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file17 貴婦人
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父・巧が骨董品屋で、一人の貴婦人が紅茶を優雅に飲んでいる絵を買ったことから始まる。
日本の家で、香菜と宏人は色んな種類のクッキーとジュースを用意して机に置いた。
宏人は、香菜に
「香菜!クッキーにクロテッドクリームを塗って…もっと甘くしよう!」
「うん!クロテッドクリームって、スコーンに塗るやつだよね?」
「そうだ!取りに行こう!」
少し机から離れて帰ってきたら、
「お兄ちゃん!!クッキーがなくなってる!?何で!ショック!!」
「秒で、なくなるか?!てか、俺達しかいないのに!!」
居間に飾ってある貴婦人の絵に向かって、冗談で香菜が
「ちょっと!ちょっと!ご婦人!貴女かね?クッキーを食べたのは?紅茶を飲んでいるのが、余裕そうですな~」
とふざけた。
すると貴婦人の目が、キラリと光る。
絵から貴婦人が出てきて香菜と宏人に
「お黙り!!紅茶にふさわしいものを食べただけよ!」
「「「………」」」
香菜と宏人は
「「絵の中から人が出てきて怒ってる!!??怖っ!てか、クッキーの恨み、マジで許さない!!」」
貴婦人は、紅茶を飲みながら扇子をパタパタとあおぐ。
「そんな所に置いておくのが、悪いのよ?てっきり私のものかと思ったわ!」
香菜と宏人は、目を配らせて
「お兄ちゃん!この絵!壊そう!」
「そうだな!いわく付きだしな!!なんか、感じ悪いし!!」
貴婦人はオロオロと
「あっあなた達、本気?」
二人は、貴婦人を無視した。
宏人は、ハサミを取り出し
「絵に向かって刺せばいいのかな?」
香菜は頷きながら
「私も手伝う~♪」
貴婦人は、泣き叫びながら
「わかったわよ!ごめんなさい!もうしないから、壊さないで!!」
そう言って三人は、仲良くもう一度クッキーをとってきて一緒に食べることにした。
香菜は、貴婦人を見ながら
“貴婦人がコタツの中に入って、スーパーのクッキーを一緒に食べるのって…なかなかない経験だな…
”
と心の中で、ふと思った。
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宏人は、香菜に
「香菜!クッキーにクロテッドクリームを塗って…もっと甘くしよう!」
「うん!クロテッドクリームって、スコーンに塗るやつだよね?」
「そうだ!取りに行こう!」
少し机から離れて帰ってきたら、
「お兄ちゃん!!クッキーがなくなってる!?何で!ショック!!」
「秒で、なくなるか?!てか、俺達しかいないのに!!」
居間に飾ってある貴婦人の絵に向かって、冗談で香菜が
「ちょっと!ちょっと!ご婦人!貴女かね?クッキーを食べたのは?紅茶を飲んでいるのが、余裕そうですな~」
とふざけた。
すると貴婦人の目が、キラリと光る。
絵から貴婦人が出てきて香菜と宏人に
「お黙り!!紅茶にふさわしいものを食べただけよ!」
「「「………」」」
香菜と宏人は
「「絵の中から人が出てきて怒ってる!!??怖っ!てか、クッキーの恨み、マジで許さない!!」」
貴婦人は、紅茶を飲みながら扇子をパタパタとあおぐ。
「そんな所に置いておくのが、悪いのよ?てっきり私のものかと思ったわ!」
香菜と宏人は、目を配らせて
「お兄ちゃん!この絵!壊そう!」
「そうだな!いわく付きだしな!!なんか、感じ悪いし!!」
貴婦人はオロオロと
「あっあなた達、本気?」
二人は、貴婦人を無視した。
宏人は、ハサミを取り出し
「絵に向かって刺せばいいのかな?」
香菜は頷きながら
「私も手伝う~♪」
貴婦人は、泣き叫びながら
「わかったわよ!ごめんなさい!もうしないから、壊さないで!!」
そう言って三人は、仲良くもう一度クッキーをとってきて一緒に食べることにした。
香菜は、貴婦人を見ながら
“貴婦人がコタツの中に入って、スーパーのクッキーを一緒に食べるのって…なかなかない経験だな…
”
と心の中で、ふと思った。
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