9 / 144
今、私の現状は
しおりを挟む
メニュー画面起動
「さて、今、私の現状はどうなっている」
タタラ(Lv21)スキルメイカー
HP:1828/1828 OP:880/880
攻撃力:1833
守備力:1141
魔力:1010
素早さ:1527
技術:935
運:110
ステータスはすでにゲーム時の2倍になっている、この世界で生きていくには多ければ多い方が良い。しかも、レベル21、これからますます強くなることができると思うと素直に嬉しい。
しかし、なぜ転生の時と復活の時レベルが1になったにもかかわらずステータスが据え置きだったのだろうか。ウィンドウを見つめてしばらく考えてみたものの答えなど出るはずもなく、スキルチェックを始めた。
ソウルジョブ:スキルメーカー
常時【ダブルスキル】
ライフジョブ:機工士
熟練度520/1000
技術値プラス50
機械製作効率アップ
まさか、生産職で魔王と一戦交えていたとは。この世界で転職ができるのかどうかわからないが、可能なら早めに戦闘職に転職したところだ。
習得スキル一覧
片手剣スキル:熟練度1000/1000
両手剣スキル:熟練度1000/1000
片:両【飛剣】、片【両手持ち】、片:常時【二刀流】、片:両【断破】、片:両【剣破】、片:両【刃流し】、片:両【鱗剥ぎ】、片手剣【居合】、片:両:奥義【龍剣】、片手剣:極地【オロチおろし】、片手剣:秘境【首刈り】、両手剣:極地【逆鱗】、両手剣:秘境【飛断破】
銃スキル :熟練度715/1000
【連射】【追尾弾】【強弾】【断破】【剣破】、極地【電磁誘導弾】、秘境【魔弾】
斧スキル :熟練度223/1000
【伐採】【回転斬り】
武術スキル :熟練度867/1000
素手攻撃力プラス867
【飛拳】【威嚇】【鉄拳】【いなし】【逆撃】【業】、奥義【四四連】
盗賊スキル :熟練度691/1000
【盗賊の目】【解錠】【罠外し】【脱兎】【迷彩】【索敵】、常時【警戒】
鑑定スキル :熟練度907/1000
【鑑定】【解析】【相場】、奥義【正常化】
製作スキル :熟練度1000/1000
建築 :熟練度310/1000
機工 :熟練度520/1000
木工 :熟練度322/1000
服飾 :熟練度461/1000
鍛治 :熟練度989/1000
【製図】【目測】【仮組み】【早手】
、奥義【完全複製】、鍛治:服飾:秘境【魔器】
錬金スキル :熟練度919/1000
【製錬】【精錬】、奥義【合金】
木材スキル :熟練度225/1000
【製材】
薬スキル :熟練度200/1000
【調剤】【量産】
農耕スキル :熟練度188/1000
【耕作】
料理スキル :熟練度468/1000
【料理】
特殊スキル
常時【祝福】、【加護】
特殊スキル?こんなの初めて見たぞ。
常時スキル【祝福】女神の祝福を受け生まれた者の証。自身のスキル以外でのステータス低下無効、全状態異常耐性だって!?
私のステータスが下がらなかった理由はこれか、おそらくレベルが下がるなんてありえないから、ステータス保護の対象外だったのだろう。と、ひとりで勝手に納得した。それに全状態異常耐性なんてすごすぎる。
「これはきっとタタラ君の……」
そう思った理由は、私が習得したことがない農作スキル、料理スキルがあったからだ。おそらく、この体は私のアバターの写しというより、タタラとタタラ君の混合体のようなものなんだろう。
こんな凄い贈り物を残して行ってくれた彼に対して、私は彼の今後の人生に役立つ何かを残せていただろうか……。
「部長……」
私は考えるのをやめた。
「さーて、加護ってなにかな」
特殊スキル【加護】
これを読んでるってことはまだ生きてるようね、今は洞窟かしら?それともイザベル?まさかバカだからアルフィムになんて行ってないでしょ
「ちょっちょっと、なんだこれは!?」
突然の謎のメッセージに困惑して大きな声を出してしまった。いかん一回落ち着こう、寝ているマロフィノに目線を移しす。
「スーーーッフィーーーー」
特殊な寝息が聞こえる。すっげぇ可愛い。かるく深呼吸をした。
よし、おそらく復活の時に創造神が与えてくれたのであろうスキルと、そのメッセージを確認するとしよう。
特殊スキル【加護】
これを読んでるってことはまだ生きてるようね、今は洞窟かしら?それともイザベル?まさかバカだからアルフィムになんて行ってないでしょうね?まぁどこでもいいけど、自分が転生者だなんて他人に言っちゃダメですからね。バカだと思われるか余計なトラブルに巻き込まれるのがオチだから、いいわかった?ああでもイザベルにいる【エヴァ】って女にだけは話なさい、きっと信じないと思うけどそこはバカなりに自分で考えてなんとかやって。でも難しいかなぁ、そうだ魔法の呪文を教えてあげるわ、なんて私って優しいんでしょう。【12-25-150】これでバッチリよ。じゃあねぇガンバ。
私はがっくりうな垂れた。一応心配はしてくれているようだがそれにしても、友達のメールか!エヴァって人はこの街のどこにいるんだ!?つーかスキルの説明一切ないじゃないか!ガンバじゃないよ、ガンバじゃ……まったく。神様ってヤツは何をお考えのなのかまったく理解できない。
「まぁいいや、次は魔法を」
メニューから魔法ウィンドウを選択。
守護属性:雷
雷耐性アップ
雷魔法攻撃アップ
素早さアップ
雷魔法 :熟練度745/1000
【スタン】
【ディスチャージ】
【ショック】
【サンダー】
水魔法 :熟練度83/1000
【プール】
火魔法 :熟練度79/1000
【イグニッション】
回復魔法:熟練度693/1000
【ヒール】
【キュア】
【ヒールフィールド】
【ハイパーヒール】
スキルと違い魔法には変化はなかったので次の作業移ることにした。
メニューを切り替えて装備画面を出す、お気に入り1。
右手:赤ミスリルの剣
左手:赤ミスリルの短剣
頭:ニューメタルキャップ
体:バトルフォースジャケット
腕:バトルフォースグローブ
足:ティンバーバイソンブーツ
武器攻撃力:1235
防具守備力:766
素早さ :650
魔法防御アップ
回避率アップ
スキルインターバル短縮
スキルダメージ増加
お気に入り1はやっぱりこれしかないな。赤ミスリルはセット装備でスキルダメージ増加、バトルフォースセットの魔法防御と回避率アップ。そして意外な組み合わせだが、ニューメタルとティンバーバイソンが素早さ650とスキルインターバル短縮を発揮する、まさにスキルメーカーにうってつけ装備だ。強いて言うなら火力、守備力がもう少し欲しいところではある。
続いて、お気に入り2
両手:ブルーム
弾:ミスリルスラッグ
頭:オロチの鱗の兜
体:なし
腕:オロチの鱗の手甲
足:オロチの皮ブーツ
射撃攻撃力:950(貫通ダメージ200)
武器攻撃力:250(ブレード時750)
防具守備力:775
武器スキル【ブルーム】、【ブルームソード】
やはりか、オロチ皮ジャケットが装備から外れている。これではセット効果が発揮されない、ゲーム時は装備が壊れても戦闘終了後にはもとに戻っていたしアイテムボックスは500個の制限があるため(消費アイテム、素材アイテムは1種類ごとに1個スペースで999までまとめ可)余分な装備は持ち合わせていかった。拠点の倉庫に良いのがあるんだが、仕方ないがお気に入り1の防具と同じにしよう。
