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あゆみのもう一つの夢
あゆみは俺の腕からすり抜けた
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俺はあゆみに俺の全てを残したい。
あゆみの望みである花屋の店、そして俺との子供。
俺の人生はこの先いつまでなのか、誰にも分からない。
あゆみの望みを残された人生で成し遂げなければならない。
先生の診察は順調だとの事だった。
「このまま、お薬を続けて、再発防止に頑張りましょう」
「はい」
「記憶障害はその後如何ですか」
「大丈夫です」
「そうですか、それは良かったですね」
それから薬を貰いマンションへ戻った。
俺は蘭との事をどうあゆみに話したらいいか迷っていた。
「あゆみ、ヒカルが言ってた蘭のことだけど、特別な関係って言っても男女の関係はないからな、俺が店をオープンさせた時に世話になって、あゆみのこともちゃんと話してあるんだ」
「そうですか」
「フラワーアレンジメント蘭の真壁 蘭子なんだけど知らないかな」
「真壁 蘭子さん、知ってますフラワーアレンジメント蘭の社長さんですよね」
「そうそう、その女社長」
「お仕事のことで会っていたんですか」
「あっ、うん」
俺は答えに詰まった、この時あゆみの納得いかない表情に気づく事が出来なかった。
その夜、あゆみを抱きしめるも、あゆみは俺の腕からすり抜けていった。
あゆみの望みである花屋の店、そして俺との子供。
俺の人生はこの先いつまでなのか、誰にも分からない。
あゆみの望みを残された人生で成し遂げなければならない。
先生の診察は順調だとの事だった。
「このまま、お薬を続けて、再発防止に頑張りましょう」
「はい」
「記憶障害はその後如何ですか」
「大丈夫です」
「そうですか、それは良かったですね」
それから薬を貰いマンションへ戻った。
俺は蘭との事をどうあゆみに話したらいいか迷っていた。
「あゆみ、ヒカルが言ってた蘭のことだけど、特別な関係って言っても男女の関係はないからな、俺が店をオープンさせた時に世話になって、あゆみのこともちゃんと話してあるんだ」
「そうですか」
「フラワーアレンジメント蘭の真壁 蘭子なんだけど知らないかな」
「真壁 蘭子さん、知ってますフラワーアレンジメント蘭の社長さんですよね」
「そうそう、その女社長」
「お仕事のことで会っていたんですか」
「あっ、うん」
俺は答えに詰まった、この時あゆみの納得いかない表情に気づく事が出来なかった。
その夜、あゆみを抱きしめるも、あゆみは俺の腕からすり抜けていった。
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