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第一章 運命の出会い
貧血で倒れたみゆ
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「そうか、ゆかり、よろしく頼む」
「廉也は立木さんの保護者みたいね」
「保護者?それを言うなら彼氏って言ってほしいな」
「えっ?廉也は立木さんと付き合っているの?」」
私は思わず「違います」と否定した。
「そんなにはっきり否定させたらへこむな」
「すみません」
「総務部に言っておくから、ゆっくり休んでいろ」
「ご迷惑かけてすみません」
「ああ、全然大丈夫、役に立ててよかったよ」
社長は医務室を後にした。
(あれ?医務室のゆかりさんと社長はどう言う関係なの?お互いに名前を呼び捨てしてたし、ゆかりさんは社長にタメ口だったよね、もしや彼女?)
北山ゆかり、桂木ホテルリゾート株式会社医務室に勤務している女性だ。
どれ位時間が経っただろうか、同じ総務部の後輩の友紀ちゃんが様子を見に来てくれた。
「みゆ先輩大丈夫ですか?貧血って聞きましたけど……」
「友紀ちゃん、心配かけてごめんね、部長なんか言ってた?」
「社長がみゆ先輩の様子伝えにきて、ゆっくり休ませてほしいって言ってくれたから、部長何にも言えなくて、社長のおかげですね」
「そうなんだ」
「社長って優しいですよね」
「そうだね、社員思いだよね」
「やだ、社員思いじゃなくて、みゆ先輩を思ってるんですよ」
「えっ?違うよ、ないない」
「みゆ先輩、鈍感すぎですよ」
友紀ちゃんはそう言ってくれるけど、私は信じられなかった。
(社長が私を思ってるなんて、天地がひっくり返ってもありえない、
だって社長にはゆかりさんいるし……)
(まだ頭がふらふらする、これじゃ仕事どころじゃないかも……)
もう少し横になっていようと思っていたら、まただいぶ寝てしまった。
「廉也は立木さんの保護者みたいね」
「保護者?それを言うなら彼氏って言ってほしいな」
「えっ?廉也は立木さんと付き合っているの?」」
私は思わず「違います」と否定した。
「そんなにはっきり否定させたらへこむな」
「すみません」
「総務部に言っておくから、ゆっくり休んでいろ」
「ご迷惑かけてすみません」
「ああ、全然大丈夫、役に立ててよかったよ」
社長は医務室を後にした。
(あれ?医務室のゆかりさんと社長はどう言う関係なの?お互いに名前を呼び捨てしてたし、ゆかりさんは社長にタメ口だったよね、もしや彼女?)
北山ゆかり、桂木ホテルリゾート株式会社医務室に勤務している女性だ。
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「みゆ先輩大丈夫ですか?貧血って聞きましたけど……」
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「社長がみゆ先輩の様子伝えにきて、ゆっくり休ませてほしいって言ってくれたから、部長何にも言えなくて、社長のおかげですね」
「そうなんだ」
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「そうだね、社員思いだよね」
「やだ、社員思いじゃなくて、みゆ先輩を思ってるんですよ」
「えっ?違うよ、ないない」
「みゆ先輩、鈍感すぎですよ」
友紀ちゃんはそう言ってくれるけど、私は信じられなかった。
(社長が私を思ってるなんて、天地がひっくり返ってもありえない、
だって社長にはゆかりさんいるし……)
(まだ頭がふらふらする、これじゃ仕事どころじゃないかも……)
もう少し横になっていようと思っていたら、まただいぶ寝てしまった。
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