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初夜
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夜会も終えカールトンは従兄弟であるロブ・クリストファー公爵令息と私室でワインを開けていた。
『どうした?こんなに飲んで大丈夫なのか?』
ロブは心配そうに言う。
『あの女、何て言ったと思う?私をアホのような顔と言ったのだぞ?』
ロブはカールトンを宥めながらも
『それでも、これから初夜であろう?アホでもバカでも良いがさっさと済ませろよ』
カールトンは大きな溜息を落とす。
‥
『カールトンが言うような姫には思えないけどね‥』
『ロブは知らないからそんな事が言えるのだ。』
珍しく弱音を吐くカールトンにロブは
『リッカルドから報告は受けてもいるがなかなか好感の持てる姫だと思うけどな。』
『外面がよいのだろう?』
『それならお前と同じじゃないか?』
『‥。』
ロブはこの国の騎士団長を務める。王太子妃の護衛騎士、リッカルドからは常々姫の話は聞いてはいるが、とても好ましく可愛らしい姫だとか。
目の前で愚痴をこぼすカールトンの言う姫とリッカルドの言う姫が同一人物とは信じられないと思うロブであった。
一方その頃。
『ねえ‥モニカ。これでここで待ってるの?私。
ねえ、いつまで?風邪ひいちゃうよ?ねえ。』
先程からグチグチうるさい妃殿下に睨みを効かせると妃殿下は
『風邪ひいても知らないからね。』
『全力で看病させて頂きます。』
‥。
『こんなスケスケなら、裸の方がマシだわ。』
『では、脱がれますか?』
‥。
こちらもまた子どもを宥めるように説き伏せるモニカの姿があった。
『クシュッン!ズルズル‥』
‥寒っ、あいつなにしてんのよ?
この日、キャサリンの部屋をカールトンが訪れる事は無かった。
『どうした?こんなに飲んで大丈夫なのか?』
ロブは心配そうに言う。
『あの女、何て言ったと思う?私をアホのような顔と言ったのだぞ?』
ロブはカールトンを宥めながらも
『それでも、これから初夜であろう?アホでもバカでも良いがさっさと済ませろよ』
カールトンは大きな溜息を落とす。
‥
『カールトンが言うような姫には思えないけどね‥』
『ロブは知らないからそんな事が言えるのだ。』
珍しく弱音を吐くカールトンにロブは
『リッカルドから報告は受けてもいるがなかなか好感の持てる姫だと思うけどな。』
『外面がよいのだろう?』
『それならお前と同じじゃないか?』
『‥。』
ロブはこの国の騎士団長を務める。王太子妃の護衛騎士、リッカルドからは常々姫の話は聞いてはいるが、とても好ましく可愛らしい姫だとか。
目の前で愚痴をこぼすカールトンの言う姫とリッカルドの言う姫が同一人物とは信じられないと思うロブであった。
一方その頃。
『ねえ‥モニカ。これでここで待ってるの?私。
ねえ、いつまで?風邪ひいちゃうよ?ねえ。』
先程からグチグチうるさい妃殿下に睨みを効かせると妃殿下は
『風邪ひいても知らないからね。』
『全力で看病させて頂きます。』
‥。
『こんなスケスケなら、裸の方がマシだわ。』
『では、脱がれますか?』
‥。
こちらもまた子どもを宥めるように説き伏せるモニカの姿があった。
『クシュッン!ズルズル‥』
‥寒っ、あいつなにしてんのよ?
この日、キャサリンの部屋をカールトンが訪れる事は無かった。
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