俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う

ラヴ KAZU

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第二十二章 再会

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「医者に連れて行こう」

「どうしましょう、私、なんで気づいてあげられなかったの」

美希は取り乱して泣き出した。

「美希、泣いてる暇はないぞ、医者に行こう、蓮也、ママの荷物を車に運べ」

「分かった」

私は気が動転してしまった、一人で心細かったのもあるが、すっかり蓮さんに頼ってしまったのである。

テキパキと行動して、相変わらず頼もしいと思った。

東條さんに嫉妬したと言ってくれて、それだけ私を好きだってことだよね。

私だって本当はベビーシッターの女性に嫉妬していた。

それなのに、身をひくことしか出来ない、蓮さんを奪われないようになんて思えない。

こんなに好きなのに、言葉や行動に示すことが出来ない。

なんて可愛くないんだろうと自分の性格を恨んだ。

病院へ到着すると、足が震えて前に進めない。

「美希、どうした」

「足が震えてしまって……」



蓮さんは私に近づき「しっかりしろ、美蓮の母親はお前なんだぞ」そう言って私を支えてくれた。

診察室に入り、解熱剤をお尻から入れてもらい、様子を見るように言われた。

蓮也は熱を出したことがなかった。

美蓮は熱を出しやすいようだ。

待合室で、ソファに座るとどっと疲れが出たように力が抜けた。

蓮さんは会計を済ませ、薬をもらってくれた。

私一人じゃ出来なかったかもしれない。

「美希、大丈夫か、みんなでマンションに戻ろう」

「でも、このままマンションに行ったら、また蓮さんに迷惑が」

「俺と美希は夫婦だ、そして蓮也と美蓮は俺たちの子供だ、何にも迷惑なことなんてない、大丈夫だ、俺にもっと頼れよ」

「蓮さん」

そしてマンションへ向かった。


美蓮はすぐに回復に向かった。

この日からちょうど連休に入り、親子四人で過ごすことが出来た。

美蓮の熱も下がり、機嫌も良かったので、出かけることにした。

俺は美希にチャンスをくれと伝えた。

「美希、俺にやり直しのチャンスをくれ」

「そんな、蓮さんはなにも問題ないです、私が蓮さんの妻として、子供たちの母親として駄目なんです」

「そんなことはないだろう、夫婦二人で色々なことを乗り越えていきたいと言う美希の希望を、俺が疲れたり、出来なかったりで、美希は俺に対する気持ちが離れて行ってる気がするんだ、だから……」

「違うんです」

俺は今までにない美希の態度に戸惑った。

「なにが違うんだ」

「私は蓮さんより一回り年上です、四十歳を過ぎて疲れやすかったり、子育てに一生懸命で自分のことはなにもしていません、そこに、ベビーシッターの若い女の子が毎日来ていたら、蓮さんは絶対にその人の方がいいと思うに決まってます、だから……」

「美希、ヤキモチ妬いてくれたのか」

美希は恥ずかしそうに俯いた。

「この間の方も、まるで親子のように映りました、嫌だったんです、蓮さんがその方に優しい眼差しを向けるたびに、この辺がぎゅっと苦しくなって嫌だったんです」

美希は急に泣き出した。

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