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41. ミリカを襲った黒幕 〜アレックスside
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『初冬の大夜会』の夜、ミリカ・ローウェンが乗った馬車が何者かに襲撃された。
その日ミリカをエスコートしていたジャックがミリカの乗った馬車を見送りしばらく経つと、見覚えのない人物から手紙を渡されたのだという。
その手紙に書かれていたのは───
『ミリカ・ローウェンが攫われた。
とある人物の依頼により、夜明け前には殺されるだろう。
助けたければこの場所に行け。
住所は───』
ジャックはすぐさま騎士団長である父親に話をつけ、騎士団員を引き連れて手紙の場所に向かった。
現場の荒屋に突入すると、手足を縛られたミリカがボロボロのソファの上に転がされていたのだという。
ジャックたちがミリカの救出に向かった頃、騎士団長の報告によりアレックスにもミリカが攫われたことが知らされた。
その知らせを受け大変狼狽したアレックスは、ミリカの救出の報を聞くまで気が気ではない時間を過ごす。
三刻ほど経ち、ミリカ救出の報が王宮に知らされ、救出されたミリカと共にジャックたちが帰城した。
命を狙われたミリカをそのまま学園の寮に帰すことはできないため、しばらく王宮で保護することになった。
一体ミリカの身に何があったのか?
ミリカの証言によると、帰りの馬車が何者かに襲われ、知らない男たちにあの荒屋に連れ込まれたのだと言う。
「『とある貴族がお前の死を望んでいる』と。………そう言われました」
震えながら語るミリカがあまりにも憐れで、アレックスは思わずのその小さな肩を抱いた。
「犯人は必ず捕まえる。……だから、安心して眠ってくれ」
アレックスが気遣わしげにミリカにそう声をかけると、ミリカは静かにコクリと頷いた。
◇
大夜会から2ヶ月が経ち『犯人を必ず捕まえる』アレックスの決意も虚しく、ミリカの暗殺を企んだ犯人探しは難航していた。
人通りの少ない道での襲撃からミリカを攫うまでの鮮やかな手口には、殆ど手がかりが残されていなかったからだ。
「……相当な手練の集団の犯行かと」
アレックスの足元に跪くのは、〝王家の影〟と呼ばれる王族が直接動かせる密偵だ。
「そのような集団といえばやはり……『ガリバー・ウィンターの暗殺ギルド』か?」
ガリバー・ウィンターは王都の裏社会を牛耳る、いわばマフィアのボスのような存在で、様々な組織を動かしている。
『暗殺ギルド』もそのひとつだ。
「……その可能性は高いかと」
〝王家の影〟の報告を受けて、アレックスは眉根を寄せる。
もしもこれが『暗殺ギルド』の犯行なら、依頼者のの正体を暴くのは限りなく不可能に近い。
何故なら、彼らは契約の際に各々の身体の一部を使った拘束力の強い魔法契約を用いるからだ。
この魔法契約の内容に違反した場合、違反した方は身体に関わるペナルティを受ける。
ペナルティの詳細は違反の度合いによって変わるが、過去にこの魔法契約に違反して視力や聴力を失ったり、魔力を丸ごと失ったり、契約相手を殺そうとした者は自我を失って廃人になってしまったこともあるという。
「……手詰まりか」
アレックスは溜息をひとつついて執務室の窓の外に目を遣る。
そこには、ちょうど気晴らしに庭園に出ていたミリカがいた。
楽しそうに花を見て回るミリカの様子に、アレックスは固まっていた眉間の皺を緩める。
「……彼女には平和に、幸せに過ごしてほしいのだが」
アレックスの呟きは誰に届くことなく宙に消えた。
その日の夜。
執務室で遅くまで執務を行っていたアレックスが、握っていたペンを置いてすっかり暗くなってしまった窓の外に目を向けると、妙に目を引く緑色の蝶が一頭ひらひらと舞っているのに気がつく。
「蝶?この季節に珍しいな」
アレックスはそう呟いて何となく窓を開くと、緑色の蝶はそのままひらひらと室内へ侵入しアレックスの目の前にたどり着いた瞬間、その姿を手紙に変えてアレックスの手のひらの上に落ちてきた。
「!?……何だ?」
アレックスの驚声を聞いて、側付きの侍従が飛んできて手紙を受け取る。
「……禁忌魔法や毒の類は仕掛けられていないようです」
侍従は手紙を〝鑑定〟魔法で確認して再びアレックスに手渡す。
アレックスは頷いて手紙を受け取り、ゆっくりと封を開く。
『ミリカ・ローウェンが攫われた事件について、詳細を伝えたい。
1週間後の同じ時間にまた蝶を飛ばす。
話を聞きたければ受け入れろ。
───宵のマラカイト』
(〝宵のマラカイト〟……!)
未だ学生のアレックスですらその名を知っている凄腕の暗殺者。
そんな暗殺者が、なぜ自分に手紙を送ってくるのか?
言いようのない不安を抱えながら、約束の1週間後を迎えた。
◇
約束の日、アレックスは執務を早めに片付けて蝶の来訪を待ち構えていた。
前回と同じ時刻になると、緑色の蝶が窓の外にやってきた。
アレックスが窓を開けると蝶はヒラヒラと執務室に侵入し、アレックスを通り過ぎて執務室の中央に到達する。
次の瞬間、蝶は浅葱色の髪の人間に姿を変える。
「……君が〝宵のマラカイト〟か?」
少年とも青年とも呼べない風体の男に、アレックスは話しかける。
「そうだ」
王族の前にしても少しも感情を揺らさずにルキエルは答える。
「ミリカ嬢が襲われた事件について知っていることを教えてくれるか」
「……あの事件を起こしたのは、俺だ。正確に言えば、俺が所属するギルドに依頼が来たんだ」
そう言ってルキエルは事件のあらましをアレックスに語り始めた。
その日ミリカをエスコートしていたジャックがミリカの乗った馬車を見送りしばらく経つと、見覚えのない人物から手紙を渡されたのだという。
その手紙に書かれていたのは───
『ミリカ・ローウェンが攫われた。
とある人物の依頼により、夜明け前には殺されるだろう。
助けたければこの場所に行け。
住所は───』
ジャックはすぐさま騎士団長である父親に話をつけ、騎士団員を引き連れて手紙の場所に向かった。
現場の荒屋に突入すると、手足を縛られたミリカがボロボロのソファの上に転がされていたのだという。
ジャックたちがミリカの救出に向かった頃、騎士団長の報告によりアレックスにもミリカが攫われたことが知らされた。
その知らせを受け大変狼狽したアレックスは、ミリカの救出の報を聞くまで気が気ではない時間を過ごす。
三刻ほど経ち、ミリカ救出の報が王宮に知らされ、救出されたミリカと共にジャックたちが帰城した。
命を狙われたミリカをそのまま学園の寮に帰すことはできないため、しばらく王宮で保護することになった。
一体ミリカの身に何があったのか?
ミリカの証言によると、帰りの馬車が何者かに襲われ、知らない男たちにあの荒屋に連れ込まれたのだと言う。
「『とある貴族がお前の死を望んでいる』と。………そう言われました」
震えながら語るミリカがあまりにも憐れで、アレックスは思わずのその小さな肩を抱いた。
「犯人は必ず捕まえる。……だから、安心して眠ってくれ」
アレックスが気遣わしげにミリカにそう声をかけると、ミリカは静かにコクリと頷いた。
◇
大夜会から2ヶ月が経ち『犯人を必ず捕まえる』アレックスの決意も虚しく、ミリカの暗殺を企んだ犯人探しは難航していた。
人通りの少ない道での襲撃からミリカを攫うまでの鮮やかな手口には、殆ど手がかりが残されていなかったからだ。
「……相当な手練の集団の犯行かと」
アレックスの足元に跪くのは、〝王家の影〟と呼ばれる王族が直接動かせる密偵だ。
「そのような集団といえばやはり……『ガリバー・ウィンターの暗殺ギルド』か?」
ガリバー・ウィンターは王都の裏社会を牛耳る、いわばマフィアのボスのような存在で、様々な組織を動かしている。
『暗殺ギルド』もそのひとつだ。
「……その可能性は高いかと」
〝王家の影〟の報告を受けて、アレックスは眉根を寄せる。
もしもこれが『暗殺ギルド』の犯行なら、依頼者のの正体を暴くのは限りなく不可能に近い。
何故なら、彼らは契約の際に各々の身体の一部を使った拘束力の強い魔法契約を用いるからだ。
この魔法契約の内容に違反した場合、違反した方は身体に関わるペナルティを受ける。
ペナルティの詳細は違反の度合いによって変わるが、過去にこの魔法契約に違反して視力や聴力を失ったり、魔力を丸ごと失ったり、契約相手を殺そうとした者は自我を失って廃人になってしまったこともあるという。
「……手詰まりか」
アレックスは溜息をひとつついて執務室の窓の外に目を遣る。
そこには、ちょうど気晴らしに庭園に出ていたミリカがいた。
楽しそうに花を見て回るミリカの様子に、アレックスは固まっていた眉間の皺を緩める。
「……彼女には平和に、幸せに過ごしてほしいのだが」
アレックスの呟きは誰に届くことなく宙に消えた。
その日の夜。
執務室で遅くまで執務を行っていたアレックスが、握っていたペンを置いてすっかり暗くなってしまった窓の外に目を向けると、妙に目を引く緑色の蝶が一頭ひらひらと舞っているのに気がつく。
「蝶?この季節に珍しいな」
アレックスはそう呟いて何となく窓を開くと、緑色の蝶はそのままひらひらと室内へ侵入しアレックスの目の前にたどり着いた瞬間、その姿を手紙に変えてアレックスの手のひらの上に落ちてきた。
「!?……何だ?」
アレックスの驚声を聞いて、側付きの侍従が飛んできて手紙を受け取る。
「……禁忌魔法や毒の類は仕掛けられていないようです」
侍従は手紙を〝鑑定〟魔法で確認して再びアレックスに手渡す。
アレックスは頷いて手紙を受け取り、ゆっくりと封を開く。
『ミリカ・ローウェンが攫われた事件について、詳細を伝えたい。
1週間後の同じ時間にまた蝶を飛ばす。
話を聞きたければ受け入れろ。
───宵のマラカイト』
(〝宵のマラカイト〟……!)
未だ学生のアレックスですらその名を知っている凄腕の暗殺者。
そんな暗殺者が、なぜ自分に手紙を送ってくるのか?
言いようのない不安を抱えながら、約束の1週間後を迎えた。
◇
約束の日、アレックスは執務を早めに片付けて蝶の来訪を待ち構えていた。
前回と同じ時刻になると、緑色の蝶が窓の外にやってきた。
アレックスが窓を開けると蝶はヒラヒラと執務室に侵入し、アレックスを通り過ぎて執務室の中央に到達する。
次の瞬間、蝶は浅葱色の髪の人間に姿を変える。
「……君が〝宵のマラカイト〟か?」
少年とも青年とも呼べない風体の男に、アレックスは話しかける。
「そうだ」
王族の前にしても少しも感情を揺らさずにルキエルは答える。
「ミリカ嬢が襲われた事件について知っていることを教えてくれるか」
「……あの事件を起こしたのは、俺だ。正確に言えば、俺が所属するギルドに依頼が来たんだ」
そう言ってルキエルは事件のあらましをアレックスに語り始めた。
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