じゃあ勇者でお願いします。

本能寺隼人

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第六章ー神界転移ー

THE46ー2人目?ー

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シルバを先頭に匂いの元に向かって歩く。

なぜ徒歩かと言うと…

最初にスカーレットとリリョウが龍化した際に幽霊達が群がり視界が悪いのと言うのと2人が気持ち悪いからと言い却下された。

次にシルバも同じ事になり毛に挟まり気持ちが悪いとなったので徒歩での移動となった。

そして確認出来たのが俺の剣だと幽霊を切る事ができるが後味が悪いのでなるべく関わらないように移動していた。

「ご主人様…こいつらは一体なんだろう…」
「おばけ…じゃないか?」
「ボ…ボクおばけ無理…」
俺の後ろに引っ付いて歩きずらい…

「まぁゴーストと呼ばれる類では間違いないじゃろうな」
「我は大丈夫です」
「あなた…私も苦手なのよね…」
「私…も」
「…」

「俺の手は二本しかないからみんなは無理だよ?」

「「「「ムー!」」」」

「ほぇ~!?」

シルバは妻達により俺から引き離されていた。

徒歩での移動なので1日目を終え野営の準備をしているとエイシャが話しかけて来た。

「リューク?あの…ちょっといい?」
「ん?どうした?」

「そ…その…今日は私も一緒に…」

あぁこいつもおばけは怖いらしいな…

「俺とシルバは見張りで寝ないから代わりにみんなと一緒に寝たらどうだ?」

「いいの!?」
「あぁ」

エイシャはウキウキしながら俺のテントに入っていった。

シルバは俺の太腿を枕に丸くなり寝ているが耳はあちこちに向き警戒はしてくれているようだ。

此方の世界はおそらく夜は空が黒く地面は白い、日中とは真逆になっていた。

おそらく夜中にナージャが起きて来て俺の隣に腰掛け俺はナージャに膝枕をしてもらっていた。

「マスターも少しはお休みください」
「大丈夫かい?」

「我は十分休みましたので」
「それじゃ少し…寝る…よ…」

俺はなぜか睡魔に襲われ直ぐに寝入っていた。





「やあ転生者、おはようっ」

「なっか…神…何が…起きた…」

周り見ると妻達は見るも無残な姿に変わりシルバもフェンリルの本来の姿のまま息絶えている。

「これが全て、我の女神の力だ」

そう神は言い放つと手に持つ物を此方に投げ捨てる…

「エ…エイシャ…」

そして天より4人の女が降り立つ。

ピンクの髪の幼女に橙色の髪の褐色の肌の女…

2人は見た顔だ…

だが俺は冷静でいられるはずがなかった…

妻達は殺され、シルバも死にエイシャの亡骸を見た俺は剣を握りしめ叫び神に走り出す。

しかし女神に阻まれ神にたどり着く前に鎮圧され神を見上げていた。

「離せぇぇ貴様らぁこの俺がっ!」

「ふふふ…殺せるのか?この状態で?」

そのまま俺は四肢を折られ意識を保つのが精一杯の状況の中で神は口を開く。

「これが…この先起こる現実だ…」

「…な…」

俺は地面が白く神の頭上の空も白い事に気が付き手足の激痛、女神の存在を否定する。

すると激痛と女神は消え俺は立ち上がる。

「すばらいっ流石だよ」
「うるせぇよ…嫌な夢見させやがって…」

「ふふふ…?」
俺の隣にはエイシャが剣を構え、後ろには妻達、シルバが控える。

「エクセレンッ!実に面白い!…そうか…我をコピーしたのか…すばらい…早く会えるのを楽しみにしているよう?」





「う…」

「「「「「「っ!?」」」」」」

体からいや顔から激痛が…やはり夢ではなかったのか?

「よかった…」
「心配させるでないっ!」
「マスター!」
「よか…った」
「ご主人様っ」
「リュークっ!」

俺は起き上がり顔を触ろうとすると妻達に阻止されエリスが回復魔法をかけてきた…

「…だいぶ…寝てたか?」
「「「「うん…」」」」

「何しても起きなかったか?」
「「「「……うん」」」」

「…次は…優しくおこしてくれ…」
「「「「…ごめんなさい…」」」」

「でも、あなたがあんなになっても起きないなんて…何かあったの?」

「…エリス…忘れてしまったよ…」
「そう…」

こうして俺達の2日目が始まった…

今朝、あんな夢を見たせいか俺は妻達に甘えまくっていた。

事あるごとにボディータッチをしたり抱きついたりとエイシャは般若のような顔になっていた。

「もぉあんたいい加減にしなさいよねっ!」
「しょうがないだろっ!」

エリスは先程からぶつぶつ言っている…

「??」

「ご主人様っ!」

…」

またシルバが敵を感知した瞬間、俺の後方より凄まじい光と闇が渦を巻いて放たれた。

「「「「「えっ!?」」」」」

白いはずの空は…いや空間から全ての色は消えさりまさに無の空間に変わる、そして一点に暗黒は集まり爆ぜた…

その衝撃、轟音はまるで目の前で打ち上げ花火が炸裂したような感覚だった。

1人青い髪を爆風に晒し両手を突き出しいつのまにか目の前で俺達を守りそれを放った妻エリスが居た。

「ちっ…少しずれましたね」

「エ…エリスさん?」
「はいあなた?」
エリスは無邪気な笑顔で俺を見る…

ちなみに俺の足元ではシルバが尻尾を丸め耳を押さえて震えていた。

他の妻達やエイシャも引きつった笑みであった。

少し離れた所でまるでトマトが落ちてきたのかと思うような音が聞こえ音の方向を見るとまるで消し炭の様な物が蠢いていた。

「ば…はか…な…こん…な…大火力…を人間如きが…」

どうやら俺達に奇襲をかけてきた女神の1人だろが今朝見た者の中であんな黒い者はいなかった為不明だ。

明日は我が身…

そして消し炭は一瞬にして消え去って行った。

「あっ姉上はずっと呪文を練っておったのか?」

「はいっ!ナージャの敵討ちですから!」

「姉様…我は生きておりますが…」
「こ…怖…い」
「あんた…怒らせない方がいいよ?」
「承知!!」
「ボッボク…ご主人様諦めるよ…」

こうして2日目も無事?野営の準備ができた。
おそらく今日の女神は残りの2人の内の1人だろう…

ピンクの女神なら確実に死んでると思うし…

夜の見張りはリリョウとエイシャにシルバになり俺はエリスにスカーレットとナージャは交代まで眠る事ができた。
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