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第八十三話_プリムラ、熱弁する
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風船タンポポに吊られたプリムラの荷台の一画にあった蜜蝋製の大きな箱から、マロニの部下たちが肉の塊を出して運び出した。その様子をビオラが眺めてプリムラに問いかける。
「プリムラさん、あれは?」
「A5ランクの黒毛魔牛肉ですね。マロニさんに頼まれて運んでいたんですよ。どうやら売れたようですね」
「へ~。 生肉っぽいけど、この暑さで腐ったりしないんですか?」
「あの箱の中に魔法植物アイス・エンシスの鉢植えがありまして、箱の中を冷温で一定に保っていたのですよ」
「ほほぉ~、そんな魔法植物もあるんですね」
「えぇ、北の寒い地方特有の魔法植物ですので珍しいですよね。手に入れるのに苦労しましたよ。魔法植物は妖精蜂の生命線ですからね、なかなか売買に応じてくれる人はいませんし、いても高額になってしまいます」
プリムラの説明を聞いて「そうですよね……」と少し元気のない声でイクシアが呟く。
「どうしたの、イクシア?」
「はい、魔法植物をもっと充実させたかったのですが、やはり手に入れるのは容易ではなさそうです」
「そうですね、イクシアさん。時間はかかりますがやはりご自身で育てるのが一番かと思います」
「しかし欲しいのはウォーター芭蕉なんです。ウォーター芭蕉は比較的気温の低い場所でしか発芽しないので…… どうしたものかと」
「なるほど、ウォーター芭蕉ですか……」
ウォーター芭蕉と聞いたプリムラが何かを考え始めた横で、ビオラはイクシアに「ウォーター芭蕉一株じゃ水が足りなくなってきたかな?」と問いかける。
「はい、それもありますが、以前に防衛会議でお話したミニ世界樹とショット大豆のセットの中にウォーター芭蕉も加えたかったのです。火をかけられた場合にウォーター芭蕉が水を撒くことで消火できるように。 水脈の近くじゃないと植えられませんが」
「う~ん、なるほどね」
と、そこへ考えをまとめた様子のプリムラが口を開く。
「わたしたち、道中の水補給のためにウォーター芭蕉を持って来ていますが一株お譲りしましょうか? 予備を含めて二株ありますので」
「いいんですか?!」
イクシアが驚いて聞くとプリムラは「はい」と頷く。
「一株あれば問題ありませんし、砂漠を抜けるまでマロニさんと一緒ですので余程のことがない限りは水の心配はしなくて済みそうですから。アネモネ王国まで帰ればウォーター芭蕉の補充はできますし。 ただ、申し訳ないですがかなりの高額ですよ」
そう言ってプリムラが「これくらいです」とソロバンを弾いて提示した金額を見たビオラとイクシアは「足りないね」「足りませんね」と肩を落とす。
「と、思いましたので、よければツケにしておきましょうか? 今回だけですが」
「え? いいんですか?」
「はい、わたしどももビオラ様の取り組みを応援しておりますし。それにこうして世界樹を拝ませて頂いたのでそのお礼も兼ねて」
プリムラからの提案を聞いて厚意に甘えることにしたビオラは「ありがとうございます、甘えさせてもらいます」と礼を言う。
「ありがとうございます、プリムラさま。 しかし、お母さま。今回は一株入手できたとはいえ、自分たちで何とかする方法を考えなくては。ウォーター芭蕉一株でこの金額ではいつまで経っても必要数を揃えることができません」
「そうねぇ…… でも、発芽させるための問題は気温なのよねぇ? どうしようもない気がするけど…… 温度が低い場所って、この辺じゃナナちゃんの地下都市くらいでしょ? 発芽には太陽の光も必要だし、地下はねぇ……」
ビオラの発言を聞いたイクシアは「それです、お母さま!」と何かを思いついたようで興奮して叫ぶ。
「ナナさまの地下都市の一画をお借りしましょう!」
「え? 陽の光はどうするの?」
「少し遠回りになりますが、まずは”サンDEライオン”を育てます」
ビオラは首を傾げて「サンDEライオン?」とイクシアに問い返す。
「はい、お母さま。 サンDEライオンとは太陽光を吸収し、根っこに魔力を蓄える性質のある魔法植物です」
「ミニ世界樹みたいな感じ?」
「似ていますが、世界樹のように土壌改善はできません」
「ふ~ん、なるほど。それでサンDEライオンをどう使うの?」
「はい、サンDEライオンは先ほど説明した通り太陽光を吸収する性質があるのですが、実はもう一つ性質を持っていまして。 それが、暗い場所に植えると土壌の魔力を消費して太陽光に似た光を放つ性質があるのです。 魔力の消費は激しいので肥料管理は大変ですが」
「なるほど、えっと…… つまり、ナナちゃんの地下都市でそれを光らせると」
「はい!」
ビオラは「う~ん、なるほど」と考えてる雰囲気を出して唸ると「おっけー、分かった」と頷く。
「ナナちゃんにはわたしからお願いしてみるよ。 温度以外は大丈夫なの? 何か必要なものとかは?」
「あとは肥料に混ぜるヒマワリの種が必要ですが、こちらは大丈夫でしょう。 マロニさん、ルキウスさんたちがおやつにポリポリ食べてるのを何度か見てますので。 ……あっ、お金」
必要な素材であるヒマワリの種の入手先に心当たりはあるイクシアであったが、先ほどウォーター芭蕉購入のために現金はすべて使い切ったことを思い出した。しかし、それを見たプリムラは「いいですよ」とイクシアに言う。
「ヒマワリの種くらいは大した出費でもないです。これはわたしがマロニさんから購入して差し上げます」
「ありがとうございます、色々とお世話になってしまって」
ビオラが礼を言うと「いえいえ」とプリムラは笑って答える。
「本物の世界樹を見て、わたしの予感は確信に変わりました。 ビオラ様が妖精蜂の可能性を追求し、あえて不毛な大地に国を築き緑豊かな大地へと変えていく試み。 植物ばかりではありません! 本来は敵対する地獄蟻すら懐に入れる度量の広さ。数多の種族が集う多様性のある豊かな地。 尊いその試みが、必ずや成功するとわたしは確信をもって言えます。 数多の種を従える、本物の世界樹に選ばれし偉大なる女王を支援しない妖精蜂がいるでしょうか?! いや、いません!!」
―― どうしちゃったの、プリムラさん??! 突然なに言ってんの??
次第に熱を帯びていくプリムラを見てビオラはちょっと引く。プリムラの横でイクシアはウンウンと理解を示して頷いていた。
「プリムラさん、あれは?」
「A5ランクの黒毛魔牛肉ですね。マロニさんに頼まれて運んでいたんですよ。どうやら売れたようですね」
「へ~。 生肉っぽいけど、この暑さで腐ったりしないんですか?」
「あの箱の中に魔法植物アイス・エンシスの鉢植えがありまして、箱の中を冷温で一定に保っていたのですよ」
「ほほぉ~、そんな魔法植物もあるんですね」
「えぇ、北の寒い地方特有の魔法植物ですので珍しいですよね。手に入れるのに苦労しましたよ。魔法植物は妖精蜂の生命線ですからね、なかなか売買に応じてくれる人はいませんし、いても高額になってしまいます」
プリムラの説明を聞いて「そうですよね……」と少し元気のない声でイクシアが呟く。
「どうしたの、イクシア?」
「はい、魔法植物をもっと充実させたかったのですが、やはり手に入れるのは容易ではなさそうです」
「そうですね、イクシアさん。時間はかかりますがやはりご自身で育てるのが一番かと思います」
「しかし欲しいのはウォーター芭蕉なんです。ウォーター芭蕉は比較的気温の低い場所でしか発芽しないので…… どうしたものかと」
「なるほど、ウォーター芭蕉ですか……」
ウォーター芭蕉と聞いたプリムラが何かを考え始めた横で、ビオラはイクシアに「ウォーター芭蕉一株じゃ水が足りなくなってきたかな?」と問いかける。
「はい、それもありますが、以前に防衛会議でお話したミニ世界樹とショット大豆のセットの中にウォーター芭蕉も加えたかったのです。火をかけられた場合にウォーター芭蕉が水を撒くことで消火できるように。 水脈の近くじゃないと植えられませんが」
「う~ん、なるほどね」
と、そこへ考えをまとめた様子のプリムラが口を開く。
「わたしたち、道中の水補給のためにウォーター芭蕉を持って来ていますが一株お譲りしましょうか? 予備を含めて二株ありますので」
「いいんですか?!」
イクシアが驚いて聞くとプリムラは「はい」と頷く。
「一株あれば問題ありませんし、砂漠を抜けるまでマロニさんと一緒ですので余程のことがない限りは水の心配はしなくて済みそうですから。アネモネ王国まで帰ればウォーター芭蕉の補充はできますし。 ただ、申し訳ないですがかなりの高額ですよ」
そう言ってプリムラが「これくらいです」とソロバンを弾いて提示した金額を見たビオラとイクシアは「足りないね」「足りませんね」と肩を落とす。
「と、思いましたので、よければツケにしておきましょうか? 今回だけですが」
「え? いいんですか?」
「はい、わたしどももビオラ様の取り組みを応援しておりますし。それにこうして世界樹を拝ませて頂いたのでそのお礼も兼ねて」
プリムラからの提案を聞いて厚意に甘えることにしたビオラは「ありがとうございます、甘えさせてもらいます」と礼を言う。
「ありがとうございます、プリムラさま。 しかし、お母さま。今回は一株入手できたとはいえ、自分たちで何とかする方法を考えなくては。ウォーター芭蕉一株でこの金額ではいつまで経っても必要数を揃えることができません」
「そうねぇ…… でも、発芽させるための問題は気温なのよねぇ? どうしようもない気がするけど…… 温度が低い場所って、この辺じゃナナちゃんの地下都市くらいでしょ? 発芽には太陽の光も必要だし、地下はねぇ……」
ビオラの発言を聞いたイクシアは「それです、お母さま!」と何かを思いついたようで興奮して叫ぶ。
「ナナさまの地下都市の一画をお借りしましょう!」
「え? 陽の光はどうするの?」
「少し遠回りになりますが、まずは”サンDEライオン”を育てます」
ビオラは首を傾げて「サンDEライオン?」とイクシアに問い返す。
「はい、お母さま。 サンDEライオンとは太陽光を吸収し、根っこに魔力を蓄える性質のある魔法植物です」
「ミニ世界樹みたいな感じ?」
「似ていますが、世界樹のように土壌改善はできません」
「ふ~ん、なるほど。それでサンDEライオンをどう使うの?」
「はい、サンDEライオンは先ほど説明した通り太陽光を吸収する性質があるのですが、実はもう一つ性質を持っていまして。 それが、暗い場所に植えると土壌の魔力を消費して太陽光に似た光を放つ性質があるのです。 魔力の消費は激しいので肥料管理は大変ですが」
「なるほど、えっと…… つまり、ナナちゃんの地下都市でそれを光らせると」
「はい!」
ビオラは「う~ん、なるほど」と考えてる雰囲気を出して唸ると「おっけー、分かった」と頷く。
「ナナちゃんにはわたしからお願いしてみるよ。 温度以外は大丈夫なの? 何か必要なものとかは?」
「あとは肥料に混ぜるヒマワリの種が必要ですが、こちらは大丈夫でしょう。 マロニさん、ルキウスさんたちがおやつにポリポリ食べてるのを何度か見てますので。 ……あっ、お金」
必要な素材であるヒマワリの種の入手先に心当たりはあるイクシアであったが、先ほどウォーター芭蕉購入のために現金はすべて使い切ったことを思い出した。しかし、それを見たプリムラは「いいですよ」とイクシアに言う。
「ヒマワリの種くらいは大した出費でもないです。これはわたしがマロニさんから購入して差し上げます」
「ありがとうございます、色々とお世話になってしまって」
ビオラが礼を言うと「いえいえ」とプリムラは笑って答える。
「本物の世界樹を見て、わたしの予感は確信に変わりました。 ビオラ様が妖精蜂の可能性を追求し、あえて不毛な大地に国を築き緑豊かな大地へと変えていく試み。 植物ばかりではありません! 本来は敵対する地獄蟻すら懐に入れる度量の広さ。数多の種族が集う多様性のある豊かな地。 尊いその試みが、必ずや成功するとわたしは確信をもって言えます。 数多の種を従える、本物の世界樹に選ばれし偉大なる女王を支援しない妖精蜂がいるでしょうか?! いや、いません!!」
―― どうしちゃったの、プリムラさん??! 突然なに言ってんの??
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