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謎の護衛
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アメリアが輿入れしてから、もうすぐ一年が経とうとしていた。
執務室のソファで、いつもの四人がゆったりとお茶を飲んでいる。そんな穏やかな午後、アメリアがふと何かを思い出したように口を開いた。
「……あ」
セリュアンが優しく顔を向ける。
「どうした?」
「そういえば、殿下が帝都の公園で、最愛の人とイチャコラしていた時に一緒だった護衛の方を、この国ではまだ見かけていないと思って……」
セリュアンは眉間にしわを寄せた。
「まず言っておくが、最愛の“人”じゃなくて“人だった”だ。で、護衛って何だ?」
「え? 帝都の公園で、私の連れのが殿下を見て“どこかの王子”だと言っていました。私は“札でもつけてるのか”って真剣に観察していたのですが、その“王子のオーラ”は私には分かりませんでした。でもそばに護衛がいたのを見て、“ああ、なるほど”って思ったんです」
セリュアンは首をかしげる。
その隣でアレンが首を回しながら言った。
「ありえねぇな。天下の王太子が町娘と逢引するのに、しかも帝都でだ。護衛なんてつけるかよ」
カイルも同調するように頷く。
アメリアは不思議そうに言葉を継いだ。
「じゃあ……あの方は一体どなたなのでしょう? 公園には似つかわしくない服装でしたわ」
「殿下は覚えておられませんか?」
カイルが問うと、アレンが辛辣に答えた。
「イチャイチャして脳内花畑中だ。覚えてるわけないし、気づいてもいないさ。な?」
アレンの言葉に、セリュアンは苦笑するしかなかった。
執務室のソファで、いつもの四人がゆったりとお茶を飲んでいる。そんな穏やかな午後、アメリアがふと何かを思い出したように口を開いた。
「……あ」
セリュアンが優しく顔を向ける。
「どうした?」
「そういえば、殿下が帝都の公園で、最愛の人とイチャコラしていた時に一緒だった護衛の方を、この国ではまだ見かけていないと思って……」
セリュアンは眉間にしわを寄せた。
「まず言っておくが、最愛の“人”じゃなくて“人だった”だ。で、護衛って何だ?」
「え? 帝都の公園で、私の連れのが殿下を見て“どこかの王子”だと言っていました。私は“札でもつけてるのか”って真剣に観察していたのですが、その“王子のオーラ”は私には分かりませんでした。でもそばに護衛がいたのを見て、“ああ、なるほど”って思ったんです」
セリュアンは首をかしげる。
その隣でアレンが首を回しながら言った。
「ありえねぇな。天下の王太子が町娘と逢引するのに、しかも帝都でだ。護衛なんてつけるかよ」
カイルも同調するように頷く。
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「じゃあ……あの方は一体どなたなのでしょう? 公園には似つかわしくない服装でしたわ」
「殿下は覚えておられませんか?」
カイルが問うと、アレンが辛辣に答えた。
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アレンの言葉に、セリュアンは苦笑するしかなかった。
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