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世界情勢
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20XX年
アメリカと中国で戦争が起きた。
戦争が起きる前までの世界情勢として、1972年にリチャード・ニクソン大統領が中国共産党との関係正常化に働いてから状況は悪化の一途を辿った。
中国は習近平が2013年に国家主席に就任して、積極的な権威主義的な政治を取るようになった。香港に対して、香港国家安全維持法の制定、また、新疆ウイグル自治区でのイスラム教徒少数派の弾圧によって、当時、まだ世界の警察を続けていたアメリカにより制裁措置が発動された。これにより両国の関係の悪化は加速した。
アメリカではトランプ政権へと移ると、中国との関係悪化は猛スピードで加速した。
中国政府と、アメリカのトランプ政権の「アメリカ・ファースト」の自国第一主義との衝突は、冷戦時代を思わせた。アメリカは中国の指導者層について、世界の覇権を求める暴君だと非難。米中の対決は、自由と圧政の間の、生存をかけた戦いだと言われた。
中国政府は、トランプ政権の目的が、中国が経済力でアメリカに追いつくのを防ぐことだと考えている。
アメリカでは、トランプ大統領からバイデン大統領変わったが、中国に対する対応はこれまで通り変わらず、それまで以上の圧力をかけるようになった。
このような圧力をかけるアメリカはこう考えていた。
『中国が軍事、経済、テクノロジー分野で勢力を拡大したことでアメリカはこれまでのようにビジネスができない。しかし、それでも私たちはビジネスを続けなくてはならない。』
アメリカは中国に対する圧力を弱めることはしなかった。また、中国も同様にアメリカに対して牽制するような行動を取るようになった。
直接衝突が発生しそうになったのは、戦争となる2年前のこと。中国、習近平国家主席が歳を重ね、そろそろ政権の交代を視野に入れないといけなくなった。これにより中国の中国統一を強行的に行った。これが世に言う『台湾侵攻』だ。中国が少数ではあるが本格的に台湾に向けて軍を侵攻した。台湾はこれに対抗。台湾の独自の軍隊により対峙する。
この時、当時アメリカ大統領だったエレン・バウダー大統領により台湾に向け軍を派遣した。そして、日本は台湾に関しては国として認めておらず、どっちつかずの立場を決めていたため、アメリカと共同して自衛隊を派遣することはなかった。
この小規模の戦争は、アメリカと中国の睨み合いでことなきを得た。
この事件により、台湾が『世界の火薬庫』となった。
それから2年後、再度、中国が台湾に向け軍を動かした。『第2次台湾侵攻』である。これにより、台湾の軍隊だけでは爺間稼ぎをすることもできず速やかに占領されてしまう。
アメリカは、台湾侵攻が始まってすぐには動かなかった。『第1次台湾侵攻』の時はすぐに軍を出したため戦争となることはなかった。アメリカはこれを機に中国と決着をつける積もりでいた。そして、1日遅れでアメリカは台湾近郊の海に艦隊を展開した。これにより中国の太平洋進出は止められたが、中国は止まらなかった。
中国は、台湾占領したのち、尖閣諸島およびベトナム、フィリピンに向け進撃した。これを機に北朝鮮と韓国は停戦をやめ、戦争を開始。本格的な世界大戦が始まった。これを『第3次世界大戦』と呼ぶ。
ここからは日本の話をしよう。
日本は中国の台湾侵攻が始まると同時に尖閣諸島、沖縄に自衛隊を派遣、速やかに戦闘展開を始めた。尖閣諸島周辺に潜水艦を24時間体制で配置、艦隊の出撃、航空優勢を獲得するために24時間体制で哨戒機の配置、西方の陸上自衛隊による尖閣諸島の要塞化が速やかに進められた。しかし、中国の人海戦術には歯が立たなかった。圧倒的火力、圧倒的物量はどれだけ良い作戦を建てたとしても呆気なく踏み躙られた。安全保障から、アメリカを頼ったが、アメリカも中国の太平洋進出に向けた対策を取らないといけないため、尖閣諸島への派遣はなかった。これにより、日本は尖閣諸島を放棄。沖縄まで戦線を下げた。第2次世界大戦から考えられていた『捷2号作戦』の始まりだった。
日本は地理的に最悪だった。南は巨大な中国に、西からは北朝鮮、北からは南下作戦をするであろうと考えられるロシア。四方八方塞がりだった。
戦争が始まって、半月で前線は崩壊した。圧倒的に兵士の数が足りないのと。敵国との兵器の質が圧倒的に劣っていたことが原因だった。日本はさらに沖縄から前線を下げ、九州にて防御陣地を構築。本格的な本土決戦が始まった。
南方で本土決戦が始まると同時に、北の北方領土からロシアが侵攻を始めた。この時、初めてアメリカからの派遣隊が到着、それぞれ南と北に2個師団づつ派遣にした。
日本は、絶体絶命の状況に陥った。
世界は赤国と青国に分かれて大戦が始まった。
赤は、中国、北朝鮮、ロシア。
青は、アメリカ、オーストラリア、インド、韓国、日本。
これは、『第3次世界大戦』だ。
アメリカと中国で戦争が起きた。
戦争が起きる前までの世界情勢として、1972年にリチャード・ニクソン大統領が中国共産党との関係正常化に働いてから状況は悪化の一途を辿った。
中国は習近平が2013年に国家主席に就任して、積極的な権威主義的な政治を取るようになった。香港に対して、香港国家安全維持法の制定、また、新疆ウイグル自治区でのイスラム教徒少数派の弾圧によって、当時、まだ世界の警察を続けていたアメリカにより制裁措置が発動された。これにより両国の関係の悪化は加速した。
アメリカではトランプ政権へと移ると、中国との関係悪化は猛スピードで加速した。
中国政府と、アメリカのトランプ政権の「アメリカ・ファースト」の自国第一主義との衝突は、冷戦時代を思わせた。アメリカは中国の指導者層について、世界の覇権を求める暴君だと非難。米中の対決は、自由と圧政の間の、生存をかけた戦いだと言われた。
中国政府は、トランプ政権の目的が、中国が経済力でアメリカに追いつくのを防ぐことだと考えている。
アメリカでは、トランプ大統領からバイデン大統領変わったが、中国に対する対応はこれまで通り変わらず、それまで以上の圧力をかけるようになった。
このような圧力をかけるアメリカはこう考えていた。
『中国が軍事、経済、テクノロジー分野で勢力を拡大したことでアメリカはこれまでのようにビジネスができない。しかし、それでも私たちはビジネスを続けなくてはならない。』
アメリカは中国に対する圧力を弱めることはしなかった。また、中国も同様にアメリカに対して牽制するような行動を取るようになった。
直接衝突が発生しそうになったのは、戦争となる2年前のこと。中国、習近平国家主席が歳を重ね、そろそろ政権の交代を視野に入れないといけなくなった。これにより中国の中国統一を強行的に行った。これが世に言う『台湾侵攻』だ。中国が少数ではあるが本格的に台湾に向けて軍を侵攻した。台湾はこれに対抗。台湾の独自の軍隊により対峙する。
この時、当時アメリカ大統領だったエレン・バウダー大統領により台湾に向け軍を派遣した。そして、日本は台湾に関しては国として認めておらず、どっちつかずの立場を決めていたため、アメリカと共同して自衛隊を派遣することはなかった。
この小規模の戦争は、アメリカと中国の睨み合いでことなきを得た。
この事件により、台湾が『世界の火薬庫』となった。
それから2年後、再度、中国が台湾に向け軍を動かした。『第2次台湾侵攻』である。これにより、台湾の軍隊だけでは爺間稼ぎをすることもできず速やかに占領されてしまう。
アメリカは、台湾侵攻が始まってすぐには動かなかった。『第1次台湾侵攻』の時はすぐに軍を出したため戦争となることはなかった。アメリカはこれを機に中国と決着をつける積もりでいた。そして、1日遅れでアメリカは台湾近郊の海に艦隊を展開した。これにより中国の太平洋進出は止められたが、中国は止まらなかった。
中国は、台湾占領したのち、尖閣諸島およびベトナム、フィリピンに向け進撃した。これを機に北朝鮮と韓国は停戦をやめ、戦争を開始。本格的な世界大戦が始まった。これを『第3次世界大戦』と呼ぶ。
ここからは日本の話をしよう。
日本は中国の台湾侵攻が始まると同時に尖閣諸島、沖縄に自衛隊を派遣、速やかに戦闘展開を始めた。尖閣諸島周辺に潜水艦を24時間体制で配置、艦隊の出撃、航空優勢を獲得するために24時間体制で哨戒機の配置、西方の陸上自衛隊による尖閣諸島の要塞化が速やかに進められた。しかし、中国の人海戦術には歯が立たなかった。圧倒的火力、圧倒的物量はどれだけ良い作戦を建てたとしても呆気なく踏み躙られた。安全保障から、アメリカを頼ったが、アメリカも中国の太平洋進出に向けた対策を取らないといけないため、尖閣諸島への派遣はなかった。これにより、日本は尖閣諸島を放棄。沖縄まで戦線を下げた。第2次世界大戦から考えられていた『捷2号作戦』の始まりだった。
日本は地理的に最悪だった。南は巨大な中国に、西からは北朝鮮、北からは南下作戦をするであろうと考えられるロシア。四方八方塞がりだった。
戦争が始まって、半月で前線は崩壊した。圧倒的に兵士の数が足りないのと。敵国との兵器の質が圧倒的に劣っていたことが原因だった。日本はさらに沖縄から前線を下げ、九州にて防御陣地を構築。本格的な本土決戦が始まった。
南方で本土決戦が始まると同時に、北の北方領土からロシアが侵攻を始めた。この時、初めてアメリカからの派遣隊が到着、それぞれ南と北に2個師団づつ派遣にした。
日本は、絶体絶命の状況に陥った。
世界は赤国と青国に分かれて大戦が始まった。
赤は、中国、北朝鮮、ロシア。
青は、アメリカ、オーストラリア、インド、韓国、日本。
これは、『第3次世界大戦』だ。
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