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第二十九章 十二歳の年の差
⑦
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美希は紙袋を後ろに隠した。
「会社に来なかったのか」
「いえ、あのう、行ったんですが、え~っと、その」
「どうしたんだ、連絡くれればよかったのに」
「蓮さん、彼女さんと一緒で」
「彼女?誰の?」
「蓮さんの」
「俺の彼女?」
美希は思い出したように涙を溢れさせた。
「ちょっと待ってくれ、俺には彼女なんかいないよ」
「でも、仲良く車に乗り込んでいきました」
蓮は秘書の金子流花と一緒のところを見て、勘違いしたのだと察した。
「ああ、あの人は俺の新しい秘書だよ」
「でも、とても仲睦まじい感じでした」
「そうか、声かけてくれたら、誤解しないで済んだのに……」
「会社に来なかったのか」
「いえ、あのう、行ったんですが、え~っと、その」
「どうしたんだ、連絡くれればよかったのに」
「蓮さん、彼女さんと一緒で」
「彼女?誰の?」
「蓮さんの」
「俺の彼女?」
美希は思い出したように涙を溢れさせた。
「ちょっと待ってくれ、俺には彼女なんかいないよ」
「でも、仲良く車に乗り込んでいきました」
蓮は秘書の金子流花と一緒のところを見て、勘違いしたのだと察した。
「ああ、あの人は俺の新しい秘書だよ」
「でも、とても仲睦まじい感じでした」
「そうか、声かけてくれたら、誤解しないで済んだのに……」
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