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直樹の章
ちょっとでも近づけたかな
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「早く来すぎたな。誰もいねー」
男共も集まった。春子達はやっぱりギリギリに到着した。
「おせーぞ。これだから女はよー」
また、憎まれ口叩いちゃった…
「だったらあんた達だけで行ったら?女の子は時間がかかるのよ。それに時間には間に合っているけど?ねー、春子」
「う、うん」
春子、浴衣なんだ…思ったより…可愛い…
「おっ、春子浴衣じゃん…まぁ馬子にも衣装だな」
「何よ!馬子って!これでも一生懸命着付けも髪もセットしたんだからね!バカ直樹!」
「ごめんて、怒るなよー」
里美がニヤニヤしながら
「あんた達二人仲いいわねー」
「仲良くない!」
「仲良くねー!」
あっ、揃った…
全く、あいつはどこ行ったんだ?だからあれほど離れるなよって言ったんだ。
皆にはトイレに行くと言って春子を探した。春子がいなくなってこんなにも俺焦るんだ。やっぱり俺、春子が好きだ。
見つけた!良かった。見つからなかったら俺…
「おい、マヌケ。何やってるだよ」
裏腹な言葉が出てしまった。
「気がついたらお前がいないからよ。ほら、行くぞ」
「あ、ありがと……」
「は?何だって?周りがうるさくて聞こえねーよ」
ほんとは聞こえてた。だけど素直になるのは恥ずかしいよな。
「何でもありません!」
周りが振り向くくらいの大声で言われた。そんなに怒らなくても。
「なんだこいつばかでかい声出して俺も恥ずかしいだろ。ほら手離すんじゃねーぞ!もう探してやんねーからな」
咄嗟に手を握っていた。
春子と手を繋ぐという行為だけで胸の高鳴りがやまない。
これ傍から見ると恋人同士みたいだよな…
春子の手、思てったより柔らかかった。
春子、ちょっと歩き方がおかしい。怪我でもしてるのかな。
「ほらここに座れよ」
少し歩いた先のベンチへと誘導した。
「へ?」
「そ、その足痛いんだろ?」
「いや、そのうん…」
座ったものの間が持たない。
「えっと…出店で何か買ってきてやるから待ってろ」
「う、うん」
男共も集まった。春子達はやっぱりギリギリに到着した。
「おせーぞ。これだから女はよー」
また、憎まれ口叩いちゃった…
「だったらあんた達だけで行ったら?女の子は時間がかかるのよ。それに時間には間に合っているけど?ねー、春子」
「う、うん」
春子、浴衣なんだ…思ったより…可愛い…
「おっ、春子浴衣じゃん…まぁ馬子にも衣装だな」
「何よ!馬子って!これでも一生懸命着付けも髪もセットしたんだからね!バカ直樹!」
「ごめんて、怒るなよー」
里美がニヤニヤしながら
「あんた達二人仲いいわねー」
「仲良くない!」
「仲良くねー!」
あっ、揃った…
全く、あいつはどこ行ったんだ?だからあれほど離れるなよって言ったんだ。
皆にはトイレに行くと言って春子を探した。春子がいなくなってこんなにも俺焦るんだ。やっぱり俺、春子が好きだ。
見つけた!良かった。見つからなかったら俺…
「おい、マヌケ。何やってるだよ」
裏腹な言葉が出てしまった。
「気がついたらお前がいないからよ。ほら、行くぞ」
「あ、ありがと……」
「は?何だって?周りがうるさくて聞こえねーよ」
ほんとは聞こえてた。だけど素直になるのは恥ずかしいよな。
「何でもありません!」
周りが振り向くくらいの大声で言われた。そんなに怒らなくても。
「なんだこいつばかでかい声出して俺も恥ずかしいだろ。ほら手離すんじゃねーぞ!もう探してやんねーからな」
咄嗟に手を握っていた。
春子と手を繋ぐという行為だけで胸の高鳴りがやまない。
これ傍から見ると恋人同士みたいだよな…
春子の手、思てったより柔らかかった。
春子、ちょっと歩き方がおかしい。怪我でもしてるのかな。
「ほらここに座れよ」
少し歩いた先のベンチへと誘導した。
「へ?」
「そ、その足痛いんだろ?」
「いや、そのうん…」
座ったものの間が持たない。
「えっと…出店で何か買ってきてやるから待ってろ」
「う、うん」
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