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62 終戦とタナトスの砦 2
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「兄さんっ、良かった、無事だったのね」
「ああ、ミーナ、ただいま……それが、何かおかしなことになってね」
タナトスの砦の医療棟にたどり着いたリュートは、ケガをした仲間を医療班に手渡しながら、腑に落ちない顔で妹につぶやいた。
「おかしなこと?」
ミーナは、ケガをしたラトス部隊の一人に〈ヒール〉を施しながら尋ねた。
「うん。戦いの途中で、急に騎馬隊がいなくなって、それも、味方と敵の同時にね。それで、弓兵も魔導士兵もいなくなって、歩兵だけで戦っていたんだ。誰かが、おかしいって言い始めて、皆もおかしいと思い始めて、それで、戦うのをやめて帰って来た」
「?? 何、それ?」
「いや、よく分からない……でも、はっきりと戦争が終わったわけじゃない。また、出て行くことになると思う」
兄妹がそんな話をしている頃、参謀長アラン・ベルローズ準男爵は、新たな部隊を組織するために、兵舎を訪れていた。
そこには戦場から帰って来た騎馬隊や弓兵、魔導士兵があちこちにたむろして、盛んに何かについて話をしていた。
準男爵は、見張り番以外の兵舎にいる兵たちを全員訓練場に集合させた。すでに、夕闇が辺りを包もうとしていた。
「たったこれだけか? 歩兵部隊はどうした?」
集まったのは、騎馬隊の騎士五十三名、弓兵四十六名、魔導士兵十七名の総勢百十六名だった。
「はっ。歩兵たちはケガ人や死体を医療棟に運んでおります」
「ほう、それで貴様たちは手伝いもせず、ここで休んでいたわけか?」
「い、いいえ、敵がまたいつ攻めてくるか分からないので、待機をしておりました」
(まったく……騎馬隊は言い訳ばかりだ。こいつらは使えないな。やはり、ラトス部隊を中心に夜襲を仕掛けるしかないか……)
準男爵はそう見極めをつけると、一人に騎士に言った。
「すぐに医療棟へ行き、戦える歩兵を全員ここへ連れて来い」
「は、はい」
騎士が不満そうな顔で去って行った後、一人の弓兵がおずおずと前に出てきた。
「さ、参謀閣下に申し上げます」
「ん? 何だ?」
「はっ。実は、退却するとき、敵の騎馬隊に襲われたのですが、そのとき、どこからともなく一人の少年が現れ、騎馬隊を次々と倒したのです。おかげでこうして生き延びることができました。あの少年は、いったい誰でしょうか?」
「わ、私も見ました」
「私もです。ものすごい速さで敵を倒し、魔法も使っていました」
まるで堰を切ったように、兵士たちが次々に同じようなことを言い始めた。
「ま、待て、一体何の話をしているのだ?」
ベルローズ準男爵は、突然降って湧いたような英雄譚に戸惑って、聞き返した。
「え? あれは友軍の秘密兵器じゃないんですか?」
「私たちは、きっとそうじゃないかって話していたところですが……」
「い、いや、知らぬ。初めて聞く話だ。もっと詳しく話してくれ」
「いや、詳しくも何も、あっという間に現れて、またあっという間にいなくなったので、何が何だか……」
兵士たちが口々に、自分が見たことを語り出した時、通路から歩兵たちが疲れた様子で訓練場へ入って来た。
ベルローズ準男爵が、騒ぎを鎮めるために声を上げようとしたとき、見張りの兵士が打ち鳴らす鐘の音が聞こえてきた。だが、それは敵の来襲を知らせる打ち方ではなく、何者かの来訪を知らせる鐘だった。
「全員、ここで待機しておくように。誰が来たのか確認ができ次第戻って来る。よいな」
「「「はっ」」」
準男爵は急いで城壁に上る階段へと向かった。薄暗くなった視界の中で階段を踏み外さないように用心しながらも、最後まで駆け足で登り切った。
「ベルローズだ。誰が来たのか?」
「はっ。それが、敵陣より白旗を掲げた使者がこちらへ向かって来ます」
「な、何だと?」
準男爵は驚いて、見張り兵が指さす方向に目を凝らした。
太陽が沈んだ平原を二頭の馬がこちらにゆっくりと近づいていた。そして、そのうちの一頭に乗った騎士が確かに槍の先に白い布を結んではためかせていた。
♢♢♢
「よし、ちゃんと約束は守ってくれたようだな。さて、これでひとまず戦争も終わりだが、村の皆は無事だったのかな?」
俺はスノウに乗って、上空からバーンズ辺境伯の使者が砦に向かう様子を見ていた。
『ケガ人を収容する施設に行けば、何か分かるかもしれませんね』
「ああ、そうだな。でも、中には入れないから調べようがないな」
『砦の街側に行ってみませんか? 医療施設があるなら街に近い方です』
いや、ナビさん、行っても中に入れないから無駄だって言ってるんだが……まあ、行ってみるだけなら構わないけどさ。
(スノウ、街の方へ行ってくれないか)
『は~い』
スノウがゆっくりと高度を下げながら、砦の上を越えていく。砦と街の間に砦に接するように教会と思われる大きな建物があった。その庭にたくさんの白い布が干されている。よく見ると、その布は全部洗濯された包帯だった。
「ああ、たぶんあそこが臨時の野戦病院になってるんだな」
しばらく、その教会の上をゆっくり回りながら見ていると、教会の中から白いエプロンと帽子を付けた二人の人物が大きな籠を抱えて出てきた。医療班の女性だろう。一人は大人の女性で、もう一人はまだ小さな女の子だった。二人は、干してある包帯を丁寧にたたみながら籠の中に入れ始めた。
「っ! えっ、ちょ、ちょっと待て……あれって、妹のミーナじゃないか? そうだ、間違いない、ミーナだ!」
俺は、その小さな女の子が妹だと分かって動揺を隠せなかった。
(そうか、ミーナは治癒師のギフトを持っているから、自警団と一緒に駆り出されたのか。しかし、よかったよ、戦争が終わって……そうだ、スノウ、ちょっとあの教会の裏に下ろしてくれないか)
俺は〈隠密〉のスキルを使って、教会の裏に降り立つと、〈ルーム〉から数枚の金貨を取り出して、村にいるときに財布代わりに使っていた古い布袋に入れた。そして。物陰から物陰に移動しながら、ミーナがいる所へ近づいて行った。
「ミーナ……おい、ミーナ」
包帯をたたんでいたミーナは、どこからか聞こえてくる懐かしい声にはっとして、慌てて辺りをきょろきょろと見回した。そして、花の植え込み用の大きな石のポッドの陰から、小さく手を振っている俺を見つけて、思わず籠を落とした。
「お兄ちゃん!」
「ミーナ、どうしたの?」
一緒に包帯の取り込みをしていた女性が、その様子に気づいて声を掛けた。
「あ、い、いいえ、ちょ、ちょっと包帯が風で飛んで行ってしまって……あはは……ちょっと拾って来ます」
ミーナはあたふたしながらごまかすと、俺の方に全力ダッシュしてきた。そして、そのままの勢いで俺に抱きついて来た。もし、俺が普通のステータスの少年だったら、吹き飛んでいたかもしれない。
「トーマお兄ちゃん!」
「シーッ、静かに……いいか、ミーナ、言いたいことはたくさんあるだろう(こくこくと頷くミーナ)、俺も聞きたいことはたくさんある。でも、今は時間がない(ふるふると首を横に振るミーナ)。良い子だから、俺の言うことを聞いてくれ、いいな?」
ミーナは涙ぐみながら、しかたなく小さく頷く。
「よし、じゃあ短く答えてくれ。村の皆は無事か?」
「うん、ケガした人は何人かいるけど、死んだ人はいないよ」
「そうか、よかった。辛くはなかったか?」
「うん……最初は辛かった。酷いケガをした人や死んだ人を毎日見るのは初めてだったから……でも、あたし、一生懸命頑張ったよ。ヒールを使って、魔法切れに何回もなって倒れたこともあったけど、ケガした人や死にそうな人も助けたんだよ……」
「そうか、よく頑張ったな、偉いぞ」
「ミーナ、大丈夫? 手伝いましょうか?」
もう一人の女の人が、こちらを見ながら近づいてくる。
「あ、はあい、大丈夫です、すぐ行きまあす」
ミーナは立ち上がって、俺が見えないように隠しながら返事をした。
「そう? じゃあ、先に行くわね。暗くなるから早く終わるのよ」
「はあい、分かりました」
