177 / 206
第一部・完結記念 伏線・意味注釈 ネタバレ語り
≪第一章~第二章≫
しおりを挟む
章のタイトル通りです。
序盤からのあれこれ、ストーリーラインに沿って、ネタバレ全開でぐわっと語って行きます!!
抜けてたりここに書いてなくて気になる描写があれば、質問も受け付けてます……!
ずっと語りたくてうずうずしてました。
コミカルに語っている部分もあるので、本編の雰囲気とは違った印象も時折受けるかもです。
★作品のテーマ
「愛」
「歌」
「絶望(試練)と希望」
「何を救う為に何を犠牲にするのか」
というテーマを書き初めに決めていました。
「何を救う為、何を犠牲にするのか」については、ルーカス、イリア、ノエル、三人の対比を描いています。
ノエルは姉の為、世界中の人間を犠牲にする事を選び。
イリアは世界を救う為、自らを犠牲にする事を選び。
ルーカスはイリアと世界どちらも救う道を選ぶ。
一部の終わり時点では失意の底にいるルーカスですが……大丈夫、このままで終わる男ではありません。
イリアも惹かれた〝心の強さ〟をバネに、絶望から立ち上がってくれるはずです。
★世界観/各地の名称
作者が大好きな某ゲームをリスペクトした世界観の仕上がりになってます。
セフィロト・クリフォトの樹がモチーフとして背景にあって、各地の名称は関連したものを引っ張っての命名が多いです。
エターク王国を例に挙げると、
Keter/ケテル→eterk/エターク
と、アナグラムになっています。
★第一章
・PROLOGUE、呪詛
イリアがノエルにプスッとされて呪詛を受けるシーン。
場所は一部の決戦の場、北の大神殿・神の神威です。
ノエルが術式改変の事で話があるとイリアを呼び出す。
イリアは応じ、ここでもノエルの説得を試みたけど失敗。
ノエルはイリアを守る為に呪詛を~といった流れ。
フェイヴァが不在の理由は、イリアにある人物の護衛を頼まれたからです。
これが誰であるのかは二部で明らかに。
さて、この呪詛ですが、イリアを殺す気満々のアインによって用意された〝アイフェの棘〟で穿たれたもの。
刺された者は必ず死ぬ。と言われる、アイフェの槍。一般的にはゲイ・ボルグの名称が有名ですね。
五部の締めくくりにアインが短剣を操ってましたが、これがそうです。
記憶を封じるだけじゃなく、あわよくば死に繋がるような仕掛けに。
第五部の終わりにも、ここで受けた呪詛が影響して嫌な仕事をしました。
・イリアの瞳の表現「勿忘草色」
勿忘草の花言葉はご存知でしょうか。
〝真実の愛〟〝私を忘れないで〟です。
第一部の締めをご覧になればおわかり頂けると思います。そういうことです。
最初からあの終わり方は決まっていました。
・第三話で登場した魔熊さん
アインが放ったものです。イリアを害するために。
ちょっと先のお話、不穏②でアインが女性と話してますが、〝首尾〟というのが「イリアを殺せたか?」という事だったり。
通信相手は、アインのお母様です。
・エターク王家の紅眼、魔獣の赤眼
これは作中でも示唆していますが、魔神の力の影響です。
色も重要なワードですね。
・女神の特徴とイリアの容姿
五章でシャノンも言ってますね。そっくり。
・目覚めたイリア、お腹の虫が鳴る
食いしん坊の片鱗その①。
安心したら彼女の本質が出て来たようです。
★第二章
・リエゾン編から登場した門
はい、これもアインの仕掛けです。
作中一の働き者ですからね。
各地の門の殆どがアイン、つまりは帝国が絡んでいます。
門の性質については、用語などで語ってるので省きます。
・ルーカスとの朝食、目を輝かせるイリア
食いしん坊の片鱗その②。
可愛いですよね、ハラペコリン。
・リシアが撫でた、イリアの腹部の〝痕〟
聖痕です。リシアは怪我を負って倒れているイリアを見つけた時に、傷痕=聖痕も目撃しています。
最初は気付かなかったリシアだけど、イリアの持つ力とオタク知識を照らし合わせて、彼女が旋律の戦姫と呼ばれる使徒である事に気付きました。
・この名に懸けて
へたれなのにこういう時に限って行動派。
こんだけ好きなのに、トラウマ払拭出来ずに六年間も想いを秘めてたとは。
何というか、凄いの一言ですね。
リライト版では剣も捧げました。
・不穏②のアイン
先にちょっと書いてしまったけど、アインは女神の使徒としてノエルに従いつつ、アインのお母様=皇后の指示を受け、魔神の信徒・アディシェス帝国の皇女ノーチェとしても動いています。
・悍ましい様相を呈した「独創的な料理」
料理音痴なイリアが生み出したオムライスの成れの果て。
コゲマコ君。
食べる事が好きな割に、料理は出来ない。
記憶が戻った完全体イリアを見てもらうとわかると思うのですが、細かい事を考えるよりも体が先に動くタイプなのですよ。
それが料理にも表れてます。
考えるべきところはちゃんと考えているけど、料理とかそういうのは「なんとかなるでしょ!」のノリです。
・イリアに語りかける声
これは記憶を無くす前の自分自身、あるいは太陽の神秘ですね。
・イリアの魔術の名称にある〝ディ〟
魔術の改名時に定めたルールです。
作中の魔術はフランス語をベースに、その他の言語も取り入れた造語になっているのですが、ディ=フランス語でdieu(ディユあるいはデュー)、神を意味する言葉から取ってます。
・闇に紛れるアインの能力
クリフォトとの門を繋ぐ空間魔術の応用ですね。
凡庸性高い。
序盤からのあれこれ、ストーリーラインに沿って、ネタバレ全開でぐわっと語って行きます!!
抜けてたりここに書いてなくて気になる描写があれば、質問も受け付けてます……!
ずっと語りたくてうずうずしてました。
コミカルに語っている部分もあるので、本編の雰囲気とは違った印象も時折受けるかもです。
★作品のテーマ
「愛」
「歌」
「絶望(試練)と希望」
「何を救う為に何を犠牲にするのか」
というテーマを書き初めに決めていました。
「何を救う為、何を犠牲にするのか」については、ルーカス、イリア、ノエル、三人の対比を描いています。
ノエルは姉の為、世界中の人間を犠牲にする事を選び。
イリアは世界を救う為、自らを犠牲にする事を選び。
ルーカスはイリアと世界どちらも救う道を選ぶ。
一部の終わり時点では失意の底にいるルーカスですが……大丈夫、このままで終わる男ではありません。
イリアも惹かれた〝心の強さ〟をバネに、絶望から立ち上がってくれるはずです。
★世界観/各地の名称
作者が大好きな某ゲームをリスペクトした世界観の仕上がりになってます。
セフィロト・クリフォトの樹がモチーフとして背景にあって、各地の名称は関連したものを引っ張っての命名が多いです。
エターク王国を例に挙げると、
Keter/ケテル→eterk/エターク
と、アナグラムになっています。
★第一章
・PROLOGUE、呪詛
イリアがノエルにプスッとされて呪詛を受けるシーン。
場所は一部の決戦の場、北の大神殿・神の神威です。
ノエルが術式改変の事で話があるとイリアを呼び出す。
イリアは応じ、ここでもノエルの説得を試みたけど失敗。
ノエルはイリアを守る為に呪詛を~といった流れ。
フェイヴァが不在の理由は、イリアにある人物の護衛を頼まれたからです。
これが誰であるのかは二部で明らかに。
さて、この呪詛ですが、イリアを殺す気満々のアインによって用意された〝アイフェの棘〟で穿たれたもの。
刺された者は必ず死ぬ。と言われる、アイフェの槍。一般的にはゲイ・ボルグの名称が有名ですね。
五部の締めくくりにアインが短剣を操ってましたが、これがそうです。
記憶を封じるだけじゃなく、あわよくば死に繋がるような仕掛けに。
第五部の終わりにも、ここで受けた呪詛が影響して嫌な仕事をしました。
・イリアの瞳の表現「勿忘草色」
勿忘草の花言葉はご存知でしょうか。
〝真実の愛〟〝私を忘れないで〟です。
第一部の締めをご覧になればおわかり頂けると思います。そういうことです。
最初からあの終わり方は決まっていました。
・第三話で登場した魔熊さん
アインが放ったものです。イリアを害するために。
ちょっと先のお話、不穏②でアインが女性と話してますが、〝首尾〟というのが「イリアを殺せたか?」という事だったり。
通信相手は、アインのお母様です。
・エターク王家の紅眼、魔獣の赤眼
これは作中でも示唆していますが、魔神の力の影響です。
色も重要なワードですね。
・女神の特徴とイリアの容姿
五章でシャノンも言ってますね。そっくり。
・目覚めたイリア、お腹の虫が鳴る
食いしん坊の片鱗その①。
安心したら彼女の本質が出て来たようです。
★第二章
・リエゾン編から登場した門
はい、これもアインの仕掛けです。
作中一の働き者ですからね。
各地の門の殆どがアイン、つまりは帝国が絡んでいます。
門の性質については、用語などで語ってるので省きます。
・ルーカスとの朝食、目を輝かせるイリア
食いしん坊の片鱗その②。
可愛いですよね、ハラペコリン。
・リシアが撫でた、イリアの腹部の〝痕〟
聖痕です。リシアは怪我を負って倒れているイリアを見つけた時に、傷痕=聖痕も目撃しています。
最初は気付かなかったリシアだけど、イリアの持つ力とオタク知識を照らし合わせて、彼女が旋律の戦姫と呼ばれる使徒である事に気付きました。
・この名に懸けて
へたれなのにこういう時に限って行動派。
こんだけ好きなのに、トラウマ払拭出来ずに六年間も想いを秘めてたとは。
何というか、凄いの一言ですね。
リライト版では剣も捧げました。
・不穏②のアイン
先にちょっと書いてしまったけど、アインは女神の使徒としてノエルに従いつつ、アインのお母様=皇后の指示を受け、魔神の信徒・アディシェス帝国の皇女ノーチェとしても動いています。
・悍ましい様相を呈した「独創的な料理」
料理音痴なイリアが生み出したオムライスの成れの果て。
コゲマコ君。
食べる事が好きな割に、料理は出来ない。
記憶が戻った完全体イリアを見てもらうとわかると思うのですが、細かい事を考えるよりも体が先に動くタイプなのですよ。
それが料理にも表れてます。
考えるべきところはちゃんと考えているけど、料理とかそういうのは「なんとかなるでしょ!」のノリです。
・イリアに語りかける声
これは記憶を無くす前の自分自身、あるいは太陽の神秘ですね。
・イリアの魔術の名称にある〝ディ〟
魔術の改名時に定めたルールです。
作中の魔術はフランス語をベースに、その他の言語も取り入れた造語になっているのですが、ディ=フランス語でdieu(ディユあるいはデュー)、神を意味する言葉から取ってます。
・闇に紛れるアインの能力
クリフォトとの門を繋ぐ空間魔術の応用ですね。
凡庸性高い。
0
あなたにおすすめの小説
捨てられた前世【大賢者】の少年、魔物を食べて世界最強に、そして日本へ
月城 友麻
ファンタジー
辺境伯の三男坊として転生した大賢者は、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、魔物を食べて生き残る。
こうして大賢者は魔物の力を次々と獲得しながら強くなり、最後には暗黒の森の王者、暗黒龍に挑み、手下に従えることに成功した。しかし、この暗黒龍、人化すると人懐っこい銀髪の少女になる。そして、ポーチから出したのはなんとiPhone。明かされる世界の真実に大賢者もビックリ。
そして、ある日、生まれ故郷がスタンピードに襲われる。大賢者は自分を捨てた父に引導を渡し、街の英雄として凱旋を果たすが、それは物語の始まりに過ぎなかった。
太陽系最果ての地で壮絶な戦闘を超え、愛する人を救うために目指したのはなんと日本。
テンプレを超えた壮大なファンタジーが今、始まる。
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
誰からも食べられずに捨てられたおからクッキーは異世界転生して肥満令嬢を幸福へ導く!
ariya
ファンタジー
誰にも食べられずゴミ箱に捨てられた「おからクッキー」は、異世界で150kgの絶望令嬢・ロザリンドと出会う。
転生チートを武器に、88kgの減量を導く!
婚約破棄され「豚令嬢」と罵られたロザリンドは、
クッキーの叱咤と分裂で空腹を乗り越え、
薔薇のように美しく咲き変わる。
舞踏会での王太子へのスカッとする一撃、
父との涙の再会、
そして最後の別れ――
「僕を食べてくれて、ありがとう」
捨てられた一枚が紡いだ、奇跡のダイエット革命!
※カクヨム・小説家になろうでも同時掲載中
※表紙イラストはAIに作成していただきました。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる