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file16 呪いの人形
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一華の友人・広恵は、ヨーロッパ一週旅行で人形を買った。
その人形は、真っ白な肌に真っ黒な瞳、少しウェーブのかかった長い黒髪で白のワンピースに胸元にはフリルとリボンがあしらっていた。
広恵は、この人形をスマホで写真を撮ろうとするとうまく撮れなかったり、スマホ自体が壊れてしまうらしい。
「なんでだろう?」
そう思っていた。
そして、日本へ帰国して人形を部屋に飾るようになってから、誰かが見ているような気がしたが誰もいない…カチャカチャという変な音もするようになった。
ある晩、誰かに首をしめられているような気がして目を開けると外国人の女性がずっと
「おまえの命は…私が…握っている…おま…え…は…」
意識を失った。
目が覚めると、人形が床に落ちていた。
首を傾げながら人形に視線を向けると
「あの女性…この人形に似ているような…」
毎晩毎晩、女性に首をしめられる。
“限界だ…”
広恵は、一華に電話で相談した。
「一華…お願い…助けて…人形に首をしめられるの…」
すると、家に一華と巧が来てくれて説明をする。
巧は、人形を陽にかざした時に顔の中に文字のようなものがうつっていた。
「顔の中に、文字か…絵がある…調べてみるよ!」
そういい、巧は人形を持ち帰って大学で調べる。
巧を見送り、ソファーでお茶を飲みながら広恵は、一華に
「あの人形…何かあるのかしら?私、死ぬの?怖い!毎晩、毎晩首をしめてね…私のものって何…?」
一華は広恵に
「大丈夫だよ!お祓いとか…そういうの…しよう!」
「うん、うん。」
Prrrrr
一華の電話が鳴る。巧からだ。
巧は、大きな声で
「一華!広恵!!大変だ!」
「「えっ?どういうこと?」」
「あの人形の顔の中を見てみたら…あれは…たぶん呪いの一種か何かだと思う。それで、呪いが遂行された後の人形だ!ヤバイな…ん?」
一華は巧の声に反応する。
「…人形が…さっきまでいたのに…消えてる…」
「えっ?えー!!!!!どうしよう!」
と騒いでいると、静かに広恵がソファーからスッと立つ。
一華は、広恵の様子がおかしいと感じ電話を切った。
「広恵?どうしたの?」
広恵は、ブツブツと
「あの…子が…呼んでる…行かなきゃ…」
一華は広恵の腕をとり
「広恵!!あの人形は、手放すんでしょ?」
広恵は一華の視線を向け、見たことがない顔つきで
「人間!!消えろ!!お前は、邪魔だ!!!」
そう言った瞬間、凄まじい風に襲われた。
一華は、必死に耐えた。
目を開けると、広恵の姿がいなくなっていた。
必死で何回も何回も電話をかけ、外にも出て探した。
広恵の両親は、いないので、一華と巧が捜索願を提出した。まだあきらめたくないという願いを込めて…
数年過ぎているが…広恵の行方は、今も不明なままだ。
その人形は、真っ白な肌に真っ黒な瞳、少しウェーブのかかった長い黒髪で白のワンピースに胸元にはフリルとリボンがあしらっていた。
広恵は、この人形をスマホで写真を撮ろうとするとうまく撮れなかったり、スマホ自体が壊れてしまうらしい。
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「一華…お願い…助けて…人形に首をしめられるの…」
すると、家に一華と巧が来てくれて説明をする。
巧は、人形を陽にかざした時に顔の中に文字のようなものがうつっていた。
「顔の中に、文字か…絵がある…調べてみるよ!」
そういい、巧は人形を持ち帰って大学で調べる。
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「あの人形…何かあるのかしら?私、死ぬの?怖い!毎晩、毎晩首をしめてね…私のものって何…?」
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「大丈夫だよ!お祓いとか…そういうの…しよう!」
「うん、うん。」
Prrrrr
一華の電話が鳴る。巧からだ。
巧は、大きな声で
「一華!広恵!!大変だ!」
「「えっ?どういうこと?」」
「あの人形の顔の中を見てみたら…あれは…たぶん呪いの一種か何かだと思う。それで、呪いが遂行された後の人形だ!ヤバイな…ん?」
一華は巧の声に反応する。
「…人形が…さっきまでいたのに…消えてる…」
「えっ?えー!!!!!どうしよう!」
と騒いでいると、静かに広恵がソファーからスッと立つ。
一華は、広恵の様子がおかしいと感じ電話を切った。
「広恵?どうしたの?」
広恵は、ブツブツと
「あの…子が…呼んでる…行かなきゃ…」
一華は広恵の腕をとり
「広恵!!あの人形は、手放すんでしょ?」
広恵は一華の視線を向け、見たことがない顔つきで
「人間!!消えろ!!お前は、邪魔だ!!!」
そう言った瞬間、凄まじい風に襲われた。
一華は、必死に耐えた。
目を開けると、広恵の姿がいなくなっていた。
必死で何回も何回も電話をかけ、外にも出て探した。
広恵の両親は、いないので、一華と巧が捜索願を提出した。まだあきらめたくないという願いを込めて…
数年過ぎているが…広恵の行方は、今も不明なままだ。
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