9 / 206
第一部 第一章 救国の英雄と記憶喪失の詠唱士(コラール)
第六話 うーちゃん事件
しおりを挟む
時はほんの少し遡って、食堂に来る前の事だ。
シャノンの様子を見に部屋へ向かったのだが、部屋をノックして出てきたのは困り果てた侍女であった。
黒のワンピースに白のエプロンを身につけ、飴色の髪をきっちりとおだんごでまとめた侍女は、起きる様子のない主人に手を焼いている様だった。
彼女はカトレア、シャノンとシェリル付きの侍女で、年齢はルーカスより二つ上、双子の姉妹が七歳の時から側に付き添っている。
「ルーカス様、シェリルお嬢様。申し訳ありません、シャノンお嬢様はまだお休み中です。
本日は大事な約束があるから早めに起こして欲しい、とお願いされましたので何度かお声がけしたのですが……全く起きる気配がないのでどうしたものかと」
「ありがとう、カトレア。あとは私とお兄様で何とかしてみるわ。お姉様が起きた時のために身支度の準備をお願いできる?」
「かしこまりました。それでは一度失礼致します」
カトレアは二人に会釈すると、準備のために一旦部屋を後にした。
シェリルが部屋の扉を開け、ルーカスはその後に続いて入室する。
シャノンの部屋は女の子らしく、赤やピンク等の暖色系のパステルカラーで彩られていた。
部屋の広さは客室より少し広めだが、間取りは似た様な設計だ。
正面はテラスへ続く大きな窓。
ベッドが置かれ、右手に身支度のためのドレッサーと、ドレスルームへ続く扉。
寛ぎのスペースとして、冬用の暖房の前にテーブルとソファが配置されている。
部屋の各所に収納のための棚と、観賞用の調度品。
公爵邸の個人部屋の間取りは細部に違いがあるものの、大体はこの様な形であった。
シャノンは——ピンクの布地と白いレースカーテン付きの、装飾にフリルとレースがふんだんにあしらわれた天蓋付きのベッドでぐっすりと眠っている。
「お姉様、朝ですよ。起きてください」
「んー……」
「もう! お兄様と一緒に出勤するのでしょう?」
「……うー……あと、ちょっと……」
シェリルが声を強めて、ベッドの上に眠るシャノンの肩を掴んで揺らすが、シャノンは顔を顰めもぞもぞと動くだけで、起きる気配が感じられなかった。
ルーカスもシャノンを起こすためベッドへ近付いた。
すると足元に白いうさぎのぬいぐるみが転がっているのが目に入り、屈んでひょいと拾い上げる。
大きさは片腕で抱えられるくらい。
左耳に赤とオレンジ色のリボン、ピンクのレース生地のワンピースを着せられており、くるっとした黒い目がとても愛くるしいぬいぐるみだ。
かつてルーカスが妹の誕生日にプレゼントした品である。
因みにシェリルにも同様のぬいぐるみを贈っており、そちらは右耳に赤とピンクのリボンが巻かれている。
手入れが行き届き綺麗な状態で、いまも大切にしてくれているのかと懐かしさを感じながら腕に抱えた。
目覚める様子がなくため息をこぼすシェリルに代わり、ルーカスはベッドの横に少し屈むとシャノンを覗き込んで声を掛ける。
「シャノン、シャノン」
「んん……あと、ごふん……」
「ほら、朝だぞ」
「……うー……うーちゃん?」
目頭を擦り気怠そうに、シャノンの瞼がゆるゆると開く。
すると、ルーカスの抱えたうさぎのぬいぐるみが視界の端に映ったのだろう。
シャノンはぬいぐるみの名前を呟いて開ききらない瞼のまま、うつらうつらとした状態で起き上がる。
そして——突如ルーカスに抱きついた。
「お、お姉様!」
「うーちゃん……」
完全に寝惚けている。
ルーカスをぬいぐると勘違いして抱きしめ、頬擦りしてきた。
「……まったく、俺はぬいぐるみじゃないぞ」
ルーカスはぬいぐるみをベッドへ置くと、抱きついてきたシャノンの背と足に手を回し勢いよく抱き上げた。
シャノンは体が宙に浮き、体勢が変わった事に驚いたのだろう。
パチッと目を開けた。
「きゃ! な、なに?! うーちゃん?!」
「うーちゃんはシャノンを抱き抱えられないと思うぞ?」
口角を上げ、ルーカスは悪戯に微笑む。
シャノンは二度、三度、瞬きした後、目を見開いてまじまじとうーちゃん——否、ルーカスの顔を凝視した。
「え! うそっ、お、お兄様!?」
「おはよう、寝ぼけ姫」
「———!!!?」
シャノンは一気に顔を赤くして、声にならない悲鳴を上げていた。
いつも寝る時にぬいぐるみを抱き枕にしていた記憶があるので、間違えたのだろう、とルーカスは察した。
「うう……あり得ない……! お兄様にこんな……恥ずかしすぎる」
真っ赤になった顔を、シャノンは必死に両手で隠していた。
ぷしゅーと言う効果音が聞こえてきそうだ。
そんな様子が可愛いらしくも可笑しくて。
「くっくく……ははは!」
堪え切れず、吹き出して笑ってしまった。
横でやりとりを見ていたシェリルも、肩を震わせ笑いを堪えている。
が、そう長くは持たないだろう。
後にこの出来事は『うーちゃん事件』として語り継がれる事になるのだが、それはまた別のお話。
——と、そんなやり取りがあり、何とか目を覚ましたシャノンはカトレアに身支度を手伝いてもらい現在に至るのだ。
「一生の不覚だわ……」
「これに懲りたならちゃんと起きてね、お姉様。起こす方も大変なんだから」
「……ベッドが心地良すぎるのがいけないのよ」
「なるほど、ベッドのせいと。ならいっそ寝心地の悪い粗野な物に替えるか、地べたで寝るのはどうかしら?」
「シェリルの意地悪!」
「起きないお姉様が悪いんです!」
喧嘩するほど仲が良いとはよく言ったものだ。
双子の姉妹は口喧嘩を繰り広げ、ルーカスはその様子を微笑ましく見つめていた。
そうこうしているうちに、出来上がった料理が運ばれて来る。
バゲットにバターロールとクロワッサン等の焼きたてのパン。
新鮮な野菜をふんだんに使った色取りの良いサラダ。
オレンジの色味がある黄色の、形の良いオムライス。
赤い野菜とベーコンを煮込んだミネストローネ。
焼いたベーコンやハム、バターでじっくり炒めた鶏肉。
その他、バターやジャムに蜂蜜、付け合わせの副菜やおかずが所狭しと食卓に並んだ。
「二人とも喧嘩はそこまで。冷めないうちに頂こう」
「はい」
「はーい」
三人は握った拳を胸に当て、目を閉じる。
「日々の恵みに感謝を」
ルーカスに続いてシャノンとシェリルも「感謝を」と言葉を続ける。
エターク王国やその他の地域でも幅広く使われている食事の際の挨拶だ。
その起源は恵みをもたらす世界樹と、創造の女神に捧げる祈りが由来であると言われている。
挨拶を終えると各々料理を手に取り、時折会話を交えながら、朝の食卓の時間は賑やかに進んで行った。
シャノンの様子を見に部屋へ向かったのだが、部屋をノックして出てきたのは困り果てた侍女であった。
黒のワンピースに白のエプロンを身につけ、飴色の髪をきっちりとおだんごでまとめた侍女は、起きる様子のない主人に手を焼いている様だった。
彼女はカトレア、シャノンとシェリル付きの侍女で、年齢はルーカスより二つ上、双子の姉妹が七歳の時から側に付き添っている。
「ルーカス様、シェリルお嬢様。申し訳ありません、シャノンお嬢様はまだお休み中です。
本日は大事な約束があるから早めに起こして欲しい、とお願いされましたので何度かお声がけしたのですが……全く起きる気配がないのでどうしたものかと」
「ありがとう、カトレア。あとは私とお兄様で何とかしてみるわ。お姉様が起きた時のために身支度の準備をお願いできる?」
「かしこまりました。それでは一度失礼致します」
カトレアは二人に会釈すると、準備のために一旦部屋を後にした。
シェリルが部屋の扉を開け、ルーカスはその後に続いて入室する。
シャノンの部屋は女の子らしく、赤やピンク等の暖色系のパステルカラーで彩られていた。
部屋の広さは客室より少し広めだが、間取りは似た様な設計だ。
正面はテラスへ続く大きな窓。
ベッドが置かれ、右手に身支度のためのドレッサーと、ドレスルームへ続く扉。
寛ぎのスペースとして、冬用の暖房の前にテーブルとソファが配置されている。
部屋の各所に収納のための棚と、観賞用の調度品。
公爵邸の個人部屋の間取りは細部に違いがあるものの、大体はこの様な形であった。
シャノンは——ピンクの布地と白いレースカーテン付きの、装飾にフリルとレースがふんだんにあしらわれた天蓋付きのベッドでぐっすりと眠っている。
「お姉様、朝ですよ。起きてください」
「んー……」
「もう! お兄様と一緒に出勤するのでしょう?」
「……うー……あと、ちょっと……」
シェリルが声を強めて、ベッドの上に眠るシャノンの肩を掴んで揺らすが、シャノンは顔を顰めもぞもぞと動くだけで、起きる気配が感じられなかった。
ルーカスもシャノンを起こすためベッドへ近付いた。
すると足元に白いうさぎのぬいぐるみが転がっているのが目に入り、屈んでひょいと拾い上げる。
大きさは片腕で抱えられるくらい。
左耳に赤とオレンジ色のリボン、ピンクのレース生地のワンピースを着せられており、くるっとした黒い目がとても愛くるしいぬいぐるみだ。
かつてルーカスが妹の誕生日にプレゼントした品である。
因みにシェリルにも同様のぬいぐるみを贈っており、そちらは右耳に赤とピンクのリボンが巻かれている。
手入れが行き届き綺麗な状態で、いまも大切にしてくれているのかと懐かしさを感じながら腕に抱えた。
目覚める様子がなくため息をこぼすシェリルに代わり、ルーカスはベッドの横に少し屈むとシャノンを覗き込んで声を掛ける。
「シャノン、シャノン」
「んん……あと、ごふん……」
「ほら、朝だぞ」
「……うー……うーちゃん?」
目頭を擦り気怠そうに、シャノンの瞼がゆるゆると開く。
すると、ルーカスの抱えたうさぎのぬいぐるみが視界の端に映ったのだろう。
シャノンはぬいぐるみの名前を呟いて開ききらない瞼のまま、うつらうつらとした状態で起き上がる。
そして——突如ルーカスに抱きついた。
「お、お姉様!」
「うーちゃん……」
完全に寝惚けている。
ルーカスをぬいぐると勘違いして抱きしめ、頬擦りしてきた。
「……まったく、俺はぬいぐるみじゃないぞ」
ルーカスはぬいぐるみをベッドへ置くと、抱きついてきたシャノンの背と足に手を回し勢いよく抱き上げた。
シャノンは体が宙に浮き、体勢が変わった事に驚いたのだろう。
パチッと目を開けた。
「きゃ! な、なに?! うーちゃん?!」
「うーちゃんはシャノンを抱き抱えられないと思うぞ?」
口角を上げ、ルーカスは悪戯に微笑む。
シャノンは二度、三度、瞬きした後、目を見開いてまじまじとうーちゃん——否、ルーカスの顔を凝視した。
「え! うそっ、お、お兄様!?」
「おはよう、寝ぼけ姫」
「———!!!?」
シャノンは一気に顔を赤くして、声にならない悲鳴を上げていた。
いつも寝る時にぬいぐるみを抱き枕にしていた記憶があるので、間違えたのだろう、とルーカスは察した。
「うう……あり得ない……! お兄様にこんな……恥ずかしすぎる」
真っ赤になった顔を、シャノンは必死に両手で隠していた。
ぷしゅーと言う効果音が聞こえてきそうだ。
そんな様子が可愛いらしくも可笑しくて。
「くっくく……ははは!」
堪え切れず、吹き出して笑ってしまった。
横でやりとりを見ていたシェリルも、肩を震わせ笑いを堪えている。
が、そう長くは持たないだろう。
後にこの出来事は『うーちゃん事件』として語り継がれる事になるのだが、それはまた別のお話。
——と、そんなやり取りがあり、何とか目を覚ましたシャノンはカトレアに身支度を手伝いてもらい現在に至るのだ。
「一生の不覚だわ……」
「これに懲りたならちゃんと起きてね、お姉様。起こす方も大変なんだから」
「……ベッドが心地良すぎるのがいけないのよ」
「なるほど、ベッドのせいと。ならいっそ寝心地の悪い粗野な物に替えるか、地べたで寝るのはどうかしら?」
「シェリルの意地悪!」
「起きないお姉様が悪いんです!」
喧嘩するほど仲が良いとはよく言ったものだ。
双子の姉妹は口喧嘩を繰り広げ、ルーカスはその様子を微笑ましく見つめていた。
そうこうしているうちに、出来上がった料理が運ばれて来る。
バゲットにバターロールとクロワッサン等の焼きたてのパン。
新鮮な野菜をふんだんに使った色取りの良いサラダ。
オレンジの色味がある黄色の、形の良いオムライス。
赤い野菜とベーコンを煮込んだミネストローネ。
焼いたベーコンやハム、バターでじっくり炒めた鶏肉。
その他、バターやジャムに蜂蜜、付け合わせの副菜やおかずが所狭しと食卓に並んだ。
「二人とも喧嘩はそこまで。冷めないうちに頂こう」
「はい」
「はーい」
三人は握った拳を胸に当て、目を閉じる。
「日々の恵みに感謝を」
ルーカスに続いてシャノンとシェリルも「感謝を」と言葉を続ける。
エターク王国やその他の地域でも幅広く使われている食事の際の挨拶だ。
その起源は恵みをもたらす世界樹と、創造の女神に捧げる祈りが由来であると言われている。
挨拶を終えると各々料理を手に取り、時折会話を交えながら、朝の食卓の時間は賑やかに進んで行った。
0
あなたにおすすめの小説
捨てられた前世【大賢者】の少年、魔物を食べて世界最強に、そして日本へ
月城 友麻
ファンタジー
辺境伯の三男坊として転生した大賢者は、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、魔物を食べて生き残る。
こうして大賢者は魔物の力を次々と獲得しながら強くなり、最後には暗黒の森の王者、暗黒龍に挑み、手下に従えることに成功した。しかし、この暗黒龍、人化すると人懐っこい銀髪の少女になる。そして、ポーチから出したのはなんとiPhone。明かされる世界の真実に大賢者もビックリ。
そして、ある日、生まれ故郷がスタンピードに襲われる。大賢者は自分を捨てた父に引導を渡し、街の英雄として凱旋を果たすが、それは物語の始まりに過ぎなかった。
太陽系最果ての地で壮絶な戦闘を超え、愛する人を救うために目指したのはなんと日本。
テンプレを超えた壮大なファンタジーが今、始まる。
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
〈完結〉βの兎獣人はαの王子に食べられる
ごろごろみかん。
恋愛
α、Ω、βの第二性別が存在する獣人の国、フワロー。
「運命の番が現れたから」
その一言で二年付き合ったαの恋人に手酷く振られたβの兎獣人、ティナディア。
傷心から酒を飲み、酔っ払ったティナはその夜、美しいαの狐獣人の青年と一夜の関係を持ってしまう。
夜の記憶は一切ないが、とにかくαの男性はもうこりごり!と彼女は文字どおり脱兎のごとく、彼から逃げ出した。
しかし、彼はそんなティナに向かってにっこり笑って言ったのだ。
「可愛い兎の娘さんが、ヤリ捨てなんて、しないよね?」
*狡猾な狐(α)と大切な記憶を失っている兎(β)の、過去の約束を巡るお話
*オメガバース設定ですが、独自の解釈があります
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
誰からも食べられずに捨てられたおからクッキーは異世界転生して肥満令嬢を幸福へ導く!
ariya
ファンタジー
誰にも食べられずゴミ箱に捨てられた「おからクッキー」は、異世界で150kgの絶望令嬢・ロザリンドと出会う。
転生チートを武器に、88kgの減量を導く!
婚約破棄され「豚令嬢」と罵られたロザリンドは、
クッキーの叱咤と分裂で空腹を乗り越え、
薔薇のように美しく咲き変わる。
舞踏会での王太子へのスカッとする一撃、
父との涙の再会、
そして最後の別れ――
「僕を食べてくれて、ありがとう」
捨てられた一枚が紡いだ、奇跡のダイエット革命!
※カクヨム・小説家になろうでも同時掲載中
※表紙イラストはAIに作成していただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる