのはアルフレッド。
『リデュ、それは無いよ。その方はテオのお母様だからね。』
優しく微笑む王子様。
『つまらんな!水を差すなよ!』
不貞腐れるテオドール。
『そうよ、水を差さないで!ってお母様?』
固まるリデュアンネ。固まり続けながら目だけキョロキョロさせ3人を交互に見る。
天を仰ぐハインリッヒ。
優しく微笑むアルフレッド。
小馬鹿にする様な笑みを浮かべるテオドール。
『お嬢様の目は節穴ですか?』
安定の嫌味を吐き図書館を後にした。
『リデュ、私も執務室に戻るね』
こちらも安定の王太子様。
『デュアン、ここだけの話しはナイショでしょ?』
真っ赤に固まるリデュアンネの頭を撫でるハインリッヒ。
『ハインリ知ってたの?』
『うん?まさかとは思ってたんだけどね‥デュアンは人の恋路を語るにはまだ早いんだよ。私との恋を楽しんで!』
リデュアンネの手を取り図書館を後にした。
ハインリッヒが書物を手にするもすぐにテオドールに渡した。一瞬で顔を歪めるテオドール。
『歴史書なんてそれも誰も読めない本に価値があるとは思えないからね。誰も読まないさ。』
ポイっとアルフレッドに手渡す。
『なるほどね、これはかなり古いものだね。っていうかね、これ記録書だよ。それにこうゆうのは反対側から読むんだ。』
驚き、目を丸くする元東国王族兄弟。
『『読めるのぉ?』』
『え?逆に読めないの?私もすぐに全部は読めないよ。でもこんなの少し調べたら読めるでしょ?ね?リデュ?』
『うん。』
なんてことない、元西国王太子とその婚約者。
『さっきは言い忘れたけど、きっとお義母様もこれを読まれたはずよ。だからこの事実はご存知だと思う。』
『何でわかるの?』ハインリッヒが問う。
『うん、この訳した跡あるでしょ?これはきっと1から勉強していたお義父様ね。
そして、これ。これは既に口語訳無しで読める人の書いたもの。同じ時代に2人がこの本を読んだ事になるわ。』
『父上がこれを読めるのか?』
テオドールが信じ難いという表情で本を手に取る。
『テオ!貴方は相変わらずの失礼ね。』
『いやいや、お嬢様。先程までの話を聞いて、私
に同情されないのですか?ハインリは寧ろ愛されていた事実が分かり一件落着風になっておりますが、愛する人との子どもでは無い私に、涙を流されても罰は当たりませんよ!』
『あ、そうだったわね‥‥そういえば、テオドールはお母様とは面識はあるの?』
『そうだったわね、じゃありませんけどね?
まあ、母親とはたまにですが会ってますが?』
はっと手で口を覆うハインリッヒ。
え?知らないの?という表情のアルフレッド。
『え?みんな知ってるの?教えて!』
3人の顔を交互に見る。
相変わらずバツの悪そうなハインリッヒ。
意地悪く笑うテオドール。
不思議そうなアルフレッド。
リデュアンネは簡単に落とせそうなアルフレッドに詰め寄ると
『アル!教えて!ねえ』
得意の首を傾げる天使モード。これに引っかかるのはアルフレッドのみ。
アルフレッドはテオドールとハインリッヒを交互に見て、
『ちょっと!駄目なの?何?リデュにはナイショ?って問題ないよね?』
テオドールは
『私には涙も流せない薄情なお嬢様ですからね』
ハインリッヒは無言で顔を覆いながら
『私は止めたからな』
リデュアンネは
『アル!』
天使モードが通用‥
しない?
『アル~!あっ取引しましょ?テオドールの秘密教えてあげるから!』
『テオの秘密?何?』
興味を示したアルフレッド。
『お嬢様に取引される秘密など有り得ない』
相手にしないテオドール。
ますます顔を歪めるハインリッヒは無言を貫く。
リデュアンネは煮えきらない男たちにご立腹。
『もう、知らないからね!
あのね、アル。テオドールはね、今叶わぬ恋をしているの。』
『『は?』』
驚くテオドールとアルフレッド。
『ここだけの話しじゃなかったの?』
小さくつぶやくハインリッヒ。
『それもね、相手はシスターなの。ほら?いつも通ってる孤児院のある教会の♡テオドールったらものすごく面食いなのよ。その方はね恐らくテオドールより年上!でもねその方は恋愛対象としてテオドールを見ていないわ。あの目はね、恋する女の目じゃないもの♫』
『そりゃそうだよ。リデュ、恋する女の目じゃないのは当たり前だよ。』
『アル!貴方もかなりの辛口ね。テオドールだって恋もするわよ。私もね、テオドールは女に興味が持てない男だと心配していたの。』
『‥』
『ご心配頂いて恐縮ですね。流石はお嬢様。恋する女の目がお分かりになるのですか?』
珍しく感心するテオドールに気をよくしたリデュアンネは、
『まあね、これでもお年頃の女よ?』
『それではそのシスターはどのような目を?』
『そうね、あの方はね、テオドールを嫌ってはいないわ。安心して。でも今の所まだ脈なしって感じ。でもだんだん好意に変わってきてるわ。テオドールが望むなら私が恋のキューピッドになろうか?なんかイケる気がするもの♫』
『そうですか?イケる気がしますか?流石、オリビア帝国皇后陛下。優れた眼力をお持ちだ。』
テオドールもノリノリになってきた。
楽しそうな二人の光景は珍しい。
そんな二人に水を差すのはアルフレッド。
『リデュ、それは無いよ。その方はテオのお母様だからね。』
優しく微笑む王子様。
『つまらんな!水を差すなよ!』
不貞腐れるテオドール。
『そうよ、水を差さないで!ってお母様?』
固まるリデュアンネ。固まり続けながら目だけキョロキョロさせ3人を交互に見る。
天を仰ぐハインリッヒ。
優しく微笑むアルフレッド。
小馬鹿にする様な笑みを浮かべるテオドール。
『お嬢様の目は節穴ですか?』
安定の嫌味を吐き図書館を後にした。
『リデュ、私も執務室に戻るね』
こちらも安定の王太子様。
『デュアン、ここだけの話しはナイショでしょ?』
真っ赤に固まるリデュアンネの頭を撫でるハインリッヒ。
『ハインリ知ってたの?』
『うん?まさかとは思ってたんだけどね‥デュアンは人の恋路を語るにはまだ早いんだよ。私との恋を楽しんで!』
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