最後に装備お気に入り3
右手:オロチの角の刀
左手:オロチの牙の小太刀
頭:オロチの鱗の兜
体:
腕:オロチの鱗の手甲
足:オロチの皮ブーツ
武器攻撃力:1897
防具守備力:775
貫通攻撃とか、ブレス耐性とかセット効果が消え去りもはやなんの魅力もない、これは一新しなければいけない。
「仕方ないアレするしかないか」
願わくば転生時に消えていて欲しいと思いながら【アレ】を探す……ちくしょうありやがった。
「コイツのせいでバトルスタイル変えるのどれだけ苦労したことか」
ピッピッピピ。お気に入り3を登録。
「この世界では出来れば使いたくないな」
これで装備は完了だ、次はアクセサリの確認作業に入る。
左手首:職人の時計
腰 :スキルアップベルト
スキル効果アップ
工房作業時間短縮
左手首?ゲームではたしかアクセサリ1、2だけだったのに。
「もしかして……すげぇ、まじか」
耳 :スカルヘッドイヤリング
鼻 :ミノタウルスリング
首 :バトルスタッズチョーカー
右手首:バトルスタッズバンド
左手首:職人の時計
指 :スカルヘッドリング
腰 :スキルアップベルト
攻撃力プラス205
特殊常時スキル【挑発】
スキル効果アップ
工房作業時間短縮
装着できるだけ装着してみた、攻撃力プラス205!特殊常時スキルなるものまで発動している……つーか、どこのロックンローラーだよ恥ずかしすぎるぞ、こんなのリアスさんに見られたら。
「なんじゃおぬしそんなのが趣味なのか」
見られた。
「ははは、いつからそちらに?」
「もしかしてぇアクセサリシャキン、シャキン、まじか!すっげぇ!……おぬしちょっと怖い」
「……すみません」
何も言い訳はするまい、私はそっとアクセサリを外した。
「しかしその収納魔法は便利じゃのう」
リアスはメニューウィンドウを見るために、ベットの私に寄り添うように座った。
首にタオルをかけ石鹸のいい香りと、三つ編みをほどかれまだ少し濡れた髪。胸元が無防備にあいた白いキャミソールワンピースが、嗚呼、神よなぜリアスをこんなにガッカリにお造りになられたのですか!せめてミニか、ぺったんこ、どちらかにしてあげる事は出来なかったのですか。せめて、せめて……初めて女性とお泊りしたと言うのにロマンスのかけらも感じない。無念。
「おぬし、もしかして風呂上がりの無防備な妾に欲情しておるのか?」
「いいえまったく、リアスさん失礼にもほどがありますよ」
「どうゆう意味じゃ!」
リアスは立ち上がり私の顔面に蹴りを入れようと足を振り上げた、その瞬間、私の目の前にシマシマの逆三角形が現れた。
「きゃ!」
フワッとめくり上がったワンピースの裾を押さえつけるようにドスッと座り込み。
「み……見た?」
顔を真っ赤に染めながらたずねてきた。
「その年で縞パンはちょっと」
ドスンッ!!プロボクサー並みの右ストレートを私の顔面にほうりこみ、リアスは対角のベットに飛び移り、くるくるっと布団にくるまりながら。
「この、助兵衛!助兵衛!助兵衛!タタラなんて大っ嫌いじゃ」
なぜだろう、ただ座っていただけなのに顔面を殴られたうえにめちゃくちゃ嫌われてしまった。女性……恐い。
鼻が折れていないかと、手でさすりながら最後にアイテムウィンドウを開く。
主にアクリスで入手したアイテムを中心にチェックしていこう。
【鉄くず】【オロチの皮】【オロチの鱗】【蛇の皮×6】【魔狼フェンリルの魔石】【魔狼フェンリルの犬歯】【魔狼フェンリルの切歯】【不断縄グレイプニール】【呪縛の足枷×4】【砂袋】【戦鬼ヴィザルの魔石】【アカオニの魔石】
鉄……軽くトラウマになりそうなのでリストの一番下までおろす、と気になるものを発見した。
「変な家?」
家や拠点は持ち歩きができないはずなのだが、いつのまにこんな物が。不思議に思いながら選択してみる。
【変な家】
あーそうそうアンタどうせバカだから家なんて買えないと思って、木の上にあったアンタの家持ってきてあげたから感謝してよね。とりあえず住むところがあればなんとか生きていけるでしょ。でもこれ、一度出したらしまえないから、くれぐれも道路の真ん中とか他人の土地とか変な場所に設置するんじゃないわよ。あとさ、アンタの持ってる魔法薬とスキルドリンクなんだけど、アクリスだと【霊薬】って呼ばれるめちゃくちゃ貴重品だから扱いに気をつけてね。じゃーねーバイバーイ。
メールその2か。つーか、ありがたいんですよ、ありがたいんですけど。俺の家そんなに変ですか?それからOP回復薬が貴重品?てことはもう補充が難しいってことか。えーと……合わせて1576個、調剤素材は……だいたい1000個分くらいか。昨日と今日で20以上使ってしまった、家の倉庫に在庫があったようななかったような、いずれ一生分と考えるとかなり節約しないとな。
それから私は何度かリストをスクロールして見たが、創造神のメール付きプレゼントはこれで最後のようだ、字面はともかく内容はとても有益なものばかりだったので、両手を合わせ素直に感謝の祈りを捧げた。
だいぶ眠くはなって来たがまだやることがある、【魔石】の確認だ。私が手に入れた魔石は3つ、何か分かればいいのだが。
【魔狼フェンリルの魔石】
魔狼フェンリルの魔石
【アカオニの魔石】
アカオニの魔石
【戦鬼ヴィザルの魔石】
戦鬼ヴィザルの魔石
鑑定スキルを駆使してもこれ以上のことは何もわからなかった。しかし、こういった表示のアイテムは素材である場合が多いのでいずれ何かしらの加工をしてみるとしよう。
ふと、時計に目を向けるとすでに日付が変わって2時間半が経過していた。ウィンドウを消し暗がりの部屋に意識を戻すと、穏やかな寝息二つが聞こて来る。明日の朝は早い、枕に頭を下ろし私もゆっくりと目を閉じた。
「さて、今、私の現状はどうなっている」
タタラ(Lv21)スキルメイカー
HP:1828/1828 OP:880/880
攻撃力:1833
守備力:1141
魔力:1010
素早さ:1527
技術:935
運:110
ステータスはすでにゲーム時の2倍になっている、この世界で生きていくには多ければ多い方が良い。しかも、レベル21、これからますます強くなることができると思うと素直に嬉しい。
しかし、なぜ転生の時と復活の時レベルが1になったにもかかわらずステータスが据え置きだったのだろうか。ウィンドウを見つめてしばらく考えてみたものの答えなど出るはずもなく、スキルチェックを始めた。
ソウルジョブ:スキルメーカー
常時【ダブルスキル】
ライフジョブ:機工士
熟練度520/1000
技術値プラス50
機械製作効率アップ
まさか、生産職で魔王と一戦交えていたとは。この世界で転職ができるのかどうかわからないが、可能なら早めに戦闘職に転職したところだ。
習得スキル一覧
片手剣スキル:熟練度1000/1000
両手剣スキル:熟練度1000/1000
片:両【飛剣】、片【両手持ち】、片:常時【二刀流】、片:両【断破】、片:両【剣破】、片:両【刃流し】、片:両【鱗剥ぎ】、片手剣【居合】、片:両:奥義【龍剣】、片手剣:極地【オロチおろし】、片手剣:秘境【首刈り】、両手剣:極地【逆鱗】、両手剣:秘境【飛断破】
銃スキル :熟練度715/1000
【連射】【追尾弾】【強弾】【断破】【剣破】、極地【電磁誘導弾】、秘境【魔弾】
斧スキル :熟練度223/1000
【伐採】【回転斬り】
武術スキル :熟練度867/1000
素手攻撃力プラス867
【飛拳】【威嚇】【鉄拳】【いなし】【逆撃】【業】、奥義【四四連】
盗賊スキル :熟練度691/1000
【盗賊の目】【解錠】【罠外し】【脱兎】【迷彩】【索敵】、常時【警戒】
鑑定スキル :熟練度907/1000
【鑑定】【解析】【相場】、奥義【正常化】
製作スキル :熟練度1000/1000
建築 :熟練度310/1000
機工 :熟練度520/1000
木工 :熟練度322/1000
服飾 :熟練度461/1000
鍛治 :熟練度989/1000
【製図】【目測】【仮組み】【早手】
、奥義【完全複製】、鍛治:服飾:秘境【魔器】
錬金スキル :熟練度919/1000
【製錬】【精錬】、奥義【合金】
木材スキル :熟練度225/1000
【製材】
薬スキル :熟練度200/1000
【調剤】【量産】
農耕スキル :熟練度188/1000
【耕作】
料理スキル :熟練度468/1000
【料理】
特殊スキル
常時【祝福】、【加護】
特殊スキル?こんなの初めて見たぞ。
常時スキル【祝福】女神の祝福を受け生まれた者の証。自身のスキル以外でのステータス低下無効、全状態異常耐性だって!?
私のステータスが下がらなかった理由はこれか、おそらくレベルが下がるなんてありえないから、ステータス保護の対象外だったのだろう。と、ひとりで勝手に納得した。それに全状態異常耐性なんてすごすぎる。
「これはきっとタタラ君の……」
そう思った理由は、私が習得したことがない農作スキル、料理スキルがあったからだ。おそらく、この体は私のアバターの写しというより、タタラとタタラ君の混合体のようなものなんだろう。
こんな凄い贈り物を残して行ってくれた彼に対して、私は彼の今後の人生に役立つ何かを残せていただろうか……。
「部長……」
私は考えるのをやめた。
「さーて、加護ってなにかな」
特殊スキル【加護】
これを読んでるってことはまだ生きてるようね、今は洞窟かしら?それともイザベル?まさかバカだからアルフィムになんて行ってないでしょ
「ちょっちょっと、なんだこれは!?」
突然の謎のメッセージに困惑して大きな声を出してしまった。いかん一回落ち着こう、寝ているマロフィノに目線を移しす。
「スーーーッフィーーーー」
特殊な寝息が聞こえる。すっげぇ可愛い。かるく深呼吸をした。
よし、おそらく復活の時に創造神が与えてくれたのであろうスキルと、そのメッセージを確認するとしよう。
特殊スキル【加護】
これを読んでるってことはまだ生きてるようね、今は洞窟かしら?それともイザベル?まさかバカだからアルフィムになんて行ってないでしょうね?まぁどこでもいいけど、自分が転生者だなんて他人に言っちゃダメですからね。バカだと思われるか余計なトラブルに巻き込まれるのがオチだから、いいわかった?ああでもイザベルにいる【エヴァ】って女にだけは話なさい、きっと信じないと思うけどそこはバカなりに自分で考えてなんとかやって。でも難しいかなぁ、そうだ魔法の呪文を教えてあげるわ、なんて私って優しいんでしょう。【12-25-150】これでバッチリよ。じゃあねぇガンバ。
私はがっくりうな垂れた。一応心配はしてくれているようだがそれにしても、友達のメールか!エヴァって人はこの街のどこにいるんだ!?つーかスキルの説明一切ないじゃないか!ガンバじゃないよ、ガンバじゃ……まったく。神様ってヤツは何をお考えのなのかまったく理解できない。
「まぁいいや、次は魔法を」
メニューから魔法ウィンドウを選択。
守護属性:雷
雷耐性アップ
雷魔法攻撃アップ
素早さアップ
雷魔法 :熟練度745/1000
【スタン】
【ディスチャージ】
【ショック】
【サンダー】
水魔法 :熟練度83/1000
【プール】
火魔法 :熟練度79/1000
【イグニッション】
回復魔法:熟練度693/1000
【ヒール】
【キュア】
【ヒールフィールド】
【ハイパーヒール】
スキルと違い魔法には変化はなかったので次の作業移ることにした。
メニューを切り替えて装備画面を出す、お気に入り1。
右手:赤ミスリルの剣
左手:赤ミスリルの短剣
頭:ニューメタルキャップ
体:バトルフォースジャケット
腕:バトルフォースグローブ
足:ティンバーバイソンブーツ
武器攻撃力:1235
防具守備力:766
素早さ :650
魔法防御アップ
回避率アップ
スキルインターバル短縮
スキルダメージ増加
お気に入り1はやっぱりこれしかないな。赤ミスリルはセット装備でスキルダメージ増加、バトルフォースセットの魔法防御と回避率アップ。そして意外な組み合わせだが、ニューメタルとティンバーバイソンが素早さ650とスキルインターバル短縮を発揮する、まさにスキルメーカーにうってつけ装備だ。強いて言うなら火力、守備力がもう少し欲しいところではある。
続いて、お気に入り2
両手:ブルーム
弾:ミスリルスラッグ
頭:オロチの鱗の兜
体:なし
腕:オロチの鱗の手甲
足:オロチの皮ブーツ
射撃攻撃力:950(貫通ダメージ200)
武器攻撃力:250(ブレード時750)
防具守備力:775
武器スキル【ブルーム】、【ブルームソード】
やはりか、オロチ皮ジャケットが装備から外れている。これではセット効果が発揮されない、ゲーム時は装備が壊れても戦闘終了後にはもとに戻っていたしアイテムボックスは500個の制限があるため(消費アイテム、素材アイテムは1種類ごとに1個スペースで999までまとめ可)余分な装備は持ち合わせていかった。拠点の倉庫に良いのがあるんだが、仕方ないがお気に入り1の防具と同じにしよう。
最後に装備お気に入り3
右手:オロチの角の刀
左手:オロチの牙の小太刀
頭:オロチの鱗の兜
体:
腕:オロチの鱗の手甲
足:オロチの皮ブーツ
武器攻撃力:1897
防具守備力:775
貫通攻撃とか、ブレス耐性とかセット効果が消え去りもはやなんの魅力もない、これは一新しなければいけない。
「仕方ないアレするしかないか」
願わくば転生時に消えていて欲しいと思いながら【アレ】を探す……ちくしょうありやがった。
「コイツのせいでバトルスタイル変えるのどれだけ苦労したことか」
ピッピッピピ。お気に入り3を登録。
「この世界では出来れば使いたくないな」
これで装備は完了だ、次はアクセサリの確認作業に入る。
左手首:職人の時計
腰 :スキルアップベルト
スキル効果アップ
工房作業時間短縮
左手首?ゲームではたしかアクセサリ1、2だけだったのに。
「もしかして……すげぇ、まじか」
耳 :スカルヘッドイヤリング
鼻 :ミノタウルスリング
首 :バトルスタッズチョーカー
右手首:バトルスタッズバンド
左手首:職人の時計
指 :スカルヘッドリング
腰 :スキルアップベルト
攻撃力プラス205
特殊常時スキル【挑発】
スキル効果アップ
工房作業時間短縮
装着できるだけ装着してみた、攻撃力プラス205!特殊常時スキルなるものまで発動している……つーか、どこのロックンローラーだよ恥ずかしすぎるぞ、こんなのリアスさんに見られたら。
「なんじゃおぬしそんなのが趣味なのか」
見られた。
「ははは、いつからそちらに?」
「もしかしてぇアクセサリシャキン、シャキン、まじか!すっげぇ!……おぬしちょっと怖い」
「……すみません」
何も言い訳はするまい、私はそっとアクセサリを外した。
「しかしその収納魔法は便利じゃのう」
リアスはメニューウィンドウを見るために、ベットの私に寄り添うように座った。
首にタオルをかけ石鹸のいい香りと、三つ編みをほどかれまだ少し濡れた髪。胸元が無防備にあいた白いキャミソールワンピースが、嗚呼、神よなぜリアスをこんなにガッカリにお造りになられたのですか!せめてミニか、ぺったんこ、どちらかにしてあげる事は出来なかったのですか。せめて、せめて……初めて女性とお泊りしたと言うのにロマンスのかけらも感じない。無念。
「おぬし、もしかして風呂上がりの無防備な妾に欲情しておるのか?」
「いいえまったく、リアスさん失礼にもほどがありますよ」
「どうゆう意味じゃ!」
リアスは立ち上がり私の顔面に蹴りを入れようと足を振り上げた、その瞬間、私の目の前にシマシマの逆三角形が現れた。
「きゃ!」
フワッとめくり上がったワンピースの裾を押さえつけるようにドスッと座り込み。
「み……見た?」
顔を真っ赤に染めながらたずねてきた。
「その年で縞パンはちょっと」
ドスンッ!!プロボクサー並みの右ストレートを私の顔面にほうりこみ、リアスは対角のベットに飛び移り、くるくるっと布団にくるまりながら。
「この、助兵衛!助兵衛!助兵衛!タタラなんて大っ嫌いじゃ」
なぜだろう、ただ座っていただけなのに顔面を殴られたうえにめちゃくちゃ嫌われてしまった。女性……恐い。
鼻が折れていないかと、手でさすりながら最後にアイテムウィンドウを開く。
主にアクリスで入手したアイテムを中心にチェックしていこう。
【鉄くず】【オロチの皮】【オロチの鱗】【蛇の皮×6】【魔狼フェンリルの魔石】【魔狼フェンリルの犬歯】【魔狼フェンリルの切歯】【不断縄グレイプニール】【呪縛の足枷×4】【砂袋】【戦鬼ヴィザルの魔石】【アカオニの魔石】
鉄……軽くトラウマになりそうなのでリストの一番下までおろす、と気になるものを発見した。
「変な家?」
家や拠点は持ち歩きができないはずなのだが、いつのまにこんな物が。不思議に思いながら選択してみる。
【変な家】
あーそうそうアンタどうせバカだから家なんて買えないと思って、木の上にあったアンタの家持ってきてあげたから感謝してよね。とりあえず住むところがあればなんとか生きていけるでしょ。でもこれ、一度出したらしまえないから、くれぐれも道路の真ん中とか他人の土地とか変な場所に設置するんじゃないわよ。あとさ、アンタの持ってる魔法薬とスキルドリンクなんだけど、アクリスだと【霊薬】って呼ばれるめちゃくちゃ貴重品だから扱いに気をつけてね。じゃーねーバイバーイ。
メールその2か。つーか、ありがたいんですよ、ありがたいんですけど。俺の家そんなに変ですか?それからOP回復薬が貴重品?てことはもう補充が難しいってことか。えーと……合わせて1576個、調剤素材は……だいたい1000個分くらいか。昨日と今日で20以上使ってしまった、家の倉庫に在庫があったようななかったような、いずれ一生分と考えるとかなり節約しないとな。
それから私は何度かリストをスクロールして見たが、創造神のメール付きプレゼントはこれで最後のようだ、字面はともかく内容はとても有益なものばかりだったので、両手を合わせ素直に感謝の祈りを捧げた。
だいぶ眠くはなって来たがまだやることがある、【魔石】の確認だ。私が手に入れた魔石は3つ、何か分かればいいのだが。
【魔狼フェンリルの魔石】
魔狼フェンリルの魔石
【アカオニの魔石】
アカオニの魔石
【戦鬼ヴィザルの魔石】
戦鬼ヴィザルの魔石
鑑定スキルを駆使してもこれ以上のことは何もわからなかった。しかし、こういった表示のアイテムは素材である場合が多いのでいずれ何かしらの加工をしてみるとしよう。
ふと、時計に目を向けるとすでに日付が変わって2時間半が経過していた。ウィンドウを消し暗がりの部屋に意識を戻すと、穏やかな寝息二つが聞こて来る。明日の朝は早い、枕に頭を下ろし私もゆっくりと目を閉じた。
0
あなたにおすすめの小説
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
外れスキルは、レベル1!~異世界転生したのに、外れスキルでした!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生したユウトは、十三歳になり成人の儀式を受け神様からスキルを授かった。
しかし、授かったスキルは『レベル1』という聞いたこともないスキルだった。
『ハズレスキルだ!』
同世代の仲間からバカにされるが、ユウトが冒険者として活動を始めると『レベル1』はとんでもないチートスキルだった。ユウトは仲間と一緒にダンジョンを探索し成り上がっていく。
そんなユウトたちに一人の少女た頼み事をする。『お父さんを助けて!』
俺だけ“使えないスキル”を大量に入手できる世界
小林一咲
ファンタジー
戦う気なし。出世欲なし。
あるのは「まぁいっか」とゴミスキルだけ。
過労死した社畜ゲーマー・晴日 條(はるひ しょう)は、異世界でとんでもないユニークスキルを授かる。
――使えないスキルしか出ないガチャ。
誰も欲しがらない。
単体では意味不明。
説明文を読んだだけで溜め息が出る。
だが、條は集める。
強くなりたいからじゃない。
ゴミを眺めるのが、ちょっと楽しいから。
逃げ回るうちに勘違いされ、過剰に評価され、なぜか世界は救われていく。
これは――
「役に立たなかった人生」を否定しない物語。
ゴミスキル万歳。
俺は今日も、何もしない。
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる