18 / 61
連載
36 エプラの街 1
しおりを挟む
エプラの街は、アウグスト王国の南、プラド王国との国境を守るペイルトン辺境伯領への入り口の街だった。北門の前に並ぶのは、商人の馬車が多いが、がたいが良い人、おそろいの装備を身に着けた人なども結構いる。冒険者というより、傭兵のような印象だ。
「おい、聞いたか? また国境付近で、プラド王国ともめごとが起きたらしい」
「またかよ……どうせまたエルプラド鉱山の権利をめぐっての争いだろう?」
俺たちの前に並んだ商人風の男たちが、馬車の後ろでそんな話をしていた。
「ああ、ミスリル鉱山だからな。昔の戦争のごたごたが原因らしいから、簡単には解決しないだろうな」
な、なんと、ミスリルですと? やはりあったのか、異世界金属。そうなると、オリハルコンとかヒヒイロカネとかもあるのか? あるのか? ……。
いつもなら、すぐに答えをくれるナビが、なぜか沈黙している。こういうときは、質問しても、曖昧にはぐらかされてしまう。まあ、何か意図があるのだろう。訊かないでおこう。
「トーマ様、わたしたちの番ですよ」
「お、おう、じゃあパンを買いに行くか」
エプラの街は予想以上に賑わっていた。鉱山の街エルプラドへ行く人々なのだろう。
俺たちは、露店でポムのジュースを買い、店主のおばさんに市場の場所を聞いた。
「いいか、ポピィ、こういう街は他所から来た連中で活気づいているが、逆にそういう連中を狙った犯罪も多いのが常識だ。特に、スリとか……」
「よお、お前ら、この街は初めてか? 兄妹…でもなさそうだな。親はいるのか?」
俺が、ポピィに注意を促しているところに、さっそくガラの悪そうな三人連れの男たちが行く手に立ちふさがった。
な、こういう連中が多いんだよ。
「親はいますよ。すみませんが通してもらえませんか?」
「まあ、まあ、何も怖がらなくていいぜ、へへ……金欲しくないか? 俺たちが良い仕事を世話してやるからよ。な、行こうぜ? 痛い目に遭いたくないだろう、ん?」
一人の男がそう言って、笑顔の下から凄んで見せ、後の二人が俺たちの背後から肩を押すようにして、どこかへ連れて行こうとする。
おいおい、白昼堂々と人込みの中で子どもを誘拐しようってのか? とんでもない連中だな。大方、この街の犯罪組織の組員なのだろう。周囲には大勢の人たちが見ているが、誰も助けようとしない。
こんな状況なら、普通の子どもだったら、簡単に組織の餌食になって、奴隷に売られたり、犯罪の片棒を担ぐ一員に育てられるのだろう。
だが、あいにくだったな。俺たちは、普通の子どもじゃないんだよ。
「俺、一応、Bランクの冒険者なんだけど。おじさんたち、悪人のようだから、やっつけていいよね?」
「はあ? おいおい、何の冗談だ? おめえみたいなガキがBランク冒険者だぁ? がははは……笑わせてくれるぜ」
俺はポピィと目を合わせて小さく頷き合った。
「殺さず、生け捕りだ」「
「了解です」
「なにごちゃごちゃ言ってやがるんだよ、さっさと来やがっ……うおっ、ぐああっ!」
俺の肩をつかんできた奴の手首を両手でつかみ、体を横にひねりながら足を掛けた。男は見事に地面に転がり、手首が変な方向に曲がって、ボキッと嫌な音を立てた。たぶん、折れたか、脱臼したのだろう。
ポピィも俺と同時に、するりと男の股間から背後に抜け出し、同時に腰からダガーナイフを引き抜いて男の膝の裏を斬りつけた。
「ぎゃああっ! あ、あ、足がああぁ……」
「なっ! き、貴様らああっ」
残った男がナイフを抜いて、ポピィに飛び掛かっていった。恐らく弱いと判断したのか、捕まえて人質にでもしようと思ったのか。馬鹿の考えは分からんけど。
ポピィは素早くその場で跳躍すると、その勢いで男の顎を思い切り蹴り上げた。折れた歯と血が口から飛び散り(うわぁ、痛そう……)、男はそのまま地面に仰向けに倒れた。
「す、すげえ、あっという間に三人を倒したぞ」
「な、何だ、あの子たちは? だが、ボラッド商会の奴らだろ、あれ、ヤバいんじゃ?」
周囲にできた人だかりから、驚きの声とともに心配そうな声も聞こえてきた。
「どけえっ、ほら、道を開けろっ……」
群衆の向こうから怒鳴り声が聞こえ、ガシャガシャと鎧がこすれる音が聞こえてきた。現れたのはこの街の衛兵たちである。誰かが警邏の衛兵に伝えてくれたのだろう。二人の衛兵が、男たちをロープで縛っている俺たちのもとに近づいて来た。
「武器を捨てろ。手を上げて立てっ」
おいおい、えらく若い声と見かけだが、見習いか? この状況をよく見ろよ。
「待て、アレク、状況をよく見ろ」
おお、今度は渋い声のおっさんだな。さすがベテラン。
「は、はっ。で、ですが、これはあまりにも不自然な状況だと……」
まあね。いかつい男三人が子どもにロープで縛られ、そのうちの二人が、痛みにヒーヒー泣いているんだから、確かに怪しい状況ではある。
「これは、お前たちがやったのか?」
ベテランの衛兵が、黙って見つめている俺たちに尋ねた。
「はい、そうです。いきなり声を掛けてきて、どこかへ連れて行こうとしたので、抵抗した結果、こうなりました」
「ふむ……誰か、今のこの少年の言葉を証明してくれる者はいるか?」
ベテラン衛兵は、周囲の群衆を見回して問いかけた。
野次馬たちは、関わり合いになりたくないのか、そそくさとその場から去って行ったが、中に二、三人の男女が残って、俺の言葉通りだと証言してくれた。
ありがとう、善き市民たちよ。
「どうやら、本当らしいな。よし、詳しい話を聞きたいので詰所まで来てくれ」
ああ、やっぱり面倒くさいことになるのね。まあ、仕方ないか……。
ベテランの衛兵に連れられて、衛兵隊の官舎まで連れて行かれた。若い衛兵は、応援が来るまで、ごろつきたちを見張るために残った。
♢♢♢
「……ふむ、話は分かった。奴らはこの街に巣食うゴミどもだ。おかげで、奴らの親玉を追い詰める手掛かりになるかもしれん。感謝する」
ベテランの衛兵さんは、なんと副隊長さんでした。兜を脱いだおっさんは、濃い茶髪を短く刈り込み、太い眉、顎髭、頬から額にかけての傷跡があるいかつい顔だったが、その茶色の目は、人懐っこい感じの優しい目だった。
「さて、すまんが、お前さんたちが本当に冒険者なのか裏付けを取る必要があるんだ。今から一緒に冒険者ギルドまで付き合ってくれんか?」
「はあ、やっぱりギルドカードだけじゃ信じてもらえませんか」
「まあ、大人ならそれで済ませるが、二人とも俺の息子と同じくらいの年だからな。三人のヤクザ者を倒すなんて、普通に考えてあり得ん話だ。まあ、もう一つには、優秀な冒険者はチェックしておくようにとの、上からの命令もあるからな。すまん。」
まあ、仕方ないので、俺たちはおっさんと一緒にこの街の冒険者ギルドへ向かった。
ギルドに入ったら、いきなりギルドマスターの部屋に連れて行かれたのには、少々びびったが。
「よお、べインズ、忙しい所にすまんな」
「ああ、何を今更……。で、今日はどんな厄介事を持ってきたんだ?」
「あははは……手厳しいな。だが、今日は久々に良い知らせだぞ」
副隊長のおっさんは、俺たちをソファに座らせると、さっそく市場通りでの出来事を熱心に語り出した。
べインズと呼ばれたギルドマスターは、四十半ばくらいで、金髪をオールバックにして、細いストライプのグレーのスーツをびしっと着た、ちょい悪ダンディだった。
彼はおっさんの話を聞きながら、時折、そのとび色の鋭い目で俺とポピィを見ていた。
「……ほお、なるほど……で、この二人がそいつらを倒した小さな英雄様ってことだな?」
べインズは、テーブルに置かれた俺たちのギルドカードを手に取った。
「ああ、そのギルドカードは本物だが、どこかの冒険者のものかもしれんからな」
また、このパターンかよ。いい加減うんざりだな。
「いや、間違いないよ。トーマにポピィ、パルトス支部から連絡が来ている。十一歳で異例のBランク昇格、有望な冒険者だから、手助けするようにとな」
「おお、そうか。うむ……なあ、べインズ、例の件、こいつらに依頼するってのはどうだ?」
「やっぱり、そのことがあってわざわざ連れてきたんだな?」
ん? 何か変な方向に話が進んでいるぞ。これは面倒ごとの匂いがする、全力で回避だな。
「あのう、お話の途中ですみませんが、俺たちもう帰っていいですか?」
俺の言葉に、おっさんとギルマスはじっと俺を見つめていたが、やがて、おっさんが口を開いた。
「お前たちを見込んで、一つ頼みがあるんだ。話を聞いてくれないか」
ほらきた。いや、聞きませんよ、あーあー、聞こえな~い。
「おい、聞いたか? また国境付近で、プラド王国ともめごとが起きたらしい」
「またかよ……どうせまたエルプラド鉱山の権利をめぐっての争いだろう?」
俺たちの前に並んだ商人風の男たちが、馬車の後ろでそんな話をしていた。
「ああ、ミスリル鉱山だからな。昔の戦争のごたごたが原因らしいから、簡単には解決しないだろうな」
な、なんと、ミスリルですと? やはりあったのか、異世界金属。そうなると、オリハルコンとかヒヒイロカネとかもあるのか? あるのか? ……。
いつもなら、すぐに答えをくれるナビが、なぜか沈黙している。こういうときは、質問しても、曖昧にはぐらかされてしまう。まあ、何か意図があるのだろう。訊かないでおこう。
「トーマ様、わたしたちの番ですよ」
「お、おう、じゃあパンを買いに行くか」
エプラの街は予想以上に賑わっていた。鉱山の街エルプラドへ行く人々なのだろう。
俺たちは、露店でポムのジュースを買い、店主のおばさんに市場の場所を聞いた。
「いいか、ポピィ、こういう街は他所から来た連中で活気づいているが、逆にそういう連中を狙った犯罪も多いのが常識だ。特に、スリとか……」
「よお、お前ら、この街は初めてか? 兄妹…でもなさそうだな。親はいるのか?」
俺が、ポピィに注意を促しているところに、さっそくガラの悪そうな三人連れの男たちが行く手に立ちふさがった。
な、こういう連中が多いんだよ。
「親はいますよ。すみませんが通してもらえませんか?」
「まあ、まあ、何も怖がらなくていいぜ、へへ……金欲しくないか? 俺たちが良い仕事を世話してやるからよ。な、行こうぜ? 痛い目に遭いたくないだろう、ん?」
一人の男がそう言って、笑顔の下から凄んで見せ、後の二人が俺たちの背後から肩を押すようにして、どこかへ連れて行こうとする。
おいおい、白昼堂々と人込みの中で子どもを誘拐しようってのか? とんでもない連中だな。大方、この街の犯罪組織の組員なのだろう。周囲には大勢の人たちが見ているが、誰も助けようとしない。
こんな状況なら、普通の子どもだったら、簡単に組織の餌食になって、奴隷に売られたり、犯罪の片棒を担ぐ一員に育てられるのだろう。
だが、あいにくだったな。俺たちは、普通の子どもじゃないんだよ。
「俺、一応、Bランクの冒険者なんだけど。おじさんたち、悪人のようだから、やっつけていいよね?」
「はあ? おいおい、何の冗談だ? おめえみたいなガキがBランク冒険者だぁ? がははは……笑わせてくれるぜ」
俺はポピィと目を合わせて小さく頷き合った。
「殺さず、生け捕りだ」「
「了解です」
「なにごちゃごちゃ言ってやがるんだよ、さっさと来やがっ……うおっ、ぐああっ!」
俺の肩をつかんできた奴の手首を両手でつかみ、体を横にひねりながら足を掛けた。男は見事に地面に転がり、手首が変な方向に曲がって、ボキッと嫌な音を立てた。たぶん、折れたか、脱臼したのだろう。
ポピィも俺と同時に、するりと男の股間から背後に抜け出し、同時に腰からダガーナイフを引き抜いて男の膝の裏を斬りつけた。
「ぎゃああっ! あ、あ、足がああぁ……」
「なっ! き、貴様らああっ」
残った男がナイフを抜いて、ポピィに飛び掛かっていった。恐らく弱いと判断したのか、捕まえて人質にでもしようと思ったのか。馬鹿の考えは分からんけど。
ポピィは素早くその場で跳躍すると、その勢いで男の顎を思い切り蹴り上げた。折れた歯と血が口から飛び散り(うわぁ、痛そう……)、男はそのまま地面に仰向けに倒れた。
「す、すげえ、あっという間に三人を倒したぞ」
「な、何だ、あの子たちは? だが、ボラッド商会の奴らだろ、あれ、ヤバいんじゃ?」
周囲にできた人だかりから、驚きの声とともに心配そうな声も聞こえてきた。
「どけえっ、ほら、道を開けろっ……」
群衆の向こうから怒鳴り声が聞こえ、ガシャガシャと鎧がこすれる音が聞こえてきた。現れたのはこの街の衛兵たちである。誰かが警邏の衛兵に伝えてくれたのだろう。二人の衛兵が、男たちをロープで縛っている俺たちのもとに近づいて来た。
「武器を捨てろ。手を上げて立てっ」
おいおい、えらく若い声と見かけだが、見習いか? この状況をよく見ろよ。
「待て、アレク、状況をよく見ろ」
おお、今度は渋い声のおっさんだな。さすがベテラン。
「は、はっ。で、ですが、これはあまりにも不自然な状況だと……」
まあね。いかつい男三人が子どもにロープで縛られ、そのうちの二人が、痛みにヒーヒー泣いているんだから、確かに怪しい状況ではある。
「これは、お前たちがやったのか?」
ベテランの衛兵が、黙って見つめている俺たちに尋ねた。
「はい、そうです。いきなり声を掛けてきて、どこかへ連れて行こうとしたので、抵抗した結果、こうなりました」
「ふむ……誰か、今のこの少年の言葉を証明してくれる者はいるか?」
ベテラン衛兵は、周囲の群衆を見回して問いかけた。
野次馬たちは、関わり合いになりたくないのか、そそくさとその場から去って行ったが、中に二、三人の男女が残って、俺の言葉通りだと証言してくれた。
ありがとう、善き市民たちよ。
「どうやら、本当らしいな。よし、詳しい話を聞きたいので詰所まで来てくれ」
ああ、やっぱり面倒くさいことになるのね。まあ、仕方ないか……。
ベテランの衛兵に連れられて、衛兵隊の官舎まで連れて行かれた。若い衛兵は、応援が来るまで、ごろつきたちを見張るために残った。
♢♢♢
「……ふむ、話は分かった。奴らはこの街に巣食うゴミどもだ。おかげで、奴らの親玉を追い詰める手掛かりになるかもしれん。感謝する」
ベテランの衛兵さんは、なんと副隊長さんでした。兜を脱いだおっさんは、濃い茶髪を短く刈り込み、太い眉、顎髭、頬から額にかけての傷跡があるいかつい顔だったが、その茶色の目は、人懐っこい感じの優しい目だった。
「さて、すまんが、お前さんたちが本当に冒険者なのか裏付けを取る必要があるんだ。今から一緒に冒険者ギルドまで付き合ってくれんか?」
「はあ、やっぱりギルドカードだけじゃ信じてもらえませんか」
「まあ、大人ならそれで済ませるが、二人とも俺の息子と同じくらいの年だからな。三人のヤクザ者を倒すなんて、普通に考えてあり得ん話だ。まあ、もう一つには、優秀な冒険者はチェックしておくようにとの、上からの命令もあるからな。すまん。」
まあ、仕方ないので、俺たちはおっさんと一緒にこの街の冒険者ギルドへ向かった。
ギルドに入ったら、いきなりギルドマスターの部屋に連れて行かれたのには、少々びびったが。
「よお、べインズ、忙しい所にすまんな」
「ああ、何を今更……。で、今日はどんな厄介事を持ってきたんだ?」
「あははは……手厳しいな。だが、今日は久々に良い知らせだぞ」
副隊長のおっさんは、俺たちをソファに座らせると、さっそく市場通りでの出来事を熱心に語り出した。
べインズと呼ばれたギルドマスターは、四十半ばくらいで、金髪をオールバックにして、細いストライプのグレーのスーツをびしっと着た、ちょい悪ダンディだった。
彼はおっさんの話を聞きながら、時折、そのとび色の鋭い目で俺とポピィを見ていた。
「……ほお、なるほど……で、この二人がそいつらを倒した小さな英雄様ってことだな?」
べインズは、テーブルに置かれた俺たちのギルドカードを手に取った。
「ああ、そのギルドカードは本物だが、どこかの冒険者のものかもしれんからな」
また、このパターンかよ。いい加減うんざりだな。
「いや、間違いないよ。トーマにポピィ、パルトス支部から連絡が来ている。十一歳で異例のBランク昇格、有望な冒険者だから、手助けするようにとな」
「おお、そうか。うむ……なあ、べインズ、例の件、こいつらに依頼するってのはどうだ?」
「やっぱり、そのことがあってわざわざ連れてきたんだな?」
ん? 何か変な方向に話が進んでいるぞ。これは面倒ごとの匂いがする、全力で回避だな。
「あのう、お話の途中ですみませんが、俺たちもう帰っていいですか?」
俺の言葉に、おっさんとギルマスはじっと俺を見つめていたが、やがて、おっさんが口を開いた。
「お前たちを見込んで、一つ頼みがあるんだ。話を聞いてくれないか」
ほらきた。いや、聞きませんよ、あーあー、聞こえな~い。
371
あなたにおすすめの小説
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
追放された荷物持ち、スキル【アイテムボックス・無限】で辺境スローライフを始めます
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティーで「荷物持ち」として蔑まれ、全ての責任を押し付けられて追放された青年レオ。彼が持つスキル【アイテムボックス】は、誰もが「ゴミスキル」と笑うものだった。
しかし、そのスキルには「容量無限」「時間停止」「解析・分解」「合成・創造」というとんでもない力が秘められていたのだ。
全てを失い、流れ着いた辺境の村。そこで彼は、自分を犠牲にする生き方をやめ、自らの力で幸せなスローライフを掴み取ることを決意する。
超高品質なポーション、快適な家具、美味しい料理、果ては巨大な井戸や城壁まで!?
万能すぎる生産スキルで、心優しい仲間たちと共に寂れた村を豊かに発展させていく。
一方、彼を追放した勇者パーティーは、荷物持ちを失ったことで急速に崩壊していく。
「今からでもレオを連れ戻すべきだ!」
――もう遅い。彼はもう、君たちのための便利な道具じゃない。
これは、不遇だった青年が最高の仲間たちと出会い、世界一の生産職として成り上がり、幸せなスローライフを手に入れる物語。そして、傲慢な勇者たちが自業自得の末路を辿る、痛快な「ざまぁ」ストーリー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。