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エリーヌの話し
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『私はこれまでお恥ずかしい話し、脳内お花畑と化した令嬢を装おう事がございましたので、その…色んな所で噂など耳にすることが多かったのです。』
『エリーヌ様、前置きはその辺で!』
前のめりのキャサリンに押されるように
『スラムの…』
エリーヌの話の途中でキャサリンは目を見開く
『スラム!』
慌てたエリーヌは両手で否定をしながら
『違います、違います。スラムの帰りによく市場に立ち寄りまして…。』
『看板娘のエリね。』
頷くキャサリンに
『横やりを入れずに最後まで聞けませんかね?義姉上は…』
ヨハネスの呟きはキャサリンの耳には入らない。
『その市場でよくお見掛けしました。エリック殿下が楽しそうに女性と一般にいらっしゃる所を。』
ほっと息を付くカールトンは
『そんな前の話しか…』
『いえ、途中に帰国された際も、最近ではエリック殿下がこちらに帰国された後にも一緒にいらっしゃいましたのでずいぶんと長いお付き合いかと…』
『…待て、エリックが帰国してからもエリーヌは看板娘をしていたのか?』
キャサリンは
『あちゃー』
と両手で顔を覆うとエリーヌは
『エリック殿下がこちらに戻られたのは王宮に戻る少し前かと…』
エリーヌはだんだん嫌な汗をかいていた。
『帰国して王宮に戻らなかったら何処にいたのだ?』
エリーヌはカールトンの言葉に頭を抱えだした。
『エリーヌ。』
『…。ですから、って私、何か悪い事をしているみたいでは?エリック殿下に恨まれます。』
淑女のエリーヌがもはや幼子のように泣きベソをかいている。
『兄上、エリーヌを責めないで下さい。』
『責めてはないよ、ね?エリーヌ。』
エリーヌはカールトンの言葉に頷くと
『ちょうど殿下たちが市場で私を見つけた時と同じ位かと…』
『あんな頃から帰国していたのか!では何処に?』
『それは私も本当に知りませんわ。その時は私も契約結婚云々で身の振り方を模索中でしたから。第3王子の事にそれほど感心もなかったですし、こちらこそ見つかってはならないと怯えてましたからね?』
…。
『で?その女性とは?』
カールトンは怖いくらいの笑顔を振りまき
『それは凄くチャーミングなお方でしたわ!』
『エリーヌ、脳内花畑中かな?そんな事は聞いていない。どこの誰だと聞いているんだけどね?』
カールトンはヨハネスに気を使いながら、笑顔でディスり始める。
『そこまでは…存じませんが。社交界の令嬢で私が知らない方は恐らくいらっしゃいませんので。』
…。
『貴族では無いという事だな。』
エリーヌは声が低くなったカールトンを恐る恐る見たがカールトンはこちらに笑みを送っていた。
…怖いんですけど?
エリーヌは全てを吐き出しため息をこぼした。
『どうするの?』
ヨハネスは他人事のようにカールトンに問うと
『さっきの王女、なかなか良かったよな?』
…。まぢか?
カールトンは王太子として頭の痛い状況に1人腕を組み目を閉じた。
『エリーヌ様、前置きはその辺で!』
前のめりのキャサリンに押されるように
『スラムの…』
エリーヌの話の途中でキャサリンは目を見開く
『スラム!』
慌てたエリーヌは両手で否定をしながら
『違います、違います。スラムの帰りによく市場に立ち寄りまして…。』
『看板娘のエリね。』
頷くキャサリンに
『横やりを入れずに最後まで聞けませんかね?義姉上は…』
ヨハネスの呟きはキャサリンの耳には入らない。
『その市場でよくお見掛けしました。エリック殿下が楽しそうに女性と一般にいらっしゃる所を。』
ほっと息を付くカールトンは
『そんな前の話しか…』
『いえ、途中に帰国された際も、最近ではエリック殿下がこちらに帰国された後にも一緒にいらっしゃいましたのでずいぶんと長いお付き合いかと…』
『…待て、エリックが帰国してからもエリーヌは看板娘をしていたのか?』
キャサリンは
『あちゃー』
と両手で顔を覆うとエリーヌは
『エリック殿下がこちらに戻られたのは王宮に戻る少し前かと…』
エリーヌはだんだん嫌な汗をかいていた。
『帰国して王宮に戻らなかったら何処にいたのだ?』
エリーヌはカールトンの言葉に頭を抱えだした。
『エリーヌ。』
『…。ですから、って私、何か悪い事をしているみたいでは?エリック殿下に恨まれます。』
淑女のエリーヌがもはや幼子のように泣きベソをかいている。
『兄上、エリーヌを責めないで下さい。』
『責めてはないよ、ね?エリーヌ。』
エリーヌはカールトンの言葉に頷くと
『ちょうど殿下たちが市場で私を見つけた時と同じ位かと…』
『あんな頃から帰国していたのか!では何処に?』
『それは私も本当に知りませんわ。その時は私も契約結婚云々で身の振り方を模索中でしたから。第3王子の事にそれほど感心もなかったですし、こちらこそ見つかってはならないと怯えてましたからね?』
…。
『で?その女性とは?』
カールトンは怖いくらいの笑顔を振りまき
『それは凄くチャーミングなお方でしたわ!』
『エリーヌ、脳内花畑中かな?そんな事は聞いていない。どこの誰だと聞いているんだけどね?』
カールトンはヨハネスに気を使いながら、笑顔でディスり始める。
『そこまでは…存じませんが。社交界の令嬢で私が知らない方は恐らくいらっしゃいませんので。』
…。
『貴族では無いという事だな。』
エリーヌは声が低くなったカールトンを恐る恐る見たがカールトンはこちらに笑みを送っていた。
…怖いんですけど?
エリーヌは全てを吐き出しため息をこぼした。
『どうするの?』
ヨハネスは他人事のようにカールトンに問うと
『さっきの王女、なかなか良かったよな?』
…。まぢか?
カールトンは王太子として頭の痛い状況に1人腕を組み目を閉じた。
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