20 / 24
爆裂業雷の純白魔女
第20話 『赤い流星』VS『組織の白い化物』(機体に乗ってないよ? 生身だよ?)
しおりを挟む
「デュア・ヘルゲン! 出撃する!」
ヘルゲンは地面を蹴り、飛翔する。蹴られた地面は大きく抉られ、周囲の空気や地面に振動を与える。
ある程度高く空に跳んだヘルゲンは魔法で体を浮かしてその場で体を固定する。手に持った大口径の大型ライフルを構え、スコープを覗き込む。
「最初に私の予測より相手が早く動いてくれたお陰でこの位置から狙えるとはな……」
ヘルゲンは呟きながらライフルと弾丸に強化・消音・不可視の魔法を掛けた。
「一撃で仕留める」
深く息を吸い込み、ゆっくり吐き出す。そしてタイミングを測り、『白い化物』が地面にいるヘルゲンの隊に攻撃をする瞬間を狙って指にかけたトリガーを絞り込んだ。
「終わりだ」
ヘルゲンはそう思った。実際終わるはずだった。だが、結果は違う。ヘルゲンの予想だにしなかった回答がそこにあった。
ライフルを撃った反動でブレたスコープを覗き直す。
「む、無傷だと!? 消音と不可視の魔法で少し威力が落ちたか……。いや、だとしてもだ。無傷はあり得ない。やはり情報通りの化物ということか。えぇい、やむを得ない。接近戦で叩く!」
ヘルゲンはライフルをアイテムボックスに投げ入れて背中の剣を二本抜き、得意な魔法『生成投石』を大量に作り出し、射出した。そしてヘルゲンはその射出したストーンに追従する。
その攻撃は『流星群』のようで、ヘルゲンの姿は一点だけ『赤く』その二つ名を体現しているようだった。
──『赤い流星』
───
「いっったあぁーい! ったく、どこの誰よ! 何すんのよ!」
『エーティーフィールド』展開時に衝撃が届くってどんな威力してんのよ! ったく! 私じゃなかったら死んでるわよ!!
彼女に飛来してくる十数個のストーンを見ながら心の中で悪態をつく。
「とりあえず、ムカつくあれを撃ち落とす! ……マルチロックオン。……『く・だ・け・ろ!!』」
彼女のテキトーな掛け声と共に放たれた複数の稲妻の閃光。それは彼女に飛来して来るある一つだけを除き、全てに着弾する。着弾後に爆発が起こり、ストーンが粉微塵になる。
「『赤いやつ』に避けられた?」
砂煙となったストーンが視界を遮り、新たなストーンが砂煙を裂いて彼女に襲い掛かる。そして今度は一つ一つが時間差で彼女に降り注ぐ。
「はぁ~、めんどくさいわね。『エアダストフィールド』」
狙いを定めて撃ち落とす時間は無い。そう判断した彼女は腰かけてたホウキを手に持ち、ホウキと自身に強化魔法を掛けながら野球のバッティングの様な構えをとる。そして──。
「チェストオォー!! ほいさー!! ふんすぅーーー! ……──!!」
テキトーな掛け声でストーンにフルスイングをぶちかましていく。ホウキに当たった直径3メートル超えのストーン達は砕け散り、彼女は破片を砂煙の中へ打ち返していった。
徐々にストーンが飛んで来るタイミングが早くなり、彼女のスイングスピードも徐々に早くなる。ストーンのスピードの速度自体も人間の目で追うのがやっとの速度になり、彼女は人間離なれした速度でスイングするようになっていた。
当然、その様子……その状況を作り出した本人はこう口にせざるおえない。
「えぇい、化物め……」
「どっちが化物よ!! ってか、私は人間よ!!」
「うそをつくな! その動き、人間には真似できまい」
「魔法よ!! 強化魔法!!」
「ふっ、それこそ嘘だな。強化魔法ごときで人間がホウキで私の石を砕くことができるはずがないだろう?」
「それが出来るのが私よ!!」
ヘルゲンの言うことはもっともだ。強化魔法を使ったからといってホウキで直径3メートルの石を叩いて粉砕することなんてできない。また速度をもったそんな大きな石が連射されてくるのをいとも容易くホウキで叩き割ることもおかしい。ましてやヘルゲンの作り出した石は金属並みの硬度を持っている。
それがどうだ? 人間がホウキでストーンを砕く? 異常だ。その認識が普通。それが常識。だが、彼女の強化魔法は常識では測れない領域にあった。
ヘルゲンの攻撃が止む。彼女の周囲はストーンを砕いた破片や粉で砂煙となり、視界がほぼ見えなくなっていた。
そんな中、彼女はあることに気づいてしまった──。
──ワンピースを着た今、足を開いて空を飛んでいる。……ってことは。
──下から丸見えじゃない!!
と、思った彼女は赤面しながら両膝を内股にし、左手で前を抑え、右手でホウキを持ったまま後ろを抑えて素早くしゃがみ込む。
すると彼女の頭の上で何かが通り過ぎた音がした。って、あれ? 今、この砂煙で下からも見えないんじゃない? 私から下どころか前も見えないし……。あー、焦った焦ったぁー。
彼女は立ち上がり(空中だから足を伸ばし?)、ホウキを横一閃に振るい、その風圧で目の前の砂煙を散らして敵を見つける。
もちろん、彼女の下の砂煙は散らさないよう加減しているから下からは見えてない。……と彼女は思っている。
「みぃーつけた」
「化物め……」
「いや、だから化物じゃないって言ってるでしょーが!!」
──
『白い化物』は情報以上の化物だということか。
ヘルゲンは攻撃を止めてサングラス越しに砂煙の中の敵を目で捕捉し、出方を窺う。
ちなみにヘルゲンのサングラスはただのサングラスではない。地形感知・熱源感知・魔力感知・モーション感知等がふんだんに搭載されており、視界不良の中でも敵の位置・動き・ポーズも正確に見え、地形さえ把握できる代物である。
当然、サングラス本来の太陽等の強い光をある程度遮断してくれて目に粉塵等が入りにくくなっている性能は健在だ。
ふむ、そこから動く様子はない……。これは誘われていると視るべきか、こちらの策が上手くいっていると視るべきか。いや、これは考えても仕方がない。なら、こちらからうって出る!
ヘルゲンは拳大の大きさのストーンを4つ作りその場で固定し、そしてヘルゲンが化物の後ろに回り込み、両手に持った剣を大きく振りかぶった後に間隔をズラしてストーンを発射する。
まずは両膝を狙って2つ発射! 次に両肘に2つ!! そして私がやつの頭を切り裂く!!!
──なん……だと!?
避けただと!? バカな。あり得ん!! やつは私の姿を捉えていなかったはずだ。それが一体どうして避けられた? まずい、状況がわからん。いったん距離を置かなければ。
ヘルゲンは化物から一定の距離を離れた時、ヘルゲンの身に強烈な風圧が掛かる。そしてヘルゲンは気付いた。何が起こったのかを……いや、化物が何をしたのかを。
武の達人は気の流れや空気の流れ、気配・殺気というものを肌で感じとって目を瞑っていても攻撃を避けられる。……と聞いたことがある。で、あれば武とは一切関係ない魔法使いである目の前の化物は?
『エアダストフィールド』……それは家の掃除をする際、魔法使いなら誰でも使う生活魔法である。空気中の埃が服に付かないよう自身の周りに空気の壁を作るだけの魔法。埃より重いものは服に付くし汚れも付く。
もっとも彼女の場合、ストーンを砕いた時に発生する砂煙や破片が服に付かないようにするためなのだがヘルゲンはそうは考えていなかった。
エアダストフィールドで自身の周りに空気の壁を作り、その空気の揺らぎを感じとって攻撃を避けた。ということであり、それはつまり、やつは魔法使いでありながら武の達人の真似事をしたということに他ならない。なんという……。
「みぃーつけた」
やつと目があった私は思わず何度も口にしていることを再度、口に出してしまう。いや、目の前の“これ”に今の動きをされたら思わず言ってしまうのは道理。
「化物め……」
「いや、だから化物じゃないって言ってるでしょーが!!」
まだ言うか!! 化物め!!
ヘルゲンは地面を蹴り、飛翔する。蹴られた地面は大きく抉られ、周囲の空気や地面に振動を与える。
ある程度高く空に跳んだヘルゲンは魔法で体を浮かしてその場で体を固定する。手に持った大口径の大型ライフルを構え、スコープを覗き込む。
「最初に私の予測より相手が早く動いてくれたお陰でこの位置から狙えるとはな……」
ヘルゲンは呟きながらライフルと弾丸に強化・消音・不可視の魔法を掛けた。
「一撃で仕留める」
深く息を吸い込み、ゆっくり吐き出す。そしてタイミングを測り、『白い化物』が地面にいるヘルゲンの隊に攻撃をする瞬間を狙って指にかけたトリガーを絞り込んだ。
「終わりだ」
ヘルゲンはそう思った。実際終わるはずだった。だが、結果は違う。ヘルゲンの予想だにしなかった回答がそこにあった。
ライフルを撃った反動でブレたスコープを覗き直す。
「む、無傷だと!? 消音と不可視の魔法で少し威力が落ちたか……。いや、だとしてもだ。無傷はあり得ない。やはり情報通りの化物ということか。えぇい、やむを得ない。接近戦で叩く!」
ヘルゲンはライフルをアイテムボックスに投げ入れて背中の剣を二本抜き、得意な魔法『生成投石』を大量に作り出し、射出した。そしてヘルゲンはその射出したストーンに追従する。
その攻撃は『流星群』のようで、ヘルゲンの姿は一点だけ『赤く』その二つ名を体現しているようだった。
──『赤い流星』
───
「いっったあぁーい! ったく、どこの誰よ! 何すんのよ!」
『エーティーフィールド』展開時に衝撃が届くってどんな威力してんのよ! ったく! 私じゃなかったら死んでるわよ!!
彼女に飛来してくる十数個のストーンを見ながら心の中で悪態をつく。
「とりあえず、ムカつくあれを撃ち落とす! ……マルチロックオン。……『く・だ・け・ろ!!』」
彼女のテキトーな掛け声と共に放たれた複数の稲妻の閃光。それは彼女に飛来して来るある一つだけを除き、全てに着弾する。着弾後に爆発が起こり、ストーンが粉微塵になる。
「『赤いやつ』に避けられた?」
砂煙となったストーンが視界を遮り、新たなストーンが砂煙を裂いて彼女に襲い掛かる。そして今度は一つ一つが時間差で彼女に降り注ぐ。
「はぁ~、めんどくさいわね。『エアダストフィールド』」
狙いを定めて撃ち落とす時間は無い。そう判断した彼女は腰かけてたホウキを手に持ち、ホウキと自身に強化魔法を掛けながら野球のバッティングの様な構えをとる。そして──。
「チェストオォー!! ほいさー!! ふんすぅーーー! ……──!!」
テキトーな掛け声でストーンにフルスイングをぶちかましていく。ホウキに当たった直径3メートル超えのストーン達は砕け散り、彼女は破片を砂煙の中へ打ち返していった。
徐々にストーンが飛んで来るタイミングが早くなり、彼女のスイングスピードも徐々に早くなる。ストーンのスピードの速度自体も人間の目で追うのがやっとの速度になり、彼女は人間離なれした速度でスイングするようになっていた。
当然、その様子……その状況を作り出した本人はこう口にせざるおえない。
「えぇい、化物め……」
「どっちが化物よ!! ってか、私は人間よ!!」
「うそをつくな! その動き、人間には真似できまい」
「魔法よ!! 強化魔法!!」
「ふっ、それこそ嘘だな。強化魔法ごときで人間がホウキで私の石を砕くことができるはずがないだろう?」
「それが出来るのが私よ!!」
ヘルゲンの言うことはもっともだ。強化魔法を使ったからといってホウキで直径3メートルの石を叩いて粉砕することなんてできない。また速度をもったそんな大きな石が連射されてくるのをいとも容易くホウキで叩き割ることもおかしい。ましてやヘルゲンの作り出した石は金属並みの硬度を持っている。
それがどうだ? 人間がホウキでストーンを砕く? 異常だ。その認識が普通。それが常識。だが、彼女の強化魔法は常識では測れない領域にあった。
ヘルゲンの攻撃が止む。彼女の周囲はストーンを砕いた破片や粉で砂煙となり、視界がほぼ見えなくなっていた。
そんな中、彼女はあることに気づいてしまった──。
──ワンピースを着た今、足を開いて空を飛んでいる。……ってことは。
──下から丸見えじゃない!!
と、思った彼女は赤面しながら両膝を内股にし、左手で前を抑え、右手でホウキを持ったまま後ろを抑えて素早くしゃがみ込む。
すると彼女の頭の上で何かが通り過ぎた音がした。って、あれ? 今、この砂煙で下からも見えないんじゃない? 私から下どころか前も見えないし……。あー、焦った焦ったぁー。
彼女は立ち上がり(空中だから足を伸ばし?)、ホウキを横一閃に振るい、その風圧で目の前の砂煙を散らして敵を見つける。
もちろん、彼女の下の砂煙は散らさないよう加減しているから下からは見えてない。……と彼女は思っている。
「みぃーつけた」
「化物め……」
「いや、だから化物じゃないって言ってるでしょーが!!」
──
『白い化物』は情報以上の化物だということか。
ヘルゲンは攻撃を止めてサングラス越しに砂煙の中の敵を目で捕捉し、出方を窺う。
ちなみにヘルゲンのサングラスはただのサングラスではない。地形感知・熱源感知・魔力感知・モーション感知等がふんだんに搭載されており、視界不良の中でも敵の位置・動き・ポーズも正確に見え、地形さえ把握できる代物である。
当然、サングラス本来の太陽等の強い光をある程度遮断してくれて目に粉塵等が入りにくくなっている性能は健在だ。
ふむ、そこから動く様子はない……。これは誘われていると視るべきか、こちらの策が上手くいっていると視るべきか。いや、これは考えても仕方がない。なら、こちらからうって出る!
ヘルゲンは拳大の大きさのストーンを4つ作りその場で固定し、そしてヘルゲンが化物の後ろに回り込み、両手に持った剣を大きく振りかぶった後に間隔をズラしてストーンを発射する。
まずは両膝を狙って2つ発射! 次に両肘に2つ!! そして私がやつの頭を切り裂く!!!
──なん……だと!?
避けただと!? バカな。あり得ん!! やつは私の姿を捉えていなかったはずだ。それが一体どうして避けられた? まずい、状況がわからん。いったん距離を置かなければ。
ヘルゲンは化物から一定の距離を離れた時、ヘルゲンの身に強烈な風圧が掛かる。そしてヘルゲンは気付いた。何が起こったのかを……いや、化物が何をしたのかを。
武の達人は気の流れや空気の流れ、気配・殺気というものを肌で感じとって目を瞑っていても攻撃を避けられる。……と聞いたことがある。で、あれば武とは一切関係ない魔法使いである目の前の化物は?
『エアダストフィールド』……それは家の掃除をする際、魔法使いなら誰でも使う生活魔法である。空気中の埃が服に付かないよう自身の周りに空気の壁を作るだけの魔法。埃より重いものは服に付くし汚れも付く。
もっとも彼女の場合、ストーンを砕いた時に発生する砂煙や破片が服に付かないようにするためなのだがヘルゲンはそうは考えていなかった。
エアダストフィールドで自身の周りに空気の壁を作り、その空気の揺らぎを感じとって攻撃を避けた。ということであり、それはつまり、やつは魔法使いでありながら武の達人の真似事をしたということに他ならない。なんという……。
「みぃーつけた」
やつと目があった私は思わず何度も口にしていることを再度、口に出してしまう。いや、目の前の“これ”に今の動きをされたら思わず言ってしまうのは道理。
「化物め……」
「いや、だから化物じゃないって言ってるでしょーが!!」
まだ言うか!! 化物め!!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
☆ほしい
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる