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真夏の夜の悪夢
①
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「毎日あっついねぇ……。」
一人暮らしのアパートの自室でクーラーをかけながら独り言ちる。
2週間という短い夏休みが与えられた真っ最中である。
アパートの自室の中はクーラーが効いているから快適とはいえ、外はじりじりと焼けそうに暑い。
せっかくの休みなのに、家から一歩も出たくないほどだ。
「ねぇーゴローちゃん。毎日暑いよねぇ。」
ベッドに寝そべりながら、寄り添ってねている猫のゴローちゃんに声をかける。
ゴローちゃんは「にゃあ」と一声鳴いて頷いた。
ゴローちゃんはプログラマーから情報システム部に転職した時に飼い始めた猫だ。
プログラマー時代は、毎日終電まで残業で土日も出勤だったため、猫を飼うような余裕はなかった。
まあ、仕事ばかりで忙しく遊んでいる暇なんてなかったから猫を飼う金銭的余裕はかなりあったのだけれども、猫を一人で家に置いておく時間が長くなってしまうため、プログラマー時代は猫を飼うことを諦めていたのだ。
情報システム部に転職する際、情報システム部はほぼ毎日定時退社できるという話を聞き、念願の猫様を飼い始めたのである。
ちなみにゴローちゃんは三毛猫である。
「んー。ゴローちゃんは、毎日クーラーの中にいるから暑くないって?うーん。そうだよねぇ。」
29℃という少し高めの温度に設定したエアコンは、普段冷房の中にいる私にとっては若干暑かった。
この2週間、どこにも泊りに行く予定はない。
実家に帰ってもいいのだが、すでに両親は他界しており、実家には兄夫婦が住んでいる。
流石に兄夫婦のところに長期休みが取れたからって泊りに行くのもなんとなく気まずい。
兄弟仲が悪いわけではないけど、妻帯しているとどうしても泊りに行くのは躊躇してしまう。遊びに行く分には全然いいんだけど、ね。
そんなわけで夏休みは毎日アパートで過ごすことになった。
泊りがけの旅行はゴローちゃんが心配で行けないし。
「クーラーがあるって幸せだよねぇ。こんな暑い日に停電なんておこったら地獄だもんねぇ。暑さで蕩けちゃうよ。」
「なぁん。」
ゴローちゃんは私の言葉に相槌を打つかのように頷いた。
「うーん、ゴローちゃん可愛いっ!!」
相槌を打ってくれるゴローちゃんが嬉しくて思わずゴローちゃんに抱きつく。
ゴローちゃんは嫌がるように手足をばたつかせるが、爪を立てたり噛んでくることはないので、本気で嫌な訳ではなさそうだ。
「可愛いゴローちゃんのために、遊具でも買ってこようかな。」
私がいないときにゴローちゃんが退屈しないように、いくつはおもちゃを購入してある。
けれど、そのおもちゃも遊んでいるうちに少しずつ痛んできてしまっている。
そろそろ新しいおもちゃと交換してもいいかもしれない。
そう思って私は出かける支度をし始める。
けれど……。
「急に雨が降って来たね……。」
いざ、出かけようと窓から外を見たら大粒の雨が窓を叩きつけていた。
こんなに雨が降っていたら傘も役には立たないだろう。きっとものの数秒でずぶぬれになるに違いない。
ゴローちゃんのおもちゃを買いに行きたかったけど、今日はやめておこう。明日も休みだし。
なにも天気の悪い今日行くこともないだろう。
今日はこのままゴローちゃんとのんびり過ごすことに決めた。
一人暮らしのアパートの自室でクーラーをかけながら独り言ちる。
2週間という短い夏休みが与えられた真っ最中である。
アパートの自室の中はクーラーが効いているから快適とはいえ、外はじりじりと焼けそうに暑い。
せっかくの休みなのに、家から一歩も出たくないほどだ。
「ねぇーゴローちゃん。毎日暑いよねぇ。」
ベッドに寝そべりながら、寄り添ってねている猫のゴローちゃんに声をかける。
ゴローちゃんは「にゃあ」と一声鳴いて頷いた。
ゴローちゃんはプログラマーから情報システム部に転職した時に飼い始めた猫だ。
プログラマー時代は、毎日終電まで残業で土日も出勤だったため、猫を飼うような余裕はなかった。
まあ、仕事ばかりで忙しく遊んでいる暇なんてなかったから猫を飼う金銭的余裕はかなりあったのだけれども、猫を一人で家に置いておく時間が長くなってしまうため、プログラマー時代は猫を飼うことを諦めていたのだ。
情報システム部に転職する際、情報システム部はほぼ毎日定時退社できるという話を聞き、念願の猫様を飼い始めたのである。
ちなみにゴローちゃんは三毛猫である。
「んー。ゴローちゃんは、毎日クーラーの中にいるから暑くないって?うーん。そうだよねぇ。」
29℃という少し高めの温度に設定したエアコンは、普段冷房の中にいる私にとっては若干暑かった。
この2週間、どこにも泊りに行く予定はない。
実家に帰ってもいいのだが、すでに両親は他界しており、実家には兄夫婦が住んでいる。
流石に兄夫婦のところに長期休みが取れたからって泊りに行くのもなんとなく気まずい。
兄弟仲が悪いわけではないけど、妻帯しているとどうしても泊りに行くのは躊躇してしまう。遊びに行く分には全然いいんだけど、ね。
そんなわけで夏休みは毎日アパートで過ごすことになった。
泊りがけの旅行はゴローちゃんが心配で行けないし。
「クーラーがあるって幸せだよねぇ。こんな暑い日に停電なんておこったら地獄だもんねぇ。暑さで蕩けちゃうよ。」
「なぁん。」
ゴローちゃんは私の言葉に相槌を打つかのように頷いた。
「うーん、ゴローちゃん可愛いっ!!」
相槌を打ってくれるゴローちゃんが嬉しくて思わずゴローちゃんに抱きつく。
ゴローちゃんは嫌がるように手足をばたつかせるが、爪を立てたり噛んでくることはないので、本気で嫌な訳ではなさそうだ。
「可愛いゴローちゃんのために、遊具でも買ってこようかな。」
私がいないときにゴローちゃんが退屈しないように、いくつはおもちゃを購入してある。
けれど、そのおもちゃも遊んでいるうちに少しずつ痛んできてしまっている。
そろそろ新しいおもちゃと交換してもいいかもしれない。
そう思って私は出かける支度をし始める。
けれど……。
「急に雨が降って来たね……。」
いざ、出かけようと窓から外を見たら大粒の雨が窓を叩きつけていた。
こんなに雨が降っていたら傘も役には立たないだろう。きっとものの数秒でずぶぬれになるに違いない。
ゴローちゃんのおもちゃを買いに行きたかったけど、今日はやめておこう。明日も休みだし。
なにも天気の悪い今日行くこともないだろう。
今日はこのままゴローちゃんとのんびり過ごすことに決めた。
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