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第18話 聖女エリミリア
しおりを挟むなんかエスカレートしてないか?
3人の人化したネズミ達が僕を抱き枕の様にしてごちゃごちゃになって寝ている。
こいつら僕を慰めているつもりなんだろうな。
しかーし、15歳の少年にこれはダメでしょう。
せめて人化しないで、しかもすっぽんぽんで。
いろいろほどいて起き上がる。
昨日舞い上がり過ぎて少しボーっとする。
「何やってんのよ、危うく王都がなくなってしまうところだったのよ。」
なんでかはわからないけど当たり前のようにエリミリアが普通に朝食をとっている。
出入り自由なのか?
そこ僕の席なんだけど。
ユウトやジェノツマルヤが僕の魔力の暴走に気がついて止めてくれたらしい。
斜め前の席でジェノツマルヤがベーコンを咥えたままピースサインをしている。
ユウト達は既にダンジョンに遊びに行ったらしい。
「あんた元々遊びでやってたんでしょ。何をムキになってんのよ。」
「王宮の暗部も動いているし、市井には反ギェダ・グズムンドソン教団組織としてデマルクス・セペ団が組織されているわ。」
「あんた1人でしょいこむ事じゃないのよ。」
ふーん。聖女様も僕を心配して来てくれたのか。
この世界はものすごく残酷で過酷だけど反面ものすごく優しい。
「転生者にとってはこの世界はご褒美のはずよ。苦しむんじゃなくて楽しんでくれないと。」
はっとしてエリミリアを見る。
エリミリアは何事もなかった様に目玉焼きを食べている。
黄身がこぼれて頬についた。
笑い顔が美しい。
この人は本当は何者なのだろう?
「エリミリア?教会に帰ったんじゃないかな?自由だからなーあの人。」
ダンジョンから帰ってきたユウトが言う。
お前もな。
エリミリアは幼い頃に孤児として教会に預けられその後聖女として覚醒し教会の象徴として君臨している。
今やその権能は大司教以上、王以上になっている。
エリミリアを讃えて金貨にはその肖像が描かれてエリミリア金貨と呼ばれている。
まあ僕も彼女には手も足も出ない。
エリミリアが言うには僕も転生者ならメニュー表示を呼び出してステータスが見れるはずだという。
そのステータス画面のどこかに精神耐性とか痛覚耐性とかのコントロールゲージがあるはずらしい。
メニューを開いてスキルの解放とかはした事はある。
けれどキャラクター設定はまだチェックしていなかった。
ベッドでゴロゴロしながらメニュー表示のあちこちをいじってみた。
あった、ありました。
各耐性がデフォルトのままで最弱でした。
全部最強にしておこう。
これでゲロ吐きはないはず。
エロ耐性も最強にしたからネズミ達の攻撃にも耐えられるはず。
よっしゃ!
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