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鈴の求む場所編3
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はやとの目の前に広がる世界は
一瞬のうちに亞希の記憶の世界となった。
後ろからぱたぱたと早い足音がした。
はやととカノンは振り返ると
女の子とすれ違った。
「何ぃー?みさちゃーん!」
スッ…っと、すれ違った女の子は…
見覚えのある顔...
幼い亞希だった。
「亞希ちゃん!
お迎え来るまでみさと遊ぼー!」
「ぅん!いいよ!何して遊ぶ??」
「ボール持ってきたの!キャッチボールしよ!」
幼い亞希はみさと大きな柔らかいボールで投げ合いをして遊び始めた。
はやととカノンが幼い亞希を見て
自分たちが見ているのは亞希の幼児期の記憶なんだと気づく。
長い間続いた投げ合いだったがみさの力加減でボールが亞希の頭上を通過した。
「あっ」
「ごめんね!亞希ちゃん!大丈夫??」
「んーん、いいよ!大丈夫だから!」
亞希は転がるボールを追いかける。
ポン。っと、壁にぶつかり止まったボールに追いつくとヒョイっと拾い上げ
振り向くとみさは居なかった。
辺りを見回すとみさは、ママーっと
母親の元へ走って行くみさの姿があった。
「…お迎え…来たんだ…」っとボソッと呟く。
「亞希ちゃーん!またねぇー!」
「みさちゃんまたねぇーー!!」
亞希がそう叫ぶとみさは母親と手をつないで帰っていった。
「亞希のお迎え…まだかな……」
亞希がそう呟いた時、当たりの空間が歪み
元の街に戻っていった。
幼い亞希が眩しい光に包まれ
光が消えていくと元の姿の亞希が立っていた。
光が完全に消えた時、亞希がガクンと倒れる。
とっさに亞希の名前を叫びはやとが亞希を抱える。
「亞希!亞希!!大丈夫!?ねぇ!!」
「…はやと…今日はもぅ飛竜車に戻ろう。」
カノンにそう促され、はやとは亞希をお姫様抱っこすると、カノンの後ろを黙って歩いた。
飛竜車につくと、亞希を座席に寝かせた。
カノンは影に次に行く場所を言い
亞希の向かいの座席に座るはやとの隣に座った。
ガタン…ガタン…っと揺れる飛竜車。
はやとは無言で亞希の寝顔を見つめる。
亞希の手をぎゅっと祈るように握る。
早く目を覚ますように…
はやとは手を握り続けた。
ガタン……ガタン……ガタン……ガタン…
「んっ……」
1時間程経った時、亞希が目を覚まし、バッと起き上がる。
「あっ亞希!!大丈夫??」
亞希は、少し俯き、あぁ。っと頷く。
亞希が目を覚ますと、はやとはカノンに疑問を投げかけた。
「カノン!あの時あの女の子を引きずり込んたあの黒いのはいったい...」
「あれは…玩具箱へと繋がる落とし穴。
ロックと契約したキー。
つまり、契約者だ。
キーの寿命を知らせる胸に浮かび上がる数学…
それが0になる時。
ヴァルギィリアが生み出した空間、玩具箱へと堕とされる。
それがキー…契約者の最後だ。」
「......」
「はやとの数字はまだ時を進めていない。
だが…いつかは0へと近づく…。」
カノンのその言葉を聞いた亞希が声を上げ割って入る。
「ちょっと待てよ!!
なんでだ!!なんでっ...どうしてそんなにも大事な事を今の今まで黙っていたんだ!!」
「いずれ話そうとしてたんだよ。
12カウントあるし、まだ大丈夫だと…」
「いずれ!?...いずれだと!?
まだ大丈夫って…大丈夫な事あるか!!
数学が動かなくても、死のカウントダウンゎもう始まってるんだ!!」
「分かっている。」
「分かってるだと!?なら何故大丈夫だなんて悠長なことを言えたんだ!!
私ははやとを殺したくない!!
死なせるわけにゎ行かない。助けたい!
何か数学を消す方法は!?ないのか!!」
「あるさ。」
「何!?」
「すごく簡単な事だ。
なんせ…キーとロックの繋がりを経てばいいからだ。
つまりだ。
亞希が死ぬか、潔く玩具箱へ帰るかだ。」
「なっ…」
「な?簡単だろ?」
「簡単なものか!!」
「どちらにしても、お前とはやとは引き離す!!」
「それじゃあ私の記憶がっ!!
それだと意味が無いじゃないか!!」
「意味が無い?知ったことか。
はやとはお前の都合で死にさらされている。
はやとを救いたいなら、はやと以外を契約者に選べばいい。
隼人にこだわらなくとも誰だっていいだろ。」
「違う、良くない!
私はずっと玩具箱から出たかったんだ!
もがきにもがいていた私の元に鈴の音が私の耳に届いた。
とても懐かしい音だった。
私はその音を頼りに、音の鳴る方へとただがむしゃらに走った。
その結果私ははやとに出会った。」
「......。」
「亞希…。」
「その時私は悟ったんだ!
はやとこそ、私を救ってくれる。
はやとこそが私をあの変な空間から連れ出してくれるたった1人の存在なんだと。」
「ふんっ…戯言を…」
「私ははやとの契約者だ。
だから、私ははやとを守る。
それもまた契約者としての仕事。
私ははやとを殺さないし、死なせない。
何があっても全力ではやとを守る!!」
「随分と語ってくれたが、ロックの言うことなんて信じられるかよ。」
「黙れ!!
私こそ、あんないけ好かない奴らとつるんでるお前の事なんか信じるつもりもない!!」
「あぁーそーかよ!!
なら、数学の事は忘れて
自分の記憶探しに集中してろ!!」
「煩い煩い!!黙れ黙れ黙れ!!
私に命令するな!!」
亞希がカノンにそう言い放つと
激しい頭痛が亞希を襲う。
「ゔっ...」
苦しそうに頭を押さえる亞希に心配の眼差しを向けるはやと。
「亞希?大丈夫??」
「あぁー…ぅん…すまない…。」
「亞希…あんまり無理しないで…
それに、カノンも亞希も焦ってたったしょうがないよ?
ゆっくり記憶探ししようよ!!」
「...どうしてだはやと…
どうして自分の心配をしないんだ??
私の記憶探しより...」
「亞希?ありがとう、亞希の気持ちも嬉しいよ
でも、ミオンは記憶を探していいって言ったんだよ?」
「だからって!!」
何かを言おうとした亞希の唇をはやとは人差し指で塞ぐ。
「ミランやミオンが俺の数学の事を知らないはずがない。
なのに記憶を探していいって言ったんだ。
それってつまり、数字の事はミオン達に任せていいって事なんじゃないのかな??
それにきっと…あの街に行かせたのだって
俺に数学の事を教えたかったからだと思うし。」
「...はやと…
そうなのか!?カノン!!」
「まぁーそんなトコなんじゃねぇーの?」
亞希ははやととカノンの言葉を聞き少し落ち着いたのか
力が抜けたように座席に体を預ける。
「...ねぇカノン。」
「ん?なんだ。」
はやとは窓を開け、髪を風になびかせながらカノンに言う。
「夢を叶える為だけに、あんな小さな子供が
リスクを負ってまで…自分を犠牲にしてまで…
叶えたかった夢って一体なんなんだろうね。
死よりも選んだ夢って…どんな夢だったのかな…」
「さぁーな。」
「(亞希の他にも出会ってしまった。
人の形をしたロック。
でも、様子がおかしいように感じたな…
亞希を攻撃しなかった。
しててもわざと外していたようにも見えた。
それに亞希を見る時のあの目…
とても悲しそうで寂しそうで…
それに...どこか亞希と雰囲気が似ていた気がする。)」
飛竜車の中は静かでガタンと揺れる音だけが響いていた。
カノンの後ろの小さな小窓がスーっと開くと
影が顔を出した。
「なんだ?」
「......。」
「そうか、そろそろか。」
カノンがそう言うとスーっと小窓が閉まる。
カノンは窓の外を眺めると小さく呟いた。
「言うべきか…まだ言わざるべきか…
時の魔女…お前ならどのタイミングを選ぶんだ。」
一瞬のうちに亞希の記憶の世界となった。
後ろからぱたぱたと早い足音がした。
はやととカノンは振り返ると
女の子とすれ違った。
「何ぃー?みさちゃーん!」
スッ…っと、すれ違った女の子は…
見覚えのある顔...
幼い亞希だった。
「亞希ちゃん!
お迎え来るまでみさと遊ぼー!」
「ぅん!いいよ!何して遊ぶ??」
「ボール持ってきたの!キャッチボールしよ!」
幼い亞希はみさと大きな柔らかいボールで投げ合いをして遊び始めた。
はやととカノンが幼い亞希を見て
自分たちが見ているのは亞希の幼児期の記憶なんだと気づく。
長い間続いた投げ合いだったがみさの力加減でボールが亞希の頭上を通過した。
「あっ」
「ごめんね!亞希ちゃん!大丈夫??」
「んーん、いいよ!大丈夫だから!」
亞希は転がるボールを追いかける。
ポン。っと、壁にぶつかり止まったボールに追いつくとヒョイっと拾い上げ
振り向くとみさは居なかった。
辺りを見回すとみさは、ママーっと
母親の元へ走って行くみさの姿があった。
「…お迎え…来たんだ…」っとボソッと呟く。
「亞希ちゃーん!またねぇー!」
「みさちゃんまたねぇーー!!」
亞希がそう叫ぶとみさは母親と手をつないで帰っていった。
「亞希のお迎え…まだかな……」
亞希がそう呟いた時、当たりの空間が歪み
元の街に戻っていった。
幼い亞希が眩しい光に包まれ
光が消えていくと元の姿の亞希が立っていた。
光が完全に消えた時、亞希がガクンと倒れる。
とっさに亞希の名前を叫びはやとが亞希を抱える。
「亞希!亞希!!大丈夫!?ねぇ!!」
「…はやと…今日はもぅ飛竜車に戻ろう。」
カノンにそう促され、はやとは亞希をお姫様抱っこすると、カノンの後ろを黙って歩いた。
飛竜車につくと、亞希を座席に寝かせた。
カノンは影に次に行く場所を言い
亞希の向かいの座席に座るはやとの隣に座った。
ガタン…ガタン…っと揺れる飛竜車。
はやとは無言で亞希の寝顔を見つめる。
亞希の手をぎゅっと祈るように握る。
早く目を覚ますように…
はやとは手を握り続けた。
ガタン……ガタン……ガタン……ガタン…
「んっ……」
1時間程経った時、亞希が目を覚まし、バッと起き上がる。
「あっ亞希!!大丈夫??」
亞希は、少し俯き、あぁ。っと頷く。
亞希が目を覚ますと、はやとはカノンに疑問を投げかけた。
「カノン!あの時あの女の子を引きずり込んたあの黒いのはいったい...」
「あれは…玩具箱へと繋がる落とし穴。
ロックと契約したキー。
つまり、契約者だ。
キーの寿命を知らせる胸に浮かび上がる数学…
それが0になる時。
ヴァルギィリアが生み出した空間、玩具箱へと堕とされる。
それがキー…契約者の最後だ。」
「......」
「はやとの数字はまだ時を進めていない。
だが…いつかは0へと近づく…。」
カノンのその言葉を聞いた亞希が声を上げ割って入る。
「ちょっと待てよ!!
なんでだ!!なんでっ...どうしてそんなにも大事な事を今の今まで黙っていたんだ!!」
「いずれ話そうとしてたんだよ。
12カウントあるし、まだ大丈夫だと…」
「いずれ!?...いずれだと!?
まだ大丈夫って…大丈夫な事あるか!!
数学が動かなくても、死のカウントダウンゎもう始まってるんだ!!」
「分かっている。」
「分かってるだと!?なら何故大丈夫だなんて悠長なことを言えたんだ!!
私ははやとを殺したくない!!
死なせるわけにゎ行かない。助けたい!
何か数学を消す方法は!?ないのか!!」
「あるさ。」
「何!?」
「すごく簡単な事だ。
なんせ…キーとロックの繋がりを経てばいいからだ。
つまりだ。
亞希が死ぬか、潔く玩具箱へ帰るかだ。」
「なっ…」
「な?簡単だろ?」
「簡単なものか!!」
「どちらにしても、お前とはやとは引き離す!!」
「それじゃあ私の記憶がっ!!
それだと意味が無いじゃないか!!」
「意味が無い?知ったことか。
はやとはお前の都合で死にさらされている。
はやとを救いたいなら、はやと以外を契約者に選べばいい。
隼人にこだわらなくとも誰だっていいだろ。」
「違う、良くない!
私はずっと玩具箱から出たかったんだ!
もがきにもがいていた私の元に鈴の音が私の耳に届いた。
とても懐かしい音だった。
私はその音を頼りに、音の鳴る方へとただがむしゃらに走った。
その結果私ははやとに出会った。」
「......。」
「亞希…。」
「その時私は悟ったんだ!
はやとこそ、私を救ってくれる。
はやとこそが私をあの変な空間から連れ出してくれるたった1人の存在なんだと。」
「ふんっ…戯言を…」
「私ははやとの契約者だ。
だから、私ははやとを守る。
それもまた契約者としての仕事。
私ははやとを殺さないし、死なせない。
何があっても全力ではやとを守る!!」
「随分と語ってくれたが、ロックの言うことなんて信じられるかよ。」
「黙れ!!
私こそ、あんないけ好かない奴らとつるんでるお前の事なんか信じるつもりもない!!」
「あぁーそーかよ!!
なら、数学の事は忘れて
自分の記憶探しに集中してろ!!」
「煩い煩い!!黙れ黙れ黙れ!!
私に命令するな!!」
亞希がカノンにそう言い放つと
激しい頭痛が亞希を襲う。
「ゔっ...」
苦しそうに頭を押さえる亞希に心配の眼差しを向けるはやと。
「亞希?大丈夫??」
「あぁー…ぅん…すまない…。」
「亞希…あんまり無理しないで…
それに、カノンも亞希も焦ってたったしょうがないよ?
ゆっくり記憶探ししようよ!!」
「...どうしてだはやと…
どうして自分の心配をしないんだ??
私の記憶探しより...」
「亞希?ありがとう、亞希の気持ちも嬉しいよ
でも、ミオンは記憶を探していいって言ったんだよ?」
「だからって!!」
何かを言おうとした亞希の唇をはやとは人差し指で塞ぐ。
「ミランやミオンが俺の数学の事を知らないはずがない。
なのに記憶を探していいって言ったんだ。
それってつまり、数字の事はミオン達に任せていいって事なんじゃないのかな??
それにきっと…あの街に行かせたのだって
俺に数学の事を教えたかったからだと思うし。」
「...はやと…
そうなのか!?カノン!!」
「まぁーそんなトコなんじゃねぇーの?」
亞希ははやととカノンの言葉を聞き少し落ち着いたのか
力が抜けたように座席に体を預ける。
「...ねぇカノン。」
「ん?なんだ。」
はやとは窓を開け、髪を風になびかせながらカノンに言う。
「夢を叶える為だけに、あんな小さな子供が
リスクを負ってまで…自分を犠牲にしてまで…
叶えたかった夢って一体なんなんだろうね。
死よりも選んだ夢って…どんな夢だったのかな…」
「さぁーな。」
「(亞希の他にも出会ってしまった。
人の形をしたロック。
でも、様子がおかしいように感じたな…
亞希を攻撃しなかった。
しててもわざと外していたようにも見えた。
それに亞希を見る時のあの目…
とても悲しそうで寂しそうで…
それに...どこか亞希と雰囲気が似ていた気がする。)」
飛竜車の中は静かでガタンと揺れる音だけが響いていた。
カノンの後ろの小さな小窓がスーっと開くと
影が顔を出した。
「なんだ?」
「......。」
「そうか、そろそろか。」
カノンがそう言うとスーっと小窓が閉まる。
カノンは窓の外を眺めると小さく呟いた。
「言うべきか…まだ言わざるべきか…
時の魔女…お前ならどのタイミングを選ぶんだ。」
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