女の人は腑に落ちない様子だったが、自分の籠を抱えて去って行った。
ミーナはそれを見届けると、いかにもうれしそうな顔で俺を振り返った。
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タナトスの砦の医療棟にたどり着いたリュートは、ケガをした仲間を医療班に手渡しながら、腑に落ちない顔で妹につぶやいた。
「おかしなこと?」
ミーナは、ケガをしたラトス部隊の一人に〈ヒール〉を施しながら尋ねた。
「うん。戦いの途中で、急に騎馬隊がいなくなって、それも、味方と敵の同時にね。それで、弓兵も魔導士兵もいなくなって、歩兵だけで戦っていたんだ。誰かが、おかしいって言い始めて、皆もおかしいと思い始めて、それで、戦うのをやめて帰って来た」
「?? 何、それ?」
「いや、よく分からない……でも、はっきりと戦争が終わったわけじゃない。また、出て行くことになると思う」
兄妹がそんな話をしている頃、参謀長アラン・ベルローズ準男爵は、新たな部隊を組織するために、兵舎を訪れていた。
そこには戦場から帰って来た騎馬隊や弓兵、魔導士兵があちこちにたむろして、盛んに何かについて話をしていた。
準男爵は、見張り番以外の兵舎にいる兵たちを全員訓練場に集合させた。すでに、夕闇が辺りを包もうとしていた。
「たったこれだけか? 歩兵部隊はどうした?」
集まったのは、騎馬隊の騎士五十三名、弓兵四十六名、魔導士兵十七名の総勢百十六名だった。
「はっ。歩兵たちはケガ人や死体を医療棟に運んでおります」
「ほう、それで貴様たちは手伝いもせず、ここで休んでいたわけか?」
「い、いいえ、敵がまたいつ攻めてくるか分からないので、待機をしておりました」
(まったく……騎馬隊は言い訳ばかりだ。こいつらは使えないな。やはり、ラトス部隊を中心に夜襲を仕掛けるしかないか……)
準男爵はそう見極めをつけると、一人に騎士に言った。
「すぐに医療棟へ行き、戦える歩兵を全員ここへ連れて来い」
「は、はい」
騎士が不満そうな顔で去って行った後、一人の弓兵がおずおずと前に出てきた。
「さ、参謀閣下に申し上げます」
「ん? 何だ?」
「はっ。実は、退却するとき、敵の騎馬隊に襲われたのですが、そのとき、どこからともなく一人の少年が現れ、騎馬隊を次々と倒したのです。おかげでこうして生き延びることができました。あの少年は、いったい誰でしょうか?」
「わ、私も見ました」
「私もです。ものすごい速さで敵を倒し、魔法も使っていました」
まるで堰を切ったように、兵士たちが次々に同じようなことを言い始めた。
「ま、待て、一体何の話をしているのだ?」
ベルローズ準男爵は、突然降って湧いたような英雄譚に戸惑って、聞き返した。
「え? あれは友軍の秘密兵器じゃないんですか?」
「私たちは、きっとそうじゃないかって話していたところですが……」
「い、いや、知らぬ。初めて聞く話だ。もっと詳しく話してくれ」
「いや、詳しくも何も、あっという間に現れて、またあっという間にいなくなったので、何が何だか……」
兵士たちが口々に、自分が見たことを語り出した時、通路から歩兵たちが疲れた様子で訓練場へ入って来た。
ベルローズ準男爵が、騒ぎを鎮めるために声を上げようとしたとき、見張りの兵士が打ち鳴らす鐘の音が聞こえてきた。だが、それは敵の来襲を知らせる打ち方ではなく、何者かの来訪を知らせる鐘だった。
「全員、ここで待機しておくように。誰が来たのか確認ができ次第戻って来る。よいな」
「「「はっ」」」
準男爵は急いで城壁に上る階段へと向かった。薄暗くなった視界の中で階段を踏み外さないように用心しながらも、最後まで駆け足で登り切った。
「ベルローズだ。誰が来たのか?」
「はっ。それが、敵陣より白旗を掲げた使者がこちらへ向かって来ます」
「な、何だと?」
準男爵は驚いて、見張り兵が指さす方向に目を凝らした。
太陽が沈んだ平原を二頭の馬がこちらにゆっくりと近づいていた。そして、そのうちの一頭に乗った騎士が確かに槍の先に白い布を結んではためかせていた。
♢♢♢
「よし、ちゃんと約束は守ってくれたようだな。さて、これでひとまず戦争も終わりだが、村の皆は無事だったのかな?」
俺はスノウに乗って、上空からバーンズ辺境伯の使者が砦に向かう様子を見ていた。
『ケガ人を収容する施設に行けば、何か分かるかもしれませんね』
「ああ、そうだな。でも、中には入れないから調べようがないな」
『砦の街側に行ってみませんか? 医療施設があるなら街に近い方です』
いや、ナビさん、行っても中に入れないから無駄だって言ってるんだが……まあ、行ってみるだけなら構わないけどさ。
(スノウ、街の方へ行ってくれないか)
『は~い』
スノウがゆっくりと高度を下げながら、砦の上を越えていく。砦と街の間に砦に接するように教会と思われる大きな建物があった。その庭にたくさんの白い布が干されている。よく見ると、その布は全部洗濯された包帯だった。
「ああ、たぶんあそこが臨時の野戦病院になってるんだな」
しばらく、その教会の上をゆっくり回りながら見ていると、教会の中から白いエプロンと帽子を付けた二人の人物が大きな籠を抱えて出てきた。医療班の女性だろう。一人は大人の女性で、もう一人はまだ小さな女の子だった。二人は、干してある包帯を丁寧にたたみながら籠の中に入れ始めた。
「っ! えっ、ちょ、ちょっと待て……あれって、妹のミーナじゃないか? そうだ、間違いない、ミーナだ!」
俺は、その小さな女の子が妹だと分かって動揺を隠せなかった。
(そうか、ミーナは治癒師のギフトを持っているから、自警団と一緒に駆り出されたのか。しかし、よかったよ、戦争が終わって……そうだ、スノウ、ちょっとあの教会の裏に下ろしてくれないか)
俺は〈隠密〉のスキルを使って、教会の裏に降り立つと、〈ルーム〉から数枚の金貨を取り出して、村にいるときに財布代わりに使っていた古い布袋に入れた。そして。物陰から物陰に移動しながら、ミーナがいる所へ近づいて行った。
「ミーナ……おい、ミーナ」
包帯をたたんでいたミーナは、どこからか聞こえてくる懐かしい声にはっとして、慌てて辺りをきょろきょろと見回した。そして、花の植え込み用の大きな石のポッドの陰から、小さく手を振っている俺を見つけて、思わず籠を落とした。
「お兄ちゃん!」
「ミーナ、どうしたの?」
一緒に包帯の取り込みをしていた女性が、その様子に気づいて声を掛けた。
「あ、い、いいえ、ちょ、ちょっと包帯が風で飛んで行ってしまって……あはは……ちょっと拾って来ます」
ミーナはあたふたしながらごまかすと、俺の方に全力ダッシュしてきた。そして、そのままの勢いで俺に抱きついて来た。もし、俺が普通のステータスの少年だったら、吹き飛んでいたかもしれない。
「トーマお兄ちゃん!」
「シーッ、静かに……いいか、ミーナ、言いたいことはたくさんあるだろう(こくこくと頷くミーナ)、俺も聞きたいことはたくさんある。でも、今は時間がない(ふるふると首を横に振るミーナ)。良い子だから、俺の言うことを聞いてくれ、いいな?」
ミーナは涙ぐみながら、しかたなく小さく頷く。
「よし、じゃあ短く答えてくれ。村の皆は無事か?」
「うん、ケガした人は何人かいるけど、死んだ人はいないよ」
「そうか、よかった。辛くはなかったか?」
「うん……最初は辛かった。酷いケガをした人や死んだ人を毎日見るのは初めてだったから……でも、あたし、一生懸命頑張ったよ。ヒールを使って、魔法切れに何回もなって倒れたこともあったけど、ケガした人や死にそうな人も助けたんだよ……」
「そうか、よく頑張ったな、偉いぞ」
「ミーナ、大丈夫? 手伝いましょうか?」
もう一人の女の人が、こちらを見ながら近づいてくる。
「あ、はあい、大丈夫です、すぐ行きまあす」
ミーナは立ち上がって、俺が見えないように隠しながら返事をした。
「そう? じゃあ、先に行くわね。暗くなるから早く終わるのよ」
「はあい、分かりました」
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