11 / 61
久々な時間
しおりを挟む
ウィリアムの久々のお誘いにテオドールは
『ハロも呼ぶ?』
2人の会話を聞いていたかのように扉が開くと
『そろそろだと思ってね。』
ハロルドがワインを片手に入ってきた。
『執務室でワインって…』
ウィリアムが苦笑いをすると
『ウィルは飲まないの?』
戯けるハロルドに
『そりゃ、飲むさ。』
ウィリアムはグラスを取りにソファを立った。
『で?お前はいつから妃殿下の飼い慣らされた犬になった?』
テオドールが口火を切る。
『別に飼い慣らされては居ないよ?そうゆうタイプじゃないんだ。妃殿下は。』
『どうゆうタイプだよ…』
『あぁ見えて、生粋の王女様だよ。だけど何か違うんだよな。ってまあ、王女に仕えた事は無いから比べられないけどね?
一つ言えるのは強引そうで傲慢ぽく見えるだろ?でもね相手の話をきちんと最後までまずは聞くんだ。そして自分の考えを押し付けるのではなく提案するんだよ。だからかな?王宮の侍従たちも明るく皆自主性があるようになった気がするね。』
テオドールはハロルドの話を聞きながら
『王女ねえ、僕が初めてアミュレットで妃殿下を見た時はまだ幼い子どもだったんだけどね?何も分からず妃の件に目を輝かせ、流石の僕でも良心が痛み何度も説明を重ねたよ?』
黙って聞いていたウィリアムが口を挟む。
『おい!良心が痛むって、それでは私の要求が鬼みたいではないか!』
『『鬼だろ?』』
家臣2人の言葉が重なった。
目の前の2人の顔を睨みつけるとウィリアムはグラスを一気に開け
『ハインリは?どうゆう風なの?』
睨みつけるウィリアムにハロルドはニヤリと嫌な笑みを浮かべ
『あれね?…ウィル。もしかしてもしかするともしかするかもよ?』
『おい!わからんぞ?』
テオドールもハロルドを睨みつける。
ハロルドは楽しそうに話す。
『まあ、待て待て。妃殿下はウィルと同じ愛を信じないっていうか、知らないタイプだからあの王子様キャラにも動じないさ。
だけどハインリッヒ様は今までに会ったこともないタイプのそれも姫。なかなか自分に靡かなかいどころか異性としても見ていない姫に何か思う所があるって感じ?でもそのお陰でハインリッヒ様は勢力的に執務に携わる様になり頭角を現している。』
『それの何がどうかなるのだ?』
不機嫌そうに問うウィリアム。
『ハインリッヒ様は妃殿下を何と呼ばれる?』
テオドールはすかさず
『姫。』
ハロルドはニヤリと笑う。
『嫌な笑い方をするな!』
ウィリアムはハロルドを睨みつけるが
『妃殿下として認めていないのさ。もちろんこの婚儀の意味を知っているだろうしね。でもそれだけでは無いと思うんだ。初めこそからかってただけだけど、今ではね。』
『違うのか?』
『だって考えてもみて?王太子であるウィルには後継者は望めない。』
『人を不能みたいに言うな!』
『『ある意味そうだろ!』』
またも重なる家臣2人の言葉。
…。
尚も続けるハロルド。
『後継者を求められるハインリッヒ様がもし妃殿下にまだ知らない愛とやらを植え付けたらどうよ?』
!顔を見合わせる王太子と側近テオドール。
『そこには純粋な王族の後継者が誕生するわけだ。』
…。
『アミュレット第3王女は国母にはなれないが未来の王太子いや国王陛下の母君となられる訳だね?まあ、そうしたらまたテオドールがウィルの妃を求めて旅に出るって事だね。』
残酷なストーリーを話すハロルドにテオドールは頭を抱え
『勘弁してくれよ…』
2人の会話を黙って聞いているウィリアムは静かにグラスを傾けた。
『ハロも呼ぶ?』
2人の会話を聞いていたかのように扉が開くと
『そろそろだと思ってね。』
ハロルドがワインを片手に入ってきた。
『執務室でワインって…』
ウィリアムが苦笑いをすると
『ウィルは飲まないの?』
戯けるハロルドに
『そりゃ、飲むさ。』
ウィリアムはグラスを取りにソファを立った。
『で?お前はいつから妃殿下の飼い慣らされた犬になった?』
テオドールが口火を切る。
『別に飼い慣らされては居ないよ?そうゆうタイプじゃないんだ。妃殿下は。』
『どうゆうタイプだよ…』
『あぁ見えて、生粋の王女様だよ。だけど何か違うんだよな。ってまあ、王女に仕えた事は無いから比べられないけどね?
一つ言えるのは強引そうで傲慢ぽく見えるだろ?でもね相手の話をきちんと最後までまずは聞くんだ。そして自分の考えを押し付けるのではなく提案するんだよ。だからかな?王宮の侍従たちも明るく皆自主性があるようになった気がするね。』
テオドールはハロルドの話を聞きながら
『王女ねえ、僕が初めてアミュレットで妃殿下を見た時はまだ幼い子どもだったんだけどね?何も分からず妃の件に目を輝かせ、流石の僕でも良心が痛み何度も説明を重ねたよ?』
黙って聞いていたウィリアムが口を挟む。
『おい!良心が痛むって、それでは私の要求が鬼みたいではないか!』
『『鬼だろ?』』
家臣2人の言葉が重なった。
目の前の2人の顔を睨みつけるとウィリアムはグラスを一気に開け
『ハインリは?どうゆう風なの?』
睨みつけるウィリアムにハロルドはニヤリと嫌な笑みを浮かべ
『あれね?…ウィル。もしかしてもしかするともしかするかもよ?』
『おい!わからんぞ?』
テオドールもハロルドを睨みつける。
ハロルドは楽しそうに話す。
『まあ、待て待て。妃殿下はウィルと同じ愛を信じないっていうか、知らないタイプだからあの王子様キャラにも動じないさ。
だけどハインリッヒ様は今までに会ったこともないタイプのそれも姫。なかなか自分に靡かなかいどころか異性としても見ていない姫に何か思う所があるって感じ?でもそのお陰でハインリッヒ様は勢力的に執務に携わる様になり頭角を現している。』
『それの何がどうかなるのだ?』
不機嫌そうに問うウィリアム。
『ハインリッヒ様は妃殿下を何と呼ばれる?』
テオドールはすかさず
『姫。』
ハロルドはニヤリと笑う。
『嫌な笑い方をするな!』
ウィリアムはハロルドを睨みつけるが
『妃殿下として認めていないのさ。もちろんこの婚儀の意味を知っているだろうしね。でもそれだけでは無いと思うんだ。初めこそからかってただけだけど、今ではね。』
『違うのか?』
『だって考えてもみて?王太子であるウィルには後継者は望めない。』
『人を不能みたいに言うな!』
『『ある意味そうだろ!』』
またも重なる家臣2人の言葉。
…。
尚も続けるハロルド。
『後継者を求められるハインリッヒ様がもし妃殿下にまだ知らない愛とやらを植え付けたらどうよ?』
!顔を見合わせる王太子と側近テオドール。
『そこには純粋な王族の後継者が誕生するわけだ。』
…。
『アミュレット第3王女は国母にはなれないが未来の王太子いや国王陛下の母君となられる訳だね?まあ、そうしたらまたテオドールがウィルの妃を求めて旅に出るって事だね。』
残酷なストーリーを話すハロルドにテオドールは頭を抱え
『勘弁してくれよ…』
2人の会話を黙って聞いているウィリアムは静かにグラスを傾けた。
10
あなたにおすすめの小説
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
なぜ、私に関係あるのかしら?
シエル
ファンタジー
「初めまして、アシュフォード公爵家一女、セシリア・アシュフォードと申します」
彼女は、つい先日までこの国の王太子殿下の婚約者だった。
そして今日、このトレヴァント辺境伯家へと嫁いできた。
「…レオンハルト・トレヴァントだ」
非道にも自らの実妹を長年にわたり虐げ、婚約者以外の男との不適切な関係を理由に、王太子妃に不適格とされ、貴族学院の卒業式で婚約破棄を宣告された。
そして、新たな婚約者として、その妹が王太子本人から指名されたのだった。
「私は君と夫婦になるつもりはないし、辺境伯夫人として扱うこともない」
この判断によって、どうなるかなども考えずに…
※ 中世ヨーロッパ風の世界観です。
※ ご都合主義ですので、ご了承下さい、
※ 画像はAIにて作成しております
「君は完璧だから、放っておいても大丈夫」と笑った夫。~王宮から私が去ったあと「愛していた」と泣きついても、もう手遅れです~
水上
恋愛
「君は完璧だから、放っておいても大丈夫だ」
夫である王太子はそう笑い、泣き真似が得意な見習い令嬢ばかりを優先した。
王太子妃セシリアは、怒り狂うこともなく、静かに心を閉ざす。
「左様でございますか」
彼女は夫への期待というノイズを遮断し、離縁の準備を始めた。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
結婚初夜、「何故彼女が死んでお前が生きているんだ」と夫に言われました
ましゅぺちーの
恋愛
侯爵令嬢のアリサは婚約者だった王太子テオドールと結婚した。
ちょうどその半年前、アリサの腹違いの妹のシアは不慮の事故で帰らぬ人となっていた。
王太子が婚約者の妹のシアを愛していたのは周知の事実だった。
そんな彼は、結婚初夜、アリサに冷たく言い放った。
「何故彼女が死んでお前が生きているんだ」と。
『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』
放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。
「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」
身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。
冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。
「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」
得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。
これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。
尽くしてきた婚約者に裏切られたので、婚約を解消しました〜彼が愛に気づいたのは、すべてを失ったあとでした〜
ともどーも
恋愛
「今回で最後だ。誓うよ」
これは二度目の『結婚式キャンセル』の時に言われた言葉。
四年間、愛する婚約者ディートリッヒのため尽くし続けてきたイリス。
だがディートリッヒは、イリスの献身を当然のものとし、やがて初恋の令嬢エレノアを優先するようになる。
裏切り、誤解、そして理不尽な糾弾。
心も身体も限界を迎えた夜、イリスは静かに決意した。
──もう、終わらせよう。
ディートリッヒが「脅しのつもり」で差し出した婚約解消の書類を、イリスは本当に提出してしまう。
すべてを失ってから、ようやく自分の愛に気づいたディートリッヒ。
しかしもう、イリスは振り返らない。
まだ完結まで執筆が終わっていません。
20話以降は不定期更新になります。
設定はゆるいです。
お飾り王妃の死後~王の後悔~
ましゅぺちーの
恋愛
ウィルベルト王国の王レオンと王妃フランチェスカは白い結婚である。
王が愛するのは愛妾であるフレイアただ一人。
ウィルベルト王国では周知の事実だった。
しかしある日王妃フランチェスカが自ら命を絶ってしまう。
最後に王宛てに残された手紙を読み王は後悔に苛まれる。
小説家になろう様にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる