お前に惚れた〜極道の一途すぎる愛

ラヴ KAZU

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第十九章 迫り来る黒い影

力也さん、開けてください 力也の嫉妬

力也はひとみに近づいた。

ひとみは血だらけだった。

「力也さん」

力也は血だらけのひとみに慌てて駆け寄った。

「大丈夫か、血だらけだ、すぐに病院へ行こう」

「私はどこも怪我はしていません、でも山城さんが……」

ひとみは泣きじゃくりながら力也に縋りついた。

ひとみは自分についた山城の血が、力也のスーツに着いてしまったことに、

ようやく気づいて、身体を離した。

「力也さん、ごめんなさい、力也さんのスーツが汚れてしまって」

力也はひとみを引き寄せ抱きしめた。

「力也さん?」

「そんなこと、気にするな、ひとみが無事でよかった」

力也はひとみの唇にそっとキスをした。

(ひとみ、お前の気持ちが山城に向いていても、俺はお前を手放すことは出来ない、
許してくれ)

力也は舌を割り入れて、濃厚なキスをした。

(えっ、力也さん、どうしたんだろう)

ひとみは人前で、恥ずかしい反面、嬉しかった。

ひとみは山城に対して、力也が思っている気持ちはない。

自分を助けてくれたお礼の気持ちで、唇ではなく、目元に触れたキスをしたのだ。

でも、力也はひとみが山城に心が向いていると思い込んだ。

力也はギュッとひとみを抱きしめた。

「力也さん、苦しいです」

力也は慌てて身体を離した。

「ごめん」

力也は恥ずかしそうに俯いた。

(力也さん、すごく心配してくれてるんだ)

まさか、力也が嫉妬していたなど、ひとみは想像もしなかった。

力也とひとみは病院へ向かった。

ひとみは検査を向けて、ひとみ自身もお腹の中の子供も異常なかった。

「力也さん、ごめんなさい、私、一人で外に出ちゃって」

「そうだな、俺の言うことを聞かなかったんだから、罰を受けてもらうぞ」

「えっ?」

力也はひとみをマンションに連れて行った。

マンションに到着すると、ひとみを部屋に入れて、鍵をかけた。

「力也さん、開けてください」
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