闇の魔法師は暗躍する

yahimoti

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第13話 魔国チェルゴス

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「ユウトよ。なんでここで朝食をとっているんだ。」

ユウトだけではないエリミリア聖女以外の勇者のパーティメンバーがグローヴズ城のダイニングで朝食をとっている。

この城は王都からはさほど離れていない。

森に囲まれていてさらに隠蔽の魔術で隠されているので普通なら辿り着くこともできないはずなのだが、ユウトは僕と同等の魔法が使える。

こいつは簡単に入って来れるだろう。

「王宮の中は面倒くさいんだよ、新王朝のやつらはびくびくしてるし。」

それでメンバー全員連れて僕の城に来たってわけ?なんで宿を取らん?金ならいくらでももっとるだろうが。

「エリミリアがペトロの城に行けって、どうせぼっちで城が無駄に広いだけだからって。」

勇者のパーティと言っても各有力部族の代表の女ばかり。

勇者の血狙いの魂胆丸みえで気の毒になる。

聖女のエリミリア・猫獣人のメイラ・龍神族のグラシェ・エルフのティルーン・ドワーフのヴェロッテ。

戦力的にと言っても魔王が敵ではないんだから、こいつらこれから何するんだろう。

まあ、盗賊やダンジョンはなくならないし、元々ユウトはゲーム気分のままなので好きに遊んでいればいいのか。

僕も似たようなもので学校はゴーレムのヴァイトに任せっきりで行ってない。

王国はミルグラス王家がなくなって代わりにカルナガリア王が統治することになった。

帝国は王国に勇者がいる限りお得意の侵略戦争は起こせない。

もちろん魔国にも手が出せない。

表立った動きは当分ないだろう。

山頂から煙をあげている火山が見えてくる。

山と山の合間に建物があってそれが湯気に煙っている。

温泉街の入り口には鳥居の様なものが立っていて熱烈歓迎と大きな文字が書いてある。

その下には旅館やホテルの案内看板がたくさん立っている。

浴衣を着たお姉ちゃんが歩いている。

温泉卵も温泉まんじゅうもあるな。

売っているのはツノの生えた魔人。

魔国だから当たり前か。

裾の短い浴衣を着たお姉ちゃんもいる。

客引きをしているサキュバスだ。

しっぽがチョロンと出ているのがなかなか良い。

観光案内所に行って予約してある旅館に連絡してもらう。

案内所までお迎えの車が来るらしい。

しばらく待つと大きなトカゲが馬車(トカゲ車か?)を引いてやってくる。

「いらっしゃまっせー。この度は当三本角丸屋(さんぼんつのまるや)をご利用いただきたーいへんありがとうござまーす。」

デザートサラマンダーが引く客車に乗って旅館に着くと何故か和風。

門から広い庭園を渡って本館に着き、トカゲ車を降りると従業員が並んで出迎えてくれる。

部屋には寝室が4つあって内風呂と露天風呂、温水プールもある。

勇者が魔国に面白いところがあると言うので来てみたがなかなか良い。

勇者のペットのバハムートに乗って来たから旅程は短くて快適だったし。

「コラーっ。人化するんなら女湯に行け。」

「ええーっ面倒くさい。」

始めはネズミのままついて来たから見逃したけど湯船でぱちゃぱちゃ泳いでいたかと思ったら急に人化してシャンプーを始めた。

見た目若いお姉ちゃんなんだからあかんだろう。

「わたし達ネズミの時いつも裸だからなんで人化した時はダメなのかよくわからないんだ。」

「裸を見られたら恥ずかしいだろう。」

チェリ、ツッピ、テトの3人は堂々と胸を張って「何が?」と言う。

「おまえ達が良くてもこっちが恥ずかしいんだよ。」

チェリが

「良くわかんないペトロはベッドのしたに異世界の本隠しているけど普通に裸の女の絵がいっぱいあった、超リアルな絵。」

「時々ニヤニヤしながら見てた。」

「なのに私達はダメなのか?絵よりリアルだぞ。」

ユウトが僕の方を見る。

目が怖いぞ。

「魔法で手に入れられるから、後で教えるから。」

「ペトロ変、私達ネズミの時は見られてても平気だったくせに人化した途端に恥ずかしがって、ペトロのちっこいの硬くなった•••」

目の前から3人が消える。
女湯に転送してやった。

「そうだよな。あいつら動物だから人間の羞恥心なんてわかんないだろうな。」

ユウトが言う。









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