異世界で世界を救った後、戻されたのは幕末だった

日清戦争

神日本国が撤退して暫く経ってから、清国の西太后が神日本国そして西欧に宣戦布告した。

何故、神日本国に？既に朝鮮半島にはいないし、神日本国が清国に何かしたわけでもない。西欧はまだ分かる。植民地にしてる所があるし、取り戻そうとするであろう。でも神日本国は植民地を持ってない。

「大天光大神様、大天月女神様、いかがなさいましょう？」
「宣戦布告されて黙っておるわけないであろう」

光様のその声で戦争へと進むことになった。軍隊を編成して初めての戦争。軍人たちは武功を上げられると喜んだ。

「ただ、忘れるでない。戦うのは軍人だ。敵国とはいえ市民の被害は最小限にせよ」
「「「御意に」」」

早速、防衛分以外の軍隊が出撃する。その様子はテレビで中継された。

結果、日清戦争はたったの3日で終わった。西欧諸国も植民地を増やした。

条約の時に神日本国にも植民地を言われたが断り、神日本国は賠償金だけを求める。神日本国が植民地を断ったため台湾はイギリスの植民地へとなった。

ドイツ、フランスも清国に植民地を増やす。結果、西太后の失策となった。このことにより、清国内は荒れていく。

「しかし、何故、清国は神日本国に宣戦布告したのでしょうか？」
「清国は神日本国が清国の属国だと思っておったのだろう。その属国だと思ってた国が独立したのだと思い、宣戦布告したのだろうな」

日本が清国の属国なんてこと1度もないのに？まあ、あの国の人の考えは理解できない。それは未来でもそうだった。

「それより、これからはスポーツにも力をいれるぞ？」
「まさか……」
「そうだ。第1回オリンピックに神日本国も参加しようと思う」

1896年アテネで行われるオリンピックか。光様はスポーツ選手を育てるための施策をした。勿論、お父さんも乗り気で2人でスポーツ選手育成プログラムを考えている。

歴史では日本が初参加したのは1912年。それより前に参加出来るのだろうか？

日英同盟も歴史より早くなってるし、既に歴史とは大分違うから、上手くいくのかな？

スポーツの発展のために国内大会も数々行うようだ。スポーツだけではなく芸術にも力を入れ、音楽祭やら絵画展示会などを開いた。

芸能にも力を入れ、歌、ドラマ、映画など育て、漫画やアニメなども浸透させていった。

また観光業界にも力を入れ、ホテルや旅館はもちろんの事、京都や北海道、沖縄などが観光スポットになり、空島も観光施設を発展させた。また遊園地なども作る。日本は勿論のこと、海外からも沢山の観光客が訪れた。それに伴いサービスが向上する。