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第二十三章 罠にハマった蓮

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それから、家族四人の新たな生活が始まった。

朝は戦争だ。

蓮也は自分のことは自分で支度した。

俺だって出来るさ、でも結局何回も美希を呼ぶことになる。

そこに東條が迎えに来てしまった。

「蓮也、美蓮を見てて」

「わかった」

「東條さん、すみません、蓮さんがまだなんです」

「大丈夫ですよ」

そこに蓮也が声をかける。

「ママ、幼稚園のバス来ちゃうよ」

蓮也は幼稚園まで通園バスを利用することになった。

蓮也は蓮の寝室のドアを開ける。

「パパ、もう、僕行くよ」

「マジか、ネクタイが全く出来ない」

「蓮さん、お手伝いしましょうか」

「ああ、頼む」

「じゃあ、行ってきます」

蓮也がマンションのドアを開けて、エレベーターまで走る。

「蓮也、待ってて」

そこで東條が美希に声をかける。

「奥様、蓮也様は自分が見送りしますので、社長をお願いします」

「東條さん、すみません」

美蓮はベッドに寝かされて、泣き出した。

「はい、はい、美蓮、待っててね、パパがネクタイ出来ないんだって、
美蓮はいい子ね」

美希が声をかけると、ピタッと泣き止んだ。

今のうちにと美希は蓮のネクタイを締めた。

「はい、出来ましたよ」

蓮はしょぼんとしていた。

「どうしたんですか」
「俺が一番手がかかるな、ごめん」

美希はふふっと笑い出した。

「蓮さん、なんでも自分で出来たら、私はいらないですよね」

「何言ってる、美希は大事な俺の妻だ、いらない時などないよ」

蓮は美希を引き寄せ抱きしめた。

蓮は美希とキスをした。

舌を割り入れて、美希の胸に触れた。

「蓮さん、ダメです、東條さんが戻ってきますよ」

「いいさ、東條に俺たちはこんなにも愛し合っていると見せつけてやれば」

その時、美蓮が泣き出した。

「やべ、美蓮に怒られた」

美希は美蓮を抱き上げた。

「ごめんね、お腹空いたんだね」

美希は寝室に移動して、美蓮におっぱいを上げた。

「じゃあ、行ってくるな」
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