39 / 80
38 やると決めたら手は抜かない
しおりを挟む
俺たちは宿を探したが、安い宿はどこも満杯だったので、少し高かったが、冒険者ギルドからほど近い宿屋に二人部屋を借りた。
「どうしょうか? ポピィの意見は?」
夕食は部屋の中で摂ることにして、俺とポピィはテーブルを挟んで話し合った。
「わたしは受けてもいいかなと思いましたです。ライナス様がお可哀そうに思いました」
「うん、確かに十五歳で前の領主の尻拭いをさせられるのは、可哀そうだよな。よし、じゃあ、この依頼を受けることにする。さて、そうなると、魔物討伐と街の悪人退治のどちらにするかだが、ポピィの意見は?」
「魔物討伐が簡単そうですが、領主様の手柄となると、よほどの大物じゃないと皆から認められない気がしますです」
「うん、そうだな。それに、町や村を襲う魔物じゃないなら、街の人からすれば関係ない話だもんな。まあ、そんな魔物がいるかもしれないから、明日ギルドで聞いてみることにしよう。
となると、やっぱり、悪人退治の方か」
「はい。わたしの気持ちとしては、そっちをやりたいです」
「うん、俺も同じ気持ちだ。よし、じゃあ悪人退治をする。まずは、何からやるべきか、ポピィ、分かるか?」
ポピィは、じっと下を見て考えていたが、やがて顔を上げて言った。
「悪人がどこにいるか、どんな奴がいるか、どのくらいの人数いるか、などを調べることですか?」
「うん、正解だ。つまり情報を集めることだな。ここで勝負は決まる。できるだけたくさん、ためになる情報を集めることが一番大切だ」
「はい、分かります」
「明日、そのやり方をダルトンさんと打ち合わせるぞ。あとは、役割分担を決めて、動く」
「了解です」
話を終えた俺たちは、夕食を摂ることにした。屋台で買った肉の串焼きや、野菜の煮込みスープ、揚げパンなどをテーブルに並べて適当につまみ始めた。
「ポピィ、お前に隠していたことがある……」
俺はふと思いついて、ポピィに言った。
「は、はい、たぶん、トーマ様には、わたしの知らないことがたくさんあると思います」
「う、うん、いや、そんなにたくさんはないぞ。まあ、それは置いといて、今回の仕事に関わる事だから言っておく。
俺は〈鑑定〉というスキルを持っている。分かるか?」
「かんてい……? いいえ、分かりません」
「うん。例えばな、この串焼きが何の肉で、どんな栄養があるのか、とかいう情報が、目の前に浮かんでくるんだ」
「すごいです! そんなスキルがあるんですね?」
「うん、すごいスキルなんだ。ポピィに最初にあった時、お前が〈暗殺者〉というギフトを持っていることも分かった」
ポピィは少し恥ずかしそうに赤くなって、俺から目を逸らした。
「まあ、これから悪人たちの情報を集めるんだが、俺にはそんなスキルがあることは知っておいてくれ」
「は、はい、分かりました」
ポピィは、俺がいったい何者だろうって思っているだろうな。いつか、俺の秘密を話せる日が来たら教えてやろう。
♢♢♢
翌日の朝、宿の朝食を食べてから、俺たちは衛兵の官舎へ向かった。
門番さんに怪訝な顔をされたが、ダルトンさんの名前を出すと、すぐに中に通してくれた。
「おお、よく来てくれた。もう朝飯は食ったのか?」
「はい、食べました。あ、ダルトンさん、まだならどうぞ。俺たち外で待っています」
「いや、構わんよ。今、お茶を淹れるからその辺りに座ってくれ。散らかっていてすまんな」
ダルトンさんはやっと着替えを済ませたところだったらしい。専用の部屋の中は、あちこちに書類やら道具やらが散らばって、雑然としていた。
お茶を淹れて持ってきたダルトンさんは、俺たちの前にカップを置いてから、向かい側のソファに座った。
「結論が出たようだな?」
「はい。俺たちで良ければ、依頼を受けたいと思います」
ダルトンさんは、いかにもうれしそうに髭面をほころばせた。
「そうか。まずは礼を言う。ありがとう」
「いいえ。俺たちはあくまでも冒険者ですから、ちゃんと報酬をいただければ仕事はやります。それで、仕事に入る前に確認しておきたいことが幾つかあるのですが、いいですか?」
「ああ、何でも聞いてくれ」
俺はメモ用紙と炭筆を取り出してから、質問を始めた。
「まず、一つ目ですが、俺たちは敵についての情報収集から始めたいと思っています。そこで、今のところ分かっていることを教えて欲しいんです。敵のアジト、おおよその人数、注意すべき相手、こちらに協力してくれそうな人、とりあえずこのくらいですね」
ダルトンさんは、驚いたような顔をしてからニヤリと笑った。
「なるほど、その年でBランクになるはずだ。頭が切れるな。ふふ……わかった、順番に答えよう。まず、アジトだが、一つはボラッド商会だ。ボスはルイス・ボラッド、前の領主と共に死刑になったジャン・ロゴスの手下だった男だが、上手く罪を逃れて、三年前から頭角を現してきた。
二つ目のアジトは、確証はないが、《恋する子猫ちゃん》という酒場兼娼館だ。ここのボスは、アンカスという名の男だが、ほとんど外に出て来ないので、どんな男かはよく分かっていない。裏の世界で暗躍する組織のボスだ。ルイス・ボラッドとつながっていて、奴の手足と言っていい。
人数だが、表でいろいろやっている連中が五、六十人、幹部やめったに表に出て来ない連中が二、三十人、ざっと百人足らずくらいだと考えていいだろう。
あと、注意すべき相手はつかめていない。協力者だが、残念ながらいないな。まあ、その都度手下たちを痛めつけて、情報を吐かせているが、めぼしい成果は上がっていない。今の所、このくらいだな」
「なるほど、分かりました。次の質問ですが……俺の考えた作戦では、最終的に敵との戦争になります。こちらの兵力はどれくらい見込めますか?」
その問いに、ダルトンさんは途端に苦虫を噛み潰した表情になった。
「ああ、その質問が一番きついな。実は、今、この領地では隣国のプラド王国と鉱山をめぐって小競り合いが続いていてな。隊長も十二人の衛兵を連れて、領都バランダの治安維持の応援に出ているんだ。高ランクの冒険者や傭兵たちも。国境の砦に雇われて行っている。
まあ、つまり戦力は衛兵が二十五人、あとはCランク以下の冒険者、質の悪い傭兵くらいしか街に残っていない現状なんだ」
うわぁ、最悪の時期じゃん。どうすんのこれ……いや、待て……ということは、逆に相手も油断している可能性が高いよね、うん。
「分かりました。ええっと、ギルマスのべインズさんに頼んで、パルトスから応援を呼ぶことはできますか?」
「おお、それは簡単なことだが、知り合いがいるのか?」
「はい、腕利きの冒険者パーティです。では、次に、俺が考えた作戦ですが……」
「ちょっと待て。おい、今から領主様の所へ行くぞ。せっかくなら、領主様にも聞いていただく方が良いだろう」
えっ、急に困るんですけど……でも、まあ、しかたないか。今回の主役は領主のライナス様だからな。
「どうしょうか? ポピィの意見は?」
夕食は部屋の中で摂ることにして、俺とポピィはテーブルを挟んで話し合った。
「わたしは受けてもいいかなと思いましたです。ライナス様がお可哀そうに思いました」
「うん、確かに十五歳で前の領主の尻拭いをさせられるのは、可哀そうだよな。よし、じゃあ、この依頼を受けることにする。さて、そうなると、魔物討伐と街の悪人退治のどちらにするかだが、ポピィの意見は?」
「魔物討伐が簡単そうですが、領主様の手柄となると、よほどの大物じゃないと皆から認められない気がしますです」
「うん、そうだな。それに、町や村を襲う魔物じゃないなら、街の人からすれば関係ない話だもんな。まあ、そんな魔物がいるかもしれないから、明日ギルドで聞いてみることにしよう。
となると、やっぱり、悪人退治の方か」
「はい。わたしの気持ちとしては、そっちをやりたいです」
「うん、俺も同じ気持ちだ。よし、じゃあ悪人退治をする。まずは、何からやるべきか、ポピィ、分かるか?」
ポピィは、じっと下を見て考えていたが、やがて顔を上げて言った。
「悪人がどこにいるか、どんな奴がいるか、どのくらいの人数いるか、などを調べることですか?」
「うん、正解だ。つまり情報を集めることだな。ここで勝負は決まる。できるだけたくさん、ためになる情報を集めることが一番大切だ」
「はい、分かります」
「明日、そのやり方をダルトンさんと打ち合わせるぞ。あとは、役割分担を決めて、動く」
「了解です」
話を終えた俺たちは、夕食を摂ることにした。屋台で買った肉の串焼きや、野菜の煮込みスープ、揚げパンなどをテーブルに並べて適当につまみ始めた。
「ポピィ、お前に隠していたことがある……」
俺はふと思いついて、ポピィに言った。
「は、はい、たぶん、トーマ様には、わたしの知らないことがたくさんあると思います」
「う、うん、いや、そんなにたくさんはないぞ。まあ、それは置いといて、今回の仕事に関わる事だから言っておく。
俺は〈鑑定〉というスキルを持っている。分かるか?」
「かんてい……? いいえ、分かりません」
「うん。例えばな、この串焼きが何の肉で、どんな栄養があるのか、とかいう情報が、目の前に浮かんでくるんだ」
「すごいです! そんなスキルがあるんですね?」
「うん、すごいスキルなんだ。ポピィに最初にあった時、お前が〈暗殺者〉というギフトを持っていることも分かった」
ポピィは少し恥ずかしそうに赤くなって、俺から目を逸らした。
「まあ、これから悪人たちの情報を集めるんだが、俺にはそんなスキルがあることは知っておいてくれ」
「は、はい、分かりました」
ポピィは、俺がいったい何者だろうって思っているだろうな。いつか、俺の秘密を話せる日が来たら教えてやろう。
♢♢♢
翌日の朝、宿の朝食を食べてから、俺たちは衛兵の官舎へ向かった。
門番さんに怪訝な顔をされたが、ダルトンさんの名前を出すと、すぐに中に通してくれた。
「おお、よく来てくれた。もう朝飯は食ったのか?」
「はい、食べました。あ、ダルトンさん、まだならどうぞ。俺たち外で待っています」
「いや、構わんよ。今、お茶を淹れるからその辺りに座ってくれ。散らかっていてすまんな」
ダルトンさんはやっと着替えを済ませたところだったらしい。専用の部屋の中は、あちこちに書類やら道具やらが散らばって、雑然としていた。
お茶を淹れて持ってきたダルトンさんは、俺たちの前にカップを置いてから、向かい側のソファに座った。
「結論が出たようだな?」
「はい。俺たちで良ければ、依頼を受けたいと思います」
ダルトンさんは、いかにもうれしそうに髭面をほころばせた。
「そうか。まずは礼を言う。ありがとう」
「いいえ。俺たちはあくまでも冒険者ですから、ちゃんと報酬をいただければ仕事はやります。それで、仕事に入る前に確認しておきたいことが幾つかあるのですが、いいですか?」
「ああ、何でも聞いてくれ」
俺はメモ用紙と炭筆を取り出してから、質問を始めた。
「まず、一つ目ですが、俺たちは敵についての情報収集から始めたいと思っています。そこで、今のところ分かっていることを教えて欲しいんです。敵のアジト、おおよその人数、注意すべき相手、こちらに協力してくれそうな人、とりあえずこのくらいですね」
ダルトンさんは、驚いたような顔をしてからニヤリと笑った。
「なるほど、その年でBランクになるはずだ。頭が切れるな。ふふ……わかった、順番に答えよう。まず、アジトだが、一つはボラッド商会だ。ボスはルイス・ボラッド、前の領主と共に死刑になったジャン・ロゴスの手下だった男だが、上手く罪を逃れて、三年前から頭角を現してきた。
二つ目のアジトは、確証はないが、《恋する子猫ちゃん》という酒場兼娼館だ。ここのボスは、アンカスという名の男だが、ほとんど外に出て来ないので、どんな男かはよく分かっていない。裏の世界で暗躍する組織のボスだ。ルイス・ボラッドとつながっていて、奴の手足と言っていい。
人数だが、表でいろいろやっている連中が五、六十人、幹部やめったに表に出て来ない連中が二、三十人、ざっと百人足らずくらいだと考えていいだろう。
あと、注意すべき相手はつかめていない。協力者だが、残念ながらいないな。まあ、その都度手下たちを痛めつけて、情報を吐かせているが、めぼしい成果は上がっていない。今の所、このくらいだな」
「なるほど、分かりました。次の質問ですが……俺の考えた作戦では、最終的に敵との戦争になります。こちらの兵力はどれくらい見込めますか?」
その問いに、ダルトンさんは途端に苦虫を噛み潰した表情になった。
「ああ、その質問が一番きついな。実は、今、この領地では隣国のプラド王国と鉱山をめぐって小競り合いが続いていてな。隊長も十二人の衛兵を連れて、領都バランダの治安維持の応援に出ているんだ。高ランクの冒険者や傭兵たちも。国境の砦に雇われて行っている。
まあ、つまり戦力は衛兵が二十五人、あとはCランク以下の冒険者、質の悪い傭兵くらいしか街に残っていない現状なんだ」
うわぁ、最悪の時期じゃん。どうすんのこれ……いや、待て……ということは、逆に相手も油断している可能性が高いよね、うん。
「分かりました。ええっと、ギルマスのべインズさんに頼んで、パルトスから応援を呼ぶことはできますか?」
「おお、それは簡単なことだが、知り合いがいるのか?」
「はい、腕利きの冒険者パーティです。では、次に、俺が考えた作戦ですが……」
「ちょっと待て。おい、今から領主様の所へ行くぞ。せっかくなら、領主様にも聞いていただく方が良いだろう」
えっ、急に困るんですけど……でも、まあ、しかたないか。今回の主役は領主のライナス様だからな。
227
あなたにおすすめの小説
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
魔法学校の落ちこぼれ
梨香
ファンタジー
昔、偉大な魔法使いがいた。シラス王国の危機に突然現れて、強力な魔法で国を救った。アシュレイという青年は国王の懇願で十数年を首都で過ごしたが、忽然と姿を消した。数人の弟子が、残された魔法書を基にアシュレイ魔法学校を創立した。それから300年後、貧しい農村の少年フィンは、税金が払えず家を追い出されそうになる。フィンはアシュレイ魔法学校の入学試験の巡回が来るのを知る。「魔法学校に入学できたら、家族は家を追い出されない」魔法使いの素質のある子供を発掘しようと、マキシム王は魔法学校に入学した生徒の家族には免税特権を与えていたのだ。フィンは一か八かで受験する。ギリギリの成績で合格したフィンは「落ちこぼれ」と一部の貴族から馬鹿にされる。
しかし、何人か友人もできて、頑張って魔法学校で勉強に励む。
『落ちこぼれ』と馬鹿にされていたフィンの成長物語です。
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる