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第1子誕生
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世界大戦で朝鮮が活躍し過ぎて、史実とは異なり既に決着がついた。この世界大戦では戦闘機が用いられたが、それほど活躍しなかった。それなのに、朝鮮の戦闘機は戦闘力が桁違い。敵兵しか標的にならないというのも世界的に評価された。
この世界大戦ではドイツが全面的に責任を取らされ、領土割譲、軍備の制限、多額の賠償金を求めれた。やりすぎという声も挙がったが将来のことを考えたフランスが譲らなかった。しかし、これがまた第二次世界大戦の開始に繋がる。世界は白人主義のため、活躍した朝鮮だけどヴェルサイユ条約を決める場には呼ばれなかった。不満を持つ朝鮮人がいるかと思ったが、ほとんどいない。遠い国の出来事で関心がなかった。こちらの被害が0というのも大きいだろう。
そんな中、陣痛が始まった。するりと出てくる可能性が高かったので臨月になってから女医に付き添ってもらってる。この予想は当たり、あっという間に生まれてきた。
「おめでとうございます!皇子様です」
どうやら無事に皇子を産むことが出来たようだ。私が皇子を抱いてると殿下がやってきた。
「殿下……」
「よくやった!太子嬪」
皇子を殿下に渡す。殿下は嬉しそうに皇子を見てる。
「私にそっくりだ!将来は美男になるに違いない」
「はい、殿下」
「この子の名前は歡だ」
ファン。いい名前を貰った。
「ファン、父上だぞ。アーバーマーマーだ」
「殿下、流石に生まれたばかりでは、話しませんよ」
私はクスクス笑う。前世と同じなんだから。
「今から教えておけば早くに話始めるだろう。そなただって、早くから勉学を教えるつもりでおるのでは?」
そう言われ視線を逸らした。
「それより、能力を確かめよう。父上から借りてきた」
そう言って出したのは能力が分かる魔道具。私が亡き後は皇帝に引き継がれていってる。ファンの手に魔道具を当てると、水色、金色、緑色に光り、異世界の文字が現れた。
「これは氷魔法・雷魔法・風魔法で、真実の目と皇帝の威圧だ。合ってるか?太子嬪」
皇帝と太子は異世界語の勉強が必須となってる。この魔道具を使うために。
「はい。合ってます」
能力を確認し終え、ファンの足首に魔力封じの魔道具をつけた。これは感情を制御できない赤ちゃんが無意味に魔法を使わないようにするためのもの。
それと共に物理攻撃無効・毒無効の魔道具も付けた。
陛下と皇太后もお祝いに来てくれる。
「おおー!男児とは!よくやった!太子嬪」
「ありがとうございます、陛下」
「太子によく似ておるな」
皇太后がファンを抱っこしながら、そう言った。
「この子の名は?」
「歡にしました、父上」
「ファンか。良い名だ。それで能力はどうだった?」
結果を殿下が陛下に報告する。
「この子が太子の跡を継ぐ。そして余は退位する」
この事は朝廷も説得済みみたいで、庭請は行われなかった。それに粛祇帝が60歳でまだ元気なのに譲位したことも前例となり皇帝は次代の次代までいれば問題なく譲位出来るようになってる。密かに準備も進められていて10日後に儀式が行われるとのことだ。
この世界大戦ではドイツが全面的に責任を取らされ、領土割譲、軍備の制限、多額の賠償金を求めれた。やりすぎという声も挙がったが将来のことを考えたフランスが譲らなかった。しかし、これがまた第二次世界大戦の開始に繋がる。世界は白人主義のため、活躍した朝鮮だけどヴェルサイユ条約を決める場には呼ばれなかった。不満を持つ朝鮮人がいるかと思ったが、ほとんどいない。遠い国の出来事で関心がなかった。こちらの被害が0というのも大きいだろう。
そんな中、陣痛が始まった。するりと出てくる可能性が高かったので臨月になってから女医に付き添ってもらってる。この予想は当たり、あっという間に生まれてきた。
「おめでとうございます!皇子様です」
どうやら無事に皇子を産むことが出来たようだ。私が皇子を抱いてると殿下がやってきた。
「殿下……」
「よくやった!太子嬪」
皇子を殿下に渡す。殿下は嬉しそうに皇子を見てる。
「私にそっくりだ!将来は美男になるに違いない」
「はい、殿下」
「この子の名前は歡だ」
ファン。いい名前を貰った。
「ファン、父上だぞ。アーバーマーマーだ」
「殿下、流石に生まれたばかりでは、話しませんよ」
私はクスクス笑う。前世と同じなんだから。
「今から教えておけば早くに話始めるだろう。そなただって、早くから勉学を教えるつもりでおるのでは?」
そう言われ視線を逸らした。
「それより、能力を確かめよう。父上から借りてきた」
そう言って出したのは能力が分かる魔道具。私が亡き後は皇帝に引き継がれていってる。ファンの手に魔道具を当てると、水色、金色、緑色に光り、異世界の文字が現れた。
「これは氷魔法・雷魔法・風魔法で、真実の目と皇帝の威圧だ。合ってるか?太子嬪」
皇帝と太子は異世界語の勉強が必須となってる。この魔道具を使うために。
「はい。合ってます」
能力を確認し終え、ファンの足首に魔力封じの魔道具をつけた。これは感情を制御できない赤ちゃんが無意味に魔法を使わないようにするためのもの。
それと共に物理攻撃無効・毒無効の魔道具も付けた。
陛下と皇太后もお祝いに来てくれる。
「おおー!男児とは!よくやった!太子嬪」
「ありがとうございます、陛下」
「太子によく似ておるな」
皇太后がファンを抱っこしながら、そう言った。
「この子の名は?」
「歡にしました、父上」
「ファンか。良い名だ。それで能力はどうだった?」
結果を殿下が陛下に報告する。
「この子が太子の跡を継ぐ。そして余は退位する」
この事は朝廷も説得済みみたいで、庭請は行われなかった。それに粛祇帝が60歳でまだ元気なのに譲位したことも前例となり皇帝は次代の次代までいれば問題なく譲位出来るようになってる。密かに準備も進められていて10日後に儀式が行われるとのことだ。
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