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ダリス大王国最終日
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交流会の日程は昨晩の夜会で全て終了し各国帰路に付く。
ムヌク王国の2人も帰路の準備を終えるも、2人にはファビウスが持って来たキャサリンのファンとやらの交流が残されている。
ファビウスに出来るだけ短時間でと約束しダリス大王国が用意してくれた広間へ向かう。
非公式でただのファンサービスであるが、驚く程王族の風格をかなぐり捨てた国王に驚きつつも、迅速に面会をこなし残す所1国。
ヴェルヴァス王国のウィリアムとステファニーである。
部屋に入って来る2人を見つめていると後にダリス大王国のエドワードとルリネットまでやって来た。
慌てて立ち上がる2人にエドワードは
『非公式ですから楽に』
その声をともに全員がソファに腰を掛けた。
流れる沈黙。ウィリアムは目の前のキャサリンを凝視している。キャサリンもおとぎ話からそのまま出てきた様なウィリアムに見つめられどこか痒くなるのを覚えた。
『お兄様!ウィルお兄様!そんなに見ていてはキャサリン様のお顔に穴が開きますわよ?』
ルリネットから指摘に我に返るウィリアムは
『申し訳ありません。つい。』
キャサリンは苦笑いになるもカールトンは穏やかではない。
『キャサリン様、気を悪くされないでくださいね。実は私の兄2人はキャサリン様の熱烈なファンでして毎日絵姿を眺めていらっしゃった程ですのよ?』
他人の恋バナが大好きなルリネットはご機嫌で話すも
『リネット、やめてくれ。キャサリン殿も戸惑われるではないか!』
‥いやいや私も戸惑うよ義兄上。
怪訝そうな表情で見守るエドワード。
『私はウィリアム殿下とどこかでお会いしてましたでしょうか?』
直接話しかけられたウィリアムは満面の笑みで答える。
『弟の留学先でお見かけしたのです。弟の留学先に天使と呼ばれる王女が居ると評判でしたので私だけではなく、友人らの王子たちと一目見ようと訪れたのが昨日の事のようだ。』
饒舌に話すウィリアムにソフィアが頬を膨らませ言う。
『兄妹揃って、キャサリン様の絵姿をニヤニヤとご覧になられておりましたのよ?』
ウィリアムは慌てて
『ニヤニヤはないだろう?ソフィア。』
ウィリアムはキャサリンへの憧れを語りながら愛妻の肩を抱き寄せる。
和やかな空気が流れる中、カールトンは真面目に言う。
『ウィリアム殿、その絵姿とやら回収させて頂きたいのですが?』
‥。
固まる一同。
『回収って、絵姿はファンの唯一の楽しみでありウィルお兄様だけではなくアルお兄様もそのご友人も、先程お会いになられた王太子も皆持ってますわよ?』
驚き口を開くルリネットにエドワードが
『キャサリン殿は大人気なのだな?ならば何故我が国の王妃選定にいらっしゃらなかったのだ?』
一瞬固まりすぐにエドワードに向けて
『エド!私では不満と?ウィルお兄様!私もヴェルヴァスに戻りますわ!』
怒るルリネットに慌てて
『そうではない、そうではないがキャサリン殿も王女であろう?参加してもおかしくなかったと言うだけだ。それにあの時はまだ兄上が立太子するものだと思っていたからね。リネットもそうであったろ?』
『‥確かに。』
ルリネットはすぐさま機嫌をなおしカールトンを説得する。
『ですからね?絵姿くらいケチケチしなくても良いでしょう?殿下には御本人がいらっしゃるのですら!』
‥ケチケチって言ったわ。この王妃。
絵姿の話から逃れたいキャサリンはエドワードに
『ダリス大王国の王女選定には姉が出ておりました。敢え無く脱落して戻って参りましたが。』
おどけるキャサリンに笑いが起こる。
そんな時ウィリアムが真面目に口を開いた。
『この度はありがとうございました。ソフィアの件では本当に助けられました。誰よりもヴェルヴァスを知る公爵令嬢が王妃である事を民にとって国にとって心強いとおっしゃって頂きましたこと、我々は一生忘れません。どうぞ今後とも末永く宜しくお願いします。』
頭を垂れる2人にキャサリンは慌てて
『こちらこそ宜しくお願いします。』
こうして楽しいひとときを終え2人はようやくムヌク王国へと帰れる事になった。
‥絵姿の回収か
カールトンはすぐさまファビウスに命を出すもファビウスは苦笑いをしながら2人を馬車に押し込んだ。
ムヌク王国の2人も帰路の準備を終えるも、2人にはファビウスが持って来たキャサリンのファンとやらの交流が残されている。
ファビウスに出来るだけ短時間でと約束しダリス大王国が用意してくれた広間へ向かう。
非公式でただのファンサービスであるが、驚く程王族の風格をかなぐり捨てた国王に驚きつつも、迅速に面会をこなし残す所1国。
ヴェルヴァス王国のウィリアムとステファニーである。
部屋に入って来る2人を見つめていると後にダリス大王国のエドワードとルリネットまでやって来た。
慌てて立ち上がる2人にエドワードは
『非公式ですから楽に』
その声をともに全員がソファに腰を掛けた。
流れる沈黙。ウィリアムは目の前のキャサリンを凝視している。キャサリンもおとぎ話からそのまま出てきた様なウィリアムに見つめられどこか痒くなるのを覚えた。
『お兄様!ウィルお兄様!そんなに見ていてはキャサリン様のお顔に穴が開きますわよ?』
ルリネットから指摘に我に返るウィリアムは
『申し訳ありません。つい。』
キャサリンは苦笑いになるもカールトンは穏やかではない。
『キャサリン様、気を悪くされないでくださいね。実は私の兄2人はキャサリン様の熱烈なファンでして毎日絵姿を眺めていらっしゃった程ですのよ?』
他人の恋バナが大好きなルリネットはご機嫌で話すも
『リネット、やめてくれ。キャサリン殿も戸惑われるではないか!』
‥いやいや私も戸惑うよ義兄上。
怪訝そうな表情で見守るエドワード。
『私はウィリアム殿下とどこかでお会いしてましたでしょうか?』
直接話しかけられたウィリアムは満面の笑みで答える。
『弟の留学先でお見かけしたのです。弟の留学先に天使と呼ばれる王女が居ると評判でしたので私だけではなく、友人らの王子たちと一目見ようと訪れたのが昨日の事のようだ。』
饒舌に話すウィリアムにソフィアが頬を膨らませ言う。
『兄妹揃って、キャサリン様の絵姿をニヤニヤとご覧になられておりましたのよ?』
ウィリアムは慌てて
『ニヤニヤはないだろう?ソフィア。』
ウィリアムはキャサリンへの憧れを語りながら愛妻の肩を抱き寄せる。
和やかな空気が流れる中、カールトンは真面目に言う。
『ウィリアム殿、その絵姿とやら回収させて頂きたいのですが?』
‥。
固まる一同。
『回収って、絵姿はファンの唯一の楽しみでありウィルお兄様だけではなくアルお兄様もそのご友人も、先程お会いになられた王太子も皆持ってますわよ?』
驚き口を開くルリネットにエドワードが
『キャサリン殿は大人気なのだな?ならば何故我が国の王妃選定にいらっしゃらなかったのだ?』
一瞬固まりすぐにエドワードに向けて
『エド!私では不満と?ウィルお兄様!私もヴェルヴァスに戻りますわ!』
怒るルリネットに慌てて
『そうではない、そうではないがキャサリン殿も王女であろう?参加してもおかしくなかったと言うだけだ。それにあの時はまだ兄上が立太子するものだと思っていたからね。リネットもそうであったろ?』
『‥確かに。』
ルリネットはすぐさま機嫌をなおしカールトンを説得する。
『ですからね?絵姿くらいケチケチしなくても良いでしょう?殿下には御本人がいらっしゃるのですら!』
‥ケチケチって言ったわ。この王妃。
絵姿の話から逃れたいキャサリンはエドワードに
『ダリス大王国の王女選定には姉が出ておりました。敢え無く脱落して戻って参りましたが。』
おどけるキャサリンに笑いが起こる。
そんな時ウィリアムが真面目に口を開いた。
『この度はありがとうございました。ソフィアの件では本当に助けられました。誰よりもヴェルヴァスを知る公爵令嬢が王妃である事を民にとって国にとって心強いとおっしゃって頂きましたこと、我々は一生忘れません。どうぞ今後とも末永く宜しくお願いします。』
頭を垂れる2人にキャサリンは慌てて
『こちらこそ宜しくお願いします。』
こうして楽しいひとときを終え2人はようやくムヌク王国へと帰れる事になった。
‥絵姿の回収か
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