42 / 84
41 小さな勇者の冬休み 3
しおりを挟む
「では、今日は前回に引き続き、無属性魔法の一つ、〈結界〉について学んでいただきます。男爵様には、先日少しお話しましたので、今日は実技を中心にやっていただきます。ケビン様とリオン様は、初めてなので難しいかと思いますが、まずはご覧になっていて下さい」
リオンの目の前に、何か現実離れした世界が繰り広げられていた。先ず、教師である少女魔導士の言葉の意味が理解を越えていた。
もちろん、〈無属性〉も〈結界〉も言葉としては知っている。だが、どちらも書物の中でしか知らない言葉であり、一方は実在するものの〝何の役にも立たない存在理由が不明〟の魔法属性であり、もう一方は、実在さえ不確かな〝伝説上〟の魔法、という認識だった。
それを、今、少女魔導士は〝実在する〟魔法として、見せようとしている。しかも、それを伝授するというのだ。
リオンは、いつしか興奮に息を荒げながら、食い入るように少女魔導士の一挙手一投足を見つめていた。
それは、もちろんケビンも同様だった。初めは、少女の美貌に心を奪われ、浮かれた気分で見ていたのだが、彼女の話とその実技を見聞きするうちに、驚愕の感情に包まれていた。
「はい、今、私の前には、高さ2ラリード、幅1ラリードの盾状の結界があります。実際にあるかどうか、確かめてみましょう。ロナン、正面から私に向かってウォーターランスを撃ってみて」
「はい、姉様」
ロナンはニコニコと頷くと、五メートルほど離れて姉の正面に立った。そして、右手を前に突き出すと、いきなり水の槍を放ったのである。
あっ、という声が見学者一同から同時に上がったが、それは、水の槍が少女魔導士の前で弾かれ、霧散したことに対してだけではなかった。
「ちょ、ちょっと待ってっ!」
リオンは、思わず声を上げてロナンのもとに走り寄っていた。
「ねえ、君、い、今、詠唱なしで魔法を放ったよね、どうやったの?」
リオンのあまりの勢いに、ロナンは驚いた顔で少し後ずさった。
「えっ? ど、どうって……うーん、逆に聞くけど、なんで詠唱する必要があるの?」
そう問われて、リオンは大きく目を見開いた。
「あ、いや、それは魔法学の基礎で、魔法を発動した後の確かな映像を言葉で紡ぐことで、無駄な魔力を使うことなく、かつ迅速な発動を……」
「つまり、確かなイメージと数値化さえすれば、自分の思い描いた魔法が発動するってことだろう?」
「……イメージと…数値化……」
リオンは、その後の言葉を失った。確かに、自分が言ったことを簡潔な言葉で表現すれば、確かなイメージと数値化だったからだ。
「リオン君、すぐにはなかなか理解できないだろうが、先生の話を聞いていれば、理解できるようになる」
男爵は、リオンの姿に先月までの自分の姿を重ねて微笑みながらそう言った。
「さあ、先生、続きをお願いします」
こうして、シーベル男爵の個人授業は滞りなく進んでいったが、リオンとケビンにとっては、まさに新しい世界の扉が開かれたような感動の連続だった。
特に、リオンは、幼いころから魔法の才にも剣の才にも秀で、もうこれ以上学ぶことは無いのではないか、と多少うぬぼれていた自尊心が粉々に砕かれる思いだった。しかし、それは決して不快なものではなく、むしろ心が沸き立つような喜びであった。
(まだ、この世には、こんなにも不思議な、こんなにも深遠な魔法の世界がある。まだまだ、僕が学ぶべきことはたくさんあるんだ……)
リオンは、目の前でいとも当たり前のように無詠唱で、伝説級の魔法を次々と見せてくれている少女を、いつしか限りない憧れ、いや信仰とも言うべき思いで見つめていた。
「それでは、男爵様、今日の個人授業はこれで終わりです。ありがとうございました」
「「「ありがとうございました」」」
リオンもケビンも、男爵とともに自然に大きな声で感謝の言葉を口にし、頭を下げていた。
「ね、ねえ、君、ああ、ロナン君だっけ、ちょっといいかな」
姉の手伝いを終えて、ほっと一息ついたロナンのもとに、リオンが走って来て声をかけた。
「えっ、僕? ええっと……」
ロナンはびっくりして、姉の方を見た。
「ふふ……まだ、魔導士さんたちへの講義までには時間があるからいいわよ。お茶の用意をしておくわね」
姉の言葉に、ロナンは頷いてリオンの方を向いた。
「うん、分かった。では、いいですよ、リオン様、何でしょうか?」
「ああ、ありがとう。ロナン君、君は魔法だけじゃなく、武術も相当鍛えているんだろう?」
「え? ど、どうしてそう思ったの、でございますか?」
リオンは笑いながら、ロナンを促して壁際のベンチに一緒に座った。
「言葉遣いは気にしなくていいよ。僕も普段の言葉で話すから、君も普段通りに話して」
ロナンはニコッと微笑んで頷いた。
「はい」
「何、何? 二人でえらく楽しそうだけど……」
そこへ、ケビンも加わってきた。
「うん、あのね、このロナンは魔法使いとしてもすごいけど、きっと剣か槍か、そういう武術もきっと鍛えているんじゃないかって思ったんだ」
「へえ、どうしてそう思ったの?」
ケビンもロナンと同じことを尋ねた。
リオンはニッコリと頷いて言った。
「さっき、ロナンがショートソードで結界を攻撃しただろう? あのときの、剣の振り方と足さばきを見てそう思ったんだ」
そう言われて、ロナンは困惑したような顔になり、うつむき加減で言った。
「そう言われても、自分じゃ分からないな。僕のお師匠さんは、姉様のメイドなんだけど、とてつもなく強くてね…まだ、僕なんかじゃ全然歯が立たないんだ」
「うわ…何なんだよ、この姉弟って……」
ケビンが呆れたような声を上げる横で、リオンはますます楽し気に目を輝かせて、身を乗り出した。
「ねえ、ちょっと試させてもらっていいかな?」
「えっ? 試すって……」
「木剣で僕と試合してくれないか?」
ロナンは驚いて、断ろうと声を出しかけたが、その時、いつの間にか近くで様子を見ていた姉が、ニコニコしながらこう言ったのである。
「ふふ……いいじゃない、ロナン、せっかくだから教えてもらいなさい。プラムの教えとはまた違ったことが学べると思うわよ」
「姉様……そ、そうか、うん……分かりました。お願いします」
ロナンの言葉に、リオンは喜んで、さっそく男爵に練習用の木剣を貸してもらい、鍛錬場の中央に向かった。
ロナンも立ち上がり、男爵から短い木剣を貸してもらうと、リオンの待つ場所へ歩いていった。
リオンの目の前に、何か現実離れした世界が繰り広げられていた。先ず、教師である少女魔導士の言葉の意味が理解を越えていた。
もちろん、〈無属性〉も〈結界〉も言葉としては知っている。だが、どちらも書物の中でしか知らない言葉であり、一方は実在するものの〝何の役にも立たない存在理由が不明〟の魔法属性であり、もう一方は、実在さえ不確かな〝伝説上〟の魔法、という認識だった。
それを、今、少女魔導士は〝実在する〟魔法として、見せようとしている。しかも、それを伝授するというのだ。
リオンは、いつしか興奮に息を荒げながら、食い入るように少女魔導士の一挙手一投足を見つめていた。
それは、もちろんケビンも同様だった。初めは、少女の美貌に心を奪われ、浮かれた気分で見ていたのだが、彼女の話とその実技を見聞きするうちに、驚愕の感情に包まれていた。
「はい、今、私の前には、高さ2ラリード、幅1ラリードの盾状の結界があります。実際にあるかどうか、確かめてみましょう。ロナン、正面から私に向かってウォーターランスを撃ってみて」
「はい、姉様」
ロナンはニコニコと頷くと、五メートルほど離れて姉の正面に立った。そして、右手を前に突き出すと、いきなり水の槍を放ったのである。
あっ、という声が見学者一同から同時に上がったが、それは、水の槍が少女魔導士の前で弾かれ、霧散したことに対してだけではなかった。
「ちょ、ちょっと待ってっ!」
リオンは、思わず声を上げてロナンのもとに走り寄っていた。
「ねえ、君、い、今、詠唱なしで魔法を放ったよね、どうやったの?」
リオンのあまりの勢いに、ロナンは驚いた顔で少し後ずさった。
「えっ? ど、どうって……うーん、逆に聞くけど、なんで詠唱する必要があるの?」
そう問われて、リオンは大きく目を見開いた。
「あ、いや、それは魔法学の基礎で、魔法を発動した後の確かな映像を言葉で紡ぐことで、無駄な魔力を使うことなく、かつ迅速な発動を……」
「つまり、確かなイメージと数値化さえすれば、自分の思い描いた魔法が発動するってことだろう?」
「……イメージと…数値化……」
リオンは、その後の言葉を失った。確かに、自分が言ったことを簡潔な言葉で表現すれば、確かなイメージと数値化だったからだ。
「リオン君、すぐにはなかなか理解できないだろうが、先生の話を聞いていれば、理解できるようになる」
男爵は、リオンの姿に先月までの自分の姿を重ねて微笑みながらそう言った。
「さあ、先生、続きをお願いします」
こうして、シーベル男爵の個人授業は滞りなく進んでいったが、リオンとケビンにとっては、まさに新しい世界の扉が開かれたような感動の連続だった。
特に、リオンは、幼いころから魔法の才にも剣の才にも秀で、もうこれ以上学ぶことは無いのではないか、と多少うぬぼれていた自尊心が粉々に砕かれる思いだった。しかし、それは決して不快なものではなく、むしろ心が沸き立つような喜びであった。
(まだ、この世には、こんなにも不思議な、こんなにも深遠な魔法の世界がある。まだまだ、僕が学ぶべきことはたくさんあるんだ……)
リオンは、目の前でいとも当たり前のように無詠唱で、伝説級の魔法を次々と見せてくれている少女を、いつしか限りない憧れ、いや信仰とも言うべき思いで見つめていた。
「それでは、男爵様、今日の個人授業はこれで終わりです。ありがとうございました」
「「「ありがとうございました」」」
リオンもケビンも、男爵とともに自然に大きな声で感謝の言葉を口にし、頭を下げていた。
「ね、ねえ、君、ああ、ロナン君だっけ、ちょっといいかな」
姉の手伝いを終えて、ほっと一息ついたロナンのもとに、リオンが走って来て声をかけた。
「えっ、僕? ええっと……」
ロナンはびっくりして、姉の方を見た。
「ふふ……まだ、魔導士さんたちへの講義までには時間があるからいいわよ。お茶の用意をしておくわね」
姉の言葉に、ロナンは頷いてリオンの方を向いた。
「うん、分かった。では、いいですよ、リオン様、何でしょうか?」
「ああ、ありがとう。ロナン君、君は魔法だけじゃなく、武術も相当鍛えているんだろう?」
「え? ど、どうしてそう思ったの、でございますか?」
リオンは笑いながら、ロナンを促して壁際のベンチに一緒に座った。
「言葉遣いは気にしなくていいよ。僕も普段の言葉で話すから、君も普段通りに話して」
ロナンはニコッと微笑んで頷いた。
「はい」
「何、何? 二人でえらく楽しそうだけど……」
そこへ、ケビンも加わってきた。
「うん、あのね、このロナンは魔法使いとしてもすごいけど、きっと剣か槍か、そういう武術もきっと鍛えているんじゃないかって思ったんだ」
「へえ、どうしてそう思ったの?」
ケビンもロナンと同じことを尋ねた。
リオンはニッコリと頷いて言った。
「さっき、ロナンがショートソードで結界を攻撃しただろう? あのときの、剣の振り方と足さばきを見てそう思ったんだ」
そう言われて、ロナンは困惑したような顔になり、うつむき加減で言った。
「そう言われても、自分じゃ分からないな。僕のお師匠さんは、姉様のメイドなんだけど、とてつもなく強くてね…まだ、僕なんかじゃ全然歯が立たないんだ」
「うわ…何なんだよ、この姉弟って……」
ケビンが呆れたような声を上げる横で、リオンはますます楽し気に目を輝かせて、身を乗り出した。
「ねえ、ちょっと試させてもらっていいかな?」
「えっ? 試すって……」
「木剣で僕と試合してくれないか?」
ロナンは驚いて、断ろうと声を出しかけたが、その時、いつの間にか近くで様子を見ていた姉が、ニコニコしながらこう言ったのである。
「ふふ……いいじゃない、ロナン、せっかくだから教えてもらいなさい。プラムの教えとはまた違ったことが学べると思うわよ」
「姉様……そ、そうか、うん……分かりました。お願いします」
ロナンの言葉に、リオンは喜んで、さっそく男爵に練習用の木剣を貸してもらい、鍛錬場の中央に向かった。
ロナンも立ち上がり、男爵から短い木剣を貸してもらうと、リオンの待つ場所へ歩いていった。
442
あなたにおすすめの小説
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
巻き込まれて異世界召喚? よくわからないけど頑張ります。 〜JKヒロインにおばさん呼ばわりされたけど、28才はお姉さんです〜
トイダノリコ
ファンタジー
会社帰りにJKと一緒に異世界へ――!?
婚活のために「料理の基本」本を買った帰り道、28歳の篠原亜子は、通りすがりの女子高生・星野美咲とともに突然まぶしい光に包まれる。
気がつけばそこは、海と神殿の国〈アズーリア王国〉。
美咲は「聖乙女」として大歓迎される一方、亜子は「予定外に混ざった人」として放置されてしまう。
けれど世界意識(※神?)からのお詫びとして特殊能力を授かった。
食材や魔物の食用可否、毒の有無、調理法までわかるスキル――〈料理眼〉!
「よし、こうなったら食堂でも開いて生きていくしかない!」
港町の小さな店〈潮風亭〉を拠点に、亜子は料理修行と新生活をスタート。
気のいい夫婦、誠実な騎士、皮肉屋の魔法使い、王子様や留学生、眼帯の怪しい男……そして、彼女を慕う男爵令嬢など個性豊かな仲間たちに囲まれて、"聖乙女イベントの裏側”で、静かに、そしてたくましく人生を切り拓く異世界スローライフ開幕。
――はい。静かに、ひっそり生きていこうと思っていたんです。私も.....(アコ談)
*AIと一緒に書いています*
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
水精姫の選択
六道イオリ/剣崎月
ファンタジー
見た目が美しくも奇異な小国の王女パルヴィは、財政難から大国に身売りすることになったのだが、道中で買うと言った王が死亡したと聞かされる。
買われ故国を救いたいと願う王女は引き返さずに大国へと赴き
勝手に召喚され捨てられた聖女さま。~よっしゃここから本当のセカンドライフの始まりだ!~
楠ノ木雫
ファンタジー
IT企業に勤めていた25歳独身彼氏無しの立花菫は、勝手に異世界に召喚され勝手に聖女として称えられた。確かにステータスには一応〈聖女〉と記されているのだが、しばらくして偽物扱いされ国を追放される。まぁ仕方ない、と森に移り住み神様の助けの元セカンドライフを満喫するのだった。だが、彼女を追いだした国はその日を境に天気が大荒れになり始めていき……
※他の投稿サイトにも掲載しています。
派手にしない工房は、今日もちゃんと続いている
ふわふわ
恋愛
名門でも、流行でもない。
選ばなかったからこそ、残った場所がある。
街の片隅で、小さな工房を営む職人シオンと、帳簿と現実を見つめ続けるリリカ。
派手な宣伝も、無理な拡大もせず、ただ「ちゃんと作る」ことを選び続けてきた二人の工房は、いつの間にか人々の日常の一部になっていた。
しかし、再開発と条件変更という現実が、その場所を静かに揺さぶる。
移るか、変えるか、終わらせるか――
迫られる選択の中で、二人が選んだのは「何も変えない」という、最も難しい決断だった。
特別にならなくていい。
成功と呼ばれなくてもいい。
ただ、今日も続いていることに意味がある。
これは、成り上がらない。
ざまぁもしない。
けれど確かに「生き方」を選びきった人たちの物語。
終わらせなかったからこそ辿り着いた、
静かで、確かな完結。
アワセワザ! ~異世界乳幼女と父は、二人で強く生きていく~
eggy
ファンタジー
もと魔狩人《まかりびと》ライナルトは大雪の中、乳飲み子を抱いて村に入った。
村では魔獣や獣に被害を受けることが多く、村人たちが生活と育児に協力する代わりとして、害獣狩りを依頼される。
ライナルトは村人たちの威力の低い攻撃魔法と協力して大剣を振るうことで、害獣狩りに挑む。
しかし年々増加、凶暴化してくる害獣に、低威力の魔法では対処しきれなくなってくる。
まだ赤ん坊の娘イェッタは何処からか降りてくる『知識』に従い、魔法の威力増加、複数合わせた使用法を工夫して、父親を援助しようと考えた。
幼い娘と父親が力を合わせて害獣や強敵に挑む、冒険ファンタジー。
「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる