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第ニ章 彼の秘密
はじめてなのに、どうしよう
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夜、彼はとんでもない提案をしてきた。
「子供作ろうよ、俺達の」
えっちょっと待って、もう全然彼のスピードについていけてない。
「あの、もっとゆっくり色々考えながらにしませんか」
私は自分の気持ちを彼に伝えた。
「あゆみといっぱい思い出を作りたい、色々なところへ出かけて、あゆみと楽しみたいしそれに早くしないとあゆみが子供を追っかけられなくなるよ」
また、言い辛い事をはっきり言うのだから
「それはそうですけど」
私は何も言えなくなった。
彼の言い分はいつも正しい。
この時彼の限られた時間で、私との思い出をたくさん作ろうとしていた事など知るすべは無かった。
彼は仕事から戻ると、シャワーを浴びて食事を済ます。
仕事のため、すぐ眠りにつくのだが、最近は私の手を引き寄せ抱きしめる。
彼の唇が私の唇を塞ぐ、すごく長く蕩けるようなキス、次の瞬間、私を抱き上げ彼のベッドへ運ぶ。
「麻生さん、ちょっと待ってください」
「待てない」
彼は私の首筋に唇をあてる、腰のあたりに彼の手が・・・
まずい、まずいよ~。
「麻生さん、あの~ごめんなさい」
私は彼の手を振り払い、自分の部屋へ逃げ込んだ。
心臓が破裂しちゃう、初めての経験で、しかもかっこいい彼と絶対無理。
ドアを背に呼吸を整えていると、彼がドアを叩いた。
「あゆみ、ごめん、俺、先走りすぎたな、
でも、すごく大好きだから、いい加減な気持ちじゃないよ、機嫌直して、俺が寝るまで側にいてくれないかな」
「ドア開けて顔みせて」
彼はゆっくり考える時間と言うものを与えない様だ。
「あゆみ」
「はい」
私はゆっくりとドアを開けた。
「あゆみ、ごめん」
彼はすぐに私を引き寄せ抱きしめた。
「謝らなければいけないのは私の方です」
彼は私を見つめて、ふっと息を吐いた。
「そんな事ないよ、俺がもっと自信持てればいいのだろうけど、なんか不安になる、あゆみがどっかに行っちゃう気がして」
信じられない言葉が彼の口から飛び出した
自信ない、不安になる、それは私の気持ちで彼はいつでも自信満々で、迷わないと思っていた。
私がどこか行っちゃうなんて、絶対ありえない事なのに、どうしてなのだろう。
「麻生さん、私は何処へも行かないし、ずっと麻生さんの側を離れないですよ」
いやだ、愛の告白してしまった、どうしよう
「ほんと?絶対だよ、約束な」
子供のように瞳を輝かせて、彼は私を見つめた。
「子供作ろうよ、俺達の」
えっちょっと待って、もう全然彼のスピードについていけてない。
「あの、もっとゆっくり色々考えながらにしませんか」
私は自分の気持ちを彼に伝えた。
「あゆみといっぱい思い出を作りたい、色々なところへ出かけて、あゆみと楽しみたいしそれに早くしないとあゆみが子供を追っかけられなくなるよ」
また、言い辛い事をはっきり言うのだから
「それはそうですけど」
私は何も言えなくなった。
彼の言い分はいつも正しい。
この時彼の限られた時間で、私との思い出をたくさん作ろうとしていた事など知るすべは無かった。
彼は仕事から戻ると、シャワーを浴びて食事を済ます。
仕事のため、すぐ眠りにつくのだが、最近は私の手を引き寄せ抱きしめる。
彼の唇が私の唇を塞ぐ、すごく長く蕩けるようなキス、次の瞬間、私を抱き上げ彼のベッドへ運ぶ。
「麻生さん、ちょっと待ってください」
「待てない」
彼は私の首筋に唇をあてる、腰のあたりに彼の手が・・・
まずい、まずいよ~。
「麻生さん、あの~ごめんなさい」
私は彼の手を振り払い、自分の部屋へ逃げ込んだ。
心臓が破裂しちゃう、初めての経験で、しかもかっこいい彼と絶対無理。
ドアを背に呼吸を整えていると、彼がドアを叩いた。
「あゆみ、ごめん、俺、先走りすぎたな、
でも、すごく大好きだから、いい加減な気持ちじゃないよ、機嫌直して、俺が寝るまで側にいてくれないかな」
「ドア開けて顔みせて」
彼はゆっくり考える時間と言うものを与えない様だ。
「あゆみ」
「はい」
私はゆっくりとドアを開けた。
「あゆみ、ごめん」
彼はすぐに私を引き寄せ抱きしめた。
「謝らなければいけないのは私の方です」
彼は私を見つめて、ふっと息を吐いた。
「そんな事ないよ、俺がもっと自信持てればいいのだろうけど、なんか不安になる、あゆみがどっかに行っちゃう気がして」
信じられない言葉が彼の口から飛び出した
自信ない、不安になる、それは私の気持ちで彼はいつでも自信満々で、迷わないと思っていた。
私がどこか行っちゃうなんて、絶対ありえない事なのに、どうしてなのだろう。
「麻生さん、私は何処へも行かないし、ずっと麻生さんの側を離れないですよ」
いやだ、愛の告白してしまった、どうしよう
「ほんと?絶対だよ、約束な」
子供のように瞳を輝かせて、彼は私を見つめた。
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