63 / 109
第二十四章 蓮さん、愛しています
①
しおりを挟む
美希は蓮の帰りが遅いのを心配して、東條に連絡を入れた。
「東條さん?」
「奥様、どうなさったんですか」
「あのう、蓮さんと一緒ですか」
「いえ、社長は取引先の社長と会食に行かれて、お酒が入るので、
タクシーでお帰りになるとおっしゃって、まだ戻りませんか」
「はい、大丈夫でしょうか、蓮さん、お酒は強い方ではないので」
「スマホに連絡してみましたか」
「いえ、あまり仕事中は電話は迷惑かと……」
「わかりました、こちらで連絡してみます」
「よろしくお願いします」
東條は早速蓮に電話した。
「はい」
「あ、社長、今どこにいらっしゃいますか、お迎え行きましょうか」
「今、マンションのエントランスにいる」
「もう、お帰りでしたか、奥様に連絡してあげてください、心配なさってましたよ」
「東條、何も聞かずに、今晩お前のマンションに泊めてくれ、これからタクシーでそっちに向かう」
「わかりました、お待ちしております」
東條は何かあったと推測出来たが、何かまでは、全く予想出来なかった。
とりあえず、美希に連絡することにした。
その頃、美希は蓮が心配でマンションのエントランスに降りてきていた。
蓮さん。
マンションのエントランスからタクシーに乗って行く、蓮の姿を見つけた。
そこへ、東條から連絡が入った。
「奥様でしょうか、東條です、社長ですが、酔いを覚ますのに近くの喫茶店で、
休憩していたとのことで、今お迎えに行くところです、明日の朝
早いので、このまま自分のマンションに泊まって頂きますので、奥様は心配なさらず、
もうお休みになってください」
「わかりました、よろしくお願いします」
どう言うこと?
明らかに東條さんは嘘をついている。
だって、今タクシーに乗ったのは、蓮さんだ、間違いない。
「ママ、美蓮が泣いてるよ」
蓮也がエレベーターで降りてきて、教えてくれた。
「あ、ごめん、ごめん、さっ、お部屋に戻りましょう」
「パパは?」
「今日は、東條さんのマンションに泊まるって」
「帰ってこないの?」
「そうね、明日は帰ってくるわよ」
「ふ~ん、はじめてだね、パパが夜いないの」
「そうね」
蓮也の言う通り、蓮が外泊ははじめてのことだった。
その頃、蓮は東條のマンションに向かっていた。
東條のマンションに到着し、インターホンを鳴らすと、東條が応対した。
「社長、お入りください、一体どうなさったのですか」
蓮はことの成り行きを話しはじめた。
「それは、罠にはまりましたね」
「東條さん?」
「奥様、どうなさったんですか」
「あのう、蓮さんと一緒ですか」
「いえ、社長は取引先の社長と会食に行かれて、お酒が入るので、
タクシーでお帰りになるとおっしゃって、まだ戻りませんか」
「はい、大丈夫でしょうか、蓮さん、お酒は強い方ではないので」
「スマホに連絡してみましたか」
「いえ、あまり仕事中は電話は迷惑かと……」
「わかりました、こちらで連絡してみます」
「よろしくお願いします」
東條は早速蓮に電話した。
「はい」
「あ、社長、今どこにいらっしゃいますか、お迎え行きましょうか」
「今、マンションのエントランスにいる」
「もう、お帰りでしたか、奥様に連絡してあげてください、心配なさってましたよ」
「東條、何も聞かずに、今晩お前のマンションに泊めてくれ、これからタクシーでそっちに向かう」
「わかりました、お待ちしております」
東條は何かあったと推測出来たが、何かまでは、全く予想出来なかった。
とりあえず、美希に連絡することにした。
その頃、美希は蓮が心配でマンションのエントランスに降りてきていた。
蓮さん。
マンションのエントランスからタクシーに乗って行く、蓮の姿を見つけた。
そこへ、東條から連絡が入った。
「奥様でしょうか、東條です、社長ですが、酔いを覚ますのに近くの喫茶店で、
休憩していたとのことで、今お迎えに行くところです、明日の朝
早いので、このまま自分のマンションに泊まって頂きますので、奥様は心配なさらず、
もうお休みになってください」
「わかりました、よろしくお願いします」
どう言うこと?
明らかに東條さんは嘘をついている。
だって、今タクシーに乗ったのは、蓮さんだ、間違いない。
「ママ、美蓮が泣いてるよ」
蓮也がエレベーターで降りてきて、教えてくれた。
「あ、ごめん、ごめん、さっ、お部屋に戻りましょう」
「パパは?」
「今日は、東條さんのマンションに泊まるって」
「帰ってこないの?」
「そうね、明日は帰ってくるわよ」
「ふ~ん、はじめてだね、パパが夜いないの」
「そうね」
蓮也の言う通り、蓮が外泊ははじめてのことだった。
その頃、蓮は東條のマンションに向かっていた。
東條のマンションに到着し、インターホンを鳴らすと、東條が応対した。
「社長、お入りください、一体どうなさったのですか」
蓮はことの成り行きを話しはじめた。
「それは、罠にはまりましたね」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
40
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる