46 / 71
シン・ミヤ
しおりを挟む
領議政を呼び出し、養女になる旨を伝えた。
「それは本当ですか?慎嬪様」
「はい、大監。いえ、父上」
「慎嬪様に父上と呼ばれるとは。この世の悦びです」
大袈裟では?私の血筋は未来の日本だけど、ただの庶民よ。
「父上、母上にも挨拶したいので今度是非ご一緒にいらしてくださいね」
「うちの者にも会っていただけるなんて……」
父上は感動してるが、やはり大袈裟だ。
「私、親孝行したいので、させてくださいね」
「私の養女になっていただけただけで十分です」
「ユン、御祖父様よ」
ユンは父上のところにいくと抱きついた。
「ウェハラボニム?」
「はい、王子様!私が王子様のウェハラボニムです!」
「ウェハラボニム!ウェハラボニム!」
ユンは嬉しそうに父上を何度も呼ぶ。その姿に養女になって良かったと思った。
手続きをして私は正式にシン・ミヤになった。
その日、父上が母上を連れて私の宮にきた。
「慎嬪様、ご挨拶申し上げます」
母上は穏やかそうな顔をしてる。
「カン・ジウォンと申します」
「母上、どうぞお座り下さい」
「慎嬪様、母上なんて畏れ多い……」
「何をおっしゃるのですか。私はお二方の養女になったのですよ。父上、母上とお呼びするのは当然ではありませんか」
それでも母上は萎縮してしいた。慣れるまでは時間がかかるかな。
「ユン、御祖母様よ」
ユンは母上のところに抱きつくが、母上はどうしていいのかとオロオロしてる。
「ウェハルモニム!ウェハルモニム!」
「王子様、畏れ多いです。私ごときを祖母だなんて……」
そのうち慣れてくれるといいな。そして私を娘だと思ってくれたら嬉しい。
ユンははしゃぎ疲れたのか、いつもよりも早く寝着いた。
そんな日に限って王様がいつもより早くやってくる。
「ユンは?」
「既に寝ております」
「今日こそ余が寝かしつけたかったのだが……」
「ふふ。いつか機会がありますよ」
「そなたはいいではないか。いつもユンといれて」
王様は不貞腐れながら酒を口にした。
「ユンはとても優秀ですよ、王様。私が小学を読み始めると、必死に文字を読もうとしております」
「それは本当か?」
「はい、王様」
「世子も優秀であった。世子の生まれ変わりであるユンもまた天才なのであろう。それに余の子だ。優秀なのは当然だ」
「ええ、王様。王様に似たのでしょう」
「そうだ!余に似たのだ!」
ユンが自分に似てるということが、よほど嬉しいのか、先程の不貞腐れた様子は消えた。
「それは本当ですか?慎嬪様」
「はい、大監。いえ、父上」
「慎嬪様に父上と呼ばれるとは。この世の悦びです」
大袈裟では?私の血筋は未来の日本だけど、ただの庶民よ。
「父上、母上にも挨拶したいので今度是非ご一緒にいらしてくださいね」
「うちの者にも会っていただけるなんて……」
父上は感動してるが、やはり大袈裟だ。
「私、親孝行したいので、させてくださいね」
「私の養女になっていただけただけで十分です」
「ユン、御祖父様よ」
ユンは父上のところにいくと抱きついた。
「ウェハラボニム?」
「はい、王子様!私が王子様のウェハラボニムです!」
「ウェハラボニム!ウェハラボニム!」
ユンは嬉しそうに父上を何度も呼ぶ。その姿に養女になって良かったと思った。
手続きをして私は正式にシン・ミヤになった。
その日、父上が母上を連れて私の宮にきた。
「慎嬪様、ご挨拶申し上げます」
母上は穏やかそうな顔をしてる。
「カン・ジウォンと申します」
「母上、どうぞお座り下さい」
「慎嬪様、母上なんて畏れ多い……」
「何をおっしゃるのですか。私はお二方の養女になったのですよ。父上、母上とお呼びするのは当然ではありませんか」
それでも母上は萎縮してしいた。慣れるまでは時間がかかるかな。
「ユン、御祖母様よ」
ユンは母上のところに抱きつくが、母上はどうしていいのかとオロオロしてる。
「ウェハルモニム!ウェハルモニム!」
「王子様、畏れ多いです。私ごときを祖母だなんて……」
そのうち慣れてくれるといいな。そして私を娘だと思ってくれたら嬉しい。
ユンははしゃぎ疲れたのか、いつもよりも早く寝着いた。
そんな日に限って王様がいつもより早くやってくる。
「ユンは?」
「既に寝ております」
「今日こそ余が寝かしつけたかったのだが……」
「ふふ。いつか機会がありますよ」
「そなたはいいではないか。いつもユンといれて」
王様は不貞腐れながら酒を口にした。
「ユンはとても優秀ですよ、王様。私が小学を読み始めると、必死に文字を読もうとしております」
「それは本当か?」
「はい、王様」
「世子も優秀であった。世子の生まれ変わりであるユンもまた天才なのであろう。それに余の子だ。優秀なのは当然だ」
「ええ、王様。王様に似たのでしょう」
「そうだ!余に似たのだ!」
ユンが自分に似てるということが、よほど嬉しいのか、先程の不貞腐れた様子は消えた。
0
あなたにおすすめの小説
兄みたいな騎士団長の愛が実は重すぎでした
鳥花風星
恋愛
代々騎士団寮の寮母を務める家に生まれたレティシアは、若くして騎士団の一つである「群青の騎士団」の寮母になり、
幼少の頃から仲の良い騎士団長のアスールは、そんなレティシアを陰からずっと見守っていた。レティシアにとってアスールは兄のような存在だが、次第に兄としてだけではない思いを持ちはじめてしまう。
アスールにとってもレティシアは妹のような存在というだけではないようで……。兄としてしか思われていないと思っているアスールはレティシアへの思いを拗らせながらどんどん膨らませていく。
すれ違う恋心、アスールとライバルの心理戦。拗らせ溺愛が激しい、じれじれだけどハッピーエンドです。
☆他投稿サイトにも掲載しています。
☆番外編はアスールの同僚ノアールがメインの話になっています。
喪女なのに狼さんたちに溺愛されています
和泉
恋愛
もふもふの狼がイケメンなんて反則です!
聖女召喚の儀で異世界に呼ばれたのはOL・大学生・高校生の3人。
ズボンを履いていた大学生のヒナは男だと勘違いされ、説明もないまま城を追い出された。
森で怪我をした子供の狼と出会ったヒナは狼族の国へ。私は喪女なのに狼族の王太子、No.1ホストのような武官、真面目な文官が近づいてくるのはなぜ?
ヒナとつがいになりたい狼達の恋愛の行方は?聖女の力で国同士の争いは無くすことができるのか。
理想の男性(ヒト)は、お祖父さま
たつみ
恋愛
月代結奈は、ある日突然、見知らぬ場所に立っていた。
そこで行われていたのは「正妃選びの儀」正妃に側室?
王太子はまったく好みじゃない。
彼女は「これは夢だ」と思い、とっとと「正妃」を辞退してその場から去る。
彼女が思いこんだ「夢設定」の流れの中、帰った屋敷は超アウェイ。
そんな中、現れたまさしく「理想の男性」なんと、それは彼女のお祖父さまだった!
彼女を正妃にするのを諦めない王太子と側近魔術師サイラスの企み。
そんな2人から彼女守ろうとする理想の男性、お祖父さま。
恋愛よりも家族愛を優先する彼女の日常に否応なく訪れる試練。
この世界で彼女がくだす決断と、肝心な恋愛の結末は?
◇◇◇◇◇設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
R-Kingdom_1
他サイトでも掲載しています。
子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました
もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
【完結】異世界転移した私、なぜか全員に溺愛されています!?
きゅちゃん
恋愛
残業続きのOL・佐藤美月(22歳)が突然異世界アルカディア王国に転移。彼女が持つ稀少な「癒しの魔力」により「聖女」として迎えられる。優しく知的な宮廷魔術師アルト、粗野だが誠実な護衛騎士カイル、クールな王子レオン、最初は敵視する女騎士エリアらが、美月の純粋さと癒しの力に次々と心を奪われていく。王国の危機を救いながら、美月は想像を絶する溺愛を受けることに。果たして美月は元の世界に帰るのか、それとも新たな愛を見つけるのか――。
転生したので推し活をしていたら、推しに溺愛されました。
ラム猫
恋愛
異世界に転生した|天音《あまね》ことアメリーは、ある日、この世界が前世で熱狂的に遊んでいた乙女ゲームの世界であることに気が付く。
『煌めく騎士と甘い夜』の攻略対象の一人、騎士団長シオン・アルカス。アメリーは、彼の大ファンだった。彼女は喜びで飛び上がり、推し活と称してこっそりと彼に贈り物をするようになる。
しかしその行為は推しの目につき、彼に興味と執着を抱かれるようになったのだった。正体がばれてからは、あろうことか美しい彼の側でお世話係のような役割を担うことになる。
彼女は推しのためならばと奮闘するが、なぜか彼は彼女に甘い言葉を囁いてくるようになり……。
※この作品は、『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる