1 / 1
母のいない日
しおりを挟む
「じゃ、連絡事項は、終わり! 気をつけて帰れよ!」
担任の大きな声が教室内に響き渡ると、ガタガタと机や椅子を鳴らし、我先にと教室を出て行く男子やお友達と喋りながらのんびりと教室を出る女子。
「じゃ、またねぇ。春菜ちゃん!」
「うん。バイバイ」
手を軽く上げながら、重くなったランドセルを背負い、妹がいる学童教室へと向かう。
ガラガラと引き戸を引き、顔を入れるや否や、
「あ! 春菜ちゃんのお姉ちゃん!」
妹の春菜よりも先に春菜よりも少し背の高い同じクラスの女の子が、隣で本を熱心に読む春菜の元へ駆け寄り、春菜が私に気づいて駆け寄る。
「宮野先生! ありがとうございます」
佳奈が四年生の時の元担任の先生。出産を機に今は学童教室の補助をしながらも一年生の副担任として、働いている。
「佳奈ちゃん。久し振りー。元気だった?」
この流行り風邪で、旦那さんや可愛い娘さんが感染して、休みがちだったせいか、幾分宮野先生の顔も……。
「元気でーす。さ、春菜。先生に挨拶して」
そう佳奈は春菜に言ったが、春菜は少し佳奈の顔を見上げて……。
「先生、さようなら」
読んでいた本をランドセルにしまい、一年生の下駄箱へと向かった。
「ねーね、今日のおやつなーに? 春ね、プリン食べたい!」
今日の給食のデザートが、プリンだったからなぁ。プリンかぁ……。
「じゃ、お母さんに聞いてお小遣い貰って、買いに行こっか!」
「うんっ! プリン! プッチンって、してもらったのー」
佳奈は、春菜と手を繋ぐとふと母の少し疲れたような顔を思い出した。
佳奈と春菜の両親は、別に不仲ではないと思う。ただ、春菜は少し周りのお友達より知能が低いという事もあって、春菜は小学校以外の療養クラブというところにも一週間に一度通っていた。その送り迎えは、佳奈。母は、そのお金を稼ぐ為に、時々、夜遅くまで居酒屋でアルバイトをしている。
家につき玄関を開けると、いつもは出迎えてくれる筈の母の声がなかった。
「ただいまー!」
「ただいま。お母さん?」
居間は、カーテンが引かれ薄暗い。母の姿はなかった。
「ねーね、ママはー? プリン」
ランドセルを置き、2階の寝室やトイレ、庭を見たが母の姿はなく、買い物に行ったにしても書置きすらなかった。
「買い物かなぁ?」
「ねーね、これあった」
春菜が手に千円札を握っていた。
母はいつも、夕方五時には化粧をし、アルバイト先へ向かっているのだが、寝室にもお化粧をした花のような匂いはしなかった。
「なんだろ? なんかあるかなぁ?」
冷蔵庫を覗くと、いつものようにおかずの作り置きや佳奈や春菜がよく食べてるアイスやゼリー、プリンが入っていた。
「春菜ー、プリンあったよ。これ食べよ」
「うん!」
春菜と一緒に皿を出し、プリンを逆さにすると、春菜は真っ赤な顔をしてプッチンする。
春菜は、嬉しそうな顔で、一口一口食べていった。
「食べる?」
既に自分の分のを食べ終えたのに、食べ足りないのか、佳奈の皿をジッと見つめる春菜に、佳奈はまだ口すらつけていないプリンを差し出した。
なんだろ?なんかおかしい。買い物に行ったとしても、いつもは書き置きすら置いて行くのに。
佳奈のそんな思いは、五時、六時になっても消えることなく、溢れていった。
ガチャッと玄関が開き、父が帰ってきた。
春菜は、タタッと駆け寄り、父の嬉しそうな声と共に、
「ただいま、佳奈。あれ? 春香は?」
「アルバイト? 帰ってきたらいなかったし」
父は、母のアルバイトにはいい顔はしなかったが、春菜の為と言われると首を縦に振るしかなかった。
「ふうん。珍しいな。おっ? 今夜は、唐揚げか?」
父を挟んでの夕飯。
少し作りすぎた?かと思ったが、春菜も父も大好きな唐揚げ。残ることはなく、二人風呂に入ってる声を聞きながら、佳奈は汚れ物を片付ける。
「おーい、佳奈!」の声にハッとし、慌てて春菜を迎えにバスルームへ。
「ねーね、あちゅい」
真っ赤になった顔に、身体からのぼりたつ湯気。
春菜をバスタオルに包み、急いでパジャマに着替えさせる。
「ほら、ジッとしてぇ」
春菜は、何故かドライヤーの音が怖いらしく、騒いだり、逃げようとしたり、髪が渇いた頃には、風呂に入っていない佳奈ですら汗だくになる。
それが終わる頃には、父が出て、酒を出す。
「ま、いつものようには帰ってくるんじゃないか? バイト先からは電話なかったんだろ?」
「うん」
アルバイトは、楽しいのか無遅刻無欠勤で、それなりの収入にはなっていたが……。
「じゃ、春菜寝かしたら、お風呂入ってくるから」
「あぁ……」
父は、好きな野球チームの試合を見ていた。
「春菜、今日はなんの本?」
「これー!」
毎日、寝る前の読み聞かせも、毎回同じ絵本ではあったが、佳奈は何も言わなかった。
父や母は、少しイラついていたが。
「-て、おじいさんは、幸せに暮らしました。おしまい。って、もう寝ちゃってるし」
佳奈は、小さな布団でスヤスヤと眠る春菜の顔を見て、小さく笑った。
「さって、私もお風呂に入ってこよっと」
居間に出るとお父さんは、まだビールを飲みながら野球を見ていた。
「じゃ、お風呂入ってくるから。飲み終わったら、流しにつけといて」
「はいよ」
チラッと佳奈を見て、またテレビに戻る。
壁に掛かってる時計は、ゆうに九時をすぎており、佳奈は急いでお風呂に入ったものの、なんかフラついたのか、風呂から出ようとして倒れてしまった。
ガターンッと大きな音がし、俺は音がした風呂場の方へと向かった。
コンコンと風呂場のドアを叩くも、中にいる佳奈からの返事はなく、「入るぞ」と声をかけ中に入れば、湯から出た時に倒れたのか、ちょうど仕切りのドア溝に佳奈がいた。
「おいっ! 佳奈! 大丈夫かっ!!」
頬を軽く叩くと小さな呻めき声をあげた佳奈は、辛そうな顔をしていた。
バスタオルで包み、慌てて2階の部屋へ。
「佳奈、どこか痛いとこあるか?」
「うっ……」
身体のどこかでも打ったのだろうか?と身体を見ようとしたが……。
佳奈のやつ……。いつの間に……。
「ふ、服だ。とりあえず、服!」
慌てて佳奈のタンスから、下着からパジャマを出し、着せようとしたが……。
なんだろう?この匂いは……。
佳奈の身体から、なんとも懐かしいような匂いがした。
だ、だめだ。佳奈は、娘じゃないか!
そう思い、目を瞑りながら下着を履かそうとして、目があるモノを捉えた。
佳奈……。もう女の身体に……。
自身の下腹部に熱い違和感を覚えたものの、なんとかパジャマまで着せる事が出来た。
「お、終わった……」
自身の右手をソッと見た。佳奈の小さく膨らんだ双丘……。少しではあるが、ザラつきのあった柔らかな若葉……。
ゴクッ…と生唾を飲みながらも、元人は佳奈の顔をみつめた。
妻はいるが、春菜の事もあって夫婦の営みは、長いことなかった。といって、元人は妻以外に女に走る事はない。
「うぅっ……」
佳奈が、苦痛に歪んだ顔をし、声をあげたが、また落ち着いたのか、眠り始めた。
元人は、溜息をつくと、静かに佳奈の部屋をで、春菜の部屋へ。
「ったく、腹なんか出しおって……」
佳奈は、どちらかと言うと妻に似ているが、春菜は、元人にも妻にもあまり似てはいなかったが、笑うと妻に似ていた。
「しょうがない。俺も寝るか。明日は、休みだしな」
元人は、飲み終えたグラスやら皿なんかを流しにつけ、寝ようとしたが、佳奈の身体がチラついてあまり眠れないまま朝を迎えた。
「帰ってきてない、か」
いつもは、隣で眠っている筈の妻が、やはり帰っておらず、佳奈の
「なにこれぇぇーーーーーッ!!」
素っ頓狂な声で、二日酔いの頭に攻撃をくらった。
「いや、だから悪かったって! お前が、風呂場で倒れて……」
ちゃんと着せた筈の肌着。実は、後前に着せてしまったらしく……。
「もう信じらんないっ!! お父さんのエッチ!」
いや、エッチと言われてもな……。まさか、お前の身体でやらしいこと考えたなんて言ったら、殺されそうだな。
「ねーね、どっか痛い?」
「そうだ! お前、昨日、腹打たなかったか? どっか、痛いとこないか?」
「ないっ!!」
もぉ!!お父さんのエッチ!!
怒りながら朝ごはんを食べたせいか……。
「せんせ、お腹痛い……」
授業中、急にお腹が痛くなった私は、保健委員に連れられて、保健室へ。
「あ、せんせ。トイレ……」
今度はまた、保健の先生に連れられてトイレに行ったものの……。
「おめでとう。佳奈ちゃん」
???
えっと、どうやら初潮というのになったらしく……。なんか、急にドキドキしてきた。
でも、これってどっちに言うんだっけ?お母さん?お父さん?
そういや、お母さん帰ってきたかな?
お昼まで保健室にいたけど、お腹の痛み(生理痛というらしい)が治らないから、お父さんに迎えに来て貰って、春菜はお父さんが迎えに。
「ねーね、大丈夫ー? 死んじゃうのー? やだぁ!」
春菜は、泣き続け、なだめ役のお父さんは、夕方までグッタリしていた。
お母さん……。帰ってこなかった。
携帯に連絡しても出ないし、アルバイト先に電話したら、
「あー、春香さんね。あの人、休んでばかりだから辞めて貰ったよ」
なんか、電話してるバイト先の店長さんの声が大きくて、聞きたくなくても聞こえちゃった。
「あんのバカッ!!」
怒ってる時のお父さんは、いつもより多くお酒を飲む。そして、私や春菜に八つ当たりする事もあって……。
でも、お母さん。どこに行ったのかなぁ?
担任の大きな声が教室内に響き渡ると、ガタガタと机や椅子を鳴らし、我先にと教室を出て行く男子やお友達と喋りながらのんびりと教室を出る女子。
「じゃ、またねぇ。春菜ちゃん!」
「うん。バイバイ」
手を軽く上げながら、重くなったランドセルを背負い、妹がいる学童教室へと向かう。
ガラガラと引き戸を引き、顔を入れるや否や、
「あ! 春菜ちゃんのお姉ちゃん!」
妹の春菜よりも先に春菜よりも少し背の高い同じクラスの女の子が、隣で本を熱心に読む春菜の元へ駆け寄り、春菜が私に気づいて駆け寄る。
「宮野先生! ありがとうございます」
佳奈が四年生の時の元担任の先生。出産を機に今は学童教室の補助をしながらも一年生の副担任として、働いている。
「佳奈ちゃん。久し振りー。元気だった?」
この流行り風邪で、旦那さんや可愛い娘さんが感染して、休みがちだったせいか、幾分宮野先生の顔も……。
「元気でーす。さ、春菜。先生に挨拶して」
そう佳奈は春菜に言ったが、春菜は少し佳奈の顔を見上げて……。
「先生、さようなら」
読んでいた本をランドセルにしまい、一年生の下駄箱へと向かった。
「ねーね、今日のおやつなーに? 春ね、プリン食べたい!」
今日の給食のデザートが、プリンだったからなぁ。プリンかぁ……。
「じゃ、お母さんに聞いてお小遣い貰って、買いに行こっか!」
「うんっ! プリン! プッチンって、してもらったのー」
佳奈は、春菜と手を繋ぐとふと母の少し疲れたような顔を思い出した。
佳奈と春菜の両親は、別に不仲ではないと思う。ただ、春菜は少し周りのお友達より知能が低いという事もあって、春菜は小学校以外の療養クラブというところにも一週間に一度通っていた。その送り迎えは、佳奈。母は、そのお金を稼ぐ為に、時々、夜遅くまで居酒屋でアルバイトをしている。
家につき玄関を開けると、いつもは出迎えてくれる筈の母の声がなかった。
「ただいまー!」
「ただいま。お母さん?」
居間は、カーテンが引かれ薄暗い。母の姿はなかった。
「ねーね、ママはー? プリン」
ランドセルを置き、2階の寝室やトイレ、庭を見たが母の姿はなく、買い物に行ったにしても書置きすらなかった。
「買い物かなぁ?」
「ねーね、これあった」
春菜が手に千円札を握っていた。
母はいつも、夕方五時には化粧をし、アルバイト先へ向かっているのだが、寝室にもお化粧をした花のような匂いはしなかった。
「なんだろ? なんかあるかなぁ?」
冷蔵庫を覗くと、いつものようにおかずの作り置きや佳奈や春菜がよく食べてるアイスやゼリー、プリンが入っていた。
「春菜ー、プリンあったよ。これ食べよ」
「うん!」
春菜と一緒に皿を出し、プリンを逆さにすると、春菜は真っ赤な顔をしてプッチンする。
春菜は、嬉しそうな顔で、一口一口食べていった。
「食べる?」
既に自分の分のを食べ終えたのに、食べ足りないのか、佳奈の皿をジッと見つめる春菜に、佳奈はまだ口すらつけていないプリンを差し出した。
なんだろ?なんかおかしい。買い物に行ったとしても、いつもは書き置きすら置いて行くのに。
佳奈のそんな思いは、五時、六時になっても消えることなく、溢れていった。
ガチャッと玄関が開き、父が帰ってきた。
春菜は、タタッと駆け寄り、父の嬉しそうな声と共に、
「ただいま、佳奈。あれ? 春香は?」
「アルバイト? 帰ってきたらいなかったし」
父は、母のアルバイトにはいい顔はしなかったが、春菜の為と言われると首を縦に振るしかなかった。
「ふうん。珍しいな。おっ? 今夜は、唐揚げか?」
父を挟んでの夕飯。
少し作りすぎた?かと思ったが、春菜も父も大好きな唐揚げ。残ることはなく、二人風呂に入ってる声を聞きながら、佳奈は汚れ物を片付ける。
「おーい、佳奈!」の声にハッとし、慌てて春菜を迎えにバスルームへ。
「ねーね、あちゅい」
真っ赤になった顔に、身体からのぼりたつ湯気。
春菜をバスタオルに包み、急いでパジャマに着替えさせる。
「ほら、ジッとしてぇ」
春菜は、何故かドライヤーの音が怖いらしく、騒いだり、逃げようとしたり、髪が渇いた頃には、風呂に入っていない佳奈ですら汗だくになる。
それが終わる頃には、父が出て、酒を出す。
「ま、いつものようには帰ってくるんじゃないか? バイト先からは電話なかったんだろ?」
「うん」
アルバイトは、楽しいのか無遅刻無欠勤で、それなりの収入にはなっていたが……。
「じゃ、春菜寝かしたら、お風呂入ってくるから」
「あぁ……」
父は、好きな野球チームの試合を見ていた。
「春菜、今日はなんの本?」
「これー!」
毎日、寝る前の読み聞かせも、毎回同じ絵本ではあったが、佳奈は何も言わなかった。
父や母は、少しイラついていたが。
「-て、おじいさんは、幸せに暮らしました。おしまい。って、もう寝ちゃってるし」
佳奈は、小さな布団でスヤスヤと眠る春菜の顔を見て、小さく笑った。
「さって、私もお風呂に入ってこよっと」
居間に出るとお父さんは、まだビールを飲みながら野球を見ていた。
「じゃ、お風呂入ってくるから。飲み終わったら、流しにつけといて」
「はいよ」
チラッと佳奈を見て、またテレビに戻る。
壁に掛かってる時計は、ゆうに九時をすぎており、佳奈は急いでお風呂に入ったものの、なんかフラついたのか、風呂から出ようとして倒れてしまった。
ガターンッと大きな音がし、俺は音がした風呂場の方へと向かった。
コンコンと風呂場のドアを叩くも、中にいる佳奈からの返事はなく、「入るぞ」と声をかけ中に入れば、湯から出た時に倒れたのか、ちょうど仕切りのドア溝に佳奈がいた。
「おいっ! 佳奈! 大丈夫かっ!!」
頬を軽く叩くと小さな呻めき声をあげた佳奈は、辛そうな顔をしていた。
バスタオルで包み、慌てて2階の部屋へ。
「佳奈、どこか痛いとこあるか?」
「うっ……」
身体のどこかでも打ったのだろうか?と身体を見ようとしたが……。
佳奈のやつ……。いつの間に……。
「ふ、服だ。とりあえず、服!」
慌てて佳奈のタンスから、下着からパジャマを出し、着せようとしたが……。
なんだろう?この匂いは……。
佳奈の身体から、なんとも懐かしいような匂いがした。
だ、だめだ。佳奈は、娘じゃないか!
そう思い、目を瞑りながら下着を履かそうとして、目があるモノを捉えた。
佳奈……。もう女の身体に……。
自身の下腹部に熱い違和感を覚えたものの、なんとかパジャマまで着せる事が出来た。
「お、終わった……」
自身の右手をソッと見た。佳奈の小さく膨らんだ双丘……。少しではあるが、ザラつきのあった柔らかな若葉……。
ゴクッ…と生唾を飲みながらも、元人は佳奈の顔をみつめた。
妻はいるが、春菜の事もあって夫婦の営みは、長いことなかった。といって、元人は妻以外に女に走る事はない。
「うぅっ……」
佳奈が、苦痛に歪んだ顔をし、声をあげたが、また落ち着いたのか、眠り始めた。
元人は、溜息をつくと、静かに佳奈の部屋をで、春菜の部屋へ。
「ったく、腹なんか出しおって……」
佳奈は、どちらかと言うと妻に似ているが、春菜は、元人にも妻にもあまり似てはいなかったが、笑うと妻に似ていた。
「しょうがない。俺も寝るか。明日は、休みだしな」
元人は、飲み終えたグラスやら皿なんかを流しにつけ、寝ようとしたが、佳奈の身体がチラついてあまり眠れないまま朝を迎えた。
「帰ってきてない、か」
いつもは、隣で眠っている筈の妻が、やはり帰っておらず、佳奈の
「なにこれぇぇーーーーーッ!!」
素っ頓狂な声で、二日酔いの頭に攻撃をくらった。
「いや、だから悪かったって! お前が、風呂場で倒れて……」
ちゃんと着せた筈の肌着。実は、後前に着せてしまったらしく……。
「もう信じらんないっ!! お父さんのエッチ!」
いや、エッチと言われてもな……。まさか、お前の身体でやらしいこと考えたなんて言ったら、殺されそうだな。
「ねーね、どっか痛い?」
「そうだ! お前、昨日、腹打たなかったか? どっか、痛いとこないか?」
「ないっ!!」
もぉ!!お父さんのエッチ!!
怒りながら朝ごはんを食べたせいか……。
「せんせ、お腹痛い……」
授業中、急にお腹が痛くなった私は、保健委員に連れられて、保健室へ。
「あ、せんせ。トイレ……」
今度はまた、保健の先生に連れられてトイレに行ったものの……。
「おめでとう。佳奈ちゃん」
???
えっと、どうやら初潮というのになったらしく……。なんか、急にドキドキしてきた。
でも、これってどっちに言うんだっけ?お母さん?お父さん?
そういや、お母さん帰ってきたかな?
お昼まで保健室にいたけど、お腹の痛み(生理痛というらしい)が治らないから、お父さんに迎えに来て貰って、春菜はお父さんが迎えに。
「ねーね、大丈夫ー? 死んじゃうのー? やだぁ!」
春菜は、泣き続け、なだめ役のお父さんは、夕方までグッタリしていた。
お母さん……。帰ってこなかった。
携帯に連絡しても出ないし、アルバイト先に電話したら、
「あー、春香さんね。あの人、休んでばかりだから辞めて貰ったよ」
なんか、電話してるバイト先の店長さんの声が大きくて、聞きたくなくても聞こえちゃった。
「あんのバカッ!!」
怒ってる時のお父さんは、いつもより多くお酒を飲む。そして、私や春菜に八つ当たりする事もあって……。
でも、お母さん。どこに行ったのかなぁ?
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる