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第五十八話_歴戦王イグアナ、討伐される
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「「ペリウィンクル!」」
ビオラとイクシアがペリウィンクルの危機を目の当たりにして叫ぶ。
ペリウィンクルは咄嗟に両腕で歴戦王イグアナの前足をガードするが、受けたその勢いで「きゃっ!」と悲鳴をあげて地面に叩きつけられてしまった。
「ペリウィンクルちゃんに何するんだぁ!」
ゼフィが剣を振りかざして飛び掛かる。イグアナの周囲を駆けまわりながら何度も斬りかかる彼女は後ろを振り返って叫ぶ。
「ビウム! あんたも加勢して!」
「おっけ! ビウム、突貫するっ!」
今まで我慢強く防御に徹していたビウムがゼフィの号令を受けて大槍を構えて勢いよく前進する。突き出した槍の穂先が歴戦王イグアナの脇腹に突き刺さり、槍の穂先から発した炎が、よろけたイグアナの全身を包み込む。
「わぁっ!」
一瞬、ビウムは目を見開いて驚いたが、先ほど隙を見せて失敗した経験のある彼女はすぐに戦闘態勢に戻る。ゼフィと連携して歴戦王イグアナに攻撃を加え続けた。
その間に、ペリウィンクルは地に手をついてむくりと起き上がり、ゼフィとビウムを振り払おうと暴れる歴戦王イグアナをキッと鋭い表情で見据える。
「わたしは……っ、負けないっ!」
ギュッと弓を握りしめ、決意の籠った眼差しをイグアナに向けるペリウィンクルを見たイクシアは「まさか……っ」と言って目を見張る。「え? なに? どうしたの??」とビオラはイクシアに問いかける。
「か、覚醒演出!」
「……って、漫画とかによくあるアレ?」
「はい、お母さま。 物語によくあるアレです。 主役級の人物が自分の責任感や義務感、時には復讐心などの様々な想いによって力に目覚める、アレです! 実はわたしも火事の時にやりました」
「イクシアもやったんだ……」
―― さっきまで結構焦ってたのに…… 意外と余裕あるわね、イクシア……
ちょっと興奮気味のイクシア。ビオラは付いていけなくてちょっと呆れ気味である。
ペリウィンクルは立ち上がり弓に矢をつがえてイグアナに向かって構える。
「わたしは…… わたしはっ! ……えっと、う~んと………」
何となく場のノリで覚醒演出っぽいことになってしまったペリウィンクルだったが、特にイグアナに立ち向かう理由もないために台詞に詰まってしまう。
「ペリウィンクル、動き止まっちゃったよ」
「良い感じの台詞が出てこないようですね。 そもそも強敵に立ち向かう理由がペリウィンクルにはありませんから」
しかし始めてしまったためにどうにか着地点を探すペリウィンクルは「えっとぉ、わたしはぁ…… わたしはぁ……」と何度か困ったように繰り返した後、意を決して叫ぶ。
「わたしはっ! みんなの可愛い妹、ペリウィンクルなんだからっ!!」
くわっと表情を引き締め、ペリウィンクルは弓を引き絞る。
「おっと、ペリウィンクル。 覚醒かと思いきや、まさかのアイドル宣言です、お母さま」
「アイドルなん??」
「はい。『みんなの妹』はアイドルの完成された一つの形態ですね。 わたしだけでなくゼフィたちやアラディールさまも妹のように可愛がってますから間違ってはいませんし、可愛いと言っているのも間違っていません。事実、あの子可愛いですから!」
ペリウィンクルはアイドルとしての決意を胸に矢を放つ。彼女の放った矢が歴戦王イグアナの肩の古傷に突き刺さり、傷口破壊されたイグアナは悶絶する。
その時、イグアナの攻撃を受けてしばらく気を失っていたサリスが立ち上がり、アトミックハンマーを振り上げて高くジャンプしていた。
サリスは悶絶する歴戦王イグアナの頭部に、全体重をかけたハンマーを振り下ろしながら叫ぶ。
「待たせたなぁ! イグアナよ、わたしは帰ってきたぁーっ!!」
サリスがアトミックハンマーを振り下ろすと、ズガァーンッと大爆発が起こった。周囲を巻き込む爆風と砂埃が収まりはじめると、イクシアは被った砂を払いながら言う。
「どうやらサリスの武器は爆破属性のようですね」
「ビウムは炎っぽかったね」
「はい。 それと彼女たちの盾ですが、イグアナの攻撃を随分と軽減しているようにも見えました。おそらく、盾にも龍属性の耐性が付いていのではないかと思います」
「……イグアナって龍なの?」
「どっちも爬虫類みたいなものですし」
「そういうもん??」
ビオラとイクシアが話している間に、爆心地の砂埃も晴れていく。地面が抉れるようにクレーターが出来ており、そこに歴戦王イグアナの死体が横たわっていた。
「「やったぁー! 勝ったぁ!!」」
GPシスターズとペリウィンクルが歓声を上げる。ビオラはその様子を見てホッと息を吐いた。
次いで、彼女たちは倒した歴戦王イグアナに向かってナイフのような物を突き立て始める。何をしてるんだろうと疑問に思ったビオラはイクシアに問いかけた。
「あぁ、あれは素材の剥ぎ取りです」
「素材の剥ぎ取り? 巣に運んでからゆっくりやればよくない?」
「いいえ、お母さま。 モンスターをハントしたらその場で六十秒以内に可能な限り剥ぎ取りを行うのが鉄則です。もちろん残った部位は持ち帰って解体するでしょうけど」
―― ハント? モンスター???
相変わらず付いていけてないビオラは首を傾げながら剥ぎ取りの様子を眺めている。すると、ゼフィが何かに気が付いたように一瞬ピタッと動きを止め、その後シャカシャカシャカといった擬音が似合うような素早い動きをしたかと思うと、何かを掴んで天に向かってキラーンッといった感じで誇らしげに掲げた。
「……どしたの、ゼフィ?」
「どうやらレア素材の剥ぎ取りに成功したようです」
「ふ、ふ~ん……」
剥ぎ取りの終わったGPシスターズとペリウィンクルは互いに健闘をたたえ合っている。激戦を制した彼女たちは更に絆を深めたようだった。
こうして、二話という長尺を費やした激闘は終わった。喜ぶ子供たちを眺めながら、ふとビオラは冷静に思う。
―― 強敵との激闘っぽい感じ出してたけど、相手イグアナだよね……?
――――――――――
元ネタが分からなかった方々、申し訳ありません。
ビオラとイクシアがペリウィンクルの危機を目の当たりにして叫ぶ。
ペリウィンクルは咄嗟に両腕で歴戦王イグアナの前足をガードするが、受けたその勢いで「きゃっ!」と悲鳴をあげて地面に叩きつけられてしまった。
「ペリウィンクルちゃんに何するんだぁ!」
ゼフィが剣を振りかざして飛び掛かる。イグアナの周囲を駆けまわりながら何度も斬りかかる彼女は後ろを振り返って叫ぶ。
「ビウム! あんたも加勢して!」
「おっけ! ビウム、突貫するっ!」
今まで我慢強く防御に徹していたビウムがゼフィの号令を受けて大槍を構えて勢いよく前進する。突き出した槍の穂先が歴戦王イグアナの脇腹に突き刺さり、槍の穂先から発した炎が、よろけたイグアナの全身を包み込む。
「わぁっ!」
一瞬、ビウムは目を見開いて驚いたが、先ほど隙を見せて失敗した経験のある彼女はすぐに戦闘態勢に戻る。ゼフィと連携して歴戦王イグアナに攻撃を加え続けた。
その間に、ペリウィンクルは地に手をついてむくりと起き上がり、ゼフィとビウムを振り払おうと暴れる歴戦王イグアナをキッと鋭い表情で見据える。
「わたしは……っ、負けないっ!」
ギュッと弓を握りしめ、決意の籠った眼差しをイグアナに向けるペリウィンクルを見たイクシアは「まさか……っ」と言って目を見張る。「え? なに? どうしたの??」とビオラはイクシアに問いかける。
「か、覚醒演出!」
「……って、漫画とかによくあるアレ?」
「はい、お母さま。 物語によくあるアレです。 主役級の人物が自分の責任感や義務感、時には復讐心などの様々な想いによって力に目覚める、アレです! 実はわたしも火事の時にやりました」
「イクシアもやったんだ……」
―― さっきまで結構焦ってたのに…… 意外と余裕あるわね、イクシア……
ちょっと興奮気味のイクシア。ビオラは付いていけなくてちょっと呆れ気味である。
ペリウィンクルは立ち上がり弓に矢をつがえてイグアナに向かって構える。
「わたしは…… わたしはっ! ……えっと、う~んと………」
何となく場のノリで覚醒演出っぽいことになってしまったペリウィンクルだったが、特にイグアナに立ち向かう理由もないために台詞に詰まってしまう。
「ペリウィンクル、動き止まっちゃったよ」
「良い感じの台詞が出てこないようですね。 そもそも強敵に立ち向かう理由がペリウィンクルにはありませんから」
しかし始めてしまったためにどうにか着地点を探すペリウィンクルは「えっとぉ、わたしはぁ…… わたしはぁ……」と何度か困ったように繰り返した後、意を決して叫ぶ。
「わたしはっ! みんなの可愛い妹、ペリウィンクルなんだからっ!!」
くわっと表情を引き締め、ペリウィンクルは弓を引き絞る。
「おっと、ペリウィンクル。 覚醒かと思いきや、まさかのアイドル宣言です、お母さま」
「アイドルなん??」
「はい。『みんなの妹』はアイドルの完成された一つの形態ですね。 わたしだけでなくゼフィたちやアラディールさまも妹のように可愛がってますから間違ってはいませんし、可愛いと言っているのも間違っていません。事実、あの子可愛いですから!」
ペリウィンクルはアイドルとしての決意を胸に矢を放つ。彼女の放った矢が歴戦王イグアナの肩の古傷に突き刺さり、傷口破壊されたイグアナは悶絶する。
その時、イグアナの攻撃を受けてしばらく気を失っていたサリスが立ち上がり、アトミックハンマーを振り上げて高くジャンプしていた。
サリスは悶絶する歴戦王イグアナの頭部に、全体重をかけたハンマーを振り下ろしながら叫ぶ。
「待たせたなぁ! イグアナよ、わたしは帰ってきたぁーっ!!」
サリスがアトミックハンマーを振り下ろすと、ズガァーンッと大爆発が起こった。周囲を巻き込む爆風と砂埃が収まりはじめると、イクシアは被った砂を払いながら言う。
「どうやらサリスの武器は爆破属性のようですね」
「ビウムは炎っぽかったね」
「はい。 それと彼女たちの盾ですが、イグアナの攻撃を随分と軽減しているようにも見えました。おそらく、盾にも龍属性の耐性が付いていのではないかと思います」
「……イグアナって龍なの?」
「どっちも爬虫類みたいなものですし」
「そういうもん??」
ビオラとイクシアが話している間に、爆心地の砂埃も晴れていく。地面が抉れるようにクレーターが出来ており、そこに歴戦王イグアナの死体が横たわっていた。
「「やったぁー! 勝ったぁ!!」」
GPシスターズとペリウィンクルが歓声を上げる。ビオラはその様子を見てホッと息を吐いた。
次いで、彼女たちは倒した歴戦王イグアナに向かってナイフのような物を突き立て始める。何をしてるんだろうと疑問に思ったビオラはイクシアに問いかけた。
「あぁ、あれは素材の剥ぎ取りです」
「素材の剥ぎ取り? 巣に運んでからゆっくりやればよくない?」
「いいえ、お母さま。 モンスターをハントしたらその場で六十秒以内に可能な限り剥ぎ取りを行うのが鉄則です。もちろん残った部位は持ち帰って解体するでしょうけど」
―― ハント? モンスター???
相変わらず付いていけてないビオラは首を傾げながら剥ぎ取りの様子を眺めている。すると、ゼフィが何かに気が付いたように一瞬ピタッと動きを止め、その後シャカシャカシャカといった擬音が似合うような素早い動きをしたかと思うと、何かを掴んで天に向かってキラーンッといった感じで誇らしげに掲げた。
「……どしたの、ゼフィ?」
「どうやらレア素材の剥ぎ取りに成功したようです」
「ふ、ふ~ん……」
剥ぎ取りの終わったGPシスターズとペリウィンクルは互いに健闘をたたえ合っている。激戦を制した彼女たちは更に絆を深めたようだった。
こうして、二話という長尺を費やした激闘は終わった。喜ぶ子供たちを眺めながら、ふとビオラは冷静に思う。
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