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ある青年の叫び
しおりを挟むなあ、いい加減にしてくれ!!!!
これはーー……
俺の人生だ!!!!
両親から生を授かって、はやくも20年が経とうとしている。
家族には、感謝しきれない。今まで俺を育ててくれたことーー……とても有り難かったし、恵まれた家庭環境だったと思う。
お金のことで悩んだことも、虐待されることも無かった。優しい両親と優秀な姉、可愛い妹に囲まれてーーーー…………俺は、19年間……幸せだった。
だからこそ、ある人達から見れば俺は異端者なのだろう。
一種のコミュニケーション障害とでも言えるのだろうか……?
俺は、そんな理想的な家庭環境に生まれたとは思えないような人間だった。
まるで、人と接することを嫌悪するかのように毎日ーー……俺は……本を読んでいた。
読書家の父親を持つから、はじめのほうは微笑ましい光景だったはずだ。
あくまでもはじめはーーーー…………
歳をとるに連れて……人気者の姉や仲間の多い妹と俺との間の異物が浮き彫りになってきた。
ああ、なんの因果だろうか……
世界史で異端者が火刑に処されたようにーーーー…………
俺は……多数者によって排除されるのだ。
……俺が異端者であったーーーー…………という、たったそれだけの理由で。
今日も、俺は……殺されるのだ。
ああ、なんと重い足取りであろうか……?
断頭台へと向かう道程は、数多の罪なき者の血で真紅に染まっているというのにーーーー…………
誰も、我らを助けようとはしないのだ。
それを最期の台詞としてーー……
青年はーーーー…………
断頭台を深紅に染めたーーーー…………
……後に人々は、こう語る
『彼こそが、賢王に相応しき……賢者であった』
とーーーー…………
彼の死を境にして……
その国には、
抗う者達があらわれた。
その国がどうなったのかーーーー…………
青年が終ぞ、知ることはーー……
ーーーー…………なかった
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