39 / 61
連載
56 代官様と王都に行くよ 2
しおりを挟む
二人の兵士は、罪人用の木の食器にスープを入れて、小さな搬入口から罪人たちの前に押し出した。手を使えない彼らは、直接口を持っていくしかない。そんな惨めな姿を俺たちには見せる気はないのだろう。口元に不敵な笑みを浮かべて微動だにしなかった。
「トーマさん、行きましょう。こいつらが食おうが食うまいが、どうでもいいことです」
あはは……なかなか辛辣な兵士さんだ。
確かに、この罪人たちをどうしても生きたまま連れて行かなければならない積極的な理由はない。証拠の文書類は十分揃っているからだ。まあ、早ければ明日の夜には王都に着くので、死体になってもさほど問題ではない。臭いのが嫌だけどね。
翌日、アレス様は先を急ぎたいということで、馬たちの休憩を三時間に一回に減らして、整備された広い街道をひたすら馬車で進んだ。そして、いよいよボイド侯爵領を抜け、王の直轄領に入ろうとしたところで問題は起きた。
『マスター、前方と道の両側に敵が待機しています』
(やはり来たか)
「アレス様、馬車を止めてください。前方と道の両側に伏せ兵です」
「っ! うむ、分かった。馬車を止めよっ!」
俺は馬車から下りると、頭の中で素早く〈索敵〉の情報を分析し、作戦を組み立てた。
(正面に八人、左右に二人ずつか……四、五人ちょっと強そうな奴がいるけど、魔法使いはいないようだな)
「アレス様は、馬車の中にいてください。暗殺者がいるかもしれません。メリンダさんは、アレス様の護衛を。兵隊さんたちは左右の林の中にいる伏せ兵を片付けてください。正面の敵は、俺が引き付けますので、乱戦になったら、迷わずアレス様のもとへ戻ってください」
「当然だわ」
「了解した」
「分かった。トーマ君、無理はするなよ」
「はい。ええっと、言ってませんでしたが、俺は魔法が使えます。いざとなったら、使いますので、驚かないでください」
「ああ、知っていたよ。遠慮なく使ってくれ」
俺たちは行動を開始した。四人の私兵たちは二人ずつに分かれて、左右に散り、林の中に入っていく。俺は正面からゆっくりと走りだした。
相手もこちらの動きに気づき、戦闘体制をとってこちらへ近づいて来た。
「おい、止まれ、小僧」
「そうはいきませんよ。護衛の任務を受けてるんで」
「護衛だと、貴様がか?」
八人の男たちは一斉に笑い声を上げた。
「我々が用があるのは、馬車だ。ケガをしたくなければ、どけっ」
「だから、そうはいかないと言っているじゃないですか」
「うぬ、ならば、自分の愚かさを悔いながら死ねっ!」
先頭の隊長らしき男がサッと片手を上げた。
すると、右手の林の中から一本の矢が俺に向かって……いや、だいぶ狙いがずれて、俺の頭の上を通り過ぎていった。そして、その直後、左右の林の中から人の叫び声と、刃物がぶつかり合う音が聞こえてきたのである。
「くそっ、見つかった、奇襲は失敗だっ」
林の中から声が聞こえ、二人の男たちと兵士さんたちがもつれ合うように飛び出してきた。反対側の林の中でも、怒号と争い合う音が聞こえている。
「ぬうう、こうなったら、我々だけでアレス・パルマーを討ち取るのだ、行けっ」
正面の男たちが一斉に武器を抜いて、馬車に向かって走り出した。
(ん? なんか今、変な事言わなかったか? 「我々だけで」? ということは……)
俺はメイスを構えて迎撃する体制をとりながら、男の言葉の意味を考えた。
『マスター、まだかなり距離はありますが、街道をこちらに向かってくる一団があります』
っ! やっぱり、そうだったのか。こいつらは足止め役で、本隊が後ろから追いかけてきているってことか。よし、ここは一気に突破するしかない。
俺はそう心を決めると、目前に迫った男たちにウィンドカッターを放った。それによってたちまち混乱した男たちに突撃して、メイスで次々に殴って気絶させた。
残りは兵士さんたちと戦っている四人だ。こいつらはどう見ても冒険者だ。
俺は先ず、兵士さんたちが押されている方に向かった。一人はかなり手練れと思われる剣士で、もう一人はがたいが良い盾使いだ。
「おい、俺が相手だ」
俺の声に、二人の男たちは、ちらりと俺の方に目を向けた。そして、道に倒れた八人の雇い主たちを見て、明らかに動揺した。
「っ! な、なんだと? くそっ、ガキだと思って油断したな……」
盾使いの男はそう言うと、さっと後ろに後退して大きな声でこう叫んだ。
「お前ら、仕事は終わりだ。手を引けっ!」
彼の声に、四人の冒険者たちは戦いを止めて道の中央に集まった。
「そういうことで、俺たちは引き上げる。俺たちはそこの奴らに金で雇われただけだ。あんたらには何の恨みもねえ。見逃してくれ」
「俺が答えても良いですか?」
「ああ、トーマ君に任せるよ」
「ありがとうございます。じゃあ、あんたら、ここであったことは一切口外しないでくれ。そうすれば、あんたたちのことをギルドに報告はしないと約束する。あの馬車にはブラストの街の代官様が乗っているんだ。貴族間のごたごたに巻き込まれたくはないだろう?」
「っ! あ、ああ、分かった。そんな事情だとは知らずにすまなかった。じゃあ、俺たちはこれで引き上げる。おい、帰るぞ」
四人の冒険者たちは同じパーティなのだろう、俺たちに一礼するとさっと身をひるがえして走り去っていった。
さて、ぐずぐずはしていられない。俺は、兵士さんたちを促して馬車に戻った。
「アレス様、ここは片付きましたが、後ろから、恐らくボイド侯爵の軍と思われる一団が迫っています。すぐに、出発してください」
「それは、本当か? なぜ、分かったんだね?」
「俺は、索敵のスキルを持っています。かなり遠い範囲まで知ることができるんです」
「……そうか、分かった。よし、出発だ」
俺は、馬車に乗らず、アレス様に言った。
「俺はここで時間稼ぎをやってみます。どうかご無事で」
「なっ、そんなことをさせるわけには……」
「俺一人なら、どうにでもなります。ご心配は無用です。さあ、早く行ってください」
アレス様は、それ以上抵抗しなかった。馬車が動き出すと、最後に窓から顔を出して叫んだ。
「トーマ君、必ず生きて王都に来てくれ。王都に着いたら、すぐに冒険者ギルドのギルマスを訪ねるんだ。約束だよ」
「分かりました。どうぞお気を付けて」
アレス様は、馬車が遠くに見えなくなるまで、窓から顔を出して俺を見ていた。
「さて、もうひと働きするとしますか」
『追手は、約二百メートルの所まで来ています』
「よし、先ずこいつらを逃げられないように、埋めるか」
俺は、道に倒れた八人を横一列に並べた後、土属性魔法でそいつらの足元に穴を作った。そして、穴にそいつらを落とすと、上半身だけ地上に出るように穴を埋めた。
『マスター、来ました。騎馬兵十六騎です』
♢♢♢
「っ! 止まれぇっ!」
先頭を馬で飛ばしていた部隊長の男は、前方の異様な光景に気づいて後続に手を上げて合図した。
彼らの前方の道の真ん中に小さな少年が立っており、その後ろに地面から上半身だけを出して埋められた八人の男たちの姿があった。
部隊長はゆっくりと前進し、少年の五メートル前で止まった。
「やはり、そこに埋まっているのはミラーたちか……おい、小僧、なぜここに立っている?」
「ねえ、おじさんたち、ここでこの人たちを掘り出すなら、俺は邪魔しないよ。でも、この人たちをほったらかして、王都に向かうって言うなら、おじさんたちもここに埋まってもらおうと思うけど、どうする?」
俺の言葉に、騎士たちは驚愕した表情でお互いの顔を見合った。
「我らを埋めるだと? お前は宮廷大魔導士様か何かのつもりか?」
隊長の言葉に後ろの何人かが笑い声を上げた。だが、隊長の目は明らかに警戒し、決して笑ってはいなかった。
「ああ、信じないんだね。じゃあ、ほら……これでいいかな?」
俺は彼らの前の道に魔法で、二メートル×二メートル、深さ一メートルの穴を即座に作って見せた。
「なっ、何だと? き、貴様、何者だ?」
「さあ、見ての通りの子どもだよ。それより、どうするの?」
「わ、分かった。その者たちを掘り出す」
「うん、じゃあ頑張って」
俺は、騎士たちが剣や槍を使って必死に八人の男たちを掘り出す様子を見守った。
(これで、だいぶ時間は稼げたかな……しかし、天下の往来をかなり壊してしまったな。ああ、前にも後ろにも、かなり馬車が並んじゃってるよ。すみませんでした。後でちゃんと元通りにしておきます)
『魔力の放出がスムースになりましたね。もう、中級魔法も使えるはずです』
ナビさん、おれ、必死で現実問題に対処してるんですけど……少しは、有効なアドバイスをお願いしますよ。
『マスターを信頼しています。今の所、私がアドバイスする余地は全くありません』
さ、さいですか、それはどうも……。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
読んでくださって、ありがとうございます。
少しでも面白いと思われたら、📢をポチっと押してくださると嬉しいです。
「トーマさん、行きましょう。こいつらが食おうが食うまいが、どうでもいいことです」
あはは……なかなか辛辣な兵士さんだ。
確かに、この罪人たちをどうしても生きたまま連れて行かなければならない積極的な理由はない。証拠の文書類は十分揃っているからだ。まあ、早ければ明日の夜には王都に着くので、死体になってもさほど問題ではない。臭いのが嫌だけどね。
翌日、アレス様は先を急ぎたいということで、馬たちの休憩を三時間に一回に減らして、整備された広い街道をひたすら馬車で進んだ。そして、いよいよボイド侯爵領を抜け、王の直轄領に入ろうとしたところで問題は起きた。
『マスター、前方と道の両側に敵が待機しています』
(やはり来たか)
「アレス様、馬車を止めてください。前方と道の両側に伏せ兵です」
「っ! うむ、分かった。馬車を止めよっ!」
俺は馬車から下りると、頭の中で素早く〈索敵〉の情報を分析し、作戦を組み立てた。
(正面に八人、左右に二人ずつか……四、五人ちょっと強そうな奴がいるけど、魔法使いはいないようだな)
「アレス様は、馬車の中にいてください。暗殺者がいるかもしれません。メリンダさんは、アレス様の護衛を。兵隊さんたちは左右の林の中にいる伏せ兵を片付けてください。正面の敵は、俺が引き付けますので、乱戦になったら、迷わずアレス様のもとへ戻ってください」
「当然だわ」
「了解した」
「分かった。トーマ君、無理はするなよ」
「はい。ええっと、言ってませんでしたが、俺は魔法が使えます。いざとなったら、使いますので、驚かないでください」
「ああ、知っていたよ。遠慮なく使ってくれ」
俺たちは行動を開始した。四人の私兵たちは二人ずつに分かれて、左右に散り、林の中に入っていく。俺は正面からゆっくりと走りだした。
相手もこちらの動きに気づき、戦闘体制をとってこちらへ近づいて来た。
「おい、止まれ、小僧」
「そうはいきませんよ。護衛の任務を受けてるんで」
「護衛だと、貴様がか?」
八人の男たちは一斉に笑い声を上げた。
「我々が用があるのは、馬車だ。ケガをしたくなければ、どけっ」
「だから、そうはいかないと言っているじゃないですか」
「うぬ、ならば、自分の愚かさを悔いながら死ねっ!」
先頭の隊長らしき男がサッと片手を上げた。
すると、右手の林の中から一本の矢が俺に向かって……いや、だいぶ狙いがずれて、俺の頭の上を通り過ぎていった。そして、その直後、左右の林の中から人の叫び声と、刃物がぶつかり合う音が聞こえてきたのである。
「くそっ、見つかった、奇襲は失敗だっ」
林の中から声が聞こえ、二人の男たちと兵士さんたちがもつれ合うように飛び出してきた。反対側の林の中でも、怒号と争い合う音が聞こえている。
「ぬうう、こうなったら、我々だけでアレス・パルマーを討ち取るのだ、行けっ」
正面の男たちが一斉に武器を抜いて、馬車に向かって走り出した。
(ん? なんか今、変な事言わなかったか? 「我々だけで」? ということは……)
俺はメイスを構えて迎撃する体制をとりながら、男の言葉の意味を考えた。
『マスター、まだかなり距離はありますが、街道をこちらに向かってくる一団があります』
っ! やっぱり、そうだったのか。こいつらは足止め役で、本隊が後ろから追いかけてきているってことか。よし、ここは一気に突破するしかない。
俺はそう心を決めると、目前に迫った男たちにウィンドカッターを放った。それによってたちまち混乱した男たちに突撃して、メイスで次々に殴って気絶させた。
残りは兵士さんたちと戦っている四人だ。こいつらはどう見ても冒険者だ。
俺は先ず、兵士さんたちが押されている方に向かった。一人はかなり手練れと思われる剣士で、もう一人はがたいが良い盾使いだ。
「おい、俺が相手だ」
俺の声に、二人の男たちは、ちらりと俺の方に目を向けた。そして、道に倒れた八人の雇い主たちを見て、明らかに動揺した。
「っ! な、なんだと? くそっ、ガキだと思って油断したな……」
盾使いの男はそう言うと、さっと後ろに後退して大きな声でこう叫んだ。
「お前ら、仕事は終わりだ。手を引けっ!」
彼の声に、四人の冒険者たちは戦いを止めて道の中央に集まった。
「そういうことで、俺たちは引き上げる。俺たちはそこの奴らに金で雇われただけだ。あんたらには何の恨みもねえ。見逃してくれ」
「俺が答えても良いですか?」
「ああ、トーマ君に任せるよ」
「ありがとうございます。じゃあ、あんたら、ここであったことは一切口外しないでくれ。そうすれば、あんたたちのことをギルドに報告はしないと約束する。あの馬車にはブラストの街の代官様が乗っているんだ。貴族間のごたごたに巻き込まれたくはないだろう?」
「っ! あ、ああ、分かった。そんな事情だとは知らずにすまなかった。じゃあ、俺たちはこれで引き上げる。おい、帰るぞ」
四人の冒険者たちは同じパーティなのだろう、俺たちに一礼するとさっと身をひるがえして走り去っていった。
さて、ぐずぐずはしていられない。俺は、兵士さんたちを促して馬車に戻った。
「アレス様、ここは片付きましたが、後ろから、恐らくボイド侯爵の軍と思われる一団が迫っています。すぐに、出発してください」
「それは、本当か? なぜ、分かったんだね?」
「俺は、索敵のスキルを持っています。かなり遠い範囲まで知ることができるんです」
「……そうか、分かった。よし、出発だ」
俺は、馬車に乗らず、アレス様に言った。
「俺はここで時間稼ぎをやってみます。どうかご無事で」
「なっ、そんなことをさせるわけには……」
「俺一人なら、どうにでもなります。ご心配は無用です。さあ、早く行ってください」
アレス様は、それ以上抵抗しなかった。馬車が動き出すと、最後に窓から顔を出して叫んだ。
「トーマ君、必ず生きて王都に来てくれ。王都に着いたら、すぐに冒険者ギルドのギルマスを訪ねるんだ。約束だよ」
「分かりました。どうぞお気を付けて」
アレス様は、馬車が遠くに見えなくなるまで、窓から顔を出して俺を見ていた。
「さて、もうひと働きするとしますか」
『追手は、約二百メートルの所まで来ています』
「よし、先ずこいつらを逃げられないように、埋めるか」
俺は、道に倒れた八人を横一列に並べた後、土属性魔法でそいつらの足元に穴を作った。そして、穴にそいつらを落とすと、上半身だけ地上に出るように穴を埋めた。
『マスター、来ました。騎馬兵十六騎です』
♢♢♢
「っ! 止まれぇっ!」
先頭を馬で飛ばしていた部隊長の男は、前方の異様な光景に気づいて後続に手を上げて合図した。
彼らの前方の道の真ん中に小さな少年が立っており、その後ろに地面から上半身だけを出して埋められた八人の男たちの姿があった。
部隊長はゆっくりと前進し、少年の五メートル前で止まった。
「やはり、そこに埋まっているのはミラーたちか……おい、小僧、なぜここに立っている?」
「ねえ、おじさんたち、ここでこの人たちを掘り出すなら、俺は邪魔しないよ。でも、この人たちをほったらかして、王都に向かうって言うなら、おじさんたちもここに埋まってもらおうと思うけど、どうする?」
俺の言葉に、騎士たちは驚愕した表情でお互いの顔を見合った。
「我らを埋めるだと? お前は宮廷大魔導士様か何かのつもりか?」
隊長の言葉に後ろの何人かが笑い声を上げた。だが、隊長の目は明らかに警戒し、決して笑ってはいなかった。
「ああ、信じないんだね。じゃあ、ほら……これでいいかな?」
俺は彼らの前の道に魔法で、二メートル×二メートル、深さ一メートルの穴を即座に作って見せた。
「なっ、何だと? き、貴様、何者だ?」
「さあ、見ての通りの子どもだよ。それより、どうするの?」
「わ、分かった。その者たちを掘り出す」
「うん、じゃあ頑張って」
俺は、騎士たちが剣や槍を使って必死に八人の男たちを掘り出す様子を見守った。
(これで、だいぶ時間は稼げたかな……しかし、天下の往来をかなり壊してしまったな。ああ、前にも後ろにも、かなり馬車が並んじゃってるよ。すみませんでした。後でちゃんと元通りにしておきます)
『魔力の放出がスムースになりましたね。もう、中級魔法も使えるはずです』
ナビさん、おれ、必死で現実問題に対処してるんですけど……少しは、有効なアドバイスをお願いしますよ。
『マスターを信頼しています。今の所、私がアドバイスする余地は全くありません』
さ、さいですか、それはどうも……。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
読んでくださって、ありがとうございます。
少しでも面白いと思われたら、📢をポチっと押してくださると嬉しいです。
343
あなたにおすすめの小説
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
追放された荷物持ち、スキル【アイテムボックス・無限】で辺境スローライフを始めます
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティーで「荷物持ち」として蔑まれ、全ての責任を押し付けられて追放された青年レオ。彼が持つスキル【アイテムボックス】は、誰もが「ゴミスキル」と笑うものだった。
しかし、そのスキルには「容量無限」「時間停止」「解析・分解」「合成・創造」というとんでもない力が秘められていたのだ。
全てを失い、流れ着いた辺境の村。そこで彼は、自分を犠牲にする生き方をやめ、自らの力で幸せなスローライフを掴み取ることを決意する。
超高品質なポーション、快適な家具、美味しい料理、果ては巨大な井戸や城壁まで!?
万能すぎる生産スキルで、心優しい仲間たちと共に寂れた村を豊かに発展させていく。
一方、彼を追放した勇者パーティーは、荷物持ちを失ったことで急速に崩壊していく。
「今からでもレオを連れ戻すべきだ!」
――もう遅い。彼はもう、君たちのための便利な道具じゃない。
これは、不遇だった青年が最高の仲間たちと出会い、世界一の生産職として成り上がり、幸せなスローライフを手に入れる物語。そして、傲慢な勇者たちが自業自得の末路を辿る、痛快な「ざまぁ」ストーリー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。