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令嬢の企み
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王妃が主催するお茶会が開かれていたある日、キャサリンも中庭で無表情集団に紛れお茶を飲んでいた。
テキパキと動き回る無表情な給仕の淹れるお茶‥それを優雅に飲む能面集団。
‥勘弁してほしいわ。
キャサリンは目だけ動かし辺りを観察する。
‥まだ王妃と同じテーブルで無かっただけ救いよね。
王妃のまわりには仮面装着の令嬢たちが群がっている。どこの国でもあまり変わりがない様だ。
キャサリンは同じテーブルの令嬢らに目を向けるとこちらも優雅にお茶を楽しんでいるご様子‥ながらも王妃のテーブルの仮面令嬢とは異なる雰囲気である。
流石はと言うべきなのか、どこの国でも公爵令嬢ともなればそれは相応の教育はされており立ち居振る舞いなどは完璧である。その点キャサリンのテーブルの令嬢はそこまででは無い事をキャサリンは見抜いていた。
『王太子妃殿下、こちらでの生活はいかがですか?文化の違いもごさいましょう?』
にこやかに微笑む令嬢は、どこか自然体に思えた。
『そうですね。良くしていただいております。』
当たり障りなく答えておく。令嬢らは各々キャサリンの返答から話を広げてくれている。
‥お気遣いありがとう。
キャサリンはにっこり微笑み席を立ち、奥のバラ園まで足を伸ばした。
ひと息付く為、ベンチに腰を下ろした所
『あら、王太子妃殿下。お初にお目にかかります。ムヌク王国筆頭公爵家、エリーヌ・ジュリジアンと申します。以後お見知り置きを。』
能面がにっこりと笑う。
‥出た!仮面装着令嬢!目が笑っていないわ!
キャサリンはエリーヌの顔をじっと見つめて
『こちらこそ宜しくお願いしますわ。』
敢えて口角だけ上げて微笑んだ。
公爵令嬢がわざわざ筆頭公爵と名のり、誰も人が居ないとはいえ、初対面にカーテシーも無い。舐められてはいけないとキャサリンは挨拶だけをし再びエリーヌを見つめた。
『毎日、時間を持て余しておられるとか?』
‥意図がわからん
キャサリンは微笑みだけで返した。
『よろしければ、私が相談相手となりますわ!』
得体の知れない貴女に相談出来る事などないが?
『私は生まれながらの公爵令嬢。幼い時より王太子妃になるべく教育をされ、それだけの為に生きてまいりましたの。それがぽっかり空いてしまって、私も暇なのですよ?』
‥そこか。言いたい事は。
『まぁ、素敵ですわ。また機会がございましたら是非。』
逃げる様にベンチを立つキャサリンをエリーヌは睨み付けるように視線を送っていた。
テキパキと動き回る無表情な給仕の淹れるお茶‥それを優雅に飲む能面集団。
‥勘弁してほしいわ。
キャサリンは目だけ動かし辺りを観察する。
‥まだ王妃と同じテーブルで無かっただけ救いよね。
王妃のまわりには仮面装着の令嬢たちが群がっている。どこの国でもあまり変わりがない様だ。
キャサリンは同じテーブルの令嬢らに目を向けるとこちらも優雅にお茶を楽しんでいるご様子‥ながらも王妃のテーブルの仮面令嬢とは異なる雰囲気である。
流石はと言うべきなのか、どこの国でも公爵令嬢ともなればそれは相応の教育はされており立ち居振る舞いなどは完璧である。その点キャサリンのテーブルの令嬢はそこまででは無い事をキャサリンは見抜いていた。
『王太子妃殿下、こちらでの生活はいかがですか?文化の違いもごさいましょう?』
にこやかに微笑む令嬢は、どこか自然体に思えた。
『そうですね。良くしていただいております。』
当たり障りなく答えておく。令嬢らは各々キャサリンの返答から話を広げてくれている。
‥お気遣いありがとう。
キャサリンはにっこり微笑み席を立ち、奥のバラ園まで足を伸ばした。
ひと息付く為、ベンチに腰を下ろした所
『あら、王太子妃殿下。お初にお目にかかります。ムヌク王国筆頭公爵家、エリーヌ・ジュリジアンと申します。以後お見知り置きを。』
能面がにっこりと笑う。
‥出た!仮面装着令嬢!目が笑っていないわ!
キャサリンはエリーヌの顔をじっと見つめて
『こちらこそ宜しくお願いしますわ。』
敢えて口角だけ上げて微笑んだ。
公爵令嬢がわざわざ筆頭公爵と名のり、誰も人が居ないとはいえ、初対面にカーテシーも無い。舐められてはいけないとキャサリンは挨拶だけをし再びエリーヌを見つめた。
『毎日、時間を持て余しておられるとか?』
‥意図がわからん
キャサリンは微笑みだけで返した。
『よろしければ、私が相談相手となりますわ!』
得体の知れない貴女に相談出来る事などないが?
『私は生まれながらの公爵令嬢。幼い時より王太子妃になるべく教育をされ、それだけの為に生きてまいりましたの。それがぽっかり空いてしまって、私も暇なのですよ?』
‥そこか。言いたい事は。
『まぁ、素敵ですわ。また機会がございましたら是非。』
逃げる様にベンチを立つキャサリンをエリーヌは睨み付けるように視線を送っていた。
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