俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛

ラヴ KAZU

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第十八章 みゆの入院

みゆからの着信

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その頃、みゆは意識が戻った。

「みゆちゃん、大丈夫」

「北山先生、私、どうしちゃったんですか」

「意識を失って倒れたんだ」

「すみません、ご迷惑かけてしまって」

「何を言ってるんだ、大変なときにみゆちゃんの側にいられて嬉しいよ」

「あのう、私のスマホはどこにありますか」

「今、持ってきてあげる」

(廉也さん、心配してるんじゃないかな)

健志はみゆのスマホを持ってきてくれた。

この時、健志は廉也からの着信とLINEを消してから、みゆに渡した。

「ありがとうございます」

みゆはまったく廉也からの連絡がないことに寂しさを感じていた。

(廉也さん、忙しいのかな)

みゆは、心細さと寂しさから、すっかり弱気になっていた。

(このまま、私、廉也さんに会えないのかな)
ダメだとわかっていても、みゆは廉也の番号をタップした。

(やっぱり、ダメ)

みゆはスマホを切った。

その頃、廉也はシャワーを浴びて、スマホの着信に気づかなかった。

みゆからの着信に気づいたのはしばらく経ってからだった。

(みゆからの着信)

廉也はすぐにみゆに電話をした。

「はい」

「みゆ、大丈夫か」

「ごめんなさい、お仕事忙しいのに」

「俺は大丈夫だ、入院したって聞いた、どうだ具合は」

「廉也さん、会いたい」

みゆは我慢していた気持ちが溢れ出した。

「みゆ」

「ごめんなさい、私なんてことを、もう切りますね」

スマホは切れた。

(俺は何を勘違いしていたんだ、みゆが愛しているのは俺なのに、俺は嫉妬なんかして
なんてやつだ)

廉也は次の日、東城氏との打ち合わせをキャンセルした。
「申し訳ありません、どうしても今日の打ち合わせは、キャンセルでお願いします」

「理由を話してくれないか」

「理由はお話し出来ません、プライベートなことなので、本当に申し訳ありません」
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