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あゆみの望みは別にあった
運命の相手なら、二人は惹かれ合うだろう
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ヒカルがあゆみに惚れてるのはわかっていた。
でも、友梨ちゃんの事を意識しているのも事実だ。
友梨ちゃんの存在がヒカルの中で大きくなってくれたらと密かな思いが脳裏を掠めた。
ヒカルがホストの仕事を続ける限り、友梨ちゃんとの結婚は無いに等しいだろう。
そんな二人を引き合わすのは酷なことかもしれない。
でも、もし惹かれ合う関係なら俺が手を貸さずとも二人は人生を共に歩むだろう。
もし運命の相手じゃ無いのなら、いくら俺が引き合わせても続かないだろう。
ヒカルが友梨ちゃんに惚れても振られる可能性も歪めない。
まっ、運命に任せるしか無いなと俺は自分に言い聞かせた。
店に行って友梨ちゃんにヒカルの気持ちを伝えた。
「本当ですか?」
「ああ、これヒカルのスマホの番号、かけてみな?」
友梨ちゃんは俺からのメモを受け取り、俺の目の前でヒカルのスマホに連絡を取った。
すごく積極的だとは思っていたが、俺は友梨ちゃんの行動に驚いた。
「友梨です、麻生さんから番号受け取りました、もしもし?寝てましたか?この番号私のスマホの番号なんで登録しておいてくださいね、また連絡します」
友梨ちゃんはスマホを切った。
「なんか寝ていたみたいです」
時計を見ると、朝の六時だった。
仕事から戻って眠りについたばかりの時間だ。
でも、友梨ちゃんの事を意識しているのも事実だ。
友梨ちゃんの存在がヒカルの中で大きくなってくれたらと密かな思いが脳裏を掠めた。
ヒカルがホストの仕事を続ける限り、友梨ちゃんとの結婚は無いに等しいだろう。
そんな二人を引き合わすのは酷なことかもしれない。
でも、もし惹かれ合う関係なら俺が手を貸さずとも二人は人生を共に歩むだろう。
もし運命の相手じゃ無いのなら、いくら俺が引き合わせても続かないだろう。
ヒカルが友梨ちゃんに惚れても振られる可能性も歪めない。
まっ、運命に任せるしか無いなと俺は自分に言い聞かせた。
店に行って友梨ちゃんにヒカルの気持ちを伝えた。
「本当ですか?」
「ああ、これヒカルのスマホの番号、かけてみな?」
友梨ちゃんは俺からのメモを受け取り、俺の目の前でヒカルのスマホに連絡を取った。
すごく積極的だとは思っていたが、俺は友梨ちゃんの行動に驚いた。
「友梨です、麻生さんから番号受け取りました、もしもし?寝てましたか?この番号私のスマホの番号なんで登録しておいてくださいね、また連絡します」
友梨ちゃんはスマホを切った。
「なんか寝ていたみたいです」
時計を見ると、朝の六時だった。
仕事から戻って眠りについたばかりの時間だ。
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