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第二十八章 夫婦の絆
①
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蓮は自分自身を責めた。
また、嫉妬してしまった。
美希は明るくて、可愛い、実年齢よりも若く見える。
それを美希自身が気づいていない。
出来る事なら、部屋に閉じ込めて、誰の目にも触れさせたくねえ。
蓮がこれほど美希に愛情を注いでいることを美希は気づいていないのだ。
蓮は冷たいシャワーを浴びて、気持ちをクールダウンさせた。
そのうち、蓮也と美蓮の元気な声が聞こえた。
「パパ、ただいま」
「ただいま」
「おかえり、東條はいっぱい遊んでくれたか」
「うん、楽しかったよ」
そう言って蓮に抱きついた。
「美蓮も、美蓮も」
二人で蓮にくっついた。
「ママもおいでよ」
美希は怒っていたのか、返事をしない。
「ママ、どうしたの?」
蓮は透かさず答えた。
「ママはパパに怒ってるんだよ」
「なんで?」
「ママがあまりにも可愛いくて、お店でみんなに好かれて、パパはヤキモチ妬いたんだ」
「そうだね、ママは可愛いもんね」
「蓮也」
美希は恥ずかしくなって俯いた。
「パパ、ママにごめんねって言わないとだめだよ」
「そうだな」
「美希、ごめんな」
美希はわかっていた、蓮の気持ちを……
自分だってきっと、蓮が若い女性と一緒にいたら同じ気持ちになるだろう。
また、嫉妬してしまった。
美希は明るくて、可愛い、実年齢よりも若く見える。
それを美希自身が気づいていない。
出来る事なら、部屋に閉じ込めて、誰の目にも触れさせたくねえ。
蓮がこれほど美希に愛情を注いでいることを美希は気づいていないのだ。
蓮は冷たいシャワーを浴びて、気持ちをクールダウンさせた。
そのうち、蓮也と美蓮の元気な声が聞こえた。
「パパ、ただいま」
「ただいま」
「おかえり、東條はいっぱい遊んでくれたか」
「うん、楽しかったよ」
そう言って蓮に抱きついた。
「美蓮も、美蓮も」
二人で蓮にくっついた。
「ママもおいでよ」
美希は怒っていたのか、返事をしない。
「ママ、どうしたの?」
蓮は透かさず答えた。
「ママはパパに怒ってるんだよ」
「なんで?」
「ママがあまりにも可愛いくて、お店でみんなに好かれて、パパはヤキモチ妬いたんだ」
「そうだね、ママは可愛いもんね」
「蓮也」
美希は恥ずかしくなって俯いた。
「パパ、ママにごめんねって言わないとだめだよ」
「そうだな」
「美希、ごめんな」
美希はわかっていた、蓮の気持ちを……
自分だってきっと、蓮が若い女性と一緒にいたら同じ気持ちになるだろう。
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