21 / 88
第二十一話_ビオラ、ロイヤルゼリーを精製する
しおりを挟む
ビオラはミニ世界樹の枝に腰かけながらボケーっと空を眺めていた。そこへES-077がやって来て枝の上のビオラを見上げて声をかける。
「ビオラよ、何してるんだ?」
「ん? あ、ナナちゃん、おはよう。 今ね、ロイヤルゼリーを作成中」
ビオラの返答を聞いてES-077は首を傾げながら「作成? 何もしてないじゃないか?」と疑問を口にする。
ビオラは枝からピョンと飛び降りてES-077のもとまでやって来るとお腹をポンポンと叩いて言う。
「ここ。 ここで作ってるの」
「は?」
「花粉団子を食べて蜂蜜を飲んで、お腹の中でしばらく熟成させると完成だよ。 ちょうどもうすぐ出来るから、ちょっと待ってて」
そう言うとビオラは巣に飛んでいった。ES-077は飛んでいくビオラを見上げながら「何を待つのだ??」とキョトンとした顔で言った。
「おまたせ~」
戻ってきたビオラは空き瓶を抱えて戻ってきた。
「言われたから待ってたけど、何する気だ?」
「だから、ロイヤルゼリーを出すのよ」
「出す?」
怪訝な表情をしたES-077の目の前でビオラは大きく口を開け、瓶に向かってドパァ~っと空き瓶に向かってドロッとした液体を吐き出すビオラ。
「味見してみる? 美味しいよ」
「目の前で吐き出したものを人に勧めるな」
ニコッと笑顔で瓶を差し出すビオラにES-077は真顔で珍しくまともなことを言って断った。と、その時、遠くから二人を呼ぶ声が聞こえた。
「ビオラちゃーん! ナナちゃーん!」
二人が声のする方向へ振り返ると、砂漠の強い日差しの中、手を振りながら元気いっぱいに走り来る少年とその後ろを歩く大きな人影。
「おっ、アラディールではないか! それにオババ!」
「はぁ…… はぁ…… 久しぶり! ビオラちゃん、ナナちゃん」
息を切らせて走って来たアラディールは嬉しそうに挨拶すると二人にニコッと笑いかける。
「アラディール、病気は良くなったのか?」
「うん、ナナちゃん。 ビオラちゃんもありがとう! ほらもう元気だよ。 お礼を言いに来たんだ」
「うむ、しっかりと感謝するがよい」
「ふふふっ、よかったよかった」
腰に手を当てて胸を張るES-077と喜んでブンブンとアラディールの回りを飛び回るビオラのもとへブルースモグも遅れてやって来る。
「ありがとよ、二人とも。 治ったらすぐに会いに行くって聞かなくてね、もうちょっと体力付くまで我慢しろと言ったんだが……」
苦笑いしながら懐からタバコを取り出したブルースモグはマッチをシュッと摺り、タバコに火を付けるとフゥっと煙を吹いて「一服させてもらうよ」と言いながら岩に腰かける。
「仕方がないから担いできたよ。ははっ」
―― すげぇな。 元気だなぁ、この婆ちゃん。
十歳くらいの少年を抱えて砂漠を歩いて来たという八十二歳の老婆の頑強さにビオラが引いていると、「ねぇねぇ」とアラディールに声をかけられた。
「ビオラちゃん、それは何?」
ビオラはアラディールの視線の先にある彼女が抱える瓶を見て「あ、これ?」と言う。
「これはロイヤルゼリーだよ。 妖精蜂の完全栄養食ね」
「へぇ~、この前の蜂蜜と何が違うの?」
「そうだねぇ、ちょっと味が濃い感じかな? 食べてみる?」
ビオラの提案にアラディールは「えっ?! いいの?」と目を輝かせた。
「もちろん! 出来立てだよ!」
「おい、ビオラ。それ……」
「ありがとう、ビオラちゃん!」
「あ、アラディール! ちょ、それ――」
ES-077が止める間もなく、アラディールはロイヤルゼリーの瓶を受け取ると人差し指を瓶に突っ込み、指先についたロイヤルゼリーを舐めて「美味しい!」と飛び切りの笑顔で言った。
「ナナちゃん、どうしたの? 何だった?」
「うむ。 気にするな、何でもない」
飲んでしまったものは仕方がないと、ES-077は諦めた。世の中には知らなくていいこともあるんだと彼女は学んだ。
「さて、と。 そろそろ行くかね」
タバコを喫い終えたブルースモグが立ち上がって言うと、ビオラは「え? もう行くの?」と残念そうな声を出す。
「あぁ、ちょっと町に買出しにね。 あんたらへの礼も買ってくるつもりだが、リクエストはあるかい?」
「肉! お肉! 赤身多めで!」
ピョンピョン跳ねながら肉を要求するES-077のそばで飛びながら腕を組んで「う~ん……」と唸るビオラ。
「お構いなくって言いたいところだけど、最近布の消費が激しかったから布を貰えると嬉しいかな」
「わかった。 赤身肉と布だね」
ブルースモグは二人に微笑むと、孫のアラディールを抱え上げると肩車して歩き始める。肩の上のアラディールは「ばいば~い! またね~!」と大きく手を振る。
「ばいば~い!」
「またな~、アラディール」
手を振ってブルースモグとアラディールを見送ったあと、「おいっ」とES-077は飛んでいるビオラを見上げる。
「吐いたものをアラディールに飲ませるなよ」
「吐いたものって…… ロイヤルゼリーというちゃんとした食品です!」
「う~ん…… そうだけど…… ん? ところで何でロイヤルゼリー作ってたんだ?」
「あぁ、子供が出来たのよ。でね、ロイヤルゼリーを与えると成長の促進と免疫力が向上されたりするわけよ。 普通は特別な事情でもなければ働き蜂にまでは与えたりしないんだけど、ウチの食料事情とか考えると少数精鋭でいったほうがいいかなと思ってね。 ま、与えすぎると女王蜂になっちゃうから注意が必要なんだけど」
「へ~。 ……ん? ちょっと待って、子供産んだの?」
「うん。 イクシアって名前だよ。今お昼寝中だけど」
「わ、妾に何の相談もなく……?」
「え、何で? ナナちゃんに相談必要だった??」
ショックを受けている様子のES-077にビオラは首を傾げて不思議な顔をする。するとES-077はカッと顔を真っ赤にして叫ぶ。
「ビ、ビオラちゃんと一緒に産もうと思ってたのにぃ! くそぉ! わ、妾も、妾も産んでやるっ!」
ちょっと涙目になりながら走り去っていくES-077。ビオラは「あ、ちょっと!」と手を伸ばすが届かない。
―― そんな張り合って産むもんじゃないと思うんだけど…… 大丈夫かな? ってか、一緒に産むって何よ??
「ビオラよ、何してるんだ?」
「ん? あ、ナナちゃん、おはよう。 今ね、ロイヤルゼリーを作成中」
ビオラの返答を聞いてES-077は首を傾げながら「作成? 何もしてないじゃないか?」と疑問を口にする。
ビオラは枝からピョンと飛び降りてES-077のもとまでやって来るとお腹をポンポンと叩いて言う。
「ここ。 ここで作ってるの」
「は?」
「花粉団子を食べて蜂蜜を飲んで、お腹の中でしばらく熟成させると完成だよ。 ちょうどもうすぐ出来るから、ちょっと待ってて」
そう言うとビオラは巣に飛んでいった。ES-077は飛んでいくビオラを見上げながら「何を待つのだ??」とキョトンとした顔で言った。
「おまたせ~」
戻ってきたビオラは空き瓶を抱えて戻ってきた。
「言われたから待ってたけど、何する気だ?」
「だから、ロイヤルゼリーを出すのよ」
「出す?」
怪訝な表情をしたES-077の目の前でビオラは大きく口を開け、瓶に向かってドパァ~っと空き瓶に向かってドロッとした液体を吐き出すビオラ。
「味見してみる? 美味しいよ」
「目の前で吐き出したものを人に勧めるな」
ニコッと笑顔で瓶を差し出すビオラにES-077は真顔で珍しくまともなことを言って断った。と、その時、遠くから二人を呼ぶ声が聞こえた。
「ビオラちゃーん! ナナちゃーん!」
二人が声のする方向へ振り返ると、砂漠の強い日差しの中、手を振りながら元気いっぱいに走り来る少年とその後ろを歩く大きな人影。
「おっ、アラディールではないか! それにオババ!」
「はぁ…… はぁ…… 久しぶり! ビオラちゃん、ナナちゃん」
息を切らせて走って来たアラディールは嬉しそうに挨拶すると二人にニコッと笑いかける。
「アラディール、病気は良くなったのか?」
「うん、ナナちゃん。 ビオラちゃんもありがとう! ほらもう元気だよ。 お礼を言いに来たんだ」
「うむ、しっかりと感謝するがよい」
「ふふふっ、よかったよかった」
腰に手を当てて胸を張るES-077と喜んでブンブンとアラディールの回りを飛び回るビオラのもとへブルースモグも遅れてやって来る。
「ありがとよ、二人とも。 治ったらすぐに会いに行くって聞かなくてね、もうちょっと体力付くまで我慢しろと言ったんだが……」
苦笑いしながら懐からタバコを取り出したブルースモグはマッチをシュッと摺り、タバコに火を付けるとフゥっと煙を吹いて「一服させてもらうよ」と言いながら岩に腰かける。
「仕方がないから担いできたよ。ははっ」
―― すげぇな。 元気だなぁ、この婆ちゃん。
十歳くらいの少年を抱えて砂漠を歩いて来たという八十二歳の老婆の頑強さにビオラが引いていると、「ねぇねぇ」とアラディールに声をかけられた。
「ビオラちゃん、それは何?」
ビオラはアラディールの視線の先にある彼女が抱える瓶を見て「あ、これ?」と言う。
「これはロイヤルゼリーだよ。 妖精蜂の完全栄養食ね」
「へぇ~、この前の蜂蜜と何が違うの?」
「そうだねぇ、ちょっと味が濃い感じかな? 食べてみる?」
ビオラの提案にアラディールは「えっ?! いいの?」と目を輝かせた。
「もちろん! 出来立てだよ!」
「おい、ビオラ。それ……」
「ありがとう、ビオラちゃん!」
「あ、アラディール! ちょ、それ――」
ES-077が止める間もなく、アラディールはロイヤルゼリーの瓶を受け取ると人差し指を瓶に突っ込み、指先についたロイヤルゼリーを舐めて「美味しい!」と飛び切りの笑顔で言った。
「ナナちゃん、どうしたの? 何だった?」
「うむ。 気にするな、何でもない」
飲んでしまったものは仕方がないと、ES-077は諦めた。世の中には知らなくていいこともあるんだと彼女は学んだ。
「さて、と。 そろそろ行くかね」
タバコを喫い終えたブルースモグが立ち上がって言うと、ビオラは「え? もう行くの?」と残念そうな声を出す。
「あぁ、ちょっと町に買出しにね。 あんたらへの礼も買ってくるつもりだが、リクエストはあるかい?」
「肉! お肉! 赤身多めで!」
ピョンピョン跳ねながら肉を要求するES-077のそばで飛びながら腕を組んで「う~ん……」と唸るビオラ。
「お構いなくって言いたいところだけど、最近布の消費が激しかったから布を貰えると嬉しいかな」
「わかった。 赤身肉と布だね」
ブルースモグは二人に微笑むと、孫のアラディールを抱え上げると肩車して歩き始める。肩の上のアラディールは「ばいば~い! またね~!」と大きく手を振る。
「ばいば~い!」
「またな~、アラディール」
手を振ってブルースモグとアラディールを見送ったあと、「おいっ」とES-077は飛んでいるビオラを見上げる。
「吐いたものをアラディールに飲ませるなよ」
「吐いたものって…… ロイヤルゼリーというちゃんとした食品です!」
「う~ん…… そうだけど…… ん? ところで何でロイヤルゼリー作ってたんだ?」
「あぁ、子供が出来たのよ。でね、ロイヤルゼリーを与えると成長の促進と免疫力が向上されたりするわけよ。 普通は特別な事情でもなければ働き蜂にまでは与えたりしないんだけど、ウチの食料事情とか考えると少数精鋭でいったほうがいいかなと思ってね。 ま、与えすぎると女王蜂になっちゃうから注意が必要なんだけど」
「へ~。 ……ん? ちょっと待って、子供産んだの?」
「うん。 イクシアって名前だよ。今お昼寝中だけど」
「わ、妾に何の相談もなく……?」
「え、何で? ナナちゃんに相談必要だった??」
ショックを受けている様子のES-077にビオラは首を傾げて不思議な顔をする。するとES-077はカッと顔を真っ赤にして叫ぶ。
「ビ、ビオラちゃんと一緒に産もうと思ってたのにぃ! くそぉ! わ、妾も、妾も産んでやるっ!」
ちょっと涙目になりながら走り去っていくES-077。ビオラは「あ、ちょっと!」と手を伸ばすが届かない。
―― そんな張り合って産むもんじゃないと思うんだけど…… 大丈夫かな? ってか、一緒に産むって何よ??
1
あなたにおすすめの小説
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
配信者ルミ、バズる~超難関ダンジョンだと知らず、初級ダンジョンだと思ってクリアしてしまいました~
てるゆーぬ(旧名:てるゆ)
ファンタジー
女主人公です(主人公は恋愛しません)。18歳。ダンジョンのある現代社会で、探索者としてデビューしたルミは、ダンジョン配信を始めることにした。近くの町に初級ダンジョンがあると聞いてやってきたが、ルミが発見したのは超難関ダンジョンだった。しかしそうとは知らずに、ルミはダンジョン攻略を開始し、ハイランクの魔物たちを相手に無双する。その様子は全て生配信でネットに流され、SNSでバズりまくり、同接とチャンネル登録数は青天井に伸び続けるのだった。
貧乏育ちの私が転生したらお姫様になっていましたが、貧乏王国だったのでスローライフをしながらお金を稼ぐべく姫が自らキリキリ働きます!
Levi
ファンタジー
前世は日本で超絶貧乏家庭に育った美樹は、ひょんなことから異世界で覚醒。そして姫として生まれ変わっているのを知ったけど、その国は超絶貧乏王国。 美樹は貧乏生活でのノウハウで王国を救おうと心に決めた!
※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています
追放された荷物持ち、【分解】と【再構築】で万物創造師になる~今更戻ってこいと言われてももう遅い~
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティーから「足手まとい」と捨てられた荷物持ちのベルク。しかし、彼が持つ外れスキル【分解】と【再構築】は、万物を意のままに創り変える「神の御業」だった!
覚醒した彼は、虐げられていた聖女ルナを救い、辺境で悠々自適なスローライフを開始する。壊れた伝説の剣を直し、ゴミから最強装備を量産し、やがて彼は世界を救う英雄へ。
一方、彼を捨てた勇者たちは没落の一途を辿り……。
最強の職人が送る、痛快な大逆転&ざまぁファンタジー!
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです(完結)
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。
「お前の戦い方は地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん、その正体は大陸を震撼させた伝説の暗殺者。
夏見ナイ
ファンタジー
「地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん冒険者アラン(40)。彼はこれを機に、血塗られた過去を捨てて辺境の村で静かに暮らすことを決意する。その正体は、10年前に姿を消した伝説の暗殺者“神の影”。
もう戦いはこりごりなのだが、体に染みついた暗殺術が無意識に発動。気配だけでチンピラを黙らせ、小石で魔物を一撃で仕留める姿が「神業」だと勘違いされ、噂が噂を呼ぶ。
純粋な少女には師匠と慕われ、元騎士には神と崇められ、挙句の果てには王女や諸国の密偵まで押しかけてくる始末。本人は畑仕事に精を出したいだけなのに、彼の周りでは勝手に伝説が更新されていく!
最強の元暗殺者による、勘違いスローライフファンタジー、開幕!
毒舌アイドルは毒の魔物に転生する。
馳 影輝
ファンタジー
毒舌を売りにして芸能界で活躍できる様になった。
元々はアイドルとしてデビューしたが、ヒラヒラの衣装や可愛い仕草も得意じゃ無かった。
バラエティーの仕事を貰って、毒舌でキャラを作ったらこれがハマり役で世間からのウケも良くとんとん拍子で有名人になれた。
だが、自宅に帰ると玄関に見知らぬ男性が立っていて私に近づくと静かにナイフで私を刺した。
アイドル時代のファンかも知れない。
突然の事で、怖くて動けない私は何度も刺されて意識を失った。
主人公の時田香澄は殺されてしまう。
気がつくとダンジョンの最下層にポイズンキラーとい魔物に転生する。
自分の現象を知りショックを受けるが、その部屋の主であるリトラの助言により地上を目指す。
ダンジョンの中で進化を繰り返して強くなり、人間の冒険者達が襲われている所に出くわす。
魔物でありながら、擬態を使って人間としても生きる姿や魔王種への進化を試みたり、数え切れないほどの激動の魔物人生が